【感想・ネタバレ】白に染まる 着物始末暦(九)のレビュー

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やっと夫婦になった余一と、おいとだが、店が忙しくすれ違いの生活が続き互いに思いやるあまり、甘えることができない。胸に思うことを伝えなければと、父親からも言われる。

子宝祈願の山王神社で出会った尼僧のことを思い出していると、本人がダルマ屋に訪ねてくる。

新しい展開が。

唐橋の打ち掛けで邪魔をした六助を恨んで襲わせた井筒屋。とっさに助けて刺された千吉。

ここでも、新しい縁が始まる。

人と人の感情が交差し、睦み合い思い合う人々。
情愛深い登場人物に感動する9巻。

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2020年02月20日

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余一の生い立ちの秘密も明かされ、
井筒屋の脅威もひとまずなりを潜めて、漸く次は最終巻です。

おみつの鼻っ柱の強さだけは、まだ慣れることができません。

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2018年11月25日

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着物始末暦シリーズ九。幸せになった余一、綾太郎、六助が花魁道中の打掛に関わる。大変さが先に立ち、ホッとするもその後にもひと騒動が持ち上がる。話しひとつひとつに味があって面白く引き込まれた。井筒屋もこのままの筈はない。この先も待ち遠しい。

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2017年11月05日

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このシリーズを読むと幸せな気分なる。
そしてやはり江戸に、江戸時代に暮らしたいと思う。
たとえ貧乏長屋であっても、素直に泣き・笑い、前向きに生きていける気がする。
頑固者や天邪鬼も人との関りで少しずつ変化し
それぞれが大切な人を大事に思い守っている。
このシリーズは、「人」って良いもんだ…と思える作品。
あぁーこれが出たばかりの最新刊なのに…早く次が読みたい

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2017年08月28日

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着物始末暦 シリーズ9

晴れて夫婦となった、余一とお糸夫婦に、子供が授かった。

大隅屋は、西海天女とよばれている唐橋花魁が、花魁道中で着る最後の打掛を作り、大評判となった。

その一方で、唐橋に恨みを持つ札差の澤田屋や、京の老舗呉服問屋・井筒屋江戸店の店主、愁介の動きが怪しい。

次回、最終話。
どんな風に落ち着くのか、楽しみ。

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2023年09月30日

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ネタバレ

シリーズ9巻も面白かったです。
余一、お糸おめでとう!と思いました。余一がでれでれな父親になるなんて想像できませんが、始めの頃に比べるとかなり丸くなったなぁ。
唐橋の花魁道中も良かったです。幸せにおなり。
「人は白に染まる」という余一の言葉が印象でした。
愁介やられたなぁ…で、井筒屋が撤退!?となりましたが、彼のことだからここで終わりそうにないです。
最終巻も楽しみです。

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2018年10月06日

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晴れて夫婦になった着物始末屋の余一と、一膳飯屋の看板娘・お糸の物語。シリーズ№9「白に染まる」、2017.8発行です。師走の嵐、白に染まる、道中の行方、寿(ことはぎ)の袖の4話。余一の名前を「余った一」と思ってた余一ですが、余(よ)は、貴い身分の者が自分を指す言葉で、我ひとりという意味、ひとりでも生きていけるようにとの母親の気持ちから名付けられたことがわかりました。

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2018年06月18日

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内容(「BOOK」データベースより)

晴れて夫婦となった着物始末屋の余一と、一膳飯屋の看板娘・お糸。しかし互いに忙しく、夢にまで見た夫婦の暮らしはすれ違いが続き、お糸はひとり思い悩んでいた。一方、大隅屋の若旦那・綾太郎は、朝っぱらからうんざりしていた。西海天女と呼ばれている唐橋花魁が吉原で着る最後の打掛を大隅屋で作ったことが江戸中の噂となり、それを一目見ようと、客が押しかけてきたからだ。唐橋に恨みをもつ札差の澤田屋や、京の老舗呉屋問屋、井筒屋江戸店の店主・愁介がつけ狙う中、唐橋の最後の花魁道中は無事に終わるのか!?待望のシリーズ第九弾!!

平成29年8月28日~30日

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2017年08月30日

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余一の名前に込められた思いがあきらかになり、お糸との夫婦の絆もより深くなる。
ささやかな幸福を手に入れた余一に、よかったねえ、しっかり味わってね、という気持ちに。
赤ちゃんが生まれたら、義父とともに、デレデレになって甘やかしてあげてね、と。
おみつのでしゃばりぶりが、現実にいたら勘弁してほしいけれど、小説の中なら許されて楽しく読める。井筒屋との因縁もなんとか。
次巻も楽しみ。

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2024年03月16日

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ネタバレ

え?尼僧さん…それ言っちゃうんだ?
いいテンポで進んだ9巻!
井筒屋が、これですんなり京都へ帰るのか?

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2022年01月04日

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202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。話によってメインになる登場人物が変わるタイプの短編なので、別話・別視点だけど同じエピソードが再三出てきたり、時系列でみるとわかりにくい時も。とはいえ、巻を重ねるごとにキャラ達への多少の愛着もわき笑、若旦那綾太郎達の成長もみてとれ、全巻面白く読めた。巻末に着物柄説明が入っている趣向も良い。

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2021年06月07日

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着物始末歴 九
  師走の風
  白に染まる
  道中の行方
  寿の袖
    付録 主な着物柄


知り合いに貰った本なんだけど
八が抜けていたと
ここを登録しようとして気づいた。
特に八を読んでないとわからないことはない。
何も支障がない。

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2018年09月15日

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ネタバレ

シリーズ第九弾。

今回は、お糸の解任から始まり、唐橋の花魁道中を挟んで、
おみつと千吉の関係が発展するか。。というところで終わっています。
井筒屋が本当に、江戸から引き上げるのかは怪しいですね。

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2018年01月25日

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着物始末暦シリーズも第九作。
長かった余一とお糸の行き違いもようやく片が着いたと思ったらもう懐妊。
あの余一が身重のお糸のために苦手なお糸の父との同居までしてしまうとは、すっかり良い夫になってる。
さらに、余一の名前の所以も分かりホッとする。
しかし散々引っ張ってきた井筒屋の絡みは何だかアッサリと終了。勿論これで引き下がる井筒屋ではないだろうが、何だかやることが如何にも小賢しい悪者っぽくて興醒めする。もう少し大隅屋や余一と渡り合うくらいの着物問屋としての矜持や腕を見せてくれた方が良いのに。
おみつも相変わらず好きになれない。千吉との関係が変わりそうだけど、うーん、申し訳ないけど興味が湧かない。
一番良かったのは身請けされる唐橋花魁の堂々たる道中と口上。花魁らしい、誰にも媚びず、しかし気遣いも感じられる姿が素敵だった。
次が節目の十巻。完結となるのか新たな展開となるのか。

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2020年12月21日

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着物の始末屋シリーズ第9弾
唐橋の最後の打掛が無事に出来、最後の道中も醜い心に汚される事なく無事に唐橋らしく終われて良かった。
寿ぐ事の多かった今作、おみつと千吉の行方も気になるところ。
とは言え、奉公人が不躾だったりしてなんだか時代小説を読んでいる気がしなくなってきた。
千吉の心、はやくほどけるといいな。

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2018年04月30日

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