なみだ縮緬 着物始末暦(五)
  • 完結

なみだ縮緬 着物始末暦(五)

682円 (税込)

3pt

「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中、雨にうたれ熱を出し、気を失ってしまったお糸を助けたのはいったい誰なのか!?そんな折、以前、千吉と同じ陰間茶屋で働いていたという女形役者の大事な衣装が盗まれるという事件が起こる。困った六助は余一に相談をするが、疑惑をかけられた千吉は行方知れず、同じ衣装を用意するにも刻がない。果たして余一はこの問題をいかに始末するのか――話題沸騰の大好評シリーズ第五弾!

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着物始末暦 のシリーズ作品

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1~10件目 / 10件
  • しのぶ梅 着物始末暦
    完結
    680円 (税込)
    着物の染み抜き、洗いや染めとなんでもこなす着物の始末屋・余一は、職人としての腕もよく、若くて男前なのだが、人と深く関わろうとしない。一方、余一の古馴染みで、柳原土手の古着屋・六助は、難ありの客ばかりを連れてくる。余一の腕を認めながら、敵対心を燃やす呉服太物問屋の若旦那・陵太郎。朴念仁の余一に片思いをしている一膳飯屋の看板娘・お糸など……。市井の人々が抱える悩みを着物にまつわる思いと共に、余一が綺麗に始末する!! 人情味溢れる筆致で描く、時代小説。
  • 藍の糸 着物始末暦(二)
    完結
    680円 (税込)
    呉服太物問屋の若旦那・綾太郎は、着物の染み抜きなどをなんでもこなす着物始末屋・余一のもとへ打掛の始末を頼んだ。毛嫌いする余一を困らせようと、生地が弱りすり切れた打掛を渡したのだが、その仕上がりは非の打ちどころのない出来栄えだった。余一に対して、何としても一泡吹かせたいと願う綾太郎。そんなある日、彼は古着屋の六助を伴い、余一に想いを寄せるお糸の飯屋を訪れた。血の気が多い職人や人足などの男達を前に、てきぱきと働くお糸を見て、綾太郎は彼女に惹かれはじめるが――。大好評、連作短篇時代小説。待望の第二弾!!
  • 夢かさね 着物始末暦(三)
    完結
    682円 (税込)
    柳原の床店で、六助はいつものように古着を扱っていた。そこへ見るからに様子のおかしい男が、風呂敷を抱えてやって来た。経験上関わらないと決めた六助だったが、隣店の長吉がその男に話しかけてしまう。男は女ものの藍染めの袷を、いくらでもいいから引き取って欲しいというのだ。傷みもなく真新しい袷、そして落ち着きのない男の様子からして、何か後ろ暗い事情があるはずと睨んだ六助。袷の出所を問い詰めると、男は踵を返して駆けだした。残された袷の持ち主を探るべく六助は、着物始末屋・余一の元に向かったが――(「菊とうさぎ」より)。話題沸騰のシリーズ、待望の第三弾!!
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)
    完結
    682円 (税込)
    「井筒屋で配られている引き札を、五枚集めたら高価な絹のしごきが貰えるぞ!」「どうやら井筒屋は、配ったしごきの色で美人番付をしているらしいぞ!!」正月早々、江戸の町では開店したばかりの老舗呉服問屋、井筒屋江戸店の噂で持ちきりだ。しかし、巷を賑わす話の裏には、実は隠された陰謀があった……。井筒屋の真の“狙い”とはいったい何なのか!? 着物の始末屋・余一が、一膳飯屋のお糸と共にその真相に迫るが――。着物の汚れも、市井の悩みも綺麗に始末する!! 大人気シリーズ、待望の第四弾!!
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)
    完結
    682円 (税込)
    「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中、雨にうたれ熱を出し、気を失ってしまったお糸を助けたのはいったい誰なのか!?そんな折、以前、千吉と同じ陰間茶屋で働いていたという女形役者の大事な衣装が盗まれるという事件が起こる。困った六助は余一に相談をするが、疑惑をかけられた千吉は行方知れず、同じ衣装を用意するにも刻がない。果たして余一はこの問題をいかに始末するのか――話題沸騰の大好評シリーズ第五弾!
  • 錦の松 着物始末暦(六)
    完結
    682円 (税込)
    一膳飯屋の看板娘・お糸は悩んでいた。長年、自分が想いを寄せている着物の始末を生業とする職人・余一にはきっぱりと振られてしまった一方で、浅草田原町にある紙問屋の若旦那・礼治郎からは嫁に来てほしいと言われたからだ。想い人を忘れることが出来ず、悶々とした毎日を過ごすお糸の姿をみて、長屋に住む達平が強引にお糸を余一のもとに連れて行った。余一はそこで自分の壮絶な過去を打ち明け、お糸とは夫婦になれない理由を告げる……。果たして二人の恋の行方は!? 話題沸騰の大人気シリーズ、待望の第六弾!!
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)
    完結
    682円 (税込)
    着物の始末をする職人・余一は、ついに一膳飯屋の看板娘・お糸と夫婦になることを決めた。長年の思いが実り、喜んで父に伝えにいったお糸だったが「やつと一緒になるなら、おめぇとは親子の縁を切る」と頭ごなしに反対されてしまう。なぜ父はふたりの仲を認めてくれないのか? 母の形見である撫子色のきものを着て、祝言を挙げたかったのにと、困惑するお糸の前に、意を決した様子で、風呂敷包みを腕に抱えた余一が現れた。余一が手にしているものとは? 果たしてふたりの仲は認めてもらえるのか!? 話題沸騰の大人気シリーズ第七弾!!
  • 異国の花 着物始末暦(八)
    完結
    682円 (税込)
    柳原の土手で古着屋を営む六助は、朝からそわそわしていた。なぜなら今日は、昔からの古馴染みで、着物始末の職人・余一と、一膳飯屋の看板娘・お糸の、待ちに待った祝言の日だからだ。めでたい日ではあるが、己の事に無頓着な余一が支度に手を抜きやしないかと心配な六助は、身支度を整え余一の元へ向かった。そんな折、京の老舗呉服問屋、井筒屋江戸店の店主・愁介が、「余一に関わる大事な話がある」と六助の前に現れた。いったい愁介は何を企んでいるのか――。話題沸騰の大人気シリーズ第八弾!!
  • 白に染まる 着物始末暦(九)
    完結
    682円 (税込)
    晴れて夫婦となった着物始末屋の余一と、一膳飯屋の看板娘・お糸。しかし互いに忙しく、夢にまで見た夫婦の暮らしはすれ違いが続き、お糸はひとり思い悩んでいた。一方、大隅屋の若旦那・綾太郎は、朝っぱらからうんざりしていた。西海天女と呼ばれている唐橋花魁が吉原で着る最後の打掛を大隅屋で作ったことが江戸中の噂となり、それを一目見ようと、客が押しかけてきたからだ。唐橋に恨みをもつ札差の澤田屋や、京の老舗呉服問屋、井筒屋江戸店の店主・愁介がつけ狙う中、唐橋の最後の花魁道中は無事に終わるのか!?待望のシリーズ第九弾!!
  • 結び布 着物始末暦(十)
    完結
    682円 (税込)
    呉服太物問屋の若旦那・綾太郎は悩んでいた。商売敵とはいえ、三百年続いた京の呉服問屋・井筒屋の暖簾をこのまま消してよいものかと。悩んだ末に相談に行った本両替商・後藤屋の大旦那からまさかの条件を突き付けられた綾太郎は、決着をつけるため、着物始末屋の余一とともに井筒屋へと向かった。一方、一膳飯屋の看板娘・お糸は十五のときから一途に思いを寄せていた余一と結ばれ、これから生まれてくる我が子の幸せを願い、ひと針ひと針、愛情を込めておしめを縫っていた──。市井の人情や温かさを描いた感動の大人気シリーズ、堂々の完結!!

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なみだ縮緬 着物始末暦(五) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年08月19日

    内容紹介から

    「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中雨に打たれ熱を出し、気を失って倒れてしまったお糸を助けたのは?

    話題沸騰の「着物始末暦」シリーズ第5弾

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月19日

    着物始末暦 シリーズ5

    以前、アンソロジー「はなごよみ」に入っていた、吉原桜があった。

    「はなごよみ」では、瓦版がどうの、井筒屋の主人がどうのと、このシリーズを一度も読んでなかったので、ちんぷんかんぷんだったが、ようやく、意味がわかった。

    次からは、シリーズ物の一編を所収しているアンソロジーは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月23日

    お玉の嫁ぎ先の姑の着道楽を揶揄する瓦版が出回る。
    嫁いだのに、眉も落とさず、お歯黒もしないお玉も遊び歩いてというでっち上げまで。
    そんな時に、お糸に大店から嫁にという話が飛び込む。
    余一はまたしても、自分よりお糸が幸せになるようにと、
    お糸に出入り禁止を告げ拒絶。
    糸は泣き続け、、、、。

    恋がへた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年01月27日

    着物始末暦五巻。
    余一の周りで、人生やり直す、仕切り直す出来事が起こる。
    余一自身もお糸と新たな人生に踏み出せるのか。お糸の気持ちが切ないなぁ。

    0

    Posted by ブクログ 2016年12月31日

    休みに入ったら読もうと思って、やっと読み始めることができました。
    やっぱりいいですね。
    それぞれの人の思い。
    今回は、花魁の生き様がぐっときました。

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月30日

    着物始末暦第5弾

    面白かった。
    今回も綾太郎とお玉の愛らしさがひかる。2人の心が通ってよかった。
    それにしてもお糸ちゃんが切ないなぁ。余一がもう少し柔軟になれればいいのに。急に礼治郎なんて出てきて。これからどうなるんだろう。楽しみだけど。
    吉原桜が良かったな。切なく辛いけどやっぱりかっこいい。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月11日

    シリーズを追うごとに登場人物が立体的になっていき、その行く末ご気になって仕方ない。と思える楽しさ。
    余一とお糸の関係に動きが。
    吉原も出てくるし、他に読んでいる時代ものと合わせてイメージすると、とても楽しめる。
    次巻も早く読みたい。

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月07日

    202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月15日

    着物始末歴五
      神の衣
      吉原桜
      なみだ縮緬
      未だ来らず
        付録 主な着物柄

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月30日

    シリーズ5巻も面白かったです。
    余一がお糸を振ってしまって、お糸には新しい人物が現れたのですがこの若旦那、なんだか好きになれないです。この先どうなるんだろう。
    お話は、吉原の、恋を弔いながら咲き誇る花魁の「吉原桜」と、千吉がんばれーの「未だ来らず」が好きでした。
    そしておみつがやっぱり好きになれない...続きを読む

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