刀圭

刀圭

605円 (税込)

3pt

4.5

長患いを負い目にし、自害を試みた一三(いちぞう)を救った若き医者・圭吾(けいご)。日本橋福島町の長屋に居着き、住人から頼りにされていた。だが、懇意にする薬種問屋の若旦那とのいざこざから、薬が手に入らなくなる。亡き父から託された教えを胸に刻みながらも、圭吾は志を失いかけていた。そこに永代橋が落ち、多くの怪我人が出たとの報(しら)せが。小説宝石新人賞作家の長編デビュー作。

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刀圭 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年02月10日

    中島要さんの「刀圭(とうけい)」(2010.9刊行、2013.4文庫化)を読みました。長崎帰りの若き蘭方医・井坂圭吾23歳を中心に、仁助長屋の人々、大きな薬屋、吉原花魁などの人間模様を描ききった力編、中島要さんの長編デビュー作なんですね。読み応えがあるといいますか、心が大きく揺さぶられました。刀圭と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月29日

    いいねぇ。こういうの好き。
    江戸の奮戦するお医者さんを描いた逸品。
    みをつくしお医者さん版、ってかんじか。

    泣かせもタメもいいし、話のテンポもいい。
    シリーズ化して欲しいなぁ。

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    Posted by ブクログ 2017年06月25日

    自分で読みたくて手に取ったわけではないが
    読んでみるとよかった。
    読みやすい。

    若い医者・圭吾の話。

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    Posted by ブクログ 2016年05月29日

    リアル本屋に行ったら丁度改装中で、文庫本は全部が平積み状態。その中でこの表紙が目に入りました。「初々しい。これがこの本を読んだときの、第一印象だった」そんな解説を読んで買ってみました。中島さんは初読みです。
    表題の刀圭は医者や医術を意味する言葉。江戸の長屋で貧しい人を相手に無料に近い医療を続ける若い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月22日

    書店でなにげなく手にして買った作品だが当たりだった。語り口と会話がすばらしい。説明的な叙述がほとんどなく、シーンの積み重ねで物語が進行するスタイルには先に読み進めさせる力がある。
    否定的に書かれていた人物たちが次々と好人物だとわかるエピソードが積み重ねられて読後感はかなりいい。

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