中島要のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。話によってメインになる登場人物が変わるタイプの短編なので、別話・別視点だけど同じエピソードが再三出てきたり、時系列でみるとわかりにくい時も。とはいえ、巻を重ねるごとにキャラ達への多少の愛着もわき笑、若旦那綾太郎達の成長もみてとれ、全巻面白く読めた。巻末に着物柄説明が入っている趣向も良い。
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Posted by ブクログ
202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。話によってメインになる登場人物が変わるタイプの短編なので、別話・別視点だけど同じエピソードが再三出てきたり、時系列でみるとわかりにくい時も。とはいえ、巻を重ねるごとにキャラ達への多少の愛着もわき笑、若旦那綾太郎達の成長もみてとれ、全巻面白く読めた。巻末に着物柄説明が入っている趣向も良い。
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Posted by ブクログ
読んでみたら再読だった。再読記録はタイムラインに上がらないので文庫の方で書く。
貧乏御徒の家の娘・栄津の十七歳から五十五歳までの半生を描く。時代は文政から明治まで。この三十八年の間に時代が目まぐるしく変わる。
暴君の兄に良いように使われ、母親は兄の言いなり。兄の妻は家事も育児もせず栄津は女中のような扱い。このまま嫁ぐこともなく一生を終えるのかと嘆く。しかし突如兄が縁談を持ち込み、強引に嫁ぎ先を決められる。
兄に振り回され、隣家の兄弟やその母親に振り回され、耐え忍ぶだけの不幸な女性かと思いきや、栄津は案外言い返している。
嫁ぎ先の姑が相当きつい人かと思ったら実は…だったし。覇気のない、何を考えているか分からない夫も実は…。
結構幸せじゃないの?
おたふく顔がコンプレックスの栄津が家を守ること夫を支えること跡継ぎたる子供を産み育てることが自分の使命と必死になる姿と、兄の妻がその人脈であの鳥居耀蔵と兄を引き合わせ兄の出世に繋げる姿は対照的。
栄津は兄が出世し裕福になっていく時は妬み、鳥居の失脚と共に兄の家が没落し兄夫婦が行方知れずになれば兄の妻を恨み…と結構どす黒いところも見せている。
小町と呼ばれるほど美しいが意地悪な兄の妻と対照的に、心優しい不器量な栄津という構図ではないのがなかなか面白い。
隣家の長男といい次男といい、耳に心地良いことを言う者にろくな者はいない。むしろ自己中を隠そうとしない兄の方が清々しく感じる。
逆に三男は時代を見通していて頼もしいし、彼の弟子でもある栄津の長男もまた…。
栄津は『自分の努力次第』で運命を切り開ける男が羨ましい、『男に生まれたかった』と言うが、男は男で苦労もあるし『自分の努力次第』だけではどうにもならないこともある。
控えめなようで頑固一徹な栄津だが、彼女の気持ちも分からないではない。生まれた時から正しいと信じて歩んで来た道を否定されれば拒否反応も出るだろう。それは娘の姑も同じ。
しかしだからと言って男たちを恨むのも筋違い。
結構言いたいことを言って、自分の信じる道を進んでる栄津だが、恩義ある人にはきちんと返してきたせいか、守られたり大切にされたりしている。
やっぱり幸せな人生じゃないか。 -
Posted by ブクログ
『着物始末暦シリーズ』の中島要の新作。
貧しく叔母の経営する茶屋で働く芹。
父親は元芝居役者だったが、家を出て時折金の無心に来るぐらい。子供の頃からの貧乏暮らし。
元役者の父親に幼い頃から芝居の稽古を受けて、女だてらに芝居付き。女は役者になれないことで諦めた。
花円という踊りの師匠のうちを覗き見て、見聞きしたことで思い出し踊るのが唯一の楽しみ。
そんな折、発表会の稽古をする才、紅、仁。
大店で金の苦労はしたことがない3人だが、その反面そんな店の娘であるプレッシャーは相当なものらしい。
仁という脚本も書いて、興行主になりたい夢を持つ少女が、嫁入り前に世間を驚かせてやろうと、芹を勧誘。
桜見物の飛鳥山でのデビュー!!
少女たちの青春奮闘記の第一幕である。