平山夢明のレビュー一覧

  • ダイナー
    好きな1冊です。読んだ本はまとめて処分するけど、いつでも読み返せるように、ずっと残してある1冊。何度読んでも面白い。なかなかボリュームある作品ですが、あっという間に読み終えてしまう。スキン好きですね。なんとも言えない。平山夢明さんの作品で1番です。
  • ダイナー
    痛々しさで思わず目をそらしてしまいそうな、なかなかのグロさ。
    でもあのハンバーガーの描写はすごい。食べたい衝動を抑えられない。
    しばらく本格的なハンバーガー専門店を食べ回ったくらい。
  • 超怖い物件
    著者は著名な人ばかり、内容もそれぞれ毛色が違って、面白くて一気に読みました。

    物語形式とルポ形式、両方を一冊にまとめるというのは、なかなか良い試みだと思います。
  • 瞬殺怪談 死地
    好きなはなし、気になったはなし。
    『宇宙人』『アラームの正体』『夜光る』『指紋』『水死体の思い出』『小さきもの』『コーヒー』『川縁の親子』『ささやかな葬儀』『サイレン』『むおん』『工事』『エコバッグ』『蛍光グリーンの蛇』『怒声』『共通点』『線香』『帽子を拾う女』『蚊』『コールタール』『毛』『小さな鳥...続きを読む
  • 瞬殺怪談 鬼幽
    ひとつひとつが短くてめっちゃ読みやすいのがまず良かったです。
    実際好きなのは怖いはなしというより、不思議なはなしが好みなので、今回ホクホクでした。
    面白かったはなし。
    小田イ輔『いらない才能』蛙坂須美『おいしい水』黒木あるじ『棄憶』鷲羽大介『机上の奈落』神薫『赤ちゃんを飼う』蛙坂須美『鯛地蔵』我妻俊...続きを読む
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション
    色々な作家さんの作品が読めるホラーアンソロジー。
    怖かった…!
    特に今邑彩さんの「鳥の巣」、小池真理子さんの「ゾフィーの手袋」は、後半にかけて恐怖がヒタヒタと迫り来てゾッとした。
    岩井志麻子さんの「依って件の如し」は、怖さよりも文章のリズム感と情景描写が美しすぎて感動させられた。
    もっとこの人の作品...続きを読む
  • DINER ダイナー 16

    最高にクール

    かつ、胸糞が悪いですね… 大好きです。ここからどんな展開をしていくのか、映画と同じ進みになるのか、、、わくわくします
  • ダイナー
    文字通り痛いグロ描写、かと思ったら最高に美味しそうな肉汁たっぷりのハンバーガー、とにかくかっこいいボンベロとの若干の胸キュン展開、そしてキャラの立ったクレイジーな殺し屋達との今回こそは死ぬだろうという攻防の連続がサンドされた、ボリューミーかつ味濃いめな一冊。
    ボンベロは殿堂入りとして、キッドや炎眉が...続きを読む
  • ダイナー
    再読


    人生何が起こるかわからない。

    「.…俺は長い間、奴らを見ていてひとつだけ悟ったことがある。それは自分の知らぬ手の届かないところで、そうするように仕組まれてしまっているということだ。…」

    奈落の底から、偶然なのか必然なのか、なぜか生き延びたカナコが「前より獰猛になれた」ラストにじんとくる...続きを読む
  • 瞬殺怪談 罰
    それら各エピソードを読中読後に"どうなったのか""何が起こったのか"連想させてひとつの話として完成させるというのはなかなかに難しいと思うしお見事と言うほかなし。
    「親等級」のなんとも言えない読後感が特にやばい
  • 瞬殺怪談 罰
    不思議なはなしがたくさんで面白かった!
    好きなはなし。『おかめ』『うえんだん』『まちがい』『ミニマム』『ふるさと』『神棚の封筒』『ねずみ歌舞伎』『マーライオン』『死を呼ぶマクベス』『ブードゥー・マクベス』『真ん中の人』『残された写真』『喜びの家』『まぼろしの来客』『拾った丸石』『肉塊』『事件霊』『罠...続きを読む
  • ダイナー
    面白い!!
    残酷な描写も多いけど、それより面白さが上回って読む手が止まらなかった。
    まず全体の設定が魅力的。裏の世界の者限定のダイナーという設定に惹かれた。菊千代や炎眉、九、キッド、コフィなど、キャラが皆個性的で強烈だけど憎めない。

    はじめのイメージは、突然裏社会に巻き込まれた気の毒なカナコ、冷た...続きを読む
  • 他人事
    経済学では人間はあたかも合理的に行動するものとして語られますが、実際は理由もなく合理的でも無い行動をする生き物が人間です。
    そんな世の中の不条理や理不尽極まりない出来事を淡々と見せてくれるのが本書です。本書の帯には

    「狂気と悪夢の世界へようこそ」絶望。孤独。憎悪。とっておきの”非日常”をあなたに
    ...続きを読む
  • DINER ダイナー 15

    菊千代~~!

    ポークチョップの話は、後味悪すぎない結末でほっとしました。悲しいことに変わりはないけれど。。。本当に良い父親でした。
    そして始まった菊千代編、菊千代が大好きな身としては凄く嬉しいです!菊千代がカナコを「いい奴」と思っていることに喜んで読み進めましたが、またハードな展開に突入です。感情までコントロー...続きを読む
  • DINER ダイナー 15

    わくわくする

    PCの話の後、お店へ戻ってきたボンベロの前に現れるはーー 。
    菊千代についてもクローズアップされる回となっていてわくわくしました。ここ最近はグロに驚かされるよりも、見えている転結なのにも関わらず心動かされる内容が楽しいです。
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション
    角川ホラー文庫ベストセレクション第二弾。全部読んだことがあるので再読かな。しかし何度読もうと、どれもこれも文句なしの名作です。
    何度読んでも恐ろしいのは坂東眞砂子「正月女」です。どこからどこまで全部怖い。柱時計の音が怖い。登場する人たちもみんな怖い。可哀想に思えるヒロインのキャラも、実はなかなかの恐...続きを読む
  • ダイナー
    結構分厚い小説なのにものすごい引き込み力でどんどん読める
    たまたま映画を観たことから原作を手に取ってみた
    映画のカラフルなビジュアルが好みだったので
    文章を追いながらあのイメージが浮かんでとても楽しかった

    題材が題材なので普通に生きてたら役に立たない知識も得られる
    グロテスクな描写もわりとしっかり...続きを読む
  • 独白するユニバーサル横メルカトル
    ホラー短編集。基本的には胸糞悪くなる鬼畜系だがSF、ミステリ、ユーモアなどの要素も含み非常にバラエティ豊富。どれひとつとしてハズレがないのがすごい。

    ・「C10H14N2(ニコチン)と少年 ー 乞食と老婆」5…グリム童話のパロディらしいが、サブタイトルの「と」の意味がいまいちよくわからない。
    ・「...続きを読む
  • いま、殺りにゆきます RE-DUX
    人間の怖さがにじみ出る作品。さすが平山さん。ただ、この本、実話が元だとか。世の中こんな「ヤバい」人間がゴロゴロといるものなのだろうか?いるんだろうなぁ。ニュースにはなっていないだけで、ヤバい事件は色々と転がっているんだろうな。
  • 他人事
    オチもなければ意味もないようなそこにある恐怖。読者に対し、だからどうしたと恐怖が問いかけてくる声が聞こえた気がした。この後味の悪さこそ、平山夢明のホラーの骨頂だと思うのだ。