あらすじ
見慣れた世界がふとした瞬間に垣間見せる、奈落の闇を知っていますか。新居での怪異、解剖室での出来事、人身事故の後日譚――著者が二十年以上にわたって蒐集してきた「本当にあった怖い話」から、とくに禍々しいものばかりを再編集し、三篇の書き下ろしを加えた狂気のベストセレクション。明日はあなたの身に起こるかもしれない、戦慄の体験談四十篇。今夜眠れなくなるほどの恐怖を、お約束します。(解説 林譲治)
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Posted by ブクログ
"人間の体は不思議なもの。
ぞっとする恐怖を感じると全身で反応する。
本書を読んでいるとそれを実感できる。
自宅(電気の付いた明るい部屋)で太もも~腕などを露出した服装をしていると面白い実験ができる。本書を読んで恐怖を感じると全身に鳥肌が立つ。
ざわざわっと、本当に鶏肉のようなぶつぶつが浮き上がってくる。
想像するだけで体が反応する。これは、梅干しを思い浮かべると唾液が出てくるのと同じ現象。
文庫本を読んでいる限りは、安全な場所にすぐに戻れる。これが、もし自分の身に起こったらどうしたか考えるだけで、鳥肌もの。怖い話のてんこ盛り。"
Posted by ブクログ
再録ベストセレクションだが、昨今の竹書房文庫、実話怪談シリーズなどと比べてやはり質が高い。量産体制がそれほど確立しておらずペースがゆるかったこと、あとは筆力の問題だろうか。書き下ろしとされている第1〜3話はどこかで読んだ覚えがあるのだが・・・
Posted by ブクログ
ベストセレクションというから期待したんだけど、その割には……という感想。まえがきを読む限り平山さんが選んだわけではなさそうだから、平山さんが選んだベストが読みたかったかなと。
【収録作品】
「頭」「光」「夜の亀」「自殺名所の管理人」「万年止めの三六九番台」「うしろの正面」「夜の漁」「狐三千匹」「遺体捜索」「ピータンの壺」「人氷」「かゆいの」「イヤリング」「看護婦」「水で死ぬ」「建て売り」「大晦日」「ダンボールハウス」「厭な夜」「握り鬼」「返報」「いびき」「軍艦マーチ」「猫が好き」「化けたこ」「残業」「唄うゴミ袋」「自転車おばけ」「よりちゃん」「青テン」「親切」「空回り」「イタ電」「巻き添え」「屋形船にて」「蛇」「トンネル」「秘密」「赤鬼と青鬼」「負の負債」
前に『怖い本①』で読んで怖いと思った「自殺名所〜」と「唄う〜」が入っていたのは納得。もう一度読んでも怖かった。あとは「遺体捜索」「ピータンの壺」「赤鬼と青鬼」はキタなぁ……。グズグズに崩れたのは幽霊でも嫌だよね。特に「遺体捜索」はあまりのグロさに途中で読むの休んだ(笑)。慣れなんでしょうけど、遺体と接するお仕事をなさってる方々は尊敬します、本当に。
平山さんの作品の特徴として人怖な話もあると思うんだけど、「イヤリング」「水で死ぬ」「青テン」「イタ電」「秘密」「負の遺産」なんかはそれに当たる。
でもやっぱり個人的に一番嫌なのは何の咎もないのに酷い目にあってしまう話かな。「巻き添え」はかなり嫌だった。
Posted by ブクログ
この人の本は前々から読んでみたいと思っていたんですけれども、いやはや本当に怖い…のは何個かありましたけれども、やっぱりこういう霊的な話ってアレですね、話し手が少々頭おかしいんじゃないかと…ひねくれ者の僕は思ってしまうのであって、いかんせん怖さに欠けますね…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
↑などと言いつつおっそろしい話もあったわけですけれども…そこまで恐怖心に駆られることはありませんでしたかね…残念ながら…
ヽ(・ω・)/ズコー
次はこの人の書く小説などを読んでみたいと思いました! おしまい~。
ヽ(・ω・)/ズコー