中島要のレビュー一覧

  • うき世櫛

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    前半はどうしても主人公・結が好きになれなくて、全然ページが進まなかったし物語に入り込めなかった。「何か出来事が起こる→自分の独りよがりな考えを頑なに貫き行動→間違いに気づき反省」このサイクルが多すぎかつスパンが短く疲れてしまった、、、後半になるにつれて段々結も成長していき、物語に集中できるようになった。

    最初から最後まで一貫してお師匠・夕がかっこ良すぎる!「どんな逆境でも受け入れ今の自分にできることを精一杯やる」かっこいいねえ「恩は着るもので着せるものではない」その通りです、お師匠。

    そのほかのキャラクターたちも個性豊かでよかったけど、特にるり。るりみたいに人から好かれていることに揺るぎない自信を持ちたいなあと個人的に思った。

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    2024年08月17日
  • 結び布 着物始末暦(十)

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    終わってしまった、大好きなシリーズ。
    お糸と余一に育まれるお結布は幸せな子になるだろうな。お糸に叱られつつも甘やかしまくる父と余一の姿が浮かんで、ほほえましくなる。
    井筒屋の行く末など、ちょっとどうよという気持ちもあるけれど、余一の、今いる家族を大切に守りたいという気持ちの表れと思えば、納得。

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    2024年03月18日
  • 白に染まる 着物始末暦(九)

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    余一の名前に込められた思いがあきらかになり、お糸との夫婦の絆もより深くなる。
    ささやかな幸福を手に入れた余一に、よかったねえ、しっかり味わってね、という気持ちに。
    赤ちゃんが生まれたら、義父とともに、デレデレになって甘やかしてあげてね、と。
    おみつのでしゃばりぶりが、現実にいたら勘弁してほしいけれど、小説の中なら許されて楽しく読める。井筒屋との因縁もなんとか。
    次巻も楽しみ。

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    2024年03月16日
  • 異国の花 着物始末暦(八)

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    余一とお糸、父の関係がじわっとよくなっていく様に安堵。
    井筒屋の企みが怖い。
    始末屋の仕事の尊さ。
    尼僧が使えた主人はおそらく…。
    次巻がたのしみ。

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    2024年02月28日
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)

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    あー、よかった。
    お糸と余一の思いが通じ合ったものの、父親の許しが得られず、の前巻の続きが読めた。
    本音を素直に伝え合うシーンは愛おしくてならない。
    お糸のために用意した帯の刺繍や、撫子柄に込めた思いの読み解きなど、余一の思いの深さがわかって胸に沁みる。
    ご隠居にスパッといかれるシーンは爽快だけど、綾太郎はそんなに立派な旦那だったかなあ、と。褒められたのは余一とはいえ。
    次巻も楽しみ。

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    2024年02月27日
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)

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    シリーズを追うごとに登場人物が立体的になっていき、その行く末ご気になって仕方ない。と思える楽しさ。
    余一とお糸の関係に動きが。
    吉原も出てくるし、他に読んでいる時代ものと合わせてイメージすると、とても楽しめる。
    次巻も早く読みたい。

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    2024年02月11日
  • 藍の糸 着物始末暦(二)

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    ええ話。
    着物始末屋の余一と、飯屋の娘お糸。
    古着屋六助、友人おみつ、奉公先の娘お玉。
    どれも愛おしく感じられて、応援したくなる。
    着物が好きになる。
    着物は人の思いの依代。
    次も早く読みたい。

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    2023年12月28日
  • しのぶ梅 着物始末暦

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    また読むのが楽しみな時代シリーズを見つけられて嬉しい。
    着物の始末屋余一と市井の人々が織りなす物語。
    人が死ななさそうなのもいいな。
    余一を玉木宏で想像して読んでます。お糸は誰にしようか考えるのも楽しい。

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    2023年12月19日
  • 大江戸少女カゲキ団(四)

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    ネタバレ

    シリーズ第四弾
    前作の終わり的に噴火が起きての災害がメインかな?とか思ったけれど、そんなに関わりはなかったー笑
    確かに生活に支障が出たとは思うけど……困ったのは芹ちゃんぐらいかな?
    それでも普通にお稽古に行けるレベルだから、災害かもと思わせる描写が必要だったかは私には分からなかった

    江戸っ子娘たちの推し活シーンにニヤニヤしてしまった
    姿絵を大事に大事に
    男装少女は時代を越えて愛されるんだよー!と思う
    昔は絵を何枚も買って眺めてたのかなと思うと、今と対して変わらず皆推しがいたんだろうなと感じ入る

    そして最後…人柄とかしか登場しなかった芹ちゃんのお父様が死っ!?
    あまり好ましい印象ではなかったけれど、流石に不憫だなぁと思ってしまった

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    2023年12月07日
  • 大江戸少女カゲキ団(三)

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    ネタバレ

    シリーズ第三弾
    新たにカゲキ団の仲間に加わったお静ちゃん
    その正体は男性!
    ただ男の格好をしたいがために入ったのか、少女カゲキ団を掻き乱す
    結局彼女…彼?は今後どうしたいのだろう…と思ってしまうよ〜
    そして男装で外に出れるんかい!笑笑

    前回の課題であった身バレ
    やっとこさバレてない問題はやや解決?という感じだが、余談は許さず…
    引き続きバレそうになることを繰り返す…
    結婚やら災害やら、まだまだ課題は多くありそうな予感の今巻
    次巻は災害回だろうか??

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    2023年12月07日
  • 大江戸少女カゲキ団(二)

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    ネタバレ

    女性が男装することが好まれない世の中、前巻で少女達は男に扮し物語を演じる
    彼女たちが想像した以上に巷で人気を博していく
    それにより、バレた?バレてない?が今作の物語のメイン
    ご令嬢方は男に扮したことを絶対にバレたくない!カゲキは続けられない!で終わってしまった二巻……
    堂々巡りでちょっと物足りなかった…かな…
    それぞれの家の事情や時代の事情があり、自分の保身を優先するのは当たり前だと思う
    だけど、踏み出してしまったのも事実なんだから、ある程度はバレてしまうのも仕方ないと思ってやらないと続かないよなぁ
    良かったのは、今作登場の新キャラお静ちゃん!
    まさかの男の娘!?
    彼…彼女?が今後どういう動きをしていくのかがとても楽しみ

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    2023年11月27日
  • かりんとう侍

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    ゆるいタイトルとゆるいカバーイラストで損をしていると思います。

    時代と世相の切り取り方が絶妙です。

    舞台は安政元年の江戸。前年にペリー来航し、軍備増強を急ぐ江戸幕府。戦う覚悟ができない平和ボケした士族達。それを見て苛立つ町民達。

    そんな予測不能な時代に、旗本家の次男と言うこれまた不安定な身分に生まれついたのが主人公。旗本家とは言え、次男では家は継げません。とは言え、家は裕福だし、売れっ子芸者の彼女もいるし、人生イージーと思っていたら、、、

    後に「安愚楽鍋」を書いた仮名書魯文や災害など、実在人物や史実を織り交ぜ、VUCAな江戸のニートの成長譚。面白いです。

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    2023年09月10日
  • しのぶ梅 着物始末暦

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    みをつくし料理帖に似た世界観。着物の知識は全くないのだけど、1つの着物の人生や過去や未来をつなぐ始末屋の矜持が感じられて面白かった。一冊読み切りかと思ったら続編もある。余一の過去と今後が気になるのでチェックしようかな…

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    2023年09月10日
  • 大江戸少女カゲキ団(五)

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    江戸を舞台のジェンダーギャップ物語。
    全5巻、1300ページを超える青春小説のの最終巻は大団円かと思いきや、ほろ苦いものでした。
    数日前に『日本のジェンダーギャップ指数が146カ国のうち125位で過去最低となった』との報道がなされていて、タイムリーだなぁと思いながら読みました。
    江戸を舞台としている以上、女歌舞伎が認められることは無いと分かっていましたが、やはりこの時代のジェンダーギャップの壁は厚かったようです。
    なんとか乗り越えられたのは仁と静のペアのみ。才と紅はしたたかではあるけど、枠内に収まります。そして芹は、

    最終巻はジェンダーというより、親子の問題がクローズアップされました。
    芹の父親は第1巻からなかなかの毒親ぶりでしたが、最終巻に来て母親のそれを上回るモンスター振り。なかなかの胸糞です。これでは頑張った芹も報われません。
    中島要の小説には、皆が一目置く粋でカッコ良い女性がよく登場します。今回は花円師匠。後を継ぐ芹にも女だてらに粋でいなせな姉さんになって欲しいものですが、時代は天明の大飢饉を経た寛政の大改革時代。まだまだ辛い世の中が続きそうですね。

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    2023年06月25日
  • 大江戸少女カゲキ団(四)

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    ようやく色恋沙汰が絡んできた。でも廓話でも品よく描く中島先生。今回もドロドロとは致しません。今のところは。
    いよいよ次が最終巻。なんか男の裏切りとか予感させながらも、全員に幸せになってほしいなぁと思わせるキャラの立て方は流石です。

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    2023年06月23日
  • 神奈川宿 雷屋(いかずちや)

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    帯にあるように、この話が「本格推理」かはわからないが、おもしろかった。
    終盤、お実乃がねえちゃんに会ってからのくだりは甘すぎの気もしたが、実乃は現代的な時代小説ヒロインだと思う。
    文盲が実乃の弱点なのがつらい。

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    2023年06月22日
  • 大江戸少女カゲキ団(三)

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    シリーズ3作目。
    中島要さんの作品は、落語の枕のような江戸の小噺で始まることが多いですね。これによって軽やかなテンポが生まれ、また、読者をグッと江戸時代に引き込んでいきます。前回は初鰹の噺でしたが、さて今回は?
    新メンバー(表紙イラストのブルー)も加わり、やっと全員出揃ったようです。戦隊モノですね。自分の中で戦隊モノのブルーはちょっとひねた一匹狼で、場合によっては一人だけ先に死んじゃうイメージですが、本作のブルーは大丈夫でしょうか?心配です。

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    2023年06月12日
  • 大江戸少女カゲキ団(二)

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    1巻からの主要人物4人のキャラも立ってきた。レッド、ピンク、イエロー、パープルと、表紙のイラストもアイドルか戦隊モノのようにメンカラーが決まっている。もちろんセンターはレッドの芹ちゃんだ。ん、ブルーがいないぞと思ってたら、、、

    女性活躍推進法のなかった江戸時代を舞台にしたJK部活動もの。江戸時代の風俗に詳しくなれます。まぁ、女性活躍推進法があったから何なのって感じですが、男女格差は今の方がマシなんですかね?当時は身分格差もエグいですが、こちらの格差は現代アメリカとあまり変わらない気もします。

    今のところ恋愛要素もほとんどなく、芹以外のお嬢様へはあまり感情移入も出来ませんが、当時の芝居事情や生活風習などを楽しみながら読み進めることが出来ます。重〜い本と並行して読むのにちょうど良いかな。

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    2023年06月11日
  • 大江戸少女カゲキ団

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    着物始末暦の中島要の作品
    身分を隠した大店のご隠居、こまっしゃくれた小僧、茶屋のお手伝いの娘、登場人物だけ見れば落語の舞台のようだが、茶屋の娘お芹には人に言えない悩みがあった。出だしはいつもの中島要節。若干テンプレ化している気はするが、さすがは江戸を舞台としたライトノベルの旗手だ。
    ところが登場人物がほぼ女性だけになる後半は、なんだかわちゃわちゃしてきた。この先の展開はいかに?って、結局次の巻が気になる第一巻でした。

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    2023年06月02日
  • 朝日文庫時代小説アンソロジー 家族

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    昔の家族はいつも助け合って生きてきた,現在は家族もいろいろな形があり、難しい時代です家族で会って家族でないよう家族って何? 昔には戻らない。今は令和だから。

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    2023年04月05日