平山夢明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレグログロだけど、どこか幻想怪奇小説のような味わいがある7話の短編集。屈折した愛だったり、タダでは死なない執念だったり、どの話にも強い怨念が溢れている。
■テロルの創世:クローンの悲哀と純愛を描いたSF
■Necksucker Blues:旨い血を求める女とデブ男と純愛
■けだもの:400年越しの父の意思と約束。
■枷:猟奇的コレクションの怪。
■それでもおまえは俺のハニー:純愛ロックンロール。ただし相手はババア。
■或る彼岸の接近:墓場の隣への引越、カルト宗教にハマる妻、不気味な人形、雰囲気タップリのホラー。
■ミサイルマン:ハイロウズの名曲がBGMになっている。デブ女に呪われた男はミサイル -
Posted by ブクログ
殺し屋ばかりが客の定食屋キャンティーンのお話。グロ控えめ(作者比)、フツーにエンターテイメント、恋模様もあり?で、なんかちゃんとしていて意外。
定食屋オーナーのボンベロの挨拶が好き。「俺はここの王だ。ここは俺の宇宙であり、砂糖のひと粒までが俺の命令に従う」
定食屋ウエイトレスにさせられたカナコの挨拶も好き。前半では「いらっしゃいませ。キャンティーンへ、ようこそ」で殺し屋相手にビビり気味の様子が伺えるけど、後半の「いらっしゃいませ。ようこそキャンティーンへ」のあたりでは肝が座った姿が目に浮かぶ。
番犬の菊千弥もいい。こわいけど。
ボンベロの作るハンバーガーが超美味しそう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2つの理由から読む事になった『恐怖の構造』(平山夢明)。
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❶『世界一ゆかいな脳科学講義』(アンジェリーク・ファン・オムベルヘン)。
恐怖症の話になった時に、「これってどんなものがあるのか」と気になりました。
❷『ホラーの哲学』(ノエル・キャロル)。「ホラーに関して外国人と日本人の視点に共通点又は相違点があるとすればどんな事なのか?」が気になった。
「欧米文化由来の映画&小説に馴染みがなく理解しにくいと感じてしまった」という事が大きかったですね。
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❶について本書においては、クラウンフォビア(ピエロ恐怖症 -
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