平山夢明のレビュー一覧

  • ダイナー

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    好きな1冊です。読んだ本はまとめて処分するけど、いつでも読み返せるように、ずっと残してある1冊。何度読んでも面白い。なかなかボリュームある作品ですが、あっという間に読み終えてしまう。スキン好きですね。なんとも言えない。平山夢明さんの作品で1番です。

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    2022年11月26日
  • 超怖い物件

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    著者は著名な人ばかり、内容もそれぞれ毛色が違って、面白くて一気に読みました。

    物語形式とルポ形式、両方を一冊にまとめるというのは、なかなか良い試みだと思います。

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    2022年10月12日
  • 瞬殺怪談 死地

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    好きなはなし、気になったはなし。
    『宇宙人』『アラームの正体』『夜光る』『指紋』『水死体の思い出』『小さきもの』『コーヒー』『川縁の親子』『ささやかな葬儀』『サイレン』『むおん』『工事』『エコバッグ』『蛍光グリーンの蛇』『怒声』『共通点』『線香』『帽子を拾う女』『蚊』『コールタール』『毛』『小さな鳥居』
    怖いというより不思議なワケわからんはなしが好みなのでこのなかでも『むおん』『蛍光グリーンの蛇』は特別好きです。
    『むおん』何て言ってるのかまじめに検証したくなるはなし。
    『蛍光グリーンの蛇』本当のエイちゃんと偽物のエイちゃん。蛇が成り代わったってことか?こういう昨日までとひとが代わってるとかっ

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    2022年10月08日
  • 瞬殺怪談 鬼幽

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    ひとつひとつが短くてめっちゃ読みやすいのがまず良かったです。
    実際好きなのは怖いはなしというより、不思議なはなしが好みなので、今回ホクホクでした。
    面白かったはなし。
    小田イ輔『いらない才能』蛙坂須美『おいしい水』黒木あるじ『棄憶』鷲羽大介『机上の奈落』神薫『赤ちゃんを飼う』蛙坂須美『鯛地蔵』我妻俊樹『トイレの前の獣』黒木あるじ『某地/立ち聞き/二○二○年』吉田悠軌『記念写真』鷲羽大介『口コミの女』つくね乱蔵『死の臭い』黒史郎『にこにこ』鷲羽大介『草野球の女』つくね乱蔵『見守る者』小田イ輔『気付いた結果』黒木あるじ『投書』我妻俊樹『右足』黒木あるじ『雛女』我妻俊樹『両側』蛙坂須美『絆創膏』つく

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    2022年08月09日
  • DINER ダイナー 16

    og

    ネタバレ 購入済み

    最高にクール

    かつ、胸糞が悪いですね… 大好きです。ここからどんな展開をしていくのか、映画と同じ進みになるのか、、、わくわくします

    #エモい #切ない

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    2022年04月19日
  • 瞬殺怪談 罰

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    それら各エピソードを読中読後に"どうなったのか""何が起こったのか"連想させてひとつの話として完成させるというのはなかなかに難しいと思うしお見事と言うほかなし。
    「親等級」のなんとも言えない読後感が特にやばい

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    2022年03月07日
  • 瞬殺怪談 罰

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    不思議なはなしがたくさんで面白かった!
    好きなはなし。『おかめ』『うえんだん』『まちがい』『ミニマム』『ふるさと』『神棚の封筒』『ねずみ歌舞伎』『マーライオン』『死を呼ぶマクベス』『ブードゥー・マクベス』『真ん中の人』『残された写真』『喜びの家』『まぼろしの来客』『拾った丸石』『肉塊』『事件霊』『罠』『可能性の妹』『忌中』『実家の鯖』『同名』
    大満足です。

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    2022年03月01日
  • 他人事

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    経済学では人間はあたかも合理的に行動するものとして語られますが、実際は理由もなく合理的でも無い行動をする生き物が人間です。
    そんな世の中の不条理や理不尽極まりない出来事を淡々と見せてくれるのが本書です。本書の帯には

    「狂気と悪夢の世界へようこそ」絶望。孤独。憎悪。とっておきの”非日常”をあなたに

    とあります。
    犯罪心理学を学ぶと、世の中にはある一定の確率で、他人の感情を理解できない人や自分の欲求を満たすためにどんな手段であれ実行してしまう人がいることがわかる。
    思いやりや助け合うという気持ちを普通に持ち合わせている人には理解し難い世界を覗いてみたい人は本書を手に取ってみてください。
    日常で

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    2021年12月29日
  • DINER ダイナー 15

    ネタバレ 購入済み

    菊千代~~!

    ポークチョップの話は、後味悪すぎない結末でほっとしました。悲しいことに変わりはないけれど。。。本当に良い父親でした。
    そして始まった菊千代編、菊千代が大好きな身としては凄く嬉しいです!菊千代がカナコを「いい奴」と思っていることに喜んで読み進めましたが、またハードな展開に突入です。感情までコントロールされるとは、本当に本当に怖ろしい。
    ボイルとダッシュはどうなってしまうのか、これまた凄いところで終わってしまうので、続きが待ちきれません(><)

    #感動する #怖い #ドキドキハラハラ

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    2022年09月29日
  • DINER ダイナー 15

    og

    購入済み

    わくわくする

    PCの話の後、お店へ戻ってきたボンベロの前に現れるはーー 。
    菊千代についてもクローズアップされる回となっていてわくわくしました。ここ最近はグロに驚かされるよりも、見えている転結なのにも関わらず心動かされる内容が楽しいです。

    #萌え

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    2021年11月19日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクション第二弾。全部読んだことがあるので再読かな。しかし何度読もうと、どれもこれも文句なしの名作です。
    何度読んでも恐ろしいのは坂東眞砂子「正月女」です。どこからどこまで全部怖い。柱時計の音が怖い。登場する人たちもみんな怖い。可哀想に思えるヒロインのキャラも、実はなかなかの恐ろしさなんですよね……。
    久しぶりに読んだ服部まゆみ「雛」も、再読でさらに恐ろしくなったかも。そしてラスト、小林泰三「人獣細工」で締めるとは!

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    2021年10月16日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    ホラー短編集。基本的には胸糞悪くなる鬼畜系だがSF、ミステリ、ユーモアなどの要素も含み非常にバラエティ豊富。どれひとつとしてハズレがないのがすごい。

    ・「C10H14N2(ニコチン)と少年 ー 乞食と老婆」5…グリム童話のパロディらしいが、サブタイトルの「と」の意味がいまいちよくわからない。
    ・「Ωの晩餐」5…JOJOのポルポを思い出して読んでた。吐きそう。
    ・「無垢の祈り」5…虐待されている少女と連続殺人鬼。
    ・「オペラントの肖像」5…華氏451。緻密な設定と世界観は長編でもいけそう。
    ・「卵男(エッグマン)」5…一番ミステリっぽい。
    ・「すまじき熱帯」4…筒井康隆的「地獄の黙示録」。笑っ

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    2021年08月08日
  • 他人事

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    オチもなければ意味もないようなそこにある恐怖。読者に対し、だからどうしたと恐怖が問いかけてくる声が聞こえた気がした。この後味の悪さこそ、平山夢明のホラーの骨頂だと思うのだ。

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    2021年05月09日
  • いま、殺りにゆきます RE-DUX

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    人間の怖さがにじみ出る作品。さすが平山さん。ただ、この本、実話が元だとか。世の中こんな「ヤバい」人間がゴロゴロといるものなのだろうか?いるんだろうなぁ。ニュースにはなっていないだけで、ヤバい事件は色々と転がっているんだろうな。

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    2021年05月09日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    面白かった。

    もれなく全て胸糞グロのフルコースが楽しめる短編小説集。カニバリズム、サイコパス、サイコキラー、拷問etc…

    羊たちの沈黙のような話であったり、オールドボーイを思わせる展開だったりと映画好きにはたまらない。

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    2021年04月28日
  • 他人事

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    文芸作品にもZ指定付くのでは無いかと心配になるこちらの作品。再読だが、期待を裏切らないセットリストだ。ここまでオチに期待をせずにただただ文章を目で追う楽しみを満喫させてくれる作品が他にあるだろうか。最高にバイオレンス&クレイジーな暗黒書物だ。

    私は、誰もが知ってる留守電サービスの女性の声を「不感症女」呼ばわりし、誰かの粗相に対して「校長先生の咳払いのような屁だなぁ」と思った事は無い。最高すぎるだろう。
    もう上げればキリのないゾクゾクするユーモアに虜です。不気味で仕方の無いキャッチボールできてる様で全く脈略の無い会話は、「彼等はちょっと旧式のサイボーグです。もしくはちょっと人間らしいSiriで

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    2022年03月02日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    ネタバレ

    平山夢明先生の作品は初見だと思うのだけど、文章力が凄まじく高い。表現力、比ゆ、メタファー、なんといって良いかわからないけども、凄まじい水準にある。
    ホラー小説は、表現力、描写力が命であるし、その点で凄まじい武器を持っていると思うわけです。
    この文章力に近いものを、己の技術の中に取り込めれば、更に、表現の幅が広がり読むものの脳髄を痺れさせるものもかけるかもしれない。
    が、受け手に言葉を受容する機能がないと意味がないのは、どんな場合も同じで、エッジな表現は人を選ぶかな?

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    2020年11月02日
  • 暗くて静かでロックな娘

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    笑える短編から文芸よりの短編までいろいろ。
    表題作は物悲しさとやるせなさとおかし味を感じる。
    こういう短編を書いてみたいという誘惑にかられる引きずり込まれるような魅力がある。

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    2020年10月10日
  • DINER ダイナー 2

    sa

    最高

    なので、死ぬほどオススメします!!!!!ボンベロがカッコよすぎるし絵もめちゃくちゃ綺麗です。個人的な嫌なことを考える隙も与えないでくれる原作担当の平山夢明先生の手腕と、それを白々しいものにしない作画担当の河合孝典先生の美麗でありながら説得力のある画力とで、良いもの見たなと思えます!熱い作品です!!!

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    2020年06月14日
  • 東京伝説(3)

    Q

    購入済み

    狂気、驚喜?狂喜?

    狂気が主題の作品で、ホラーテイストが加味されてる。
    分類するならバイオレンスになるのかな?

    「狂気の深淵を一度でも覗いた者は皆さらに奥を見たくなるもの」、作中の言葉で、それこそが狂気なのだけど、嵌まった者には狂喜。
    そして、狂気と正気の間には、ほんの僅かな差しかなく、誰がいつ何時そこに陥るのか回避出来るのか誰にもわからない、というお話。

    ジャストサイズの3巻、グロを上手くイメージに訴求した絵も秀逸。原作は言わずもがな。



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    2020年05月09日