平山夢明のレビュー一覧

  • 暗くて静かでロックな娘

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    ネタバレ

    平山文学で描かれる世界は大体三つに分けられると思う。

    1.クズみたいな世界だけどどこか救いのある世界
    2.マジで救いのない世界
    3.穏やかな世界

    圧倒的に多いのが1。本当に汚らしいしえげつない世界でも、最後には救いがある。救いらしいものがなくても、ほんの少しばかり希望を見出せる作品が多い。
    ちなみに、この世界で登場人物たちが繰り広げる 節操もモラルも微塵も感じられない罵詈雑言や、行動の数々は一周回ってハイセンスなギャグのように感じる。

    2の世界はもうホントに胸糞悪い。「おばけの子」は読んでてしんどくなった。

    3はごく稀に見られる。「チョ松と散歩」は平山作品特有の、汚いのも、グロいのも全

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    2020年04月25日
  • DINER ダイナー 3

    ネタバレ 購入済み

    原作よりも

    原作も良いですが、漫画オリジナルの結末が私は好き。とういかスキンが好き!! 生きてて良かった!! この先もスキンの出番があって嬉しい。

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    2019年11月27日
  • ダイナー

    購入済み

    あてもなくなんとなく生きているオオバカナコ(この名前がうまい)がむちゃくちゃなダイナーで働くことになるお仕事小説(?)。
    裏社会のエグさグロさもあるけどそれは置いといて料理がおいしそう。読んだあときっと豪華なハンバーガーを食べたくなる。

    0
    2019年11月27日
  • DINER ダイナー 2

    購入済み

    久しぶりに

    面白いマンガに出会いました

    1
    2019年07月15日
  • DINER ダイナー 1

    購入済み

    とても面白い

    タイトルの通り、とても面白かったです。試し読みで「面白い!」と感じて一気に更新されている分を全巻衝動買いしてしまいましたが、後悔はないです。主人公とヒロインの対比が印象的で、これから登場人物の関係がどうなるかとても楽しみです。登場人物のキャラ性がとても好きです。
    やはり登場人物の職業が職業ですので、グロに耐性が無いと読むのはつらいかもしれませんが、耐性さえあればストーリー自体かなり楽しく読めました。試し読みで「このくらいのレベルなら大丈夫かな~」と感じた方は是非1巻だけでも読んでいただきたいです。止まらなくなります。
    原作となっている小説の方も気になるので、今度購入してみようと思います。

    2
    2019年03月12日
  • いま、殺りにゆきます RE-DUX

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    "この本に紹介されているお話はすべて実話なのだろうか?
    恐怖実話集と書いてある。
    あまりにも恐ろしい話の連続に鳥肌が立ちまくり。
    実話とすれば、被害者からの話しか聞けていないので、自分のことを悪く言う人はいないだろう。ゆえに、なぜ赤の他人から突然の暴力を受けるのか不明のままである。当人は、身に覚えのないことなのだろうが、加害者には何かの理屈があるかもしれない。何もないとすれば、単なる運が悪かったということになる。
    とにかく、世の中には理解しがたい不条理が存在していて、できることなら避けて生きていきたいものである。
    何かを感じたら、その場から去るのみ。たとえ気に入った町であっても引っ越

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    2018年11月23日
  • こめかみ草紙 歪み

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    "トワイライトゾーンというアメリカのテレビシリーズの日本版ともいえる。
    これほど多くの不思議な話を集めてまとめた本も珍しい。
    平山さんならではの作品。
    やっぱり、人間の脳みそは不思議なもので、本人の意思に関係なく見えてしまうものを見せるし、感覚もあり、現実感をもって不思議体験できる器官なのだと。

    あー怖かった。"

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    2018年11月23日
  • 或るろくでなしの死

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    "先の読めない物語。死をテーマにいくつももやるせない、不条理な世の中で起きる死。
    暴力の洪水を浴びつつ、カタルシスを感じさせるものもある。
    誰にでもお勧めはしない。読者を選ぶ小説だ。"

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    2018年11月18日
  • 怖い本ベストセレクション

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    "人間の体は不思議なもの。
    ぞっとする恐怖を感じると全身で反応する。
    本書を読んでいるとそれを実感できる。

    自宅(電気の付いた明るい部屋)で太もも~腕などを露出した服装をしていると面白い実験ができる。本書を読んで恐怖を感じると全身に鳥肌が立つ。
    ざわざわっと、本当に鶏肉のようなぶつぶつが浮き上がってくる。

    想像するだけで体が反応する。これは、梅干しを思い浮かべると唾液が出てくるのと同じ現象。
    文庫本を読んでいる限りは、安全な場所にすぐに戻れる。これが、もし自分の身に起こったらどうしたか考えるだけで、鳥肌もの。怖い話のてんこ盛り。"

    0
    2018年11月18日
  • 恐怖の構造

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    同い年なんで読めた(〃^0^〃

    内容的にわ非常に興味深い話で面白かったんだけどでも(・x・;)。。。
    「エクソシスト」と「羊たちの沈黙」がよく例えに出てくるわけです(・_・)b
    だと。この二つに御縁がない人達はたぶんちちんぷんぷんちんぷんかんぷんなんじゃないか?とへ(゜_゜へ)(ノ゜o゜)ノ
    あと。キングの話もよく出てくるけど。こっちわホラー好きな人なら知ってるんだろうから。まぁ。アレだけど(ー.ー;)
    年若い人たちが。果たして「エクソシスト」を。「羊たちの沈黙」を。どこまで知ってるんだろうか否か?(・_・ )( ・_・)?
    などと心配で心配で不安が募る(pq.<;)!
    平山氏によると不安わ恐怖より恐怖

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    2018年11月09日
  • 恐怖の構造

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    ホラー小説に対して抱いていた疑問や違和感のようなものの正体が、はっきりと理解できました。思い返してみると、怖くないなと思った作品は確かにその通りでしたし、逆に怖かった作品もそうでした。
    思えば、初めて平山さんの作品に触れたときの、なんだこれは、という衝撃は忘れられません。以来、毒に侵されたようにして読み耽っていますが、そのエッセンスが本書には凝縮されています。所々に散りばめられている平山節に一気読みしてしまいました。
    これから読むホラー小説は、きっと今までとは違った視点で読んでしまうかもしれません。表面上だけではなく、その裏側まで。それが善いか悪いかは分かりませんが、今まで以上に恐怖を楽しみた

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    2018年08月26日
  • 恐怖の構造

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    面白くって一気読み! 

    恐怖とは何か、不安とは何か、何と怖いと思うのか、なぜ恐怖はエンタメになりうるのか…そうそうそうだよね、と思いながら読む。映画やスティーヴン・キングについての項や、春日武彦との対談も面白かった。

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    2018年08月12日
  • 暗くて静かでロックな娘

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    もはや平山作品自体がまるで帰郷すれば必ず食べるような、子供の頃から通っていた口の悪いオッチャンの切り盛りする絶品老舗らーめん屋の味になってきているような感じがします。知らない人はずっと知らないし、好きな人は何を言われようとずっと通う。こういうお店は大好き。
    「ごっつぉーさん!オッチャンまた来るよ!」
    「るせぇ二度と来んなジャリぁ!」

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    2015年12月27日
  • 或るろくでなしの死

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    どの話もおもしろかった。
    生物的な死ばかりが描かれているわけではない。
    そのパターンがあることに気づくと「次の話はどっちだろう?」と思いながら読んでいた。
    それもこの本の楽しみ方のひとつかも。

    特に好きなのが
    『或る嫌われ者の死』
    『或るごくつぶしの死』
    『或る愛情の死』
    『或る英雄の死』
    の四編。

    『或る嫌われ者の死』はただただ切ない。

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    2015年07月07日
  • 怖い本2

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    せっかく建てた家がめちゃめちゃ。
    その理由が怖い。
    神社とかお寺は清々しい場所のはずでは?と考えさせられる内容でした。
    怖い、楽しい。でも、シリーズぶっ続けで読むのはやめます。
    間に小休止入れます。

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    2011年01月15日
  • 怖い本1

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    怖い中で印象に残っているのが、八卦見をしてはいけない血筋に生まれた人の話と、五右衛門屋敷の話。
    全体に怖い、確かに。そのなかで違和感を覚えたのが上記の話。

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    2011年01月15日
  • ミサイルマン

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    “鬼畜系”作家・平山氏の初体験本。まさに鬼畜。矢鱈とディティールにこだわる人体破壊は、その風景だけでなく、音や匂いまで詳細に伝えてくる(伝わってくる)。まさに鬼畜。
    でもなんだろ、これだけ人でなしのキチガイ話なのに、読み進めていくにつれ、妙に気分が研ぎ澄まされていく。不思議なくらい心地好い読後感。この感覚は初めて。そしてクセになる。
    その鬼畜っぷりがいかんなく発揮される「枷(コード)」や表題作「ミサイルマン」もいいが、オープニングを飾る「テロルの創世」は短編SFとしても秀逸。グロ描写苦手な方でも読めるので、まずはここから鬼畜系を始めてみませんか。

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    2010年11月10日
  • 東京伝説 呪われた街の怖い話

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    1999.7.18 1刷 600
    “ぬるい怖さ”は、もういらない。今や、枕元に深夜立っている白い影よりも、サバイバルナイフを口にくわえながらベランダに立っている影のほうが確実に怖い時代なのである。本書は、記憶のミスや執拗な復讐、通り魔や変質者、強迫観念や妄想が引き起こす怖くて奇妙な四十八話の悪夢が、ぎっしりとつまっている。現実と噂の妖しい境界から漏れだした毒は、必ずや、読む者の脳髄を震えさせるであろう。〔解説 春日武彦〕

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    2009年10月04日
  • 怖い本4

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    2003.7.18 1刷 660
    本書は、伝説的な実録怪談集『「超」怖い話』全十一冊に残された著者執筆分最後の四十話に、この本のために特別に書き下ろした最新の怪奇譚、ネットのこと、無灯火、チクロ屋、ドライブスルーなど十話を新たに加えた計五十話を収録した。紺やあなたは新たな恐怖に襲われるのだ……。[解説 樋口明雄]

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    2009年10月04日
  • 怖い本2

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    2000.7.18 1刷 660
    いままで、怖い体験をしたことがないから、これからも大丈夫だろう。誰もが、そう思っている。実際に怖い体験をするまでは……。人は出会ったことのない恐怖に遭遇すると、驚くほど、場違いな行動をとる。事の重大さを認識するのは、しばらくたってからである。恐怖体験コレクターは、そのプロセスを「恐怖の熟成」と呼ぶ。妖しい芳香を放つまでに熟成した怖い話ばかりを厳選した本書を、存分にご賞味いただきたい。

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    2009年10月04日