中島要のレビュー一覧

  • 夢かさね 着物始末暦(三)

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    ネタバレ

    着物の始末を通じて人間関係の汚れや
    コワバリを整える職人余一
    お糸の父親とも分かり合える糸口が見えた
    桐屋のお玉と母親との確執も癒えた
    お糸の幼馴染のおみつは、仕えるお玉との
    生涯の誓いをより強固にした
    少しだけ好きな余一との思いでもできた
    お玉の思い込みがただの人間関係のもつれ
    と思いきや、それぞれの身の上に係る深刻
    で口外し辛い内容であり、それを奉公人の
    おみつが承知するという構成が上手い
    登場人物の無駄遣いが無いのは、職人余一
    同様に始末が上手な作者さんだな(´・ω・`)

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    2020年08月08日
  • 藍の糸 着物始末暦(二)

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    ネタバレ

    中島要二冊目(一巻目は印象が悪かった)
    主人公が何を考えているのかだんだん見えて
    来ると物語も楽しくなる
    周囲の登場人物も増えてきて長いシリーズに
    なりそうな予感です(良い付き合いが出来そう)

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    2020年08月04日
  • しのぶ梅 着物始末暦

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    ネタバレ

    初めましての作家さん  中島要
    着物始末暦
    印象悪い主人公と思いきや、主役をめぐり
    周囲の人間を第一人称に物語を進める趣向
    主人公は訳アリ、イケメン・着物職人
    職人といっても普通なら家庭の女が行うような
    染め・染み抜き・洗いなどの半端仕事を古着屋
    (コイツは盗人上がり)と組んで凌ぐのだが
    古着・着物・歯切れにまつわる思いを読み解く

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    2020年08月04日
  • 大江戸少女カゲキ団

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    『着物始末暦シリーズ』の中島要の新作。
    貧しく叔母の経営する茶屋で働く芹。
    父親は元芝居役者だったが、家を出て時折金の無心に来るぐらい。子供の頃からの貧乏暮らし。

    元役者の父親に幼い頃から芝居の稽古を受けて、女だてらに芝居付き。女は役者になれないことで諦めた。

    花円という踊りの師匠のうちを覗き見て、見聞きしたことで思い出し踊るのが唯一の楽しみ。

    そんな折、発表会の稽古をする才、紅、仁。
    大店で金の苦労はしたことがない3人だが、その反面そんな店の娘であるプレッシャーは相当なものらしい。

    仁という脚本も書いて、興行主になりたい夢を持つ少女が、嫁入り前に世間を驚かせてやろうと、芹を勧誘。

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    2020年07月15日
  • うき世櫛

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    弟子である結の、あまりにも独り善がりの言動に驚く。それに対する師匠の素晴らしい応対の対比が見所かも知れない。

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    2020年03月24日
  • 夢かさね 着物始末暦(三)

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    古手屋六助のところに、いくらでもいいからと、可愛い柄の合わせを持ち込んだ男。盗難品じゃ困ると品物を返そうと試みると、そこには悲劇的な事件があった。
    登場人物たちの関係者が絡むと同じ事件の続きが。。。

    着物の扱われ方、持ち主との関わり、それぞれの人生観。
    絡み合う幸、不幸の綾。

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    2020年02月19日
  • 藍の糸 着物始末暦(二)

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    呉服太物問屋の若旦那、綾太郎は上等の着物を扱う。
    父親は、元手代ゆえか店のことばかりが第一で、跡取り娘の妻は遊びで歩いているばかり。

    お糸の幼馴染みおみつは、紙問屋の娘お玉に救われお嬢さんのお月の女中。

    お玉は、綾太郎の許嫁だ。

    この回は価値観が違う綾太郎と余一の確執で始まる。
    登場人物たちのそれぞれの事情と人生巻の違いでの、やりとりが興味深い。

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    2020年02月19日
  • しのぶ梅 着物始末暦

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    初めて手に取った中島要という作家さん。
    このシリーズ10巻は、「着物始末暦」シリーズ。

    一膳飯屋の看板娘お糸が主人公。
    妻に先立たれた父親は、腕はいいが貧しい人夫、職人らに腹一杯の美味しいご飯を食べてもらおうと腕を振るう。

    訳ありの古手屋、六助はツケを貯めている。
    六助と養い親が昔からの知り合いである着物始末職人、余一は人との関わりを嫌がる変わり者。

    着物が話題の中心になるこのシリーズ、切り口が面白い。

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    2020年02月19日
  • ひやかし

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    適度にリアルで適度に夢のある吉原もの。
    江戸中期〜幕末にかけてゆっくりと動いていく色街の風情ある短編集。
    解説にあるとおり、2話目の朝霧の啖呵が本当に格好いい。

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    2019年05月27日
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)

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    ちょっと間があいて7作目を読みました。綾太郎がなんかいい男になってたな。
    お糸の父親の娘を想う気持ちがずーんときた。

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    2018年12月04日
  • 結び布 着物始末暦(十)

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    シリーズ最終巻も面白かったです。
    大団円!と言うには、これからが気になる登場人物もいますが。千吉が特に。
    愁介と対峙した余一、綾太郎、六助のお話が好きです。余一、兄だと言うのか…と驚きましたが、余一の方が井筒屋出来そうと言う六助に賛同する綾太郎に笑いました。
    老舗は妖怪。人より大事なお店、ってなんだろう。。
    そして余一とお糸の子どもが遂に!と感無量です。お結布、余一どころか清八からも甘やかされそう。酉の市に家族四人で行こうな、と言う余一がちゃんと清八も家族に入れているところにジーンとしました。
    みんな幸せになったらいいな、と思う素敵なシリーズでした。

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    2018年11月01日
  • 異国の花 着物始末暦(八)

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    シリーズ8巻も面白かったです。
    余一とお糸の結婚式は気まず過ぎて笑ってしまいました。六さん、大変でしたね。
    唐橋の打掛がどんなものになるかとても気になります。
    「菊の縁」は酷い話でしたが、初めておみつもいい人かも…と少し思いました。相変わらず苦手ではありますが。
    続きも楽しみです。

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    2018年09月24日
  • ひやかし

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    ネタバレ

    2018/9/21
    芸者の次は遊女。
    朝霧と伸太郎がどうか一緒になれますように。
    おみねはどうなったんだろう?
    最後帰って来たようでよかった。
    ちょっと怖くて先に結果を見てから読んだ。
    この部門苦手でぶちぶちとした感想しかでてこない。

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    2018年09月23日
  • 白に染まる 着物始末暦(九)

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    着物始末歴 九
      師走の風
      白に染まる
      道中の行方
      寿の袖
        付録 主な着物柄


    知り合いに貰った本なんだけど
    八が抜けていたと
    ここを登録しようとして気づいた。
    特に八を読んでないとわからないことはない。
    何も支障がない。

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    2018年09月15日
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)

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    着物始末歴 七
      男花
      二つの藍
      なでしこ日和
      三つの宝珠
        付録 主な着物柄

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    2018年09月15日
  • 錦の松 着物始末暦(六)

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    着物始末歴 六
      赤い闇
      なかぬ蛍
      錦の松
      糸の先
        付録 主な着物柄

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    2018年09月15日
  • なみだ縮緬 着物始末暦(五)

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    着物始末歴五
      神の衣
      吉原桜
      なみだ縮緬
      未だ来らず
        付録 主な着物柄

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    2018年09月15日
  • なでしこ日和 着物始末暦(七)

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    シリーズ7巻も面白かったです。
    余一とお糸が前巻で一緒になったのに、許されるまでまた一冊…でも、周りにも受け入れられて良かったです。
    そして巻を重ねる毎に綾太郎の株が上がっていきます。この人が一番成長した気がします。
    逆におみつは変わらなくて…
    井筒屋が遂に余一に接触してきて、こちらの続きも楽しみです。

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    2018年08月31日
  • しのぶ梅 着物始末暦

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    面白くない訳では無いが、なんとなく息苦しいく暗い物語だった。登場人物が皆どこか屈折していて、元気が無いからかな。

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    2018年07月24日
  • 結び布 着物始末暦(十)

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    中島要 著 着物始末暦シリーズ、「しのぶ梅」(第1巻)(2012.11)~「結(むす)び布(ぎれ)」(第10巻)(2018.2)、どうやら完結のようです。余一とお糸に女の子、お結布(ゆう)が生まれました!

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    2018年07月01日