平山夢明のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
色んな「死」が描かれてる小説。
とくに印象に残った話の感想を書きます。
「或る愛情の死」
母親の異常な愛情。最後の母親の行動には鳥肌が立ちました。よくこんなの思いつくなあ作者、、と、、。
でも1番日常でありえそうな話でもあるなあと。
この家族はこれから地獄のような毎日を過ごしていくんだろうな、、と考えたら苦しくなりました。
「或るろくでなしの死」
動物を殺しまくる少女。その理由が悲しくて辛かった。この話は少女を取り巻く世界の“善”が死ぬ物語、と作者があとがきに書いていて、なるほどなとなった。周りの世界が死んだことで少しでも救われているならいいな。
この話は映画化できる気がしました。長編でみ -
Posted by ブクログ
「家が呼ぶ」に大興奮して以来、すこしずつ朝宮運河さん編纂のアンソロジーを買い集めている。今作も大興奮!
✂-----以下ネタバレです-----✂
はじめに収録されたタイトルドンピシャの「恐怖」は、短くもラストにドキッとする極上の作品。最初からこの作品…もう期待しかないが、続くは小松左京「骨」。じっくり掘り進められた恐ろしく壮大な情景が、蘇る記憶とともに一気に駆け抜ける大迫力に感動…。
「夏休みのケイカク」「正月女」は現代の割と身近な景色を思い浮かべつつ読み進めていたけど、オチに違ったカラーのダークさがあり面白い。
今回すごく好きだった「ニョラ穴」は、SFチックな作風。日本のこ -
-
Posted by ブクログ
『メルキオールの惨劇』に続いて本作を読み、平山夢明は優れた短編作家だということを確信した。どの作品も著者の自由さを感じられる点が素晴らしいし、多少強引な設定や世界観も短編だったらすんなり入っていける。
それにしてもなぜ「あむんぜん」なのか。いや、表題作の主人公が「あむんぜん」と呼ばれているからなんだけど、元々は南極点を目指した探検家の名前である。どうやら南極大陸ならぬ「脳大陸」の発見というコンセプトに由来しているみたいなのだが、そこで「く、くだらねえええ・・・」と切って捨ててはもったいない。帯の解説文にある通り、本書ではこのような馬鹿馬鹿しさと人間の本質を抉るような尊い何かが混在した、他では味
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。