【感想・ネタバレ】藍の糸 着物始末暦(二)のレビュー

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中島要さん「藍の糸」、着物始末暦シリーズ№2、2013.7発行、藍の糸、魂結び、表と裏、恋接ぎの4話。読み応えのある連作短編4話です。亡き妻のきものを始末していわく付きの染みも残したままで作った座布団、「表と裏」、良かったです。<座布団は君を思ひし我が心 裏も表もないとこそ知れ>。赤ん坊を連れた女性が金沢から江戸にいる父親を訪ねて旅をする「恋接ぎ(こいつなぎ)」、加賀友禅が赤ん坊を導きます。感動しました!余一、お糸、おみつ、お玉、六助などのキャラクターが徐々に固まってまいりました。

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2018年02月11日

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内容(「BOOK」データベースより)

呉服太物問屋の若旦那・綾太郎は、着物の染み抜きなどをなんでもこなす着物始末屋・余一のもとへ打掛の始末を頼んだ。毛嫌いする余一を困らせようと、生地が弱りすり切れた打掛を渡したのだが、その仕上がりは非の打ちどころのない出来栄えだった。余一に対して、何としても一泡吹かせたいと願う綾太郎。そんなある日、彼は古着屋の六助を伴い、余一に想いを寄せるお糸の飯屋を訪れた。血の気が多い職人や人足などの男達を前に、てきぱきと働くお糸を見て、綾太郎は彼女に惹かれはじめるが―(「藍の糸」より)。大好評、連作短篇時代小説。待望の第二弾!!

3月5日~8日

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2014年03月08日

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着物始末暦 シリーズ2

着物始末屋の、余一は、いつも、顰めっ面をして、他人と関わりたがらない。けれど、一旦関われば、損得抜きで、とことん手を貸す。

そんな余一に、心を寄せる「一膳飯屋・だるま」の一人娘のお糸。
そんなお糸の心を知りながら、幼馴染のおみつも、余一の事が、気になり出して。
あらまあ、ややこしい事。

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2023年09月09日

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着物始末暦の二巻。
着物をめぐり、余一をめぐり益々面白く絡み合ってきた。
着物は着てやってこそ価値がある、着物自体の価値より着物を切る人の気持ちが大切、という余一の思いが貫いていて心地よい。
余一に惹かれている女達、絡んでいる男たちがどうなっていくのか楽しみ。

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2017年01月19日

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字が大きくて読みやすい。
お玉とおみつの関係がいいですね。
ひとつずつのお話がつながっていくので、
どんどん深まってきました。

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2016年10月02日

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徐々に広がりを見せ始め、登場人物も増えてきた。
もう少し展開進度あげてくれても良いですよーとワクワク。

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2013年12月07日

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着物と人の思いをつなぐ連作短編シリーズ。
少しだけ余一の感情が出てきた。
着物の説明があるのがうれしい。

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2013年11月22日

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色々な人の思いが絡まっている。
ただ肝心の余一の思いが、彼の持っている背景が複雑な分、見えなくて、どうしてそうなる!と突っ込んでしまいました。

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2014年08月21日

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ええ話。
着物始末屋の余一と、飯屋の娘お糸。
古着屋六助、友人おみつ、奉公先の娘お玉。
どれも愛おしく感じられて、応援したくなる。
着物が好きになる。
着物は人の思いの依代。
次も早く読みたい。

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2023年12月28日

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202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。話によってメインになる登場人物が変わるタイプの短編なので、別話・別視点だけど同じエピソードが再三出てきたり、時系列でみるとわかりにくい時も。とはいえ、巻を重ねるごとにキャラ達への多少の愛着もわき笑、若旦那綾太郎達の成長もみてとれ、全巻面白く読めた。巻末に着物柄説明が入っている趣向も良い。

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2021年06月07日

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ネタバレ

中島要二冊目(一巻目は印象が悪かった)
主人公が何を考えているのかだんだん見えて
来ると物語も楽しくなる
周囲の登場人物も増えてきて長いシリーズに
なりそうな予感です(良い付き合いが出来そう)

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2020年08月04日

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呉服太物問屋の若旦那、綾太郎は上等の着物を扱う。
父親は、元手代ゆえか店のことばかりが第一で、跡取り娘の妻は遊びで歩いているばかり。

お糸の幼馴染みおみつは、紙問屋の娘お玉に救われお嬢さんのお月の女中。

お玉は、綾太郎の許嫁だ。

この回は価値観が違う綾太郎と余一の確執で始まる。
登場人物たちのそれぞれの事情と人生巻の違いでの、やりとりが興味深い。

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2020年02月19日

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シリーズ2巻も面白かったです。
でも、やっぱり余一以外の主要登場人物がなかなか好きになれなくて…「こいつはこうだろう」という決め付けが強すぎて好感が持てません。
六助さんは「魂結び」でちょっと持ち直しました。このお話が一番好きでした。
余一、無愛想だけれど人のことをちゃんと見ていて想いも理解していて、良い人だなと思いました。
そしてわたしの個人的な好みなのですが、千吉がこれからも登場したらいいなと思います。性癖です。
シリーズ続きも読みます。
これからは、チェック柄ではなく、翁格子ということにします。

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2018年05月27日

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シリーズ2作目。お糸はいいとして、なぜおみつまで余一のことが好き、という設定にしたんだろう。読んでて楽しくない。

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2016年10月30日

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余一の不幸な生い立ちのために、お糸ちゃんとの中も進展しないが、それでも何か事件が起こるたび、少しずつ距離が近づくのが良かった。

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2020年04月27日

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シリーズ第二弾。

相変わらず登場人物達の我の強さに、“も~っ・・”と思いながら読んでいます。
特にお糸と綾太郎のイタさ加減は、どっこいどっこいですな・・・頼むから成長してくれ。
そして、モテモテ余一の千里眼ぶりが今回も冴えています。

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2016年02月01日

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着物始末暦2。今回も綾太郎の話から始まってだいぶイライラ…二作目ということで、登場人物達も慣れてきて…人には色々な面があるとは思うけど、なんかみんな行動が同じなような…余一に惚れてるお糸の、親友のおみつまで余一に惚れてしまいどうなるのか。まあ余一はいい男なんだけど、もっと仕事描写も欲しいものです。 新キャラ千吉はこれからどう係わるのかな〜

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2015年07月20日

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着物の始末屋第2弾

始末屋余一は、前作よりも人間味が出て来た様子。周りの人に慣れてきたからかなぁ。凄くいい。
余一を取り巻く人達の色んな目線で描かれていて面白い。でも、綾太郎にもう少し可愛げや素直さが欲しいよぅ。
なかでも、お玉とおみつの話が好き。おみつがお玉に対して健気で可愛い。お糸と余一よりおみつと余一がいいなぁ。

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2018年04月30日

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出てくる女性陣の感情に若干いらだちや腹立ちさを感じるけど、気持ちのまっすぐさが何とも言えません。
またやはり余一の眼力の素晴らしさに脱帽です。

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2013年12月25日

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