平山夢明のレビュー一覧

  • ダイナー

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    『コインロッカー・ベイビーズ』を読んだ時の感じに似てるなと思ったら作者が意図していたようで納得。
    完全にフィクションだとわかる内容なのに、なぜか妙にリアルなのが凄かった。
    ラスト5行が好きすぎる。
    文庫版あとがきの書き出しが「育ちが悪いので、」なのも好き。

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    2024年10月06日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    家についての怖い話短編集。わりと家より人間メインみたいな話も多かったけど面白かったです。
    個人的には「笛を吹く家」、「トガハラミ」、「ろろるいの家」が個人的に性癖に刺さります。
    ろろるいの家とトガハラミは結構ファンタジー味が強いかも

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    2024年09月26日
  • 恐怖の構造

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    ホラーと恐怖について1番勉強になった本。
    目から鱗の内容が満載。

    ⭐️昨今は自分の評価が下がること、すごい人だと思われなくなることに恐怖を覚える人が増えています。〜名前も顔も知らない他人に肯定され続けないと、自我が保てなくなっているように見えるんです。〜今の子供たちは内圧に怯えているのではないでしょうか。

    ⭐️笑いと恐怖
    物語がホラーになるかお笑いになるかは、単純に火力の問題なんです。→やりすぎが笑になる。

    ⭐️国別の恐怖
    文化的恐怖と生態的恐怖
    落とし穴と振り子やホステルやソウが生態的恐怖?ただ、なぜ?の要素は必要。
    文化的側面が強くなる。宗教感の強さ。
    キリスト教では悪魔の存在を恐れている。
    アメリカでは幽霊より悪魔。日本は幽霊。
    ヨーロッパも怪談が多い。

    ⭐️集団こそが不安を生む
    アカ狩り

    ⭐️不安の時代がやってくる
    70年代、1973年にはノストラダムス、日本沈没や悪魔のいけにえ、ジョーズが公開された。
    平成初期はオカルトブーム
    いまは将来、日本が亡くなる、日本蒸発,的な怖さがある。

    ⭐️スプラッター映画は嫌いだけど、スプラッター描写のある映画は好き。
    何だかわかる気がする。

    ⭐️大衆は狂人が好き。
    レクター博士のような。
    ほか、黒澤明監督の撮影の邪魔だからと、家や電柱を取り除かれたとか。ジョブズとか。
    あとは、エクソシストの監督もやばい。
    ブロックバスター映画、エクソシストはジャンル潰し
    ※逆にジャンルが開く映画ゾンビや悪魔のいけにえなど。ユーモアがある。
    フリードキンの狂気。内緒でピアノ線で引っ張ったり。撮影現場にショットガンを持ち込んだり。

    ⭐️ヒッチコックのフレンジー

    ⭐️次世代の恐怖ツール、VRが台頭する。 

    ⭐️各ジャンルにはそれぞれのゴールがある、ホラーは主人公が生き残るか死ぬか?というもの。

    ⭐️各論と総論
    一つの事柄は好転するけど、全体的には不安が残った状態になる。それが怖いのがホラー。

    ⭐️主人公のアーチ
    どう成長させるか?どう変化されるか?
    キャラクターの強さ。

    ⭐️実話怪談のコツ
    噂話のジャンクフード、脚色も大事。

    ⭐️書き手自身がどんなアンテナを張って、何に気づくか
    何気ない日常の中でも圧倒的な量の情報を吸収する。

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    2024年09月16日
  • DINER ダイナー 8

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    気持ちのアップダウンがあって面白かった
    以下、簡易ネタバレ。


    お話は大きく分けて3つ。

    1.7巻からの続き
    最初から陰湿な爺さんだったけど、上からの仕事だと分かると、うーんと唸ってしまいました。自身の命よりも大切なものがあるのは他の仕事人と一緒。嫌いになりきれないやつ
    2.8枚目のお話
    すべてのはじまり。だいぶ仲良かった
    3.排水の過去
    なぜそうなったのか、めちゃ気になるところです

    #ダーク #深い #スカッとする

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    2024年09月06日
  • 超怖い物件

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    結構好きだった。有名な事故物件サイトの方も実話系の方も小説家の方もふんだんに入ってて、お話の並びもリレー小説かのように必然性のある並びをしていて良い。平山夢明さんのトリの小説が本当に怖かった。花房観音さんのも情念って感じで良い。文章が好きだった。

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    2024年08月31日
  • 或るろくでなしの死

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    ネタバレ

    やっぱ、平山先生は胸糞悪い話を書いたら突き抜けてるなあというのが正直な感想。
    中学時代から結婚するまでは、胸糞の悪さに感心しながら読んでいたものの、結婚し妊娠を経て臨月まで突入してから平山ワールドに触れると、不思議なことにこれまで褒め言葉として「胸糞悪い」と感じていたものが、生理的に受け付けないタイプの「胸糞の悪さ」に変わっていた(特に子供が絡んでくる系の話)。

    (追記)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    特に、読んで半年以上経つのにいまだに引きずっている話が「或るごくつぶしの死」。
    自分の欲しか考えない主人公のクズと頭の弱い女の間に、望まれない妊娠を経て生まれた子の悲劇。読んだ時がちょうど臨月で、めちゃくちゃ病んだ。出産して子育てしてる時も、ちょくちょく思い出して病む。このクズも真性のクズなら「地獄に堕ちろ!死ね!」と最後まで相容れない人物として処理できるけど、中途半端に子供に情があり、最終的に一生物の罪悪感と十字架を背負うことになる。その負の感覚だけは読者も理解できるので、ストーリーで病んで、無駄に主人公の負の感情も背負って…と、とにかくしんどい。
    なにより、現実でも普通にこういうこと起こってそうなのが、もう悲しい。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    これは当然といえば当然なのかもしれないが、人間のホルモンの働きの凄さをある種の生命の神秘として目の当たりにしたし、何よりライフステージの変化によってここまで評価が変わってしまう作品を描く平山先生は、本当に化け物じみている(褒め言葉)なあと感じた。
    この作品、独身時代に読んでいたらどう評価したのか、人生の終わりを迎えつつある際に読んだらまた評価が変わっているのか、そういうことが気になる作品だった。
    でももう、2度と、読みたくない。

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    2024年11月05日
  • 他人事

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    やはり、グロい!
    しかし!やはり、淡々としてる!

    こんなグロいこと、エグいことしてんのに!なってんのに!
    何か、ごく日常のことのような文体で進んでいくと、
     手千切れたり、
     首飛んだりって、
    良くあることやん!って思えてくる!
    (ない!ない!)
     体溶けたり、
     頭踏み潰したりもあったかな?
    まっ!色々あるわ!人生は!

    何か、書いてること変な気もするけど、作品もそんな感じってことで!(^◇^;)
    まだまだ、エグい事のオンパレードやから、書くのやめとこ!

    狂ってまうな!
    世界観というか、何というか、分からんけど…
    ゲロゲロ(꒪ཀ꒪)


    「クレイジーハニー」結構好き!!
    こんなに怖いこと起こってんのに!
    こんなにめちゃくちゃなってんのに!

    ♪このごろはやりぃのおんなのこおぅ、おしりぃのちぃさなおんはなのこほぉぅ♪

    で中和されとる…何やねん!これは^^;
    オチが「かわるわよ〜♪」


    ***************
    「フォールガイ」
    観て来た!

    テレビドラマの映画化やねんな。
    スタントマンの話。
     痛い!
     怖い!
     辛い!
    って感じ。
    主役の代わりに危険なとこを代わりにするんやけど、キツいな。
    こんなの一歩間違えたら、ジ・エンドやん。
    しかし、スタントマンなしで、やってるトムクルーズさん尊敬するわ!
    この映画には、出てないけど(^◇^;)
    この映画は、スタントマン何人も使ってるけど。

    多少のひねりは、あるけど、毎度のスキッとする映画なんで、何も考えんと楽しむことやな。

    エンドロールは、ジャッキチェンばりのNG集で終わる。NG集、結構好き♡

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    2024年08月18日
  • ダイナー

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    これはジャンル的にホラーなのか
    グルメのような気もする
    でてくるごはんはどれもおいしそう
    アクションは次の料理のためのクッション
    少し過激だけど
    最後の料理はたべてみたいなぁ

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    2024年08月14日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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     絶望の果てに生きる少女が連続殺人鬼に救いを求める『無垢の祈り』、一冊の道路地図帖の独白から炙り出される鬼畜の所業を綴った『独白するユニバーサル横メルカトル』などグロテスクに溢れていたりSF仕立てだったりという著者独特のホラーが詰め込まれていた。

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    2024年08月11日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    特殊な趣味のお兄さん達が推して来るので挑戦!w

    鬼畜系、それもウルトラ鬼畜系なんで、
     グロい
     エグい
     容赦ない
    やん。
    ちなみに、ウルトラは、私のネーミングとは無関係!

    全体的に流れる異様さ。
    設定もなぁ…
    どう考えたら、こんな発想出てくんの?
    って感じやな。
    地図が喋るとか…訳分からん…
    カーナビに怒ってるし…

    「地獄の黙示録」のオマージュみたいなんもあったけど、コッポラさん読んだら、絶賛するかも?(ない!ない!)

    めっちゃエグい、グロい事してんのに、淡々と丁寧な文体に、
     「えっ?今、超鬼畜系の本読んでるんやな?」
    ってのを忘れさせる〜!w
    (訳ないか…^^;)

    理解出来る人だけ、理解出来たらええんとちゃう?みたいな作品でした。
    私のような普通の趣味の人には、難しいかも?(^◇^;)
    その割に熱く語ってそうな気が…
    ゲロゲロ…



    「本書は読書時、脳内麻薬様物質エンゲファリン、β-エンドルフィンが大量放出される可能性があり、その結果、予想外の多幸感、万能感に支配されることがあります」(解説より)

    天地創造の神さんになった気分になります〜!w




    *********
    夏休み初日♪
    「ツイスターズ」
    観て来た〜!

    予告で、これ、前に見た竜巻ののリブートもんかな?って思ったけど、ググると続編って書いてあったので、観る事に!

    どこが、続編なんかよく分からんかった…
    しかし、アメリカの竜巻は、桁違いやな!
    人もクルマも何でも吸い込んで行く〜!
    ああいう、竜巻発生するとこには、特攻隊やないけど、野次馬って多いんかな?
    竜巻の研究なり、退治なりする人はええけど、嬉しがって来て被害に会うという要らん事しぃは、やめて欲しい…
    ホントに、退治出来るようになったんかな?
    なったんやったら、ええけど。
    映画の中だけ? ググろ!

    今は、日本は、竜巻より、地震か…
    巨大地震注意で、ミネラルウォーター何処にも売ってないʅ(◞‿◟)ʃ

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    2024年08月10日
  • 恐怖の構造

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    映画も小説も現実も好きなので興味深く面白い。というかこの作家さんが面白い。
    でも実のところホラー映画は演出やストーリーで気になるの沢山あるが恐くて観れない派。

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    2024年08月07日
  • 超怖い物件

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    家系ホラーが好きなので読んでみた。
    あんま怖くないなーって読み進めてたけど、最後2篇が怖くてびっくり。

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    2024年07月19日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    口が空回ってしまう程に発音しずらいタイトルと、あまり凝視したくない表紙ビジュアルの「独白するユニバーサル横メルカトル」。

    奇をてらう短編集ばかりなので某世にも奇妙な〜を彷彿とする後味を脳いっぱいにもたらしてくれる。

    ホラー文庫を読み慣れている方には特に準備運動は必要のない作品集ですし、興味本位にグロテイストを食してみたい方にもオススメ。

    裏社会を覗くかのような背徳感があるストーリーかと思ったら、ダークヒーローや有名なサイコパス殺人鬼を彷彿とするヒューマン作品、一歩先に待つようなディストピアが広がるSF描写とジャンルが幅広すぎて読み手を飽きさせない。

    読んでいる時はなんだか他人事のように思えない不思議な共感というか、絶妙な口調で語られる心理描写が新しかった。作者は文字で遊んでいるんだと感じ解説を読むと気が付かなかった言葉遊びに、そうきたか!と自分の頭をデコピンして全身でその喜びと気がつけなかった悔しさを体感した。

    個人的には映像化されている「無垢の祈り」はラストのラストまで私こそが祈る状況に陥るほどの没入感があった。

    「Ωの聖餐」も文面から匂いが伝わるほどの惨たらしい場面が目に浮かぶにも関わらず、Ωの語る言葉節が妙に緊張感を解いてしまい我々諸共餌食にされたかの様でした。

    小説特有だろうがやはり文面でしかお目にかけない難しい表現に少々お頭が沸騰しかかったこともあったが彼の紡ぐ無邪気な文章にもう一度魅了され、踊らされ、どん底に突き落とされたいものだ。

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    2024年06月22日
  • 恐怖の構造

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    恐怖を言語化するのは難しい。なぜなら根源的な感情であり感じ方も人それぞれだからだ。本書では恐怖の構造を実体験、映画、小説を踏まえ解説していく。筆者がホラー作家という事もあり小説での恐怖に関する章は特に面白かった。恐怖と笑いの関係性も興味深い。ホラー好きにおすすめ。

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    2024年06月05日
  • 超怖い物件

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    普段から心霊系の動画をよく鑑賞しているので、興味があり読んでみた。
    うん、物件にまつわる怖い話がギュッと詰まっていました。
    「終の住処」「ろろるいの家」等、海外でのホラー作品にはない日本ならではの、背筋の凍る感じの怖さがありました。
    また、「笛を吹く家」や「トガハラミ」は、”ホラー“を意外なところで感じさせてくれて、オリジナリティがあって新鮮でした。
    面白い話しかなかったように感じます。

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    2024年05月25日
  • ダイナー

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    ネタバレ

    衝撃がたくさんある作品。
    読んだ人と語り合いたい。
    ひとりの人間を死にいたらしめるほどのスフレ、食べたい。

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    2024年05月19日
  • 他人事

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    胸糞悪いのに、謎のカタルシスが得られる短編集。こういう理不尽を待ってた!と何故か言いたくなってしまう。

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    2024年04月21日
  • てのひら怪談 見てはいけない

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    ネタバレ

    様々な形で出版されている長寿シリーズてのひら怪談。児童書レーベルから出たこちらも容赦なくこわくて面白い。個人的には前の巻よりこちらの巻の方が好きな話が多かった。800文字でゾワッと怖い気持ちになれるお手軽な怪談本である。

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    2024年03月27日
  • ダイナー

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     平山夢明さん初読です。平山さんといえば、代表作として本作が直ぐに挙げられ、(グロいのも承知の上ですが)以前から気になっていました。
     
     物語は、出来心から闇バイトに手を出し、身一つで殺し屋専用の会員制ダイナー(定食屋)に売られ、強制的にウエイトレスをするはめになった、オオバカナコ(ん?大莫迦な子?)が主軸で展開されます。

     ホラーとはいえ、殺し屋たちの暴力・殺人の描写が生々しく、グロさを前面に出しドン引きするほど強烈な世界です。まるで"鬼滅の上弦の鬼"みたいです。なんでも、殺害描写が誇張・露骨に表現されるジャンルがスプラッタホラーだって?(へぇー)
     読み進めると感覚がマヒし、心臓はヒマに?なりそうです。これに慣れて癖になったらヤバいんじゃないか、と自分が心配になります。

     ただこのダイナーは、一触即発で危険な店だけでなく、店主の元殺し屋ボンベロが絶品料理を提供するのでした。特に「究極の六倍」というハンバーガーは、味覚や温度も伝わるような描写で、思わずゴクリと喉が鳴る思いです。
     この甘美なまでの料理と残虐な描写の対比が際立ちます。この辺の、生と死の共存が両立している本書の世界が、単なるグロテスク小説ではない裏付けになっている気がしました。

     殺し屋の巣窟で、命懸けの仕事をするオオバカナコは、"大莫迦な子"ではありませんでした。過酷な状況下でも店主や殺し屋たちと交流を図り、成長していく物語でもありました。
     勇気のある方はご一読を‥‥

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    2024年02月02日
  • 超怖い物件

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    来月公開の映画『変な家』の予告編を劇場で観るたび、怖い、観たい、怖いという思いの繰り返し。原作には手を出せなかったけど、これなら読めそうな気がして。

    書き手はとても魅力的な11人。曰く付きの家だったり部屋だったりが登場します。内藤了の“よろず建物”シリーズ中にあった座敷牢の話が凄く怖くて、以来、座敷牢をイメージさせる物語にビビりまくり。ここにもひとつありました。

    全話読んで思うのは、「出られない家」は恐ろしいということ。当たり前か(笑)。怖くて飲酒しつつテレビで『アメトーク』をつけたまま読んだ最終話は読み直さなければ。(^^;

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    2024年02月02日