中島要のレビュー一覧

  • 江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記

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    中島要さんの「酒が仇と思えども」(2017.10)を読んですっかり中島要さんのファンになりました。この作品、是非、続編をお願いしたいです(^-^) そういうわけでw、引き続き「江戸の茶碗」(2015.6 文庫)を読みました。短編連作7話、これまた、びっくりするほど面白いです(^-^) 江戸の茶碗、寝小便小僧、遺言、真眼、嫁入り問答、いじっぱり、男と女の間の7話。まっくら長屋騒動記とありますが、これはもうシリーズ化間違いないですよね!

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    2018年02月02日
  • 白に染まる 着物始末暦(九)

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    着物始末暦シリーズ九。幸せになった余一、綾太郎、六助が花魁道中の打掛に関わる。大変さが先に立ち、ホッとするもその後にもひと騒動が持ち上がる。話しひとつひとつに味があって面白く引き込まれた。井筒屋もこのままの筈はない。この先も待ち遠しい。

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    2017年11月05日
  • 白に染まる 着物始末暦(九)

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    このシリーズを読むと幸せな気分なる。
    そしてやはり江戸に、江戸時代に暮らしたいと思う。
    たとえ貧乏長屋であっても、素直に泣き・笑い、前向きに生きていける気がする。
    頑固者や天邪鬼も人との関りで少しずつ変化し
    それぞれが大切な人を大事に思い守っている。
    このシリーズは、「人」って良いもんだ…と思える作品。
    あぁーこれが出たばかりの最新刊なのに…早く次が読みたい

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    2017年08月28日
  • ひやかし

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     吉原に売られた女たちの話と、言っても まだ16・17才の女の子たち 恋をしたり だまされたりだましたりだけじゃない! 
     親の都合で吉原にいるのに…
    親の借金を背負って吉原にいるのに お金を借りにきたりする(怒)
    「素見」は泣けました。
    『自分だけ宿命から逃れるわけにもいかぬ』って、
    え~~~ん(;;)
    よかったです。

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    2017年05月27日
  • 異国の花 着物始末暦(八)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    柳原の土手で古着屋を営む六助は、朝からそわそわしていた。なぜなら今日は、昔からの古馴染みで、着物始末の職人・余一と、一膳飯屋の看板娘・お糸の、待ちに待った祝言の日だからだ。めでたい日ではあるが、己の事に無頓着な余一が支度に手を抜きやしないかと心配な六助は、身支度を整え余一の元へ向かった。そんな折、京の老舗呉服問屋、井筒屋江戸店の店主・愁介が、「余一に関わる大事な話がある」と六助の前に現れた。いったい愁介は何を企んでいるのか―。話題沸騰の大人気シリーズ第八弾!!

    平成29年4月13日~14日

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    2017年04月14日
  • 異国の花 着物始末暦(八)

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    波がたみ、よかった。
    最後にこんな話も含まれていたなんて。
    着物に込められる願いを知り、深いなぁと思いました。
    お糸と余市。
    頑張れ!

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    2017年03月12日
  • 異国の花 着物始末暦(八)

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    やっと与一とお糸が幸せに…と思ったら
    まだまだ一波乱ありなのね…
    花魁の着物はこの本で解決すると思ったら持ち越し
    くぅー気になる、早く読みたい
    でもこれが新刊になったばかりだから
    次はどれくらいで出るのだろう
    それにしても毎回楽しく読めるシリーズだわ

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    2017年02月16日
  • 江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記

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    貧乏な長屋の住人達が織りなす、ユーモラスで温かいお話。登場人物達それぞれの視点の短編集。江戸っ子の粋と見栄と人情が溢れていて、語り口調や展開やオチなど、非常に落語的。
    息を呑むような場面もあれば、笑いを堪えるような場面もあり、軽快な口調でテンポ良く話が進み、エンタメ小説として完成度の高さを感じる。毎回一話完結の連続ドラマになっても楽しめると思う。
    なぜ本書を読もうと思い、どういう経緯で買ったのか、思い出せないほど「たまたま」「なんとなく」読み始めたものの、読み終えるのが惜しいくらいに面白かった。落語好きな人には是非勧めたい。

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    2017年02月12日
  • ひやかし

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    ネタバレ

    文章が好き…!!短編がいくつも入っていて、中でもタイトルになった「ひやかし」が良かった。最後の一文にやられた。あれこそが遊女なんだろうなあ

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    2016年07月02日
  • 錦の松 着物始末暦(六)

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    着物の始末屋第6弾
    今回はぐぐっと物語が動いた。
    余一の出生の秘密も明らかになり、お糸ちゃんがそれを真っ直ぐな心根で余一と向かいあい、硬く硬く結ばった心をとき解く。
    本当に良かった。本当に良かった。
    おみつだってきっと大丈夫なはず。綾太郎だってきっと。
    今までになく読後爽やか。読み終えたばかりなのに早く次が読みたい。

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    2018年04月30日
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)

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    内容紹介から

    「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中雨に打たれ熱を出し、気を失って倒れてしまったお糸を助けたのは?

    話題沸騰の「着物始末暦」シリーズ第5弾

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    2015年08月19日
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    「井筒屋で配られている引き札を、五枚集めたら高価な絹のしごきが貰えるぞ!」「どうやら井筒屋は、配ったしごきの色で美人番付をしているらしいぞ!!」正月早々、江戸の町では開店したばかりの老舗呉服問屋、井筒屋江戸店の噂で持ちきりだ。しかし、巷を賑わす話の裏には、実は隠された陰謀があった…。井筒屋の真の“狙い”とはいったい何なのか!?着物の始末屋・余一が、一膳飯屋のお糸と共にその真相に迫るが―。着物の汚れも、市井の悩みも綺麗に始末する!!大人気シリーズ、待望の第四弾!!

    5月17日~19日

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    2015年05月19日
  • 刀圭

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    いいねぇ。こういうの好き。
    江戸の奮戦するお医者さんを描いた逸品。
    みをつくしお医者さん版、ってかんじか。

    泣かせもタメもいいし、話のテンポもいい。
    シリーズ化して欲しいなぁ。

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    2014年03月29日
  • 夢かさね 着物始末暦(三)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    柳原の床店で、六助はいつものように古着を扱っていた。そこへ見るからに様子のおかしい男が、風呂敷を抱えてやって来た。経験上関わらないと決めた六助だったが、隣店の長吉がその男に話しかけてしまう。男は女ものの藍染めの袷を、いくらでもいいから引き取って欲しいというのだ。傷みもなく真新しい袷、そして落ち着きのない男の様子からして、何か後ろ暗い事情があるはずと睨んだ六助。袷の出所を問い詰めると、男は踵を返して駆けだした。残された袷の持ち主を探るべく六助は、着物始末屋・余一の元に向かったが―(「菊とうさぎ」より)。話題沸騰のシリーズ、待望の第三弾!!

    3月8日~1

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    2014年03月12日
  • 藍の糸 着物始末暦(二)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    呉服太物問屋の若旦那・綾太郎は、着物の染み抜きなどをなんでもこなす着物始末屋・余一のもとへ打掛の始末を頼んだ。毛嫌いする余一を困らせようと、生地が弱りすり切れた打掛を渡したのだが、その仕上がりは非の打ちどころのない出来栄えだった。余一に対して、何としても一泡吹かせたいと願う綾太郎。そんなある日、彼は古着屋の六助を伴い、余一に想いを寄せるお糸の飯屋を訪れた。血の気が多い職人や人足などの男達を前に、てきぱきと働くお糸を見て、綾太郎は彼女に惹かれはじめるが―(「藍の糸」より)。大好評、連作短篇時代小説。待望の第二弾!!

    3月5日~8日

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    2014年03月08日
  • しのぶ梅 着物始末暦

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    内容(「BOOK」データベースより)

    着物の染み抜き、洗いや染めとなんでもこなす着物の始末屋・余一は、職人としての腕もよく、若くて男前なのだが、人と深く関わろうとしない。一方、余一の古馴染みで、柳原土手の古着屋・六助は、難ありの客ばかりを連れてくる。余一の腕を認めながら、敵対心を燃やす呉服太物問屋の若旦那・綾太郎。朴念仁の余一に片思いをしている一膳飯屋の看板娘・お糸など…。市井の人々が抱える悩みを着物にまつわる思いと共に、余一が綺麗に始末する!!人情味溢れる筆致で描く、連作短篇時代小説。

    3月3日~5日

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    2014年03月05日
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)

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    やっぱり面白い。一人一人のキャラクターがしっかりしていて、今度は男前の着物始末屋の余一と京都の老舗の呉服店との過去。気になってしょうがない。

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    2025年10月24日
  • 夢かさね 着物始末暦(三)

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    ちゃんとキャラクターが一人一人独立してて各々ストーリーがあって。また機会があればこの続きも探そう。
    追記) 続きはもう買いました。

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    2025年09月11日
  • 藍の糸 着物始末暦(二)

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    あっさりと読めて面白いのでシリーズで買いそろえたい。時代ものだけど読みやすくてちょっと感動ものでもあるので、数時間で読んでしまう。

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    2025年09月11日
  • 口出し屋お貫

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    江戸時代のお話
    普段手に取らない本のジャンルだけど新聞で紹介されていて読んでみました。
    水戸黄門のような、非常にいい意味で予定調和な安心感がある。
    人間関係が希薄になってきてる現代で、相手を思っての口出しはもっと蔓延ったらいいのに!

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    2025年08月30日