平山夢明のレビュー一覧
-
恐怖を言語化するのは難しい。なぜなら根源的な感情であり感じ方も人それぞれだからだ。本書では恐怖の構造を実体験、映画、小説を踏まえ解説していく。筆者がホラー作家という事もあり小説での恐怖に関する章は特に面白かった。恐怖と笑いの関係性も興味深い。ホラー好きにおすすめ。Posted by ブクログ
-
地元の全中学校に寄付したくなるぐらいにはホラー入門書として最適だと思う。
解説を読むのがまた楽しくて、一口にホラーといっても「どういう部分に恐怖を抱くのか」を分かりやすく解体してくれていたので初心者の自分には有り難かった。
特に、モンスターホラーの解説項がどう見てもいじめっ子のことを説明しているよう...続きを読むPosted by ブクログ -
様々な形で出版されている長寿シリーズてのひら怪談。児童書レーベルから出たこちらも容赦なくこわくて面白い。個人的には前の巻よりこちらの巻の方が好きな話が多かった。800文字でゾワッと怖い気持ちになれるお手軽な怪談本である。Posted by ブクログ
-
表題作を含む14編の短編集。
そのどれもに何とも言い難い恐ろしさが潜んでいる。あり得ないのだけど、すぐ側にあるような…。
お薦めは「たったひとくちで……」と「れざれはおそろしい」です。Posted by ブクログ -
「14歳の世渡り術」というシリーズで(たぶん)はじめて編まれた小説のアンソロジー。
ホラージャンルを「5W1H」に分け、今をときめくホラー作家たちに執筆を依頼、編者の株式会社闇代表・頓花聖太郎(とんかせいたろう)さんが、各短編に解説をつけた。
ホラーのジャンルというものは細分化されていて、読者の好み...続きを読むPosted by ブクログ -
本書を含むシリーズ『14歳の世渡り術』の対象読者層が中学生以上なので、内容も―この執筆陣としては―若干の手心が加えられた感はあるものの、執筆陣自体は言うなれば―いささかズレた喩えかもしれないが―今年のNPBのオールスター第1戦のスターティングオーダー級の顔ぶれで、とてもジュニア向けとは侮れない。
...続きを読むPosted by ブクログ -
ジャンル別の解説やガイドも付属したホラーアンソロジー。「14歳の世渡り術」シリーズということで、一応は児童書の括りになるのでしょうか。そのせいか、やや怖さはマイルドな気がします。とはいえこの作家陣で怖くないはずはない……!
お気に入りは平山夢明「さよならブンブン」。えー、平山さんなのにめっちゃいい話...続きを読むPosted by ブクログ -
・12月14日に読みはじめ、19日に読み終えました。
・たいへんおもしろかった! ホラーはちょこっと読みつつ新しい作家さんを開拓したりなどはしていなかったので、ここからかなり広げられそう。知ってる作家さん、梨さんと雨穴さんだけだし。今回は梨さん目当てで入手しました。
・シリーズがヤングアダルト世...続きを読むPosted by ブクログ -
強引な設定にリアルな世情を組み合わせると「なんかどうにでもなるかもな!」と就活でクヨクヨ悩んでいるオレの悩みも吹っ飛びました
読んで良かったですわ〜Posted by ブクログ -
ホラーはなぜ怖い? 人気作家陣が書き下ろしたホラーを各ジャンルの魅力解説とともに味わう、ホラーカンパニー・株式会社闇がてがけたもっとホラーを「楽しむ」ための最恐アンソロジー。
ホラーが、なぜ他のジャンルと違いハードルが高いか?それは、自分の好みのジャンルを見つけにくいからということで、様々なホラージ...続きを読むPosted by ブクログ -
ホラーはなぜ怖いのか⋯その道のプロ達がジャンル別にホラーの世界を描き、さらにその魅力を解説付きで楽しめるホラーの入門書。
「14歳の世渡り術」という児童書のシリーズ作品ですが、どのお話もおもしろく、しっかり怖かったです。
ホラーを分類したり解説すると興醒めしないかな?と思っていましたが、読んでみると...続きを読むPosted by ブクログ -
「ホラーの扉」読み終わった。
多種多様なホラーのジャンルを恐怖の根源は何かっていう判断基準を元に5W1Hで分類して、その各ジャンルごとに8人のホラー作家の短編が収録されてるアンソロジーで各短編の後には解説もあって、アンソロとしてもホラーの解説書としても楽しめて良かった。
こっちのジャンルも面白そう...続きを読むPosted by ブクログ -
どれもが全てが、独特で個性的でユニークな作品でした。平山さん特有のきつい表現もそれが故に話に溶け込んでました。
私は、オペラントの肖像が一番でした。Posted by ブクログ