あらすじ
実母の育児放棄と義父のDV、孤独な十三歳の少年は、謎の男・PC(ポークチョップ)と出会い、闇の組織への出入りを許される。だが「強い男」を夢見ながらも仕事は料理の手伝い……。ある日、義父の策略で施設へ送られそうになった少年は部屋を飛び出しアジトへ。そこで見つけた物は……!? 転機は突然に。死の淵に立った少年は、ポケットに忍ばせたナイフに手を伸ばす――!! 幼き日の追憶を彼方に、ボンベロは新生ダイナー開店(オープン)へ。
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ごく普通の一般人・オオバカナコ。怪しいバイトに手を出してしまった彼女は、そのせいで「殺し屋専用のダイナー」でウェイトレスをすることになってしまいます。そんな加奈子の目線から、殺し屋の世界を覗き見ることができるのがこの漫画の魅力。
ダイナーの管理人・ボンベロはイケメンですが、トイレ掃除をしたあとに「舐められるくらいきれいにしろって言っただろ!」と本気で便器を舐めさせにくるような男。
ダイナーを訪れる客たちも皆、頭のネジが外れた凶悪な殺し屋ばかり。蚊を叩くような感覚で殺しにかかってきます。正直言って、カナコ詰んでます……。
しかし! 一瞬でも気を抜くと殺されてしまう状況下でも、「間違っている」と思ったことは殺し屋相手でも喰らいついていくカナコのまっすぐな行動によって、それぞれの殺し屋の「殺し屋である理由」やバックグラウンドが明らかになっていくんです!
恐怖の先にある殺し屋たちの真実……、そんな非日常を覗き見てみたいという気持ちをくすぐられ、ページをめくる手が止まりません!
感情タグBEST3
これは!
殺し屋を対象にした殺し屋ギデオンさんが表紙を飾るダイナー6巻。2巻以来の登場。
舞台は久々のキャンティーン。
美味しそうな料理の数々、イカれた来客、残酷なお話と描写に満足。