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「井筒屋で配られている引き札を、五枚集めたら高価な絹のしごきが貰えるぞ!」「どうやら井筒屋は、配ったしごきの色で美人番付をしているらしいぞ!!」正月早々、江戸の町では開店したばかりの老舗呉服問屋、井筒屋江戸店の噂で持ちきりだ。しかし、巷を賑わす話の裏には、実は隠された陰謀があった……。井筒屋の真の“狙い”とはいったい何なのか!? 着物の始末屋・余一が、一膳飯屋のお糸と共にその真相に迫るが――。着物の汚れも、市井の悩みも綺麗に始末する!! 大人気シリーズ、待望の第四弾!!
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Posted by ブクログ
着物始末歴シリーズ第4巻。4話収録。
中弛みを感じさせないどころか、「そろそろ本筋に入ろうかしら」って作者の余裕すら感じさせる第4巻です。
以下、各話の感想など
「禁色」
満を持しての悪役登場。こいつは手強そうだ。
「歳月の実」
主な人物はあらかた出尽くしたと思っていたのだが、端役と思っていた大隈屋の御新造お園(綾太郎の母)が踊り出る。金持ち嫌いの余一と、生粋のお嬢様育ちのお園の会話が楽しい。無口で頑固な余一の塩対応を軽く受け流す『大人のお嬢様』の余裕。
「雪とけ柳」
「とっつぁんが立派なひとだったら、おれはとても近寄れねぇ。いい加減ななまけものだから、こっちは言いたいことが言えるのさ。」
こいつのこういうところが人たらしなんだ
P.166
塩対応だけど根は優しい余一の魅力が溢れます。
「絹の毒」
1話目の「禁色」が引き起こす更なる事件。これまでは1話完結感が強かったのだが、いよいよ大きな物語が動き出しました。
これからの展開が楽しみな巻となりました。
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