平山夢明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ平山文学で描かれる世界は大体三つに分けられると思う。
1.クズみたいな世界だけどどこか救いのある世界
2.マジで救いのない世界
3.穏やかな世界
圧倒的に多いのが1。本当に汚らしいしえげつない世界でも、最後には救いがある。救いらしいものがなくても、ほんの少しばかり希望を見出せる作品が多い。
ちなみに、この世界で登場人物たちが繰り広げる 節操もモラルも微塵も感じられない罵詈雑言や、行動の数々は一周回ってハイセンスなギャグのように感じる。
2の世界はもうホントに胸糞悪い。「おばけの子」は読んでてしんどくなった。
3はごく稀に見られる。「チョ松と散歩」は平山作品特有の、汚いのも、グロいのも全 -
ネタバレ 購入済み
原作よりも
原作も良いですが、漫画オリジナルの結末が私は好き。とういかスキンが好き!! 生きてて良かった!! この先もスキンの出番があって嬉しい。
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購入済み
あてもなくなんとなく生きているオオバカナコ(この名前がうまい)がむちゃくちゃなダイナーで働くことになるお仕事小説(?)。
裏社会のエグさグロさもあるけどそれは置いといて料理がおいしそう。読んだあときっと豪華なハンバーガーを食べたくなる。 -
購入済み
とても面白い
タイトルの通り、とても面白かったです。試し読みで「面白い!」と感じて一気に更新されている分を全巻衝動買いしてしまいましたが、後悔はないです。主人公とヒロインの対比が印象的で、これから登場人物の関係がどうなるかとても楽しみです。登場人物のキャラ性がとても好きです。
やはり登場人物の職業が職業ですので、グロに耐性が無いと読むのはつらいかもしれませんが、耐性さえあればストーリー自体かなり楽しく読めました。試し読みで「このくらいのレベルなら大丈夫かな~」と感じた方は是非1巻だけでも読んでいただきたいです。止まらなくなります。
原作となっている小説の方も気になるので、今度購入してみようと思います。 -
Posted by ブクログ
"この本に紹介されているお話はすべて実話なのだろうか?
恐怖実話集と書いてある。
あまりにも恐ろしい話の連続に鳥肌が立ちまくり。
実話とすれば、被害者からの話しか聞けていないので、自分のことを悪く言う人はいないだろう。ゆえに、なぜ赤の他人から突然の暴力を受けるのか不明のままである。当人は、身に覚えのないことなのだろうが、加害者には何かの理屈があるかもしれない。何もないとすれば、単なる運が悪かったということになる。
とにかく、世の中には理解しがたい不条理が存在していて、できることなら避けて生きていきたいものである。
何かを感じたら、その場から去るのみ。たとえ気に入った町であっても引っ越 -
購入済み
同い年なんで読めた(〃^0^〃
内容的にわ非常に興味深い話で面白かったんだけどでも(・x・;)。。。
「エクソシスト」と「羊たちの沈黙」がよく例えに出てくるわけです(・_・)b
だと。この二つに御縁がない人達はたぶんちちんぷんぷんちんぷんかんぷんなんじゃないか?とへ(゜_゜へ)(ノ゜o゜)ノ
あと。キングの話もよく出てくるけど。こっちわホラー好きな人なら知ってるんだろうから。まぁ。アレだけど(ー.ー;)
年若い人たちが。果たして「エクソシスト」を。「羊たちの沈黙」を。どこまで知ってるんだろうか否か?(・_・ )( ・_・)?
などと心配で心配で不安が募る(pq.<;)!
平山氏によると不安わ恐怖より恐怖 -
Posted by ブクログ
ホラー小説に対して抱いていた疑問や違和感のようなものの正体が、はっきりと理解できました。思い返してみると、怖くないなと思った作品は確かにその通りでしたし、逆に怖かった作品もそうでした。
思えば、初めて平山さんの作品に触れたときの、なんだこれは、という衝撃は忘れられません。以来、毒に侵されたようにして読み耽っていますが、そのエッセンスが本書には凝縮されています。所々に散りばめられている平山節に一気読みしてしまいました。
これから読むホラー小説は、きっと今までとは違った視点で読んでしまうかもしれません。表面上だけではなく、その裏側まで。それが善いか悪いかは分かりませんが、今まで以上に恐怖を楽しみた -
Posted by ブクログ
“鬼畜系”作家・平山氏の初体験本。まさに鬼畜。矢鱈とディティールにこだわる人体破壊は、その風景だけでなく、音や匂いまで詳細に伝えてくる(伝わってくる)。まさに鬼畜。
でもなんだろ、これだけ人でなしのキチガイ話なのに、読み進めていくにつれ、妙に気分が研ぎ澄まされていく。不思議なくらい心地好い読後感。この感覚は初めて。そしてクセになる。
その鬼畜っぷりがいかんなく発揮される「枷(コード)」や表題作「ミサイルマン」もいいが、オープニングを飾る「テロルの創世」は短編SFとしても秀逸。グロ描写苦手な方でも読めるので、まずはここから鬼畜系を始めてみませんか。
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