平山夢明のレビュー一覧
-
「ニコチンと少年」
人より多く持っているものはオチンチンだけというような哀れなおじいさん。
「オメガの聖餐」
人を食べるオメガ、オメガの世話をする主人公。オメガは養蜂家の脳を食べたいと言う。蜂の毒で死んでしまったオメガの代わりに主人公が食人となる。オメガのように世話人を洗脳しないよう、ハツは主人公に...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらずどの作品も面白いのですが、本書の特徴は過去作と比べて読んで切なくなる作品が多い点でしょうか。その最たるものは「チョ松と散歩」でしょう。びっくりするくらいハートフルな少年の幽霊譚で、ラストも綺麗にまとまっておりどこか清々しいです。まあ、これだったら別に平山さんが書かなくてもいいんじゃないって...続きを読むPosted by ブクログ
-
「恐怖」と「不安」の区別、怖い小説の分類とか興味深かった。次怖い本を読むとき、ホラーなのかサスペンスなのかスリラーなのかを見極めながら読みたいと思います。最後の平山さんと春日先生の対談も面白かったですPosted by ブクログ
-
以前ハードカバーで読んだので再読。
相変わらずの無茶苦茶な世界観でも、スッと頭に入ってきてしまうのだからすごいと思います。「卵男」の雰囲気が大好きです。Posted by ブクログ -
続巻も読んでの感想。
原作を気に入って漫画版も読もう、となったのは初めてなので、世に出ている漫画版というものはこういうアレンジが入るのが当たり前なのか、知らないですけど…原作が好きな身としてはウーンとなるところも。「もっと色々な殺し屋を見てみたい」「もっとこの登場人物の活躍を見たい」という願望には...続きを読む -
序盤の拷問シーンがショッキングでびっくり。ここまで生々しく描かれている漫画はあまり見たことがなかったので衝撃でした。でも絵もきれいで、ストーリーも魅力的なので、どんどんページをめくってしまいます。
-
22歳のいま、読んだからこそ素直に読みきれたと思う。これが小中学生の頃だと、途中で吐き気を催して挫折していたはずだ。あるいは読みきっていたとして、私の何かが歪んだかも知れない(今読みきっている小中学生さんがいたらごめん。私にとっては、デス)。
よくこんな表現が思い付くよなぁと感心した。拷問のバリエ...続きを読むPosted by ブクログ -
学術的な話は少なく、かみ砕いた平易な文章で、『恐怖』に対する私見が述べられている。個人的体験に基づいた理論の組み立ては、著者個人のものでは、と思う反面、それ故に本質を捉えているようにも感じられた。
加えて、(というよりこちらが主筋?)ホラー小説やホラー映画に関する考察もすこぶる面白い。Posted by ブクログ -
ズズーっと読み終えられた。
鬼畜系とはいうものの、グロとかスプラッタで茶を濁す的な事はなく。
小林泰三の玩具修理者の次に好きな短編集。
オメガの話がお気に入り。Posted by ブクログ -
個性的な殺し屋達が繰り広げるスピーディなストーリーは読んでいて気持ちが良い。
とにかくテンポとノリのいい作品。
ただその分、細かいツッコミ所があちこちに見られる。
そういった細かい不整合が気になる方にはあまりオススメできない。
反対に、余計なことを考えずにテンポやキャラクター、ノリを楽し...続きを読む -
藤原竜也さん主演で映画化し、えらいCMで推されていたので、ググったら原作は小説で漫画版も出ているとあり、試しにヤンジャン!アプリで3巻まで無料という宣伝文句を見つけて試し読みし、まあ既刊購入までしちゃいました。
漫画版と原作の小説版と映画版で展開が違い、映画はまだ観ていないのですが(動画サービス...続きを読むPosted by ブクログ -
絶妙に厭な気分にさせてくれる14の短編集。平山夢明は苦手意識あったんだけど、久々読んだら止まらずハマった。倅解体、クレイジーハニーあたりが好み。定年忌は筒井康隆の定年食オマージュで好き。そして仔猫と天然ガスはなかなかの破壊力。Posted by ブクログ
-
怖い怖いと言いながらお金出してお化け屋敷に行く心理とかそういうのはわかった気がする。ホラー映画じゃないけど実は怖い映画、、とかの紹介は興味深く、観てみようと思う。作者の人格がおかしいのではと思うところはドン引きして作者のことを好きになれそうにないが内容じたいはおもしろかったPosted by ブクログ