平山夢明のレビュー一覧

  • 独白するユニバーサル横メルカトル
    面白かった。

    もれなく全て胸糞グロのフルコースが楽しめる短編小説集。カニバリズム、サイコパス、サイコキラー、拷問etc…

    羊たちの沈黙のような話であったり、オールドボーイを思わせる展開だったりと映画好きにはたまらない。
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション
    角川ホラー文庫ベストセレクション。というだけのことがあって、本当にもうどれをとっても大傑作のホラーアンソロジーです。お気に入りがどれかだなんて選べません。もう全部大好きすぎる作品でした。
    ほぼ既読だったので、雰囲気に浸りながらじっくりと再読。福澤徹三「五月の陥穽」だけ未読だったかな。これ、凄まじく怖...続きを読む
  • 他人事
    文芸作品にもZ指定付くのでは無いかと心配になるこちらの作品。再読だが、期待を裏切らないセットリストだ。ここまでオチに期待をせずにただただ文章を目で追う楽しみを満喫させてくれる作品が他にあるだろうか。最高にバイオレンス&クレイジーな暗黒書物だ。

    私は、誰もが知ってる留守電サービスの女性の声を「不感症...続きを読む
  • 独白するユニバーサル横メルカトル
    平山夢明先生の作品は初見だと思うのだけど、文章力が凄まじく高い。表現力、比ゆ、メタファー、なんといって良いかわからないけども、凄まじい水準にある。
    ホラー小説は、表現力、描写力が命であるし、その点で凄まじい武器を持っていると思うわけです。
    この文章力に近いものを、己の技術の中に取り込めれば、更に、表...続きを読む
  • 暗くて静かでロックな娘
    笑える短編から文芸よりの短編までいろいろ。
    表題作は物悲しさとやるせなさとおかし味を感じる。
    こういう短編を書いてみたいという誘惑にかられる引きずり込まれるような魅力がある。
  • 他人事
    一年ちょい前に読み漁った平山夢明さんの本。
    目黒のアトレで並んでたので新しいのが出てたんだと思って購入したが2010年に発行してたのね。ダイナーより前か。
    今まで読んだ本と比べると幾分過激さが控えめかな?いや、十分にバイオレンスだけど笑
    14の短編集。
    平山さんの書く話は引き込まれ、あーこのあと絶対...続きを読む
  • 他人事
    テレビで紹介されており興味を持った。平山夢明は初めて読んだ。
    怖くてグロテスクだけど可笑しみや愛もあって、心がザワザワする。中毒性がある。難解な作家だと思って食わず嫌いしていたのを後悔した。
    気に入ったのは「おふくろと歯車」という作品。めちゃくちゃ悲惨なのに愛も可笑しみもあるのが良い。クセになるあじ...続きを読む
  • 他人事
    何度目かの再読。短編集でありながら、ぶっ飛んだ内容ばかり。
    加えてグロさも。
    大きな声ではおすすめ出来ないけれど、やっぱり平山作品大好きだ!
  • DINER ダイナー 2

    最高

    なので、死ぬほどオススメします!!!!!ボンベロがカッコよすぎるし絵もめちゃくちゃ綺麗です。個人的な嫌なことを考える隙も与えないでくれる原作担当の平山夢明先生の手腕と、それを白々しいものにしない作画担当の河合孝典先生の美麗でありながら説得力のある画力とで、良いもの見たなと思えます!熱い作品です!!!
  • 東京伝説(3)

    狂気、驚喜?狂喜?

    狂気が主題の作品で、ホラーテイストが加味されてる。
    分類するならバイオレンスになるのかな?

    「狂気の深淵を一度でも覗いた者は皆さらに奥を見たくなるもの」、作中の言葉で、それこそが狂気なのだけど、嵌まった者には狂喜。
    そして、狂気と正気の間には、ほんの僅かな差しかなく、誰がいつ何時そこに陥るのか回避...続きを読む
  • 暗くて静かでロックな娘
    平山文学で描かれる世界は大体三つに分けられると思う。

    1.クズみたいな世界だけどどこか救いのある世界
    2.マジで救いのない世界
    3.穏やかな世界

    圧倒的に多いのが1。本当に汚らしいしえげつない世界でも、最後には救いがある。救いらしいものがなくても、ほんの少しばかり希望を見出せる作品が多い。
    ちな...続きを読む
  • 独白するユニバーサル横メルカトル
    「このミステリーがすごい!」で堂々の1位に輝いた本作。このたび10年ぶりぐらいに再読しましたが、内容をすっかり忘れていたので新鮮な気持ちで読めました。いやあ、面白かったですよこれ。SF・ホラー・ミステリーと様々なジャンルが描かれていますが、どれも他では読めない独自の世界が炸裂しています。個人的には平...続きを読む
  • ダイナー
    あてもなくなんとなく生きているオオバカナコ(この名前がうまい)がむちゃくちゃなダイナーで働くことになるお仕事小説(?)。
    裏社会のエグさグロさもあるけどそれは置いといて料理がおいしそう。読んだあときっと豪華なハンバーガーを食べたくなる。
  • DINER ダイナー 3

    原作よりも

    原作も良いですが、漫画オリジナルの結末が私は好き。とういかスキンが好き!! 生きてて良かった!! この先もスキンの出番があって嬉しい。
  • 独白するユニバーサル横メルカトル
    10年前に読んで、度肝を抜かれた作品。
    無垢の祈り、映像化されたらしく、ぜひ観てみたい。好き嫌いはっきり別れそう。
  • DINER ダイナー 2

    久しぶりに

    面白いマンガに出会いました
  • DINER ダイナー 1

    とても面白い

    タイトルの通り、とても面白かったです。試し読みで「面白い!」と感じて一気に更新されている分を全巻衝動買いしてしまいましたが、後悔はないです。主人公とヒロインの対比が印象的で、これから登場人物の関係がどうなるかとても楽しみです。登場人物のキャラ性がとても好きです。
    やはり登場人物の職業が職業ですので...続きを読む
  • いま、殺りにゆきます RE-DUX
    "この本に紹介されているお話はすべて実話なのだろうか?
    恐怖実話集と書いてある。
    あまりにも恐ろしい話の連続に鳥肌が立ちまくり。
    実話とすれば、被害者からの話しか聞けていないので、自分のことを悪く言う人はいないだろう。ゆえに、なぜ赤の他人から突然の暴力を受けるのか不明のままである。当人は、身に覚えの...続きを読む
  • 怖い本ベストセレクション
    "人間の体は不思議なもの。
    ぞっとする恐怖を感じると全身で反応する。
    本書を読んでいるとそれを実感できる。

    自宅(電気の付いた明るい部屋)で太もも~腕などを露出した服装をしていると面白い実験ができる。本書を読んで恐怖を感じると全身に鳥肌が立つ。
    ざわざわっと、本当に鶏肉のようなぶつぶつが浮き上がっ...続きを読む
  • 恐怖の構造

    同い年なんで読めた(〃^0^〃

    内容的にわ非常に興味深い話で面白かったんだけどでも(・x・;)。。。
    「エクソシスト」と「羊たちの沈黙」がよく例えに出てくるわけです(・_・)b
    だと。この二つに御縁がない人達はたぶんちちんぷんぷんちんぷんかんぷんなんじゃないか?とへ(゜_゜へ)(ノ゜o゜)ノ
    あと。キングの話もよく出てくるけ...続きを読む