畑村洋太郎のレビュー一覧

  • 失敗学のすすめ

    Posted by ブクログ

    失敗について、反省しないことがよくないことであって、失敗自体はわるくはない。成功にしろ、失敗にしろ、あくまでも1つの結果であるのだから。

    0
    2021年04月15日
  • 危機の経営 サムスンを世界一企業に変えた3つのイノベーション

    Posted by ブクログ

    サムスン成功の整理その2。

    1.強いリーダーシップ。強い危機意識による変革。
    2.戦略の明確化。成長市場である新興市場をターゲットとし、目標に合わせた戦略の策定。
     (無いものは追わない、効率的・戦略的な順位付け)
    3.日本企業は1,2ともに後手に回っている。危機意識と「変える」意志、
      後追いではなく、それぞれが持つ能力を生かした戦略立案が必要。

    ・「3PI運動」=パーソナル・イノベーション、プロセス・イノベーション、
     プロダクト・イノベーション
     驕り、相互不信、個人や集団利己主義、権威主義や他律、日和見、無責任などの弊害の
     改革のための3PI運動。当初は機能しなかったが、IMF危機による危機意識の高まりにより
     改革が機能し始めた。
     危機意識に本当に直面したかどうかの違いは大きい。
    ・トップの最大の役割は、戦略を考え、それを組織全体に示すこと。価値付けを行って
     組織全体に徹底させること。どの方向に進むべきかという戦略。
    ・日本が生き残る道
     サムソンは日本追従から強いリーダーシップで方針を変えた。新興国へ、マーケットインへ。
     新興国・デジタルの製品作りの時代では、「表の競争力」(=デザインや価格など消費者から
     よく見える部分での競争力)が最優先・効果的なことを見極めて、大きく舵を切った。
     日本が強い「裏の競争力」(=品質や基礎技術)の追従は時間がかかるし、効率的でない。


     今後、中国やインドの企業もサムスンのような戦略を採りうる。サムスンはブランド作りや
     次の戦略構築により対策。

     日本企業は「裏の競争力」を持っていることが利点。だが、この力が競争力に結びついていない。
     結びつける戦略もないのが課題。技術を生かした企画開発力が要求されている。
     
     サムスンのように新興市場に打って出るというのは1つの解に過ぎない。
     企業それぞれが持っている能力によって、最適解はちがう。
     かつての李健熙会長が持っていたような危機意識と、「変える」という強い意志が必要。

    0
    2020年09月21日
  • 失敗学実践講義 文庫増補版

    Posted by ブクログ

    著者畑村氏がANAの第3者委員会として、提案を示された話はとても参考になった。これがきっかけで、解説されている失敗事例を自分でも調べるようになった。

    0
    2020年08月26日
  • 数に強くなる

    Posted by ブクログ

    わかるということは、自分の目の前で起こっている現象を観察する。どのような構成要素から成り立っているかを考える。その構成要素を摘出し、どの構成要素がどう絡まって現象の全体ができているのかを、構成要素の構造を考える。最後に、そうして構造化したものを頭の中で動かしてみて現実の現象と合致するかどうかを検証する。その動きがぴったり合った時に「わかった」となる。
    たとえ知らなくても、作る努力をしなくてはいけない。必要な数は観たその場で作れなくてはいけない。
    リーダーは全体像を把握していて、細かいこともわかっている。
    いつでもどこでも愚直に徹底的に訓練し続けよ。
    信号待ちでは、車を数えたり、待っている人を数えたりする。階段の段数も数える。地下鉄の深さは何メートルか割り出す。なんでも数にする。朝起きてから、見えたものは片っ端から数にする。「数にしないと気がすまない」というくらい自分を訓練付にして習慣にする。

    0
    2020年01月27日
  • 数に強くなる

    Posted by ブクログ

    数のウラを読む、とか補数の概念は非常に共感できる話であった。人が作った数は頭に入ってこない、自分で数を作り出すことが大事、答えを写して終わりの奴が一向にできるようにならないのと同じだと感じた。
    1人当たりの数に置き換えて考えれば実感が沸く、そういう視点でいろいろな世の中の数をとらえることができるようになりたいと思ったが、その為にはある程度の数を知識として覚えていなくては難しい。やはりインプットとアウトプットを繰り返す訓練がここでも必要なのだろう、と思う。
    「直観でわかる数学」にも少し興味が湧いた、作者と岩波書店の企み通りに…笑

    0
    2020年01月11日
  • 失敗学のすすめ

    Posted by ブクログ

    個人や組織の失敗を、経験としてとらえて、蓄積していくことの重要性とテクニックを考察している。技術の伝承を意識するなら、必読の価値あり。

    0
    2019年11月22日
  • 失敗学のすすめ

    Posted by ブクログ

    どうすれば成功するかを説いた本は多いですが、失敗を深く考える本はあまりないと思います。
    失敗のマイナス面だけでなくプラス面に目を向けて次へつなげる。日本社会がそうなるのは時間がかかると思いますが、個人的に目指したいと思いました。

    0
    2019年08月21日
  • 失敗学のすすめ

    Posted by ブクログ

    失敗とはどのようなものがあるかそれからどう学ぶべきかを技術的に分ける本

    失敗にもいろんな物があってそれをうまくまとめている。
    誰が失敗したのか、どの部分が悪いのかを考える指標になる

    失敗とは人間が関わっていて望む結果が得られないことを言う。
    社会を発展させた3大事故、タコマ橋:自励振動、コメット機:金属疲労、リバティー船:低温脆性

    失敗には階層性がある、
    未知への遭遇
    社会システム不適合・行政政治の怠慢:組織怠慢・政治判断
    企業経不良・組織運営不良:組織構造不良・企画不良・経営不良・運営不良
    個々人の責任の失敗:無知・不注意・不遵守・誤判断・検討不足、条件の変化

    失敗は隠れたがる、単純化したがる、原因が変わりたがる、神話化しやすい、ローカル化しやすい
    客観的分析はあてにならない、知識化しないと伝わらない
    失敗情報:事象、経過、原因、対処、総括
    失敗に対して批判はしない

    すべての技術は、萌芽期→発展期→成熟期→衰退期、を通る
    致命的な失敗は技術が成熟していて、大増産もしくはコストダウンをしたところで起きる

    0
    2019年06月23日
  • 直観でわかる数学

    Posted by ブクログ

    だいぶ前に読んだのですが、頭のモヤモヤが少し晴れた気がしました。書かれている通りこれで数学に強くなれるという内容ではないのですが、数学の根底にあるものを理解をする上では、とても大切なことが書かれている書であることは間違いないと思います。読んでいてすごく面白いです。

    0
    2019年06月08日
  • 畑村式「わかる」技術

    Posted by ブクログ

    「分かりやすく」は、物事を単純化して話したり、平易なことばで表現すれば実現できるというのは間違いである。
    現代ははっきりした答えが見つからない時代。

    本当のことをわかるには現地・現物・現人の「三現」を実践する必要がある。

    0
    2019年03月04日
  • 組織を強くする 技術の伝え方

    Posted by ブクログ

    ちょうど並行して「知識創造企業」を読んでいて、いろいろとリンクしていたので面白かった。

    第7章は特にぐっとくる。

    0
    2019年01月20日
  • 失敗学のすすめ

    Posted by ブクログ

    畑村洋太郎さんというのは、東大の工学者さんで「失敗学」というやわらか一般向けの「考え方」を提示。そこから一般受けもして、その結果?、311福島原発事故の政府事故調委員長も担当した人。その人の、いちばん売れたのであろう一冊。
    過去のいろいろな失敗、それも飛行機事故や鉄道事故などスキャンダラスなものを、専門的では無い、とても人間くさい失敗として位置づけて教訓を引き出す、というお話なのだけど、なかなか読ませるしおもしろかった。
    (読み終わってから相当に経過してから書いているので、記憶が間違っているかも知れません)

    0
    2019年01月02日
  • 数に強くなる

    Posted by ブクログ

    数に興味を持って生活する。
    倍半分でいいのでざっくり計算する習慣を身につける。
    数を一人当たりに置き換えるとイメージが湧き、良い。

    0
    2018年11月23日
  • 失敗学のすすめ

    Posted by ブクログ

    過去の人気課題本。著者は東大の工学部の先生。今でも話題になるのもわかる。読みやすいし、よくまとまっているし、テーマもシンプルでわかりやすい。当然、著者のご専門であるモノ作りに関する話題が多く出てくるけれども、それとは無関係の業界にも引きつけて考えることができるトピックが多く、「事故が起きたときにどう向き合うか」について色々学ぶところが多かった。

    0
    2018年10月30日
  • 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略

    Posted by ブクログ

    "物づくり、製造業がグローバル競争でいかに生き残るかを、サムソン電子の常務を経験した著者が喝破する。円高、社会インフラコストのせいだと言い訳を言っている場合ではないと。

    日本の技術流種が大規模に行われている現状に、驚く。

    とはいえ、まだまだ日本が世界に秀でる技術もある。各企業が世界中で社会貢献ができるはず。政治や経済動向に左右されずに。"

    0
    2018年10月28日
  • 決定版 失敗学の法則

    Posted by ブクログ

    著者の畑村先生は事故原因究明のスペシャリスト。失敗学の創始者?としても有名。定年前は東大の教授だったから、もし私が東大に入っていたらこの人の授業を受けられたかもしれないと考えると、返す返すも残念。余談はここまでにして、ここからは本題。失敗を単に失敗と捕らえると進歩がありません。これを改善、進歩の機会と捕らえて未来の行動をどう変えるか。それが重要なのです。最近、リコールや告知騒ぎが頻発していますが、製造業各社にはこの失敗を次へのステップと生かしほしいものです。非製造業の人にも、新しい知見が得られると思いますので、ぜひ一読を。

    0
    2018年10月23日
  • 失敗を生かす仕事術

    Posted by ブクログ

    本書では、起こしてはいけない失敗(人命に関わるもの)をどう防ぐかを解説すると同時に、新しいチャレンジに付きまとう失敗を前向きに捕らえ、どう生かせばいいかを示唆。エンジニア諸氏に薦める。

    0
    2018年10月23日
  • 危険学のすすめ――ドアプロジェクトに学ぶ

    Posted by ブクログ

    著者は、感覚がボーダーレスでさまざまな人々を巻き込んでいく才覚のある人のようだ。大企業だろうと身内だろうと同じように謝意を表し、書いているうちに気づいたらまた感謝、などなかなかユニーク。フラットで率直、明快なミッション意識と熱い人柄がなせる業なのだろう。
    回転ドアという代物が日本で独自の変化を遂げいつしかモンスターになってしまった経緯が興味深い。企業や行政・法律の問題点をもずばり指摘しており溜飲が下がる。

    P35 自立分散型というのは、目的を一にするものに向かって各人が自分自身の立てた規範に従って行動することをいう。

    P95 たとえ使用者自身に過失があったとしても、使用者の安全を守る技術は必要不可欠である。その反対に、完全なものを作りうる技術がまだ世の中にない場合には、「完全でないことがケシカラン」とする考え方もおかしいのではないだろうか。どこに危険が潜み、どうすれば安全が確保されるのかということは、本来は使用するものがきちんと考えておかなければならない。それを「当然のこと」と考えるような文化を作らないことには、本当の安全は保てないのだ。

    P126 六本木の六歳児の事故は「衝突力軽減のために軽量化しなければならない」という重要な知識が忘れられてしまったことに根本的な原因があるといえる。なぜそのようなことになったかというと、新しい製品を設計・開発する者が「技術の来歴」の調査の必要性を感じていなかったからである。
    これは設計や開発に携わるものにとっては大きな落とし穴である。既にあるものや技術を改良して何かをするときには、これをやらなければ、技術の変遷の中で消えていった重要な知識の存在に気づくことができないのは当然なのである。

    P148 今回の実験結果を踏まえて私が「申し訳ないけど宗旨替えをする」というと、JR東日本の荒井さんも「はっきりそう言ってもらえると非常に助かります」と笑いながら答えていた。(中略)情報発信を行うときには変なプライドを捨てて正確に伝えることが大事であると再認識させられる機会になった。

    P159 今回の実験を通じてわかったのは「手動のドアでは大きな力が発生し、自動のものでは小さな力しか発生しない」ということである。(中略)人間は「自動のものが危険で、手動のものは自分で動かすのだから安全だ」と考えがちだが、現実はそうではないのである。

    P170 本当の検査をせずに問題を放置すると「手抜き、インチキは仕事のうち」と思う人たちが増えて勝手なことを始めるようになるのは世の常である。(中略)インチキを当然とする人たちがインチキをし、インチキに鈍感な人が検査を行うので、インチキに気づかないままエンドユーザーに渡されるというのが世の中の構図である。

    P200 安全なもの、優れたものをつくるための重要なポイントは、つくり手が異なる業界の知見を自らの問題に関連づけて考えるような広い視点を持つことである。

    P208 「原因の究明」と「責任の追及」を混同している日本の風土や文化に根ざしている問題ではないかと私は考えている。
    本来、科学的な態度と社会的な道義責任の追求を明確に分けなければ、事故の真の原因を探ることはできない。

    P210 多くの場合、危険性の認識がないことが免罪符になっているのだ。言葉はちょっと悪いが「賢い人や敏感な人は罪人にされ、バカや鈍感な人は無罪放免になる」というおかしなことが今の日本で現実にまかり通っているのである。

    P244 従来の「失敗学」は、結果を分析する手法で失敗にアプローチするのが特徴だった。そこから一歩進めて、現在ある棄権にまで目を向け、起こっていない失敗にアプローチするときの考え方や手法を示すことができたのが「危険学」の最大の成果である。

    P247 危険に対して真正面から向かい合う考え方が必要になる。従来の「マニュアル」や「べからず集」「失敗事例集」のようなものではダメで、どこにどのような危険が存在し、危険を防止するだめに何をすべきかを示した「危険地図」のようなものでなければ意味がないのである。

    0
    2018年10月18日
  • 未曾有と想定外 東日本大震災に学ぶ

    Posted by ブクログ

    いつの間にか人間は「力で自然に対抗できる」と考えるようになった。しかしそれは大きな誤解であり、自然の力は想像以上に強大で、人間が力で同じように対抗できるようなものでない。そのことを私たちは今回の津波から学ばなければならない。

    0
    2018年10月12日
  • 失敗学実践講義 文庫増補版

    Posted by ブクログ

    具体的な失敗事例にスポットを当て、そこから学ぶべきポイントを整理して示すという手法で理系的発想で問題解決を図ろうとする本である。文系の人にも是非読んでもらいたい。著者である畑村先生は,今年6月に原発事故の事故調査・検証委員会の委員長に就任され、このほど中間報告を発表した。

    0
    2018年10月12日