平山夢明のレビュー一覧

  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    グロテスク&汚物&残酷描写のオンパレードな短編集(この作者だから平常運転ちゃあ平常運転)胸糞系やバッドエンドな話も多いのだけれど、どことなく耽美というか、爽やかな読後感なんですよね、これも作者の文書力のなせる技ってことかな?

    いじめ&虐待を受ける少女が連続殺人鬼に救いを求める「無垢の祈り」
    グロいけど空耳アワー的なネタのせいで半分ギャグに突っ込んでる「すまじき熱帯」
    苛烈な拷問描写が続いてめちゃエグいのに同時に美しさも感じてしまう「怪物のような顔の女と時計のような頭の男」が特に面白かった。

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    2023年07月18日
  • 「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ

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    違和感になっとく。
    一見正しいことをいっている(字面にすると正しい)がやっぱり人としてこいつなあーみたいな人が最近多い気がする。とても愉快な対談でした。

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    2023年06月25日
  • ミサイルマン

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    ネタバレ

    グログロだけど、どこか幻想怪奇小説のような味わいがある7話の短編集。屈折した愛だったり、タダでは死なない執念だったり、どの話にも強い怨念が溢れている。

    ■テロルの創世:クローンの悲哀と純愛を描いたSF
    ■Necksucker Blues:旨い血を求める女とデブ男と純愛
    ■けだもの:400年越しの父の意思と約束。
    ■枷:猟奇的コレクションの怪。
    ■それでもおまえは俺のハニー:純愛ロックンロール。ただし相手はババア。
    ■或る彼岸の接近:墓場の隣への引越、カルト宗教にハマる妻、不気味な人形、雰囲気タップリのホラー。
    ■ミサイルマン:ハイロウズの名曲がBGMになっている。デブ女に呪われた男はミサイル

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    2023年06月12日
  • ダイナー

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    殺し屋ばかりが客の定食屋キャンティーンのお話。グロ控えめ(作者比)、フツーにエンターテイメント、恋模様もあり?で、なんかちゃんとしていて意外。
    定食屋オーナーのボンベロの挨拶が好き。「俺はここの王だ。ここは俺の宇宙であり、砂糖のひと粒までが俺の命令に従う」
    定食屋ウエイトレスにさせられたカナコの挨拶も好き。前半では「いらっしゃいませ。キャンティーンへ、ようこそ」で殺し屋相手にビビり気味の様子が伺えるけど、後半の「いらっしゃいませ。ようこそキャンティーンへ」のあたりでは肝が座った姿が目に浮かぶ。
    番犬の菊千弥もいい。こわいけど。
    ボンベロの作るハンバーガーが超美味しそう。

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    2023年06月11日
  • 恐怖の構造

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    ネタバレ

    ホラーや怪談が好きすぎる作家・平山夢明が、フランケンシュタイン、エクソシスト、ゴッドファーザーなどを例に挙げながら恐怖を考察。“恐怖よりも、不安のほうがむしろ恐ろしい”や“自分以外の人間、集団を意識した瞬間から不安は生まれる”という考えになんとなく同意。正直、私は同じ種でありながら理解しがたい「人間」のほうが恐ろしい。エクソシストの映画より監督の所業に怖さを覚えた。恐怖は奥が深い。

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    2023年06月02日
  • 恐怖の構造

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    ネタバレ

    2つの理由から読む事になった『恐怖の構造』(平山夢明)。
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    ❶『世界一ゆかいな脳科学講義』(アンジェリーク・ファン・オムベルヘン)。

    恐怖症の話になった時に、「これってどんなものがあるのか」と気になりました。

    ❷『ホラーの哲学』(ノエル・キャロル)。「ホラーに関して外国人と日本人の視点に共通点又は相違点があるとすればどんな事なのか?」が気になった。

    「欧米文化由来の映画&小説に馴染みがなく理解しにくいと感じてしまった」という事が大きかったですね。

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    ❶について本書においては、クラウンフォビア(ピエロ恐怖症

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    2023年04月30日
  • てのひら怪談 見てはいけない

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    年を取ると子供が死ぬ話は辛い

    表紙や挿画は可愛らしい絵で、だからこそ作品内で子供が犠牲になっていく結末が胸につまされる。
    と言っても、怪談を読んで辛い気持ちになるのは正当なので文句じゃなく評価している。
    怪談やホラー小説で有名である作家陣も、いつもとは違った筆致で児童向け怪談に挑み概ね成功しているように感じた。

    『横断歩道にはワニが棲んでいる』が、怪談以上に幻想小説のようで特に気に入った。

    #ドロドロ #切ない #怖い

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    2023年05月03日
  • 「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ

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    中間線があるとしたら、そこを跨ぐように激しく波打って動く放物線なんだけど、そこから大きく飛んでいかない。過激なようで、どこかまとも。この人たちがぶっ飛んでるのはフリなのか、いやフリではないけど、狂ってはいない。楽しく読めました!

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    2023年04月13日
  • 「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ

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    精神科医である春日武彦さんと、独特の小説を書く平山夢明さんの対談。狂気について考えている。人間という生物は、非合理的な行動をとるもので、その行動をとる時の心理は、どんな状態なのかを知ることができる本。
    精神科医の経験談を聞けるのは、とても興味深い。

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    2023年04月02日
  • DINER ダイナー 3

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    ボンベロに、名前で呼ばれているかなこに嫉妬する炎眉の乙女心がかわいい。
    髪飾のヒントでボンベロを助けようとする、そんな所も良い。
    花言葉をちゃんと知っているボンベロ流石。知識が豊富。全て分かっていて炎眉を助けるボンベロにキュンときた。

    #ドキドキハラハラ #怖い #ダーク

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    2023年03月29日
  • DINER ダイナー 2

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    スキンのスフレまでは、そんなに嫌いではなかったかなこ。でもこれで嫌いになった。何故ボンベロがわざわざ異物入りスフレをスキンに食べさせるか。何か理由があるって分かるでしょうに。

    #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2023年03月28日
  • DINER ダイナー 1

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    あっしには関わりのねぇこって と知らん振り出来ないオオバカな子。でもそれがかなこの良い所でもある。
    ダイナーのルールを破る奴は、絶対に許さないボンベロが、殺し屋よりもずっと怖い。でも、なんとかしてくれそうな頼もしさも感じる。

    #ドキドキハラハラ #怖い

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    2023年03月28日
  • 他人事

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    人の黒い部分が見えた気がする短編集。
    タイトルにもなっている他人事、面白かった。
    グロい所もあるが、それがまたいい。

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    2023年03月23日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    小林泰三『人獣細工』、怪奇趣味的でもありSF的でもあり。
    すごいなこれ。惜しい人を亡くしたって改めて思った……

    他の作品もどれも良かったけど恒川光太郎『ニョラ穴』が特に好き。
    程よく謎が謎のまま残ってて余韻のゾワゾワ感ヤバい。やっぱホラーはこういう読後感が残ってこそですよね!

    ジワジワ怖い、ゾッとする不気味な印象の話が多め。
    同シリーズの『再生』とは毛色の違ったアンソロジーに仕上げてきたなーって感じ。

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    2023年03月20日
  • 恐怖の構造

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    恐怖を求める心理の説明書。+制作側へのアドバイス本。

    色んな作品が代表作として出てくるが、「エクソシスト」「羊たちの沈黙」狂人による恐怖の格上げ!やっぱスゴイ。
    筆者の「川崎大師事件」…周りに迷惑…本人無事だし。笑って話せる筆者に恐怖。

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    2023年02月12日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    匿名

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    ホラー要素あり

    まとまった時間がとれなくてもサクッと手軽に読めるうえに、良い意味で控えめに抑えられたホラーの描写なので、低年齢層でも安心して読み進めることができる作品だと感じました。人間って禁止された行為はなぜかやりたくなるという、危険な欲求の持ち主であることをなんとなく察せられる内容でした。

    #シュール #怖い

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    2023年02月01日
  • 他人事

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    読みにくいものもあったが、短編だからこそ読解力が必要であると思った。

    人の暗い部分を上手く表現されていた。

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    2023年01月06日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    読み応えのあるホラーオムニバス
    好きだった話抜粋

    「氷室」
    途中でオチは読めたけど更なるオチがついてるとは…読んでくとひんやり感が伝わってくる

    「旧居の記憶」
    昔住んでたとこ変なこと多くて〜心霊現象多かったンスよ〜で済んでいいのか分からない作者の体験記
    かつてのノスタルジックな情景を思い描きながら読んでくとオチに突き落とされる

    「やなぎっ記」
    怖くて((((('Д')))))泣いちゃう(ToT)/~~~

    「笛を吹く家」
    3歳の息子と散歩した時に思いついた創作って始まるのが怖い

    「終の住処」
    この作者結構な確率で読者巻き込む

    「ろろるいの家」
    文章の密度が凄い。他

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    2023年01月01日
  • いま、殺りにゆきます RE-DUX

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    ネットに転がっている人怖話を、バイオレンス&意味不明な狂気マシマシにして、これでもかと集めたような、トラウマ必至な一冊。
    怖いもの見たさで一気読みしてしまったけど、一人暮らしの女性には絶対におすすめしない!

    とにかく最悪なエピソードが続くものの、感情を挟まない淡々とした文体が、不気味ながらクールでかっこよく、フェルディナンド・フォン・シーラッハみたいなので、話が下品になりすぎていない気がする。

    寝ていたら突然両腕と片足を折られる「セメントいきます」、電車で前に座った男が女子高生の頭を殴り始める「おら男」、ドラッグにハマった女性の末路が悲しい「スター」が印象的だった。

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    2022年12月10日
  • 他人事

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    さすが平山夢明としか言えない。
    なんとも気味が悪く、後味も悪い不気味な作品。
    この作風は平山夢明さんにしか書けないと思う。
    気味が悪いけど、もう一度読みたいと思う作品。

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    2022年12月08日