畑村洋太郎のレビュー一覧

  • 数に強くなる

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    ネタバレ

    算数・数学キライ。だから購入。
    日常あるものを使って池上彰ばりに易しく説明。半分くらい自己啓発的な色合いの本。一気に読むべし。

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    2013年01月24日
  • 危機の経営 サムスンを世界一企業に変えた3つのイノベーション

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    面白かった。ソニーの苦手なマーケットインをサムスンがうまくやっているけれどなぜか?成功にいたるまでの改善活動が触れられていますが、日本でもよくやられている失敗例だったり、まあうまくいかないだろうなとおもうようなことだったり。よけいに自分の会社との本質的な違いがどこか?ということが理解できます。成功の理由はモノを作るのが圧倒的に簡単になっているという事実から作られたversatileな設計、開発、生産システム/プロセス。それから現地化したマーケティング部隊。
    失敗学で有名な畑村先生も共著だけど、たまにコラムのページで登場するくらい。日本人でサムソン内部のプロセスを三次元キャド導入で変えた筆者の言

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    2011年06月22日
  • 危険学のすすめ――ドアプロジェクトに学ぶ

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    著者は東大機械の時代から「失敗学」で著名な畑村さん。福島原発の事故調にも乗り出している。リコールの精神(不具合を憎んで人を憎まずの精神)で問題を明らかにしてほしいところ。
    本書は、六本木ヒルズの大型回転ドアに挟まれ少年が死亡した事件を、手弁当で調査(実験)した結果の一般向けレポート。
    回転ドアは、海外から日本に技術導入された際に、本質的な安全を軽視し、制御による安全確保に走って失敗してしまった。福島原発の事故にも通ずる問題であり、改めて世に知られるべき作品だと感じた。

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    2011年06月19日
  • 組織を強くする 技術の伝え方

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    技術・技能の継承に関して、自分がこれまで漠然と思っていてもやもやしていたことがうまくまとめられていた感じがする。
    ただ、この内容を自分の置かれている状況に落としこむのは簡単では無く、そこは自分で考えるしか無いんだなあ。

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    2011年05月30日
  • 直観でわかる数学

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    数学のコツというよりも、数学の根本的な概念・考え方をやさしく説いた本。数学において何よりも重要な定理や公理はみんなが当たり前のこととして捉えているが、この本ではそれをただ暗記するだけではなく、どうしてそう考えるのか、どうしてそう展開するのかについて触れており、数学がわかるようになるよりは数学が好きになる本だと思う。

    でも結局、中には"そういうモノ"として受け入れなきゃならない定理はあるもので、それはまぁ都合のよい解釈だけどそうなるんだから受け入れてネ、のようなゴウインな進め方もあった。けれど、すんなり受け入れられるように現実に即して説明しているのでなぜか許せてしまう。数学

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    2011年02月12日
  • 直観でわかる数学

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    失敗学の権威から「具体的から抽象へはいけるが、抽象から具体へは行けない(行こうとしてはいけない)」ってことを数学の本ですら言っておられる。
    自分の中での完全に消化しきってはいないが、今後も考えずにはおかない何かを感じた。

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    2010年12月11日
  • 回復力 失敗からの復活

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    人間は弱い。それを認めるのは、意外に難しい。でも、失敗は人間にはつきもの。失敗した時に、保身だけでなく、そこからたくさんのことを学んで行けば良いと思う。著者と同じく、うつ体験をしたことがあったから、すんなり読めたかな。

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    2010年10月06日
  • 直観でわかる数学

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    数学がもっと分かるんじゃないかと淡い期待を抱いて買ったのだが、期待外れ。たまに感心することはあっても、理解の足しにとかはなかったかなあ。さすがにここに出てくるレヴェルの話は道具として使いこなせてるはずなので。塾で教えるときの参考になるかも?ところで塾で教えていて、数学なんて将来役に立たないやん、て言われる。図形の証明をやらせると、「俺、建築士とかにならへんし」と万事そんな調子。それはその通りなので、「でも仕方ないからやれ」と言ってる。僕自身の場合、物理をやりたいがそのためには数学が必要というわけで数学と付き合う理由がはっきりしているのだが、数学が分からなくても困らない人にとって数学を学ぶ意味は

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    2011年07月17日
  • 組織を強くする 技術の伝え方

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    良い技術の伝え方について、伝え方が悪く大事故になった例などを
    もちいて説明しているのでわかりやすい。

    技術の伝えていない事で、後輩の世代は、自分たちと同じ失敗を
    して学んでいくので、一向に技術力が向上しないと言うのは
    誰もが経験しているだろうからきっと納得するだろう。

    その分断のために事故につながる事を考えたら、伝えることは
    もっともっと真剣に取り組むべきことだと思った。

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    2010年06月07日
  • 組織を強くする 技術の伝え方

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    『はじめに』
    ・組織内で培ってきたすぐれた技術をいかに伝えていくかが各企業で大きな問題になっているのです.本書は,「技術を伝える」ということについて私の考えを構築したもの.「技術」以外にも,何かを伝えたいときは適応できる.

    『序章 「技術」とはなにか』
    ・本書における「技術」の定義.「知識やシステムを使い,ほかの人と関係しながら全体をつくりあげていくやり方」.自分で努力さえすれば自然に会得できるというものではない.技術と似た言葉に「技能」がある.これは,知識や頭を使わなくても体が自然に動いて生産活動ができるという,人間の体に染み付いた能力を言います.技能は教えてもらわなくても身につけることは

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    2010年02月13日
  • 畑村式「わかる」技術

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    理科系の教授がかいた作品。
    「分かる」こととはなにか、を丁寧に記してある。

    理科系の方が描いた本だけに、理解することについての定義が明確で
    わかりやすい。

    要は、「分かること、とは本質を知ること」
    「なぜ、こうなっているのか」の根本を知ることだと説いている。
    なんちゃない当たり前のことだと思うが、いくつか印象にのこったのが、「分かるとはテンプレートを理解すること」という一節。

    テンプレートとは、物事を理解するときに、同一の切り口で見ること、だと思う。
    「原因と結果」「課題と解決法」「長所と短所」「根本と枝葉」
    物事に、切り口をもって、理解を深めることが大切。その切り口は、自分が意識すれば

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    2010年01月31日
  • 回復力 失敗からの復活

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    失敗しても良いんだ、やる気が出ないときがあってもいいんだ、と励まされた。工学部出身の先生だが、やはり研究者は病んでる人もおおいのか・・・とかあらためて思ってしまった。でも、この教授、人格的にすごい人だと思う。教授が学生のことを親身に受け止めるってここまでないんじゃないか。素晴らしい。


    失敗学については、また考察を。
    全体的に抽象概念が多くなってしまっている印象が。守秘義務などあって具体的に書けなかったんだろうけども。

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    2010年01月12日
  • 回復力 失敗からの復活

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    人間、大小問わず誰しも失敗はするもの。ただ、日本人には失敗が許されにくい風潮があり、どうしても失敗してはいけないという心理が働いてしまいがちになるようだ。

    この本は失敗についての実例を取り上げるとともに、失敗における向き合い方や失敗したときの対処法、周りが失敗した時のフォローの仕方などが書かれている。

    失敗をどう捉えるかによって、この先が明るいものにも暗いものにもなる。もし、何らかの失敗をしてしまったら、それを生かして前にどう進むかを考えられるようになりたいものだ。

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    2010年01月08日
  • 組織を強くする 技術の伝え方

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    伝えるときは話すだけでなく、絵などを用いるとよい。相手のことを考えて話せ。自分と相手が同じような頭になっていないと伝わりにくい。今回感じたのはこんなところかな。さして新しい知識は入ってこなかったと思う。

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    2011年03月27日
  • 続 直観でわかる数学

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    続編は和差積商などの小学生で習う事について
    書いてくれているのですが、あまりに基本的な
    事についての内容なので、残念ながらいまいち
    「あ、そういうことだったんだ」
    と思えませんでした。。。
    「割り算とは何か」と言われても、割り算は
    割り算であって、それ以外の何者でも無いという
    固定概念が頭にこびりついてしまっているので。。。
    筆者としてはそれを何とか別の方法で説明した
    かったんでしょうけど。

    前作は「虚数」だの「対数」だの今でもなんの
    こっちゃわからない概念だったので
    「あ、そういうことだったんだ」
    と受け入れる事ができたんですけどね。

    小学生に算数を教える先生方には是非読んで頂きたいと思

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    2009年11月24日
  • 失敗を生かす仕事術

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    30年前に日本がアメリカから学んだのは成功に学ぶ品質管理のみで、人間は誰でも失敗するということを学ばなかった。失敗が悪いことではなくてそれをフォローできないことが問題。
    オランダは運河が多いから自動車教習所で運河に落ちたときの訓練がある。水に落ちたら衣服を脱ぐと体が冷えてかえって危ない。着衣水泳をする。

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    2009年10月07日
  • 回復力 失敗からの復活

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    著者がこの本を書いた理由も明確だが、メンタル的に弱っている人は多いんだなぁと改めて思った。
    何よりも「鬱」などメンタル的に落ちた状態からの回復の方法やそういった人への対処の方法が記載されていたので収穫あり。
    これまでもなんとなく行っていたが改めて他人の言葉によりインプットされたので自信にはなった。
    つまりこれまでの考え方は悪くなかったということ。

    そもそも人は弱い生き物だ、という事は、常に心にとどめておかなければならない。そうすることで周りを助けられることもできれば、自分自身が困った時でさえもノーマルに戻る時間を短縮できると思う。

    『失敗学』も自身の向上についての内容だった。人間のメンタル

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    2009年10月04日
  • 回復力 失敗からの復活

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     「失敗学」で有名な著者による、失敗学の見地から得られるノウハウをまとめた本。
     「人にただ話を聞いてもらうだけでその人と苦しみを分かち合う効果がある」などは印象的。カウンセリングマインド的な話も載っている。

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    2009年10月04日
  • 決定版 失敗学の法則

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    ビジネスよりの本かなぁと思って読んでみたら、ちょっと工学色が強かったな。
    もうちょっとビジネスよりの話が聴きたかった。
    ただ、「要因」→「からくり」→「結果」の仕組みは勉強になった。

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    2009年10月09日
  • 組織を強くする 技術の伝え方

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    伝えるのは難しい。一方的に伝えても伝わるとは限らない。この点を注意しないと、伝える側の自己満足に陥る。
    大学の講義でそんな思いをしたもんだ。
    ト、2008.2.20

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    2009年10月07日