平山夢明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み応えのあるホラーオムニバス
好きだった話抜粋
「氷室」
途中でオチは読めたけど更なるオチがついてるとは…読んでくとひんやり感が伝わってくる
「旧居の記憶」
昔住んでたとこ変なこと多くて〜心霊現象多かったンスよ〜で済んでいいのか分からない作者の体験記
かつてのノスタルジックな情景を思い描きながら読んでくとオチに突き落とされる
「やなぎっ記」
怖くて((((('Д')))))泣いちゃう(ToT)/~~~
「笛を吹く家」
3歳の息子と散歩した時に思いついた創作って始まるのが怖い
「終の住処」
この作者結構な確率で読者巻き込む
「ろろるいの家」
文章の密度が凄い。他 -
Posted by ブクログ
ネットに転がっている人怖話を、バイオレンス&意味不明な狂気マシマシにして、これでもかと集めたような、トラウマ必至な一冊。
怖いもの見たさで一気読みしてしまったけど、一人暮らしの女性には絶対におすすめしない!
とにかく最悪なエピソードが続くものの、感情を挟まない淡々とした文体が、不気味ながらクールでかっこよく、フェルディナンド・フォン・シーラッハみたいなので、話が下品になりすぎていない気がする。
寝ていたら突然両腕と片足を折られる「セメントいきます」、電車で前に座った男が女子高生の頭を殴り始める「おら男」、ドラッグにハマった女性の末路が悲しい「スター」が印象的だった。 -
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Posted by ブクログ
ショートショートと言っても差し支えない長さで、スキマ時間にもサクッと読める短編集。
…しかし、1粒1粒の「毒」が強いので、一気読みは非推奨である。まさに、悪夢の詰め合わせ。
漫画家の冨樫義博さんが解説を書かれているのだが、以下の一節には強く頷かされた。
“無意味で何の合理的な説明もつかない不条理な恐怖というのは、描けそうで描けないもの”
本当にその通りだと思う。
「ストーリー」には「辻褄が合うこと」が求められることが基本だと思うし、私自身、そういった作品を好んで読むことが多い。
残酷残虐で恐ろしい物語であっても、伏線が回収されていくと心地良さを感じる。
「犯行」には理由があるべきだし、理由 -
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Posted by ブクログ
暗黒騎士 平山夢明 堪らん。
お洒落なカフェにてコーヒーを片手に文庫本を構え、煙草を燻らす私がまさかこんな暗黒書物を楽しみ脳内エレクトリカルパレードしてるとは誰も思っておらなんだろぅ。
ある時代、ある場所 のお話
解説のお言葉を借りるなら「無国籍」な正に非現実を堪能出来る素敵な書物。しかし、これまた解説のお言葉を借りるが、決して市場で売り買いされているアイテムではなく、確実に終盤サブクエストダンジョンの最奥で手に入る魔の書物。所持するだけで呪われるアレだ。
以降、内容の解説をしても手に取らない限り確実に「??」となるのは明白。なんなら読み込んでも理解するのが難しいので、誰得なのか知ら
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