中島要のレビュー一覧

  • 錦の松 着物始末暦(六)
    着物始末暦六巻
    今回は着物始末からちょっと離れて、血の繋がりや縁に趣きがあった。
    そしてとうとう余一とお糸の思いが通じ合う。
    何が大事なのか教えられる事も多々。
    この後2人でどう乗り越えて行くのか楽しみ。
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)
    着物始末暦五巻。
    余一の周りで、人生やり直す、仕切り直す出来事が起こる。
    余一自身もお糸と新たな人生に踏み出せるのか。お糸の気持ちが切ないなぁ。
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)
    着物始末暦四巻。
    敵対する井筒屋の進出に一気にきな臭くなった。
    その井筒屋にお玉ばかりでなく、余一も関連しているのか?
    不穏な空気とともに今後の展開がどうなるか楽しみ。
    同時に江戸時代の着物の柄も風情があって楽しませてもらっている。
  • 藍の糸 着物始末暦(二)
    着物始末暦の二巻。
    着物をめぐり、余一をめぐり益々面白く絡み合ってきた。
    着物は着てやってこそ価値がある、着物自体の価値より着物を切る人の気持ちが大切、という余一の思いが貫いていて心地よい。
    余一に惹かれている女達、絡んでいる男たちがどうなっていくのか楽しみ。
  • しのぶ梅 着物始末暦
    着物始末暦シリーズの初回
    愛想がないが腕のある古着始末職人余一をめぐり、いろいろな着物が持ち込まれる。
    人に対しては不愛想なのだが、古着に対しては愛情を抱き誠実に向き合う姿勢が心地よい。
    江戸時代の唯一の衣服である着物がどんなふうに捉えられたいたのか興味深い。
    余一の周りの人達との関わり合いも面白い...続きを読む
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)
    休みに入ったら読もうと思って、やっと読み始めることができました。
    やっぱりいいですね。
    それぞれの人の思い。
    今回は、花魁の生き様がぐっときました。
  • しのぶ梅 着物始末暦
    最近着物に興味を持って、友達に薦められて読んだ本。
    純粋に面白かった。
    時代小説は読んだことが無かったから、少し不安だったけど、早く続きが読みたいと思った。
  • 藍の糸 着物始末暦(二)
    字が大きくて読みやすい。
    お玉とおみつの関係がいいですね。
    ひとつずつのお話がつながっていくので、
    どんどん深まってきました。
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)
    着物の始末屋第7弾
    今回はお糸ちゃんのおとっつぁんの素敵さが光った。子を想う親心は広く深いが故に頑なになってしまう。でもちゃんと筋が通っていて、ゆるせないものはゆるせない。真正面からぶつかって駄目になるような相手なんか願い下げだ。大切なのはちゃんと相手とぶつかる事。飲み込んでもやもやしたままではいつ...続きを読む
  • 晦日の月~六尺文治捕物控~
    2015.11月25日
    登場人物の設定はよくあるパターン。
    殺しが多いなあ。でも続きをどんどん読みたい展開だ。
    電車の中で、読み耽りました。
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)
    これまで名前しか出てこなかった、京の老舗呉服問屋《井筒屋》がついに登場する。

    イメージ通りの金に飽かせたアクドイ商売をやっていて、これからどんな大物『悪役』に育っていくのか楽しみ。
    余一、お糸、お玉と《井筒屋》との因縁も気になるし、それをきっかけにシリーズレギュラー陣のこれからがどうなるのか、何か...続きを読む
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)
    2015年9月20日
    絹の毒の魂胆は恐ろしい。権力者と井筒屋の癒着、腹黒さがありそうなことだと思わせる。お糸の縫うコウモリの裏地の着物を手にした余一の受けを早く読みたい。
  • しのぶ梅 着物始末暦
    2015年9月13日
    江戸ものって優しいし身分の違いが良いアクセントになっているよね。町民のうわさ話やおせっかいが心地よい。着物の色や柄に日本人の美しさがしのばれる。
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)
    着物始末暦第5弾

    面白かった。
    今回も綾太郎とお玉の愛らしさがひかる。2人の心が通ってよかった。
    それにしてもお糸ちゃんが切ないなぁ。余一がもう少し柔軟になれればいいのに。急に礼治郎なんて出てきて。これからどうなるんだろう。楽しみだけど。
    吉原桜が良かったな。切なく辛いけどやっぱりかっこいい。
    ...続きを読む
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)
    それぞれの成長も目立ってきたのだけれど、なんといってもあちこちで絡んでくる井筒屋の暗躍が目立ちます。
    ようやくこれからの展開が楽しみになってきました。
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)
    シリーズ4作目。
    面白かった。
    登場人物がそれぞれに成長している様がとっても。今回は中でも大店に生まれたが故の寂しさを抱えた綾太郎の母お園の気持ちが見えて良かったなぁ。
    紺の金通し縞の着物。裏が蝙蝠柄のやつ。吉祥柄の蝙蝠。あなたがいてくれて良かったって言う思い。届いたねきっと。お糸ちゃんにおみつが仕...続きを読む
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)
    今回は面白かった。
    あちこちの有名作家のキャラクターの似姿がちらほらとはいっても、それぞれの個性がしっかり出てきたように思える。
    最初の話の若旦那だけではなく、その新妻、さらにはそのおつきの女の子に至るまで、成長が見られるところが話を面白くしている。
    何より大きいことは主人公の着物の始末屋の考え方が...続きを読む
  • 夢かさね 着物始末暦(三)
    着物始末屋第3弾

    綾太郎が成長した!ちゃんと大切なことに気付けてよかった。それにより余一もお金持ちについての頑なな考えも改まり、いい相乗効果がうまれてる。嬉しい。気付くことによって素直になり、いい感じに可愛げが出て来た。嬉しい。お玉がとうとう嫁いで来たから綾太郎の今後の活躍にも期待しちゃう。
    お三...続きを読む
  • 夢かさね 着物始末暦(三)
    事件は起きないのかと思っていたら、何やら大きな展開がありそうな感じです。
    だいぶ人物背景が分かってきました。読みやすくて読後がさわやかです。
    余一とお糸の関係は??よく分からないですし、お糸とおみつが相談相手に余一を頼るのがまた分からない。
  • 刀圭
    リアル本屋に行ったら丁度改装中で、文庫本は全部が平積み状態。その中でこの表紙が目に入りました。「初々しい。これがこの本を読んだときの、第一印象だった」そんな解説を読んで買ってみました。中島さんは初読みです。
    表題の刀圭は医者や医術を意味する言葉。江戸の長屋で貧しい人を相手に無料に近い医療を続ける若い...続きを読む