畑村洋太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『はじめに』
・組織内で培ってきたすぐれた技術をいかに伝えていくかが各企業で大きな問題になっているのです.本書は,「技術を伝える」ということについて私の考えを構築したもの.「技術」以外にも,何かを伝えたいときは適応できる.
『序章 「技術」とはなにか』
・本書における「技術」の定義.「知識やシステムを使い,ほかの人と関係しながら全体をつくりあげていくやり方」.自分で努力さえすれば自然に会得できるというものではない.技術と似た言葉に「技能」がある.これは,知識や頭を使わなくても体が自然に動いて生産活動ができるという,人間の体に染み付いた能力を言います.技能は教えてもらわなくても身につけることは -
Posted by ブクログ
理科系の教授がかいた作品。
「分かる」こととはなにか、を丁寧に記してある。
理科系の方が描いた本だけに、理解することについての定義が明確で
わかりやすい。
要は、「分かること、とは本質を知ること」
「なぜ、こうなっているのか」の根本を知ることだと説いている。
なんちゃない当たり前のことだと思うが、いくつか印象にのこったのが、「分かるとはテンプレートを理解すること」という一節。
テンプレートとは、物事を理解するときに、同一の切り口で見ること、だと思う。
「原因と結果」「課題と解決法」「長所と短所」「根本と枝葉」
物事に、切り口をもって、理解を深めることが大切。その切り口は、自分が意識すれば -
Posted by ブクログ
続編は和差積商などの小学生で習う事について
書いてくれているのですが、あまりに基本的な
事についての内容なので、残念ながらいまいち
「あ、そういうことだったんだ」
と思えませんでした。。。
「割り算とは何か」と言われても、割り算は
割り算であって、それ以外の何者でも無いという
固定概念が頭にこびりついてしまっているので。。。
筆者としてはそれを何とか別の方法で説明した
かったんでしょうけど。
前作は「虚数」だの「対数」だの今でもなんの
こっちゃわからない概念だったので
「あ、そういうことだったんだ」
と受け入れる事ができたんですけどね。
小学生に算数を教える先生方には是非読んで頂きたいと思 -
Posted by ブクログ
著者がこの本を書いた理由も明確だが、メンタル的に弱っている人は多いんだなぁと改めて思った。
何よりも「鬱」などメンタル的に落ちた状態からの回復の方法やそういった人への対処の方法が記載されていたので収穫あり。
これまでもなんとなく行っていたが改めて他人の言葉によりインプットされたので自信にはなった。
つまりこれまでの考え方は悪くなかったということ。
そもそも人は弱い生き物だ、という事は、常に心にとどめておかなければならない。そうすることで周りを助けられることもできれば、自分自身が困った時でさえもノーマルに戻る時間を短縮できると思う。
『失敗学』も自身の向上についての内容だった。人間のメンタル -
Posted by ブクログ
伝え方・伝えられ方について考えさせられる一冊。さすが、いろいろなところで推奨されるだけのことはある。
序章 「技術」とは何か
第1章 なぜ伝えることが必要か
第2章 伝えることの誤解
第3章 伝えるために大切なこと
第4章 伝える前に知っておくべきこと
第5章 効果的な伝え方・伝わり方
第6章 的確に伝える具体的方法
第7章 一度に伝える「共有知」
終章 技術の伝達と個人の成長
P.32 伝達された技術を使うということは、先人の経験や考えを手っ取り早く自分のものとして使うことを意味しているのです。
これっていつも自分がやっていることでもある。それはノウハウ本を読むこと。ハウツーが書いて -
Posted by ブクログ
『直観でわかる数学』の続編。1冊目に比べて少し物足りない気がしたが、掛け算、割り算などの求め方を、別の方法から改めて認識することが出来た。
すぐに使えそうなのは、語呂合わせの項目。
数字を記憶するときには、語呂と関連づけて覚えた方が忘れないのでこれを使おう。
0:まる、れ、れい、お、わ、ゼロ
1:い、いち、いん、ひ、ひい、ひと、わん
2:に、にん、じ、ふ、ぷ、ぶ、ふた、ツ、ツー
3:み、さ、ざ、さん、ざん
4:し、よ、よん
5:ご、こ、い
6:ろ、ろく、む
7:な、なな、しち
8:は、ぱ、はち、や
9:く、ぐ、きゅう
10:とう、と、じゅう、テン