平山夢明のレビュー一覧

  • 恐怖の構造

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    ホラーと恐怖について1番勉強になった本。
    目から鱗の内容が満載。

    ⭐️昨今は自分の評価が下がること、すごい人だと思われなくなることに恐怖を覚える人が増えています。〜名前も顔も知らない他人に肯定され続けないと、自我が保てなくなっているように見えるんです。〜今の子供たちは内圧に怯えているのではないでしょうか。

    ⭐️笑いと恐怖
    物語がホラーになるかお笑いになるかは、単純に火力の問題なんです。→やりすぎが笑になる。

    ⭐️国別の恐怖
    文化的恐怖と生態的恐怖
    落とし穴と振り子やホステルやソウが生態的恐怖?ただ、なぜ?の要素は必要。
    文化的側面が強くなる。宗教感の強さ。
    キリスト教では悪魔の存在を恐れ

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    2024年09月16日
  • DINER ダイナー 8

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    気持ちのアップダウンがあって面白かった
    以下、簡易ネタバレ。


    お話は大きく分けて3つ。

    1.7巻からの続き
    最初から陰湿な爺さんだったけど、上からの仕事だと分かると、うーんと唸ってしまいました。自身の命よりも大切なものがあるのは他の仕事人と一緒。嫌いになりきれないやつ
    2.8枚目のお話
    すべてのはじまり。だいぶ仲良かった
    3.排水の過去
    なぜそうなったのか、めちゃ気になるところです

    #ダーク #スカッとする #深い

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    2024年09月06日
  • 超怖い物件

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    結構好きだった。有名な事故物件サイトの方も実話系の方も小説家の方もふんだんに入ってて、お話の並びもリレー小説かのように必然性のある並びをしていて良い。平山夢明さんのトリの小説が本当に怖かった。花房観音さんのも情念って感じで良い。文章が好きだった。

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    2024年08月31日
  • 或るろくでなしの死

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    ネタバレ

    やっぱ、平山先生は胸糞悪い話を書いたら突き抜けてるなあというのが正直な感想。
    中学時代から結婚するまでは、胸糞の悪さに感心しながら読んでいたものの、結婚し妊娠を経て臨月まで突入してから平山ワールドに触れると、不思議なことにこれまで褒め言葉として「胸糞悪い」と感じていたものが、生理的に受け付けないタイプの「胸糞の悪さ」に変わっていた(特に子供が絡んでくる系の話)。

    (追記)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    特に、読んで半年以上経つのにいまだに引きずっている話が「或るごくつぶしの死」。
    自分の欲しか考えない主人公のクズと頭の弱い女の間に、望まれない妊娠を経て生まれた子の悲劇。読

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    2024年11月05日
  • 他人事

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    やはり、グロい!
    しかし!やはり、淡々としてる!

    こんなグロいこと、エグいことしてんのに!なってんのに!
    何か、ごく日常のことのような文体で進んでいくと、
     手千切れたり、
     首飛んだりって、
    良くあることやん!って思えてくる!
    (ない!ない!)
     体溶けたり、
     頭踏み潰したりもあったかな?
    まっ!色々あるわ!人生は!

    何か、書いてること変な気もするけど、作品もそんな感じってことで!(^◇^;)
    まだまだ、エグい事のオンパレードやから、書くのやめとこ!

    狂ってまうな!
    世界観というか、何というか、分からんけど…
    ゲロゲロ(꒪ཀ꒪)


    「クレイジーハニー」結構好き!!
    こんなに怖いこと

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    2024年08月18日
  • ダイナー

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    これはジャンル的にホラーなのか
    グルメのような気もする
    でてくるごはんはどれもおいしそう
    アクションは次の料理のためのクッション
    少し過激だけど
    最後の料理はたべてみたいなぁ

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    2024年08月14日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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     絶望の果てに生きる少女が連続殺人鬼に救いを求める『無垢の祈り』、一冊の道路地図帖の独白から炙り出される鬼畜の所業を綴った『独白するユニバーサル横メルカトル』などグロテスクに溢れていたりSF仕立てだったりという著者独特のホラーが詰め込まれていた。

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    2024年08月11日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    特殊な趣味のお兄さん達が推して来るので挑戦!w

    鬼畜系、それもウルトラ鬼畜系なんで、
     グロい
     エグい
     容赦ない
    やん。
    ちなみに、ウルトラは、私のネーミングとは無関係!

    全体的に流れる異様さ。
    設定もなぁ…
    どう考えたら、こんな発想出てくんの?
    って感じやな。
    地図が喋るとか…訳分からん…
    カーナビに怒ってるし…

    「地獄の黙示録」のオマージュみたいなんもあったけど、コッポラさん読んだら、絶賛するかも?(ない!ない!)

    めっちゃエグい、グロい事してんのに、淡々と丁寧な文体に、
     「えっ?今、超鬼畜系の本読んでるんやな?」
    ってのを忘れさせる〜!w
    (訳ないか…^^;)

    理解出来

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    2024年08月10日
  • 恐怖の構造

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    映画も小説も現実も好きなので興味深く面白い。というかこの作家さんが面白い。
    でも実のところホラー映画は演出やストーリーで気になるの沢山あるが恐くて観れない派。

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    2024年08月07日
  • 超怖い物件

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    家系ホラーが好きなので読んでみた。
    あんま怖くないなーって読み進めてたけど、最後2篇が怖くてびっくり。

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    2024年07月19日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    こんなにホラーでもジャンルってあるんだ、って詳細に分類されていてなるほど、、、と思う解説。
    分類ごとに話が分かれていて、自分の好みがわかるかも。
    やっぱり私は芦花公園と雨穴のお話が好み。

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    2024年07月16日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    口が空回ってしまう程に発音しずらいタイトルと、あまり凝視したくない表紙ビジュアルの「独白するユニバーサル横メルカトル」。

    奇をてらう短編集ばかりなので某世にも奇妙な〜を彷彿とする後味を脳いっぱいにもたらしてくれる。

    ホラー文庫を読み慣れている方には特に準備運動は必要のない作品集ですし、興味本位にグロテイストを食してみたい方にもオススメ。

    裏社会を覗くかのような背徳感があるストーリーかと思ったら、ダークヒーローや有名なサイコパス殺人鬼を彷彿とするヒューマン作品、一歩先に待つようなディストピアが広がるSF描写とジャンルが幅広すぎて読み手を飽きさせない。

    読んでいる時はなんだか他人事のように

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    2024年06月22日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    一口にホラーと言っても、そのジャンルは様々なんだと知った。わたしは血が出るようなグロいものは苦手だけど、それを避ければ選べるホラーはあるのかもしれない。
    サスペンスホラー、SFホラー、モキュメンタリーホラーが特に好きだと思った。
    もし自分が14歳だったら、この本を読み終わったらゾッとしてしまう。

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    2024年06月16日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    怖さで言えばそこまで…と言った感じだが、解説があり面白い。
    また様々な作家さんの様々なジャンルのホラーが程よい短編で読めるのがよい。空いた時間に少しずつ読み進められる。
    何型のホラーが好きなのかはわからないままだった。多分全般特に気にせず読むからだろうか。

    雨穴さんが好きで買ってみたけど、既に読んだことのある話だった…(笑)
    それでもダークでやっぱり好きだなぁと思う。
    梨さんのは意味が分かればもっと怖いんだろうか

    ブンブンととざし念仏が印象的だった(いじめ描写がしんどかったけど)。

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    2024年06月08日
  • 恐怖の構造

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    恐怖を言語化するのは難しい。なぜなら根源的な感情であり感じ方も人それぞれだからだ。本書では恐怖の構造を実体験、映画、小説を踏まえ解説していく。筆者がホラー作家という事もあり小説での恐怖に関する章は特に面白かった。恐怖と笑いの関係性も興味深い。ホラー好きにおすすめ。

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    2024年06月05日
  • 超怖い物件

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    普段から心霊系の動画をよく鑑賞しているので、興味があり読んでみた。
    うん、物件にまつわる怖い話がギュッと詰まっていました。
    「終の住処」「ろろるいの家」等、海外でのホラー作品にはない日本ならではの、背筋の凍る感じの怖さがありました。
    また、「笛を吹く家」や「トガハラミ」は、”ホラー“を意外なところで感じさせてくれて、オリジナリティがあって新鮮でした。
    面白い話しかなかったように感じます。

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    2024年05月25日
  • ダイナー

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    ネタバレ

    衝撃がたくさんある作品。
    読んだ人と語り合いたい。
    ひとりの人間を死にいたらしめるほどのスフレ、食べたい。

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    2024年05月19日
  • 他人事

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    胸糞悪いのに、謎のカタルシスが得られる短編集。こういう理不尽を待ってた!と何故か言いたくなってしまう。

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    2024年04月21日
  • てのひら怪談 見てはいけない

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    ネタバレ

    様々な形で出版されている長寿シリーズてのひら怪談。児童書レーベルから出たこちらも容赦なくこわくて面白い。個人的には前の巻よりこちらの巻の方が好きな話が多かった。800文字でゾワッと怖い気持ちになれるお手軽な怪談本である。

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    2024年03月27日
  • ダイナー

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     平山夢明さん初読です。平山さんといえば、代表作として本作が直ぐに挙げられ、(グロいのも承知の上ですが)以前から気になっていました。
     
     物語は、出来心から闇バイトに手を出し、身一つで殺し屋専用の会員制ダイナー(定食屋)に売られ、強制的にウエイトレスをするはめになった、オオバカナコ(ん?大莫迦な子?)が主軸で展開されます。

     ホラーとはいえ、殺し屋たちの暴力・殺人の描写が生々しく、グロさを前面に出しドン引きするほど強烈な世界です。まるで"鬼滅の上弦の鬼"みたいです。なんでも、殺害描写が誇張・露骨に表現されるジャンルがスプラッタホラーだって?(へぇー)
     読み進めると感覚がマヒし、心臓はヒマ

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    2024年02月02日