平山夢明のレビュー一覧
-
子供向けだけど容赦なく怖い。舞台が小学校になってたり主人公が小学生なだけで内容はガチなホラーだった。
むしろ子供がひどい目に遭うのが苦手な人には大人向けホラーよりずっときついかも(基本的に想定読者と同年代の小学生が怖い目に遭うので)
ホラー作家の皆さんは大人向けに書いてるときと同じくらいの出力出し...続きを読むPosted by ブクログ -
『メルキオールの惨劇』に続いて本作を読み、平山夢明は優れた短編作家だということを確信した。どの作品も著者の自由さを感じられる点が素晴らしいし、多少強引な設定や世界観も短編だったらすんなり入っていける。
それにしてもなぜ「あむんぜん」なのか。いや、表題作の主人公が「あむんぜん」と呼ばれているからなんだ...続きを読むPosted by ブクログ -
室内を整理すること=頭脳労働をしたり創作活動や仕事をするための〖人間としての環境作り〗
〖違和感を捨てない勇気〗
のあたりはかなり響いた。
全体としては変わったおじさんたちのグダグダおしゃべり会。でもそれが面白い。Posted by ブクログ -
その夜ダイナーに一組の夫婦、デニーとエドがやってきた。かつて殺戮者であった二人は、組織のボスの愛犬を死なせた代償として、期限が訪れるまで孤児の少年・ジョーを育てるよう命令される。それから十数年……。ジョーは我が子誕生の報せを携え、両親の元へ駆けつけた。だが、仲むつまじい親子の晩餐は、突如、悪夢へとへ...続きを読む
-
殺し屋を対象にした殺し屋ギデオンさんが表紙を飾るダイナー6巻。2巻以来の登場。
舞台は久々のキャンティーン。
美味しそうな料理の数々、イカれた来客、残酷なお話と描写に満足。 -
前半の罰を受けた殺し屋夫妻の話は今までの話の中でも特にお気に入り。
後半も後半で目を覆いたくなるようなカオスの残酷な設定と思いつく作者に舌を巻きました。
-
表題作の『再生』、過去に読んだことある作品だけどやっぱり何度読んでも大好き。
最愛の妻の首なし死体と共に暮らすって構図が恐ろしくてグロテスクだけど美しすぎるよね……好き……
結末の救われなさもほんとすき……
他の作品もどれも面白くてハズレなし。流石!って感じでした。
井上雅彦の『よけいなものが』と...続きを読むPosted by ブクログ -
とにかく狂気的。鬱すぎる読後感。
短編はどれも読みやすく、面白かった!
日常ではありえないくらい恐ろしい人間たち。
「他人事」だから楽しく読める狂気。
ぞわっとする内容ばかりでおすすめ。
そして解説が富樫さん。Posted by ブクログ -
アメリカで発生したシリアルキラーによる殺人事件をテーマにした音声番組で放送された10ケースを書籍したもの。番組は、俳優の大谷亮平さんと声優の谷山紀章さん二人の会話で、実際に起こった事件を振り返り、人間の闇に踏み込んでいくようなものらしい。本書を読み終わった後、本書の帯にあったQRコードから番組のHP...続きを読むPosted by ブクログ