あらすじ
敵か否か、棺桶に潜んでいた謎の闖入者、九十九に疑念を抱くボンベロ。一方、「栄光の手」が刻まれたコインを見てしまったカナコは悪臭を纏う墓守、クラブが繰り出す爪の餌食に!! だが、殺し屋・クラブもまた、組織から逃れられない断腸の念を抱え苦悩していた…。やがて発覚した新たな真実に絶望するカナコ。新生キャンティーンを揺さぶる、新たな火種が――!?
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ごく普通の一般人・オオバカナコ。怪しいバイトに手を出してしまった彼女は、そのせいで「殺し屋専用のダイナー」でウェイトレスをすることになってしまいます。そんな加奈子の目線から、殺し屋の世界を覗き見ることができるのがこの漫画の魅力。
ダイナーの管理人・ボンベロはイケメンですが、トイレ掃除をしたあとに「舐められるくらいきれいにしろって言っただろ!」と本気で便器を舐めさせにくるような男。
ダイナーを訪れる客たちも皆、頭のネジが外れた凶悪な殺し屋ばかり。蚊を叩くような感覚で殺しにかかってきます。正直言って、カナコ詰んでます……。
しかし! 一瞬でも気を抜くと殺されてしまう状況下でも、「間違っている」と思ったことは殺し屋相手でも喰らいついていくカナコのまっすぐな行動によって、それぞれの殺し屋の「殺し屋である理由」やバックグラウンドが明らかになっていくんです!
恐怖の先にある殺し屋たちの真実……、そんな非日常を覗き見てみたいという気持ちをくすぐられ、ページをめくる手が止まりません!
感情タグBEST3
これは!
前半の罰を受けた殺し屋夫妻の話は今までの話の中でも特にお気に入り。
後半も後半で目を覆いたくなるようなカオスの残酷な設定と思いつく作者に舌を巻きました。