中島要のレビュー一覧

  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)
    着物始末歴五
      神の衣
      吉原桜
      なみだ縮緬
      未だ来らず
        付録 主な着物柄
  • 錦の松 着物始末暦(六)
    着物始末歴 六
      赤い闇
      なかぬ蛍
      錦の松
      糸の先
        付録 主な着物柄
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)
    シリーズ7巻も面白かったです。
    余一とお糸が前巻で一緒になったのに、許されるまでまた一冊…でも、周りにも受け入れられて良かったです。
    そして巻を重ねる毎に綾太郎の株が上がっていきます。この人が一番成長した気がします。
    逆におみつは変わらなくて…
    井筒屋が遂に余一に接触してきて、こちらの続きも楽しみで...続きを読む
  • しのぶ梅 着物始末暦
    面白くない訳では無いが、なんとなく息苦しいく暗い物語だった。登場人物が皆どこか屈折していて、元気が無いからかな。
  • 結び布 着物始末暦(十)
    中島要 著 着物始末暦シリーズ、「しのぶ梅」(第1巻)(2012.11)~「結(むす)び布(ぎれ)」(第10巻)(2018.2)、どうやら完結のようです。余一とお糸に女の子、お結布(ゆう)が生まれました!
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)
    シリーズ5巻も面白かったです。
    余一がお糸を振ってしまって、お糸には新しい人物が現れたのですがこの若旦那、なんだか好きになれないです。この先どうなるんだろう。
    お話は、吉原の、恋を弔いながら咲き誇る花魁の「吉原桜」と、千吉がんばれーの「未だ来らず」が好きでした。
    そしておみつがやっぱり好きになれない...続きを読む
  • 結び布 着物始末暦(十)
    何となく読み始めたシリーズ、正直10冊も続くとは思っていなかったが、ここまでお付き合いしたからには結末を見届けたいという気持ちで読み続けた。
    終わってみれば、余一と井筒屋との繋がりの謎、桐屋の先代が犯した罪など、当事者が腹をくくれば乗り越えられる程度のことだった。
    しかし店主に罪があっても店や奉公人...続きを読む
  • 雪とけ柳 着物始末暦(四)
    面白かったです。
    余一と井筒屋、近付いてはいけないのに関わってきそうでドキドキ。
    余一と井筒屋の因縁?はこのシリーズの柱のひとつだろうなと思います。
    おみつは相変わらずで好きではないのですが、六助とお蔦と千吉のやりとりが楽しいです。綾太郎も成長したなぁ…。
    お話は「絹の毒」が好きでした。「豪華な料理...続きを読む
  • 夢かさね 着物始末暦(三)
    巻を重ねる毎に面白くなってきたシリーズです。
    余一は今回も勿論良く、今回は綾太郎も良いと思いました。
    そうか、頑なというより皆さん意地っ張りなのかもと思うと、登場人物たちが以前より好きになれそうな気がします。
    「星花火」「夢かさね」が良かったです。
    お玉とお母さんの気持ちが通いあってほっとしました。...続きを読む
  • 藍の糸 着物始末暦(二)
    シリーズ2巻も面白かったです。
    でも、やっぱり余一以外の主要登場人物がなかなか好きになれなくて…「こいつはこうだろう」という決め付けが強すぎて好感が持てません。
    六助さんは「魂結び」でちょっと持ち直しました。このお話が一番好きでした。
    余一、無愛想だけれど人のことをちゃんと見ていて想いも理解していて...続きを読む
  • しのぶ梅 着物始末暦
    初めましての作家さんです。
    着物の始末をする職人の余一を軸に描かれる人間模様。台詞のテンポが良いのでするすると読めます。
    余一について描かれるところがあまり無いので、もっと知りたい…となるのでまんまと魅力にやられているのかも。
    でも、周りの綾太郎やお糸やおみつが、思い込みが激しくてちょっと苦手です。...続きを読む
  • 結び布 着物始末暦(十)
    シリーズ完結。

    余一とお糸の夫婦に赤子が授かり、ぎこちなかったこの夫婦が幸せな雰囲気に包まれたのは何よりです。
    ただ、六助を襲った男女の真相(井筒屋との関わり)や、千吉が後藤屋に認めれられた理由は謎のままでした。
    登場キャラがいまいち好きになれないまま、読み続けたこのシリーズでしたが、幕を閉じると...続きを読む
  • 結び布 着物始末暦(十)
    シリーズ第10弾で完結
    過去の確執に縛られていた心がほろほろとかれていった。自身の出生を恨み続けていた余一にも血縁が出来て本当に良かった。
    ただなぜ千吉が大商人のお眼鏡に叶ったのかが知りたかったし、おみつもなんだか可哀想。
    千吉の今後が知りたい。
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)
    <世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし>中島要 著「なみだ縮緬」、着物始末暦シリーズ№5、2015.8発行です。お糸の思いに対する余一の対応ぶり、少しずつ腹が立ってきましたw。「いいかげんいしろ」といいたくなります。そうでしょう~!
  • 晦日の月~六尺文治捕物控~
    中島要さん、3冊目「晦日の月」(2012.4刊行、2014.10文庫)六尺文治捕物控シリーズその1です。六尺の大男、辰三親分の手下、力はあって素直だけど知恵は?の文治25歳と辰三の娘、美人で賢いけど愛想の少ないお加代17歳、この二人の物語。設定は申し分ないのですがw、「キレ」不足な感がいたしました。...続きを読む
  • 白に染まる 着物始末暦(九)
    シリーズ第九弾。

    今回は、お糸の解任から始まり、唐橋の花魁道中を挟んで、
    おみつと千吉の関係が発展するか。。というところで終わっています。
    井筒屋が本当に、江戸から引き上げるのかは怪しいですね。
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)
    「吉原桜」
    吉原にある桜は桜の時期になるといつでも満開であるよう、咲く直前の木を植え替えていっている。
    吉原の女は恋をすることは許されない。
    余一はそんな吉原の女のために、恋心を弔うための打掛を作った。

    無愛想だけど、着物の仕立てを通じて、人の気持ちの根っこに触れられる余一はすごい。
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)
    おみつの気持ちが切なかった。

    おみつのキャラクターは個性がある。鬱陶しい部分もあるけど、その不器用さが味わい深い。
    おみつの幸せの形はなんだろうか。
  • 錦の松 着物始末暦(六)
    好きと大切の狭間で身動きが取れなくなる、おみつ、糸、余一。
    相手を大切に思うが故に、自分の好きに蓋をしようとする。

    糸のお父さんに自分の気持ちを伝える言葉一つ一つに胸が締め付けられた。
  • 白に染まる 着物始末暦(九)
    着物始末暦シリーズも第九作。
    長かった余一とお糸の行き違いもようやく片が着いたと思ったらもう懐妊。
    あの余一が身重のお糸のために苦手なお糸の父との同居までしてしまうとは、すっかり良い夫になってる。
    さらに、余一の名前の所以も分かりホッとする。
    しかし散々引っ張ってきた井筒屋の絡みは何だかアッサリと終...続きを読む