木原音瀬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすごく良かった
最初から最後までもどかしくも切なかった
女装をしている時に出会ってしまった相手はもちろん自分のことを女だと思って好意を寄せてくれてるけれど、自分は男で同性には興味もない。しかし相手の優しさと真っ直ぐすぎる情愛に、自分が男だということを中々告白できないでいるうちに自分も相手のことを好きになってしまう。
でもさ!BLなら身体の相性が良かったり、お前という人間が好きだから男だとかそういうの関係ない!って展開になって、ハッピーエンド!ってなるしそういうの大好きなんだけど、このお話はそうならなくて、男だと告白したら、あっさり相手に距離を取られてしまう。女の時は情熱的に君以外何もいらない -
Posted by ブクログ
この作品を知ったのはBL作品と聞いたからなんですが、いざ読んでみるとBLという括りでまとめるにはあまりにももったいない作品だと思いました。男同士で性行為の描写はあります。しかし、この作品は恋愛感情の話だけでなく一般的な「愛」そのものについての話だと読みました。
ネタバレを控えると、堂野は喜多川に普通の愛を教えようとしたが、喜多川の愛情は堂野にとっての普通の愛と比べるとずっと変でズレていると堂野は感じます。しかしその変な愛が堂野を救うことになる…のような話です。
スマホ中毒で最近あんまり本を集中して読めないなと感じてる人に是非読んでもらいたい。スムーズに進展していくストーリーとハラハラドキドキが -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
一日で読み終えました。
今までBL作品は、沢山読んできましたが箱の中は色々考えさせられる作品でした。
ブロマンス寄りのBLなんでしょうか。
2人のイチャイチャ〜というよりかは、冤罪で苦しむ人間の心理状態や、幼少期から愛を受け取ることがなかった人間が見返りのない優しさを知ることで起こる変化が細かくかかれており、読んでいて胸が苦しかったです。
個人的にですが、BLというジャンルに限らずテーマが重い作品は扱いが難しいと思います。題材が重ければ重いほど、それに見合うだけの中身の作り込みが必要になりますし、テーマだけが先行して内容が薄ければ、かえって空虚な作品になってしまうからです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレうわぁうわぁうわぁなんじゃこりゃー!!!
と思いながら夢中で読んだこちらの作品。
木原音瀬さんの作品は、以前『箱の中』という別の作品を読んでいて、結構重い感じだったのでこちらもそういう作品なんだろうなと手を出さずにいました…が!!!
なんかもうピュアというか、恋愛の葛藤というか、もどかしさというか、
ずっと床をごろごろ転がって胸がキュンキュン(死語だとわかってるけどこの表現しか浮かばない)して、違う意味でしんどい作品だった。
そしてとにかく読みやすい文体。
主人公にも感情移入しやすい。
唯一同期だけ腹が立ったけど、あとはみんな良心的。
BLといえば、
すれ違ったり葛藤しても『嫌われてる -
購入済み
重かった。でも面白くて一気読みだった。
上下巻読んで、結論として思うのは、どこまでも、最後まで惣一は一途だったなと言うこと。
スタイリッシュで頭もすこぶるよく、手に入らないモノが今まで無かったであろう惣一が、唯一手に入れられなかったのが嘉藤だった。なので気を引きたかったり自暴自棄になったりで変態的な行動を取り続けたけど、嘉藤からは酷く傷つけられてばかりで愛してはもらえず、本当に哀れだった。
父である組長が殺されて、復讐の為立ち上がった惣一を、理想の組長として立たせたい嘉藤の願い通りに、惣一はそれを体現して見せる。けれど、本当の彼の望みは嘉藤に愛してもらえる事だけ。叶わぬ望みと知りながらも体を変 -
ネタバレ 購入済み
焦燥感に追いかけ回されました
凄かった。上巻は地固めで、下巻は本番だった。
ホントに容赦ないストーリー。
暴力シーンも残虐で、ヤクザの世界の理不尽さをリアルに想像できた。坂を転がるように事態が悪化していき、最後に頼れるのは路彦だけ。そして路彦は全力で信二を助ける。行き詰まった二人の関係性は劇的に変化した。路彦の想いは純粋で深い。
子供だった路彦はいつの間にか、賢くて頼れる大人に成長した。寂しさと劣等感から臆病になっていた信二は、路彦を失う怖さからも逃げたけど、最後はちゃんと向き合う事ができた。
タイトルの、『月に笑う』のが誰なのか、ラストシーンでジーンときました。 -
購入済み
上巻を読み終えた。
中学生だった路彦は学校ではイジメにあい、家では厳しい父母に管理され、子供時代の狭い世界の中で初めて素の自分を出すことができたのがチンピラの信二だった。乱暴だけど本質は優しくて面倒見が良い信二に路彦の心は救われた。信二も懐いてどこまでもついてくる路彦が可愛くて弟のように構ってしまうが、二人の関係が路彦の親に知られた時、当然ながら大人達によって二人は引き離された。
その後、二人は引き合うように偶然再会し再び交流を持つが、組の解散により信二は東京へ。そして追いかけるように東京の大学に進学した路彦。この頃には路彦も大人になり、時には性的な関わりを持つのだけど恋人ではない。茶化したり