中島要のレビュー一覧

  • 異国の花 着物始末暦(八)
    ドラマもそうだが、この時代小説も登場人物は言いたい事を言うキャラばかりだが、肝心の主役(余一)は口が重く、紀野の仕立てで発揮する思いやりが皆無になる
    結果、肝心の夫婦だけが想いがすれ違う
    しかし物語も終盤、一つの気がかりは一冊で収まってきている
    ラスボス登場と思われた井筒屋もしょぼくなってきた
    遺り...続きを読む
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)
    ついにお糸を嫁に貰う決心がついた
    自分の生まれ素性が翌ないという謎の
    理由で自分は子供を為さない方が良い
    と頑なな気持ちも周囲の後押しで決断

    綾太郎もナンダカ良い人間になってら
  • 錦の松 着物始末暦(六)
    礼治郎はあきらめきれなかったのか
    意味ありげだと思ったが、心底惚れていたのですね
    まさかの急展開、つか、嫁に貰えないと依怙地になっていた訳が、肩透かしだったけど、物語的には今までの伏線が見事に機能して収まりました
    ところで、この本の登場人物でおみつだけはなんだか好きになれない
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)
    何やら因縁のある井筒屋が京都から江戸に罷り越した
    主人公余一も因縁があるみたいだが、巻き込まれた糸
    井筒屋の引き札5枚集めたら絹のしごきがあたる
    しかも美人番付になっていて、その裏にはあくどい
    仕掛けがあるのだ
    次々と謎が降ってくる割には身の回りのほんわりした
    日々の暮らしをつづる・・・作者も手だれ...続きを読む
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)
    余一が糸を傷つけて追っ払う
    親父が鉄拳で殴る
    新しく立候補した大店の若旦那
    ヤバイ、話の展開が・・(´・ω・`)
  • 夢かさね 着物始末暦(三)
    着物の始末を通じて人間関係の汚れや
    コワバリを整える職人余一
    お糸の父親とも分かり合える糸口が見えた
    桐屋のお玉と母親との確執も癒えた
    お糸の幼馴染のおみつは、仕えるお玉との
    生涯の誓いをより強固にした
    少しだけ好きな余一との思いでもできた
    お玉の思い込みがただの人間関係のもつれ
    と思いきや、それぞ...続きを読む
  • しのぶ梅 着物始末暦
    初めましての作家さん  中島要
    着物始末暦
    印象悪い主人公と思いきや、主役をめぐり
    周囲の人間を第一人称に物語を進める趣向
    主人公は訳アリ、イケメン・着物職人
    職人といっても普通なら家庭の女が行うような
    染め・染み抜き・洗いなどの半端仕事を古着屋
    (コイツは盗人上がり)と組んで凌ぐのだが
    古着・着物...続きを読む
  • 藍の糸 着物始末暦(二)
    中島要二冊目(一巻目は印象が悪かった)
    主人公が何を考えているのかだんだん見えて
    来ると物語も楽しくなる
    周囲の登場人物も増えてきて長いシリーズに
    なりそうな予感です(良い付き合いが出来そう)
  • 大江戸少女カゲキ団
    『着物始末暦シリーズ』の中島要の新作。
    貧しく叔母の経営する茶屋で働く芹。
    父親は元芝居役者だったが、家を出て時折金の無心に来るぐらい。子供の頃からの貧乏暮らし。

    元役者の父親に幼い頃から芝居の稽古を受けて、女だてらに芝居付き。女は役者になれないことで諦めた。

    花円という踊りの師匠のうちを覗き見...続きを読む
  • うき世櫛
    弟子である結の、あまりにも独り善がりの言動に驚く。それに対する師匠の素晴らしい応対の対比が見所かも知れない。
  • しのぶ梅 着物始末暦
    初めて手に取った中島要という作家さん。
    このシリーズ10巻は、「着物始末暦」シリーズ。

    一膳飯屋の看板娘お糸が主人公。
    妻に先立たれた父親は、腕はいいが貧しい人夫、職人らに腹一杯の美味しいご飯を食べてもらおうと腕を振るう。

    訳ありの古手屋、六助はツケを貯めている。
    六助と養い親が昔からの知り合い...続きを読む
  • 藍の糸 着物始末暦(二)
    呉服太物問屋の若旦那、綾太郎は上等の着物を扱う。
    父親は、元手代ゆえか店のことばかりが第一で、跡取り娘の妻は遊びで歩いているばかり。

    お糸の幼馴染みおみつは、紙問屋の娘お玉に救われお嬢さんのお月の女中。

    お玉は、綾太郎の許嫁だ。

    この回は価値観が違う綾太郎と余一の確執で始まる。
    登場人物たちの...続きを読む
  • 夢かさね 着物始末暦(三)
    古手屋六助のところに、いくらでもいいからと、可愛い柄の合わせを持ち込んだ男。盗難品じゃ困ると品物を返そうと試みると、そこには悲劇的な事件があった。
    登場人物たちの関係者が絡むと同じ事件の続きが。。。

    着物の扱われ方、持ち主との関わり、それぞれの人生観。
    絡み合う幸、不幸の綾。
  • ひやかし
    適度にリアルで適度に夢のある吉原もの。
    江戸中期〜幕末にかけてゆっくりと動いていく色街の風情ある短編集。
    解説にあるとおり、2話目の朝霧の啖呵が本当に格好いい。
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)
    ちょっと間があいて7作目を読みました。綾太郎がなんかいい男になってたな。
    お糸の父親の娘を想う気持ちがずーんときた。
  • 結び布 着物始末暦(十)
    シリーズ最終巻も面白かったです。
    大団円!と言うには、これからが気になる登場人物もいますが。千吉が特に。
    愁介と対峙した余一、綾太郎、六助のお話が好きです。余一、兄だと言うのか…と驚きましたが、余一の方が井筒屋出来そうと言う六助に賛同する綾太郎に笑いました。
    老舗は妖怪。人より大事なお店、ってなんだ...続きを読む
  • 異国の花 着物始末暦(八)
    シリーズ8巻も面白かったです。
    余一とお糸の結婚式は気まず過ぎて笑ってしまいました。六さん、大変でしたね。
    唐橋の打掛がどんなものになるかとても気になります。
    「菊の縁」は酷い話でしたが、初めておみつもいい人かも…と少し思いました。相変わらず苦手ではありますが。
    続きも楽しみです。
  • ひやかし
    2018/9/21
    芸者の次は遊女。
    朝霧と伸太郎がどうか一緒になれますように。
    おみねはどうなったんだろう?
    最後帰って来たようでよかった。
    ちょっと怖くて先に結果を見てから読んだ。
    この部門苦手でぶちぶちとした感想しかでてこない。
  • 白に染まる 着物始末暦(九)
    着物始末歴 九
      師走の風
      白に染まる
      道中の行方
      寿の袖
        付録 主な着物柄


    知り合いに貰った本なんだけど
    八が抜けていたと
    ここを登録しようとして気づいた。
    特に八を読んでないとわからないことはない。
    何も支障がない。
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)
    着物始末歴 七
      男花
      二つの藍
      なでしこ日和
      三つの宝珠
        付録 主な着物柄