【感想・ネタバレ】夢かさね 着物始末暦(三)のレビュー

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「菊とうさぎ」「星花火」「面影のいろ」「夢かさね」、連作短編4話。中島要さん「夢かさね」、2014.2発行、着物始末暦シリーズ№3。短編でありながら、巻を重ねるごとに以前の話が肉付けされていく。素晴らしい進行状況に拍手喝さいを送ります!「星花火」「面影のいろ」、ぐいぐいひきこまれました(^-^) 余一とお糸の仲も少しずつですが、重なり合ってまいりました。

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2018年02月12日

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内容(「BOOK」データベースより)

柳原の床店で、六助はいつものように古着を扱っていた。そこへ見るからに様子のおかしい男が、風呂敷を抱えてやって来た。経験上関わらないと決めた六助だったが、隣店の長吉がその男に話しかけてしまう。男は女ものの藍染めの袷を、いくらでもいいから引き取って欲しいというのだ。傷みもなく真新しい袷、そして落ち着きのない男の様子からして、何か後ろ暗い事情があるはずと睨んだ六助。袷の出所を問い詰めると、男は踵を返して駆けだした。残された袷の持ち主を探るべく六助は、着物始末屋・余一の元に向かったが―(「菊とうさぎ」より)。話題沸騰のシリーズ、待望の第三弾!!

3月8日~12日

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2014年03月12日

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着物始末屋シリーズ第三弾。
余一やお糸、他の登場人物のその後が気になって、楽しく読んだ。余一の真っ直ぐな、真っ当な、濁りのない言葉がまた聴けて嬉しい。
手を動かし、ものを活かし、丁寧に大切に生きていきたいな、と思えるのがありがたい。
次も楽しみ。

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2024年01月17日

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着物始末暦 シリーズ3

お玉と実母お燿との確執がようやく氷解し、祝言の日を迎える。

血のしがらみや宿命は生まれる前から決まっている。けれども、それに押しつぶされない力を与えられている筈。
神様は全てを見通して采配をふるっているのだから。

その神様は、どんな采配を振るおうとしているのか。
お糸の亡き母の過去の想い人の、修三が、江戸店を出す事になった京呉服屋井筒屋の番頭として現れる。
しかも、その井筒屋は、お玉の祖母の実家だった。
なんか、絡れそうな予感。
井筒屋は、余一とも関わりがあるのかな?

それにしても、余一って、影がうすい。

巻末に毎回、着物柄のページがあるが、見たことのない柄があったり、楽しめる。

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2023年09月15日

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着物始末歴三
 菊とうさぎ
 星花火
 面影のいろ
 夢かさね
  付録 主な着物柄


どうも余一って人に感情移入できないんだけど
まわりの人のおかげで楽しく読むことができる。

今回は呉服太物問屋の若旦那綾太郎さんの話と
桐屋の話がよかった。

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2018年09月14日

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着物始末屋第3弾

綾太郎が成長した!ちゃんと大切なことに気付けてよかった。それにより余一もお金持ちについての頑なな考えも改まり、いい相乗効果がうまれてる。嬉しい。気付くことによって素直になり、いい感じに可愛げが出て来た。嬉しい。お玉がとうとう嫁いで来たから綾太郎の今後の活躍にも期待しちゃう。
お三和ちゃんと、おみつは切ないながらにそれぞれの心の置き所をさだめてる。強い。偉いなぁ。
次が早く読みたいな。

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2018年04月30日

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事件は起きないのかと思っていたら、何やら大きな展開がありそうな感じです。
だいぶ人物背景が分かってきました。読みやすくて読後がさわやかです。
余一とお糸の関係は??よく分からないですし、お糸とおみつが相談相手に余一を頼るのがまた分からない。

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2014年08月26日

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登場人物たちがよい感じに絡んできました。
これまでのところ、いいところは全部余一が持っていっている印象をうけましたけど、次巻以降は綾太郎が活躍してくれそうな予感!

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2014年04月05日

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202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。話によってメインになる登場人物が変わるタイプの短編なので、別話・別視点だけど同じエピソードが再三出てきたり、時系列でみるとわかりにくい時も。とはいえ、巻を重ねるごとにキャラ達への多少の愛着もわき笑、若旦那綾太郎達の成長もみてとれ、全巻面白く読めた。巻末に着物柄説明が入っている趣向も良い。

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2021年06月07日

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ネタバレ

着物の始末を通じて人間関係の汚れや
コワバリを整える職人余一
お糸の父親とも分かり合える糸口が見えた
桐屋のお玉と母親との確執も癒えた
お糸の幼馴染のおみつは、仕えるお玉との
生涯の誓いをより強固にした
少しだけ好きな余一との思いでもできた
お玉の思い込みがただの人間関係のもつれ
と思いきや、それぞれの身の上に係る深刻
で口外し辛い内容であり、それを奉公人の
おみつが承知するという構成が上手い
登場人物の無駄遣いが無いのは、職人余一
同様に始末が上手な作者さんだな(´・ω・`)

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2020年08月08日

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古手屋六助のところに、いくらでもいいからと、可愛い柄の合わせを持ち込んだ男。盗難品じゃ困ると品物を返そうと試みると、そこには悲劇的な事件があった。
登場人物たちの関係者が絡むと同じ事件の続きが。。。

着物の扱われ方、持ち主との関わり、それぞれの人生観。
絡み合う幸、不幸の綾。

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2020年02月19日

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巻を重ねる毎に面白くなってきたシリーズです。
余一は今回も勿論良く、今回は綾太郎も良いと思いました。
そうか、頑なというより皆さん意地っ張りなのかもと思うと、登場人物たちが以前より好きになれそうな気がします。
「星花火」「夢かさね」が良かったです。
お玉とお母さんの気持ちが通いあってほっとしました。お玉は幸せになれるといいです。
最後に出てきた井筒屋、これから最大の敵役になりそう…続きも楽しみです。

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2018年06月03日

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着物始末記シリーズ3。おみつが奉公する桐屋の娘お玉の祝言までの出来事が描かれている。桐屋に脅迫状が届いたり、お玉と母親との確執騒動があったりと着物を巡ってまた色々な事件がおきる。でもだんだん余一の活躍が減っていくなぁ。

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2017年06月25日

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着物始末暦の三巻。
着物始末屋の余一の出生の秘密がチラホラ。
お糸、おみつ、お玉の女性陣の恋話。
怪き人達の登場と状況が変わりつつある。
余一がクール過ぎて近寄り難い感じがする。

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2017年01月22日

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綾太郎、結婚する前に少しは成長出来たのか…
「着物始末暦」という題から余一が主人公かと思っていたら、綾太郎、お玉 vs 井筒屋の話に展開していくのかしら?

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2017年12月13日

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シリーズ第三弾。

キャラクターに文句を言いつつも、やっぱり読んじゃうこのシリーズ。
お玉には幸せになって頂きたい(頼むぞ、綾太郎)。
そして、井筒屋・・・今後どうからんでくるのか、気になります。

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2016年02月03日

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着物始末暦3。今回は読んでやっと綾太郎を初め、登場人物にイライラしなくなった感じ。でも、何事か起こる→カッとなって行動パターンが多過ぎる気がする…。着物の事より恋愛話ばかりが多いのもなあ…しかし物事が進みそうなので次が気になる。

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2015年07月20日

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