平山夢明のレビュー一覧

  • 恐怖の構造

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    非常に秀逸な新書。

    本書は作家である筆者が描いているため、新書の立ち位置が非常に理解されている。「面白い」「分かりやすい」「なんだったら役に立たないけど興味が湧く」この3点を完全にカバーしている。

    精神科医?の春日氏との対談も非常に興味深い。春日氏は不安に取り憑かれる性分だと明かし、以下のように語っているがとても共感を覚えた。
    「不安を持っていないような奴はバカだ」と開き直り、不安を抱えていることによって生じる「ある種の緊張」が、大きな不幸を防ぐバリアの役割を果たしている(略)との説も納得できる、というかそのように自分を納得させた。

    対談でのドラッグに対する見識も面白い。ドラッグは視覚や

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    2019年04月29日
  • 恐怖の構造

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    怖い怖いと言いながらお金出してお化け屋敷に行く心理とかそういうのはわかった気がする。ホラー映画じゃないけど実は怖い映画、、とかの紹介は興味深く、観てみようと思う。作者の人格がおかしいのではと思うところはドン引きして作者のことを好きになれそうにないが内容じたいはおもしろかった

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    2019年01月27日
  • ミサイルマン

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    "短編集。
    生きる意味を改めて考える。
    少なくとも私の日常とはかけ離れている世界で起こるメロドラマの数々。"

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    2018年11月23日
  • こめかみ草紙 串刺し

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    "幽霊話でもないし、人間の悪の部分でもないし、奇妙な、不思議な話。
    トワイライト・ゾーン
    よくぞここまで、これほどの話を集めたものだと、感心せずにはいられない。

    平山さんの本は、常に体調の良い時に読むべき。
    38度の熱にうなされながら読み終わった感想。ますます具合が悪くなる。。。"

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    2018年11月23日
  • ミサイルマン

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    ネタバレ

    『独白する〜』以来の短編。相変わらず上質なエログロ濃縮還元ミックスジュースのごとき味わいで、惚れ惚れしてしまいまいした。中でも、平山流地獄変『枷(コード)』の凄まじさは格別。狂気と人類愛は同時に存在するとき、最大の奇跡は起きるのです(それが素敵なものかは置いておいて)。他にもゲロ臭の中にただよう一筋の希望にこちらまで鼓膜がつんとする『それでもお前は俺のハニー』、海外ホラー映画でおなじみ「幽霊屋敷」を昇華させた『或る彼岸の接近』は実話怪談出身の平山夢明ならでは。彼が繰り返し作品で描くのは「どん底・キ印・クズが行き着く先で見つける人間らしさのかけら」だと思うのですが、それまでのプロセスの異様さ、バ

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    2018年09月25日
  • 恐怖の構造

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    他人を驚かせることが好きだ。もちろん賞賛をもらうためのものではなく、怖さを与える意味で、だけど。
    じゃあ、怖さってなんだろうか?って考えたときに、すぐに思い浮かぶのが、幽霊などの非現実の怖さと、人間の心の闇みたいな、現実的怖さ。
    後者の方が苦手で、だから前者の方で他人を怖がらせる。
    この本によると、ホラー小説を書くときに作者が表現するのは、自分にとっての怖いもの。読んだ後どう感じるか、作者からしてみれば、”どう感じさせるか”。
    それがホラー小説の醍醐味だそうだ。
    なんだかシステムのバックドアを見たような、恐怖小説の核心に触れた気がした。

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    2018年09月02日
  • 恐怖の構造

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    面白かった!
    なぜ恐いものをみたくなるのか、どの部分に面白さを感じてるのかなどがこちらに話しかけてるみたいな文章で書いてあったので学術書みたいな硬い感じじゃなくて読みやすかった。

    私は日頃そんな些細なこと不安に思わなくてもいいのにというようなことまで不安に思って思いつめて体調ガタガタになる程度には不安と常に隣り合わせで生きているので、恐怖より不安のほうがやっかいでコワイ、というような説はすごい頷けた。
    明確な恐怖はそれはもちろん嫌だし怖いんだけど、明確になった時点でどう対処しようとかどう立ち向かおうとかもしくはあぁもう無理だ諦めちゃおうなんて案外腹くくれる気がする。気持ちの上ではさっぱりする

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    2018年08月18日
  • 恐怖の構造

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    昔から怖い話が好きで、最近だとネットの洒落怖や、春先に発売された「日本現代怪異事典」を読んで楽しんでいる。

    なんで怖い話が面白いのか?自分でも時々考えたりしているので、本書を本屋で見かけた時に飛びついた。

    本書で個々に紹介されるエピソードはどれも面白いが、恐怖の構造については、概ね次のように整理されている。
    - 不安と恐怖は違う。
    - 不安は漠然としていて、恐怖は具体的。
    - 物語は、不安で始まり、恐怖が克服されてカタルシスを得て終わる。

    本文よりも、対談部分の方が、この辺がクリアに述べられている。

    この整理に、個人的にすごく疑問が残った。

    どちらかというと、私はカタルシスの得られな

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    2018年08月13日
  • ミサイルマン

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    バイオレンス、グロテスク!
    鬼畜系と言われるこの作家。でも、無性に読みたくなる。
    強烈な刺激が欲しい方、オススメです!

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    2018年03月19日
  • ミサイルマン

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    平山夢明だなぁ~って言うエグさ全開。
    タイトルが曲名とは知らなかった。
    なんだか癖になるグロさ。

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    2017年12月19日
  • 暗くて静かでロックな娘

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    【反吐】が出るようなストーリーの中にも、一筋の光というか前を向いていこうと思う話もあり、エンタメ性に富んだものであった。しかし、おばけの子はいただけなかった・・・

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    2017年08月11日
  • いま、殺りにゆきます RE-DUX

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    2016.10.31
    持ってたら呪われると思い、駅で即捨て。

    けど帰宅後
    何故か続きが読みたくなって
    再度購入。
    怖くてキモい背徳感がたまりません。

    スターという話がホントひどくて悲しくてツラかった。

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    2016年11月29日
  • こめかみ草紙 歪み

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    表紙がなんとも素敵です。もうおどろおどろしいやつとかアニメタッチな表紙は正直時代遅れで、そういう意味でも最近の平山チームはやっぱり先端を走っている気がします。

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    2016年08月06日
  • 暗くて静かでロックな娘

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    平山さんの10篇からなる短編集。

    いやぁ、笑った笑った。
    「反吐が出るよなお前だけれど……」は平山さんの悪口雑言の真骨頂ともいえるほど口汚い言葉の応酬で声出して笑いました。
    「悪口漫才」はカホルのうだうだと先延ばしにする様子に哀れさを感じた。
    そして最後の一行にぞっとする。
    「チョ松と散歩」は悲しいけどなんだかほっこり。
    表題作の「暗くて静かでロックな娘」のロザリンドは表紙イラストのイメージそのもの。

    平山さんのお話はすれっからしのどうしようもないキャラクターが出てくるけど大概愛される人物像。
    そして、ピュアな存在は痛々しいほどすばらしくピュア。
    だから余計もの悲しくて、余計残酷。

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    2016年07月24日
  • 暗くて静かでロックな娘

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    ストーリー全てがどこかで聞いたことあるような馴染みがあるもの。その聞いたことあるようなストーリーを独自の言い回しを使う事で新しいものに感じる。暴力的な言葉ではあるけどそれも味が出ている。「ドブロク焼き場」「チョ松と散歩」が特に面白い。

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    2016年02月10日
  • 暗くて静かでロックな娘

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    エロでグロでハイテンションな平山節炸裂。クズのような人々の反吐と汚物にまみれた人生を描きながらその中に純愛や友情をきらりと忍ばせているのだからたまらない。

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    2016年02月06日
  • 暗くて静かでロックな娘

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    短編集。下品で詩的で滑稽で残酷で温かい。この人の文章がすごく好み。中でも好きなのは「日本人じゃねえなら」、「悪口漫才」、「ドブロク焼き場」、「反吐が出るよなお前だけれど……」、「人形の家」、と表題作の「暗くて〜」。

    やっぱり掛け合いの面白さは頭抜けている。特に悪口の語彙が豊富!「反吐が出るよな〜」のラーメン屋の夫婦の口汚ない夫婦喧嘩があんまりに面白くて、もう声に出して読みたい罵倒の連続。「あたしはあんたより一日だって長生きしてさ、くっだらないあんたの死骸を焼いた灰をドッグフードに混ぜて犬に喰わせてやるんだよ。そしてあんたが犬の尻の穴から出てくるのを眺めてドンペリで一杯やるのさ。それだけは譲れ

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    2016年01月27日
  • こめかみ草紙 串刺し

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    作者のファンでなくとも、ホラーに免疫があるものでも、この怪談集は読後嫌ぁ〜な感覚を残します。怪談慣れしている方にもオススメ。
    欲を言えば数を減らしてもいいから篩にかけて欲しかったかも。しかしこの表紙はズルい。。綺麗。。

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    2015年02月25日
  • 或るろくでなしの死

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    全編よかったよ。
    特に【或る空っぽの死】がよかったので、275ページぐらいの長編でもう一度読みたいな。

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    2014年11月26日
  • ミサイルマン

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    ネタバレ

    「テロルの創世」なぜかこれだけ読んだことあったけど、好きな作品。この作家さんの作品はグロテスクや狂気の表現が突出しているなかで、純粋に世界観や展開にぞっとする。平山作品入門にもおすすめかと。。
    「枷」“顕現”を蒐集するために人を殺す父の話。“顕現”というフィクションであろうものと、それを追及することが当然であることが妙なリアリティを持って存在感を持って、最後の展開までまとめている。この作家さんの発想と、それを小説で実現させる想像力にはドキッとさせられます~
    「それでもお前は俺のハニー」キャラクターとともに、語りも粗暴に。極めて限定された世界と価値観のなかで展開される小さなお話、でもその説得力と

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    2014年09月14日