畑村洋太郎のレビュー一覧

  • 組織を強くする 技術の伝え方

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    『はじめに』
    ・組織内で培ってきたすぐれた技術をいかに伝えていくかが各企業で大きな問題になっているのです.本書は,「技術を伝える」ということについて私の考えを構築したもの.「技術」以外にも,何かを伝えたいときは適応できる.

    『序章 「技術」とはなにか』
    ・本書における「技術」の定義.「知識やシステムを使い,ほかの人と関係しながら全体をつくりあげていくやり方」.自分で努力さえすれば自然に会得できるというものではない.技術と似た言葉に「技能」がある.これは,知識や頭を使わなくても体が自然に動いて生産活動ができるという,人間の体に染み付いた能力を言います.技能は教えてもらわなくても身につけることは

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    2010年02月13日
  • 畑村式「わかる」技術

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    理科系の教授がかいた作品。
    「分かる」こととはなにか、を丁寧に記してある。

    理科系の方が描いた本だけに、理解することについての定義が明確で
    わかりやすい。

    要は、「分かること、とは本質を知ること」
    「なぜ、こうなっているのか」の根本を知ることだと説いている。
    なんちゃない当たり前のことだと思うが、いくつか印象にのこったのが、「分かるとはテンプレートを理解すること」という一節。

    テンプレートとは、物事を理解するときに、同一の切り口で見ること、だと思う。
    「原因と結果」「課題と解決法」「長所と短所」「根本と枝葉」
    物事に、切り口をもって、理解を深めることが大切。その切り口は、自分が意識すれば

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    2010年01月31日
  • 回復力 失敗からの復活

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    失敗しても良いんだ、やる気が出ないときがあってもいいんだ、と励まされた。工学部出身の先生だが、やはり研究者は病んでる人もおおいのか・・・とかあらためて思ってしまった。でも、この教授、人格的にすごい人だと思う。教授が学生のことを親身に受け止めるってここまでないんじゃないか。素晴らしい。


    失敗学については、また考察を。
    全体的に抽象概念が多くなってしまっている印象が。守秘義務などあって具体的に書けなかったんだろうけども。

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    2010年01月12日
  • 回復力 失敗からの復活

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    人間、大小問わず誰しも失敗はするもの。ただ、日本人には失敗が許されにくい風潮があり、どうしても失敗してはいけないという心理が働いてしまいがちになるようだ。

    この本は失敗についての実例を取り上げるとともに、失敗における向き合い方や失敗したときの対処法、周りが失敗した時のフォローの仕方などが書かれている。

    失敗をどう捉えるかによって、この先が明るいものにも暗いものにもなる。もし、何らかの失敗をしてしまったら、それを生かして前にどう進むかを考えられるようになりたいものだ。

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    2010年01月08日
  • 組織を強くする 技術の伝え方

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    伝えるときは話すだけでなく、絵などを用いるとよい。相手のことを考えて話せ。自分と相手が同じような頭になっていないと伝わりにくい。今回感じたのはこんなところかな。さして新しい知識は入ってこなかったと思う。

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    2011年03月27日
  • 続 直観でわかる数学

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    続編は和差積商などの小学生で習う事について
    書いてくれているのですが、あまりに基本的な
    事についての内容なので、残念ながらいまいち
    「あ、そういうことだったんだ」
    と思えませんでした。。。
    「割り算とは何か」と言われても、割り算は
    割り算であって、それ以外の何者でも無いという
    固定概念が頭にこびりついてしまっているので。。。
    筆者としてはそれを何とか別の方法で説明した
    かったんでしょうけど。

    前作は「虚数」だの「対数」だの今でもなんの
    こっちゃわからない概念だったので
    「あ、そういうことだったんだ」
    と受け入れる事ができたんですけどね。

    小学生に算数を教える先生方には是非読んで頂きたいと思

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    2009年11月24日
  • 失敗を生かす仕事術

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    30年前に日本がアメリカから学んだのは成功に学ぶ品質管理のみで、人間は誰でも失敗するということを学ばなかった。失敗が悪いことではなくてそれをフォローできないことが問題。
    オランダは運河が多いから自動車教習所で運河に落ちたときの訓練がある。水に落ちたら衣服を脱ぐと体が冷えてかえって危ない。着衣水泳をする。

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    2009年10月07日
  • 回復力 失敗からの復活

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    著者がこの本を書いた理由も明確だが、メンタル的に弱っている人は多いんだなぁと改めて思った。
    何よりも「鬱」などメンタル的に落ちた状態からの回復の方法やそういった人への対処の方法が記載されていたので収穫あり。
    これまでもなんとなく行っていたが改めて他人の言葉によりインプットされたので自信にはなった。
    つまりこれまでの考え方は悪くなかったということ。

    そもそも人は弱い生き物だ、という事は、常に心にとどめておかなければならない。そうすることで周りを助けられることもできれば、自分自身が困った時でさえもノーマルに戻る時間を短縮できると思う。

    『失敗学』も自身の向上についての内容だった。人間のメンタル

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    2009年10月04日
  • 回復力 失敗からの復活

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     「失敗学」で有名な著者による、失敗学の見地から得られるノウハウをまとめた本。
     「人にただ話を聞いてもらうだけでその人と苦しみを分かち合う効果がある」などは印象的。カウンセリングマインド的な話も載っている。

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    2009年10月04日
  • 決定版 失敗学の法則

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    ビジネスよりの本かなぁと思って読んでみたら、ちょっと工学色が強かったな。
    もうちょっとビジネスよりの話が聴きたかった。
    ただ、「要因」→「からくり」→「結果」の仕組みは勉強になった。

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    2009年10月09日
  • 組織を強くする 技術の伝え方

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    伝えるのは難しい。一方的に伝えても伝わるとは限らない。この点を注意しないと、伝える側の自己満足に陥る。
    大学の講義でそんな思いをしたもんだ。
    ト、2008.2.20

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    2009年10月07日
  • 組織を強くする 技術の伝え方

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     伝え方・伝えられ方について考えさせられる一冊。さすが、いろいろなところで推奨されるだけのことはある。
    序章 「技術」とは何か
    第1章 なぜ伝えることが必要か
    第2章 伝えることの誤解
    第3章 伝えるために大切なこと
    第4章 伝える前に知っておくべきこと
    第5章 効果的な伝え方・伝わり方
    第6章 的確に伝える具体的方法
    第7章 一度に伝える「共有知」
    終章 技術の伝達と個人の成長

    P.32 伝達された技術を使うということは、先人の経験や考えを手っ取り早く自分のものとして使うことを意味しているのです。

     これっていつも自分がやっていることでもある。それはノウハウ本を読むこと。ハウツーが書いて

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    2009年10月04日
  • 畑村式「わかる」技術

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    東洋経済に載ってた畑村さんの話がやたら面白かったから買ってみたけど、まぁそうですねみたいな話しか書いてなかった。社会人になったら腑に落ちる話なんだろうかこれ。

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    2009年10月07日
  • 続 直観でわかる数学

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    『直観でわかる数学』の続編。1冊目に比べて少し物足りない気がしたが、掛け算、割り算などの求め方を、別の方法から改めて認識することが出来た。
    すぐに使えそうなのは、語呂合わせの項目。
    数字を記憶するときには、語呂と関連づけて覚えた方が忘れないのでこれを使おう。
    0:まる、れ、れい、お、わ、ゼロ
    1:い、いち、いん、ひ、ひい、ひと、わん
    2:に、にん、じ、ふ、ぷ、ぶ、ふた、ツ、ツー
    3:み、さ、ざ、さん、ざん
    4:し、よ、よん
    5:ご、こ、い
    6:ろ、ろく、む
    7:な、なな、しち
    8:は、ぱ、はち、や
    9:く、ぐ、きゅう
    10:とう、と、じゅう、テン

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    2009年10月04日
  • 畑村式「わかる」技術

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    「わかる」「理解する」メカニズムが分かりやすく書かれている。この類の本はたいてい心理学関係の先生が書かれて、やや難解(専門用語を使うので)なものが多い。しかし、この本は工学を専門とする畑村先生が書かれているので、心理学の先生方が書かれたものより理解できる。このような本を学校の先生が読んで教授方法を工夫すれば多くの生徒のストレスが減るのにと思った。

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    2009年10月04日
  • 直観でわかる数学

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    失敗学で有名な畑村先生の書いた数学の本。確かに数学の本質を伝えようという努力の見られる本だが、わからなかった人がわかるようになるためにどのぐらい寄与するかは微妙な感じ。わかってる人が見たら、そーだね、っていう感じ。でも本の最後のほうに書いてある「数学はなぜわからないか?(その2)」の話は重要。

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    2009年10月04日
  • 決定版 失敗学の法則

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    組織論なども絡めながら、とても読みやすく、わかりやすく失敗論について語っている。誰の責任かというのも大事だが、どんな原因(要因)で失敗が起こったのかという事が重要であり、その点をはっきりさせないとまた同じ失敗が起こってしまう。至極もっともな事だが大切な事を判りやすく説いている。
    星3.5

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    2009年10月04日
  • 直観でわかる数学

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    目次
    長めのまえがき
    1 見えない直角三角形を見る――サイン・コサイン
    2 数字のウラには意味がある――行列
    3 見方を変えて新しい数を作る――指数・対数
    4 2つを1つにひっくるめる――虚数,複素数
    5 日常生活に本質が隠れている――微分・積分
    6 部分を見れば全体がわかる――微分方程式
    7 未来は等分配されている――確率
    付録1 直観の極意は丸暗記と暗算にあり
    付録2 数量を生み出す努力をせよ
    語録  なぜ数学はわからないか?

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    2009年10月04日