平山夢明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「張り詰めた糸のような緊張感」それ自体が、創作物における快感原則の一つなんだな、と改めて思った。
殺し屋専門のダイナーという舞台設定から、執拗なグロ描写、果ては主人公の性格まで、全て良質な緊張感のあるシチュエーションを産むために存在してるようなものだ。
(おそらく架空の)隠語で埋め尽くされた台詞も、異化効果と「意味が覆われていて、それを推測しなければならない」という緊張感に寄与している。
勿論、そうした限界の状況でなされる「交渉」の数々も素晴らしい。
「まあ見てろ。生き残るってのは、どんな絶体絶命でも、その場を思い切り揺さぶるってことだ」(p465)
食事シーンがあまりに美味そう。ハンバーガ -
Posted by ブクログ
2026.07.09
ホラーを「因習」「心霊」といったモチーフではなく「物語を怖くしている仕組み」で5W1Hで分類しているところが新しい。それぞれの短編が「何が怖いのか」を作品解説されているのも面白い。
ホラー入門者や、逆に苦手な方にもおすすめしたい。ホラー好きには、ここまでホラー作家が揃っているのも胸熱。
たぶん文体の好みもあると思う。私はそもそも「描かれすぎない」文章が好きなので、説明されすぎると読んでいて萎えるし、怖さが削がれる。ホラー展開に恋愛要素もいらない。そういう意味ではやっぱりモキュメンタリーが好き。雨穴さんや背筋さんの作品のように飄々と淡々と語られていく文章のほうが考える -
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Posted by ブクログ
短編集。
どれもこれもガッツリ脳みそを掴んでくる胸糞悪さ(と若干のスッキリさ)があって、平山ワールドを堪能できた気分。
地図が主人公の表題作も良かったが、「無垢の祈り」と「すまじき熱帯」が特に気に入った。
「無垢の祈り」は、ふみという女子が母親と義父に虐待されていて、どうしようもない状況の中、連続殺人犯に救いを求めている。とにかくふみが悲惨だし、本当にふみの周りの人間全員殺人犯にぶっ殺されればいいのにと願ってしまった。ふみがこの後どうなるかは分からないし、どっちかというとさらにヤバめの状況に置かれているのは間違いないが、これはこれで幸せなのかも。
「すまじき熱帯」は何だか読んでいて「グリー -
Posted by ブクログ
夢明作品から読む。
難解だがラストに向けてまとまっていくようで結局まとまってない どこか耽美的にも思う 独特さはさすがすぎたが もっと読みたい分厚い短編集を!!と飢餓感を覚える。
背筋作品は、叙述テクに唸る 異なるものが混ざり合うことの不気味さが深い こちらもえっこれで終わり!背筋の無駄遣い!これ続きあるでしょ分厚い単行本の予定は無いの?!と暴れ出しそうでした
企画もので以降色んなホラー作家で続刊 かと言って書き下ろしでも無いのか雑誌発表済みって
いっそゴツい単行本でまとめて4980円で出して?とは思うが不景気でそんな高いのは売れないのかな 4980円でも元が取れないとか? -
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