畑村洋太郎のレビュー一覧
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ネタバレ・本書の設定課題
世の中複雑化したため、わかることへのニーズが増えてきた。わかることを深める必要あり。
・キーワード
体系化
直感、直観の違い
直観と経験主義との違い
形式論理が成り立たない場合
詭弁の論理-前提不成立を無視
2通りのテンプレート
完全合致、組み合わせ応用
Howではなく、what思考
つまり課題設定が自分でできるか。
課題を与えられて解ける人は多い
課題を見つける
上位レベルの課題を追求
話が立体的なら面白い話手
聞き手のニーズを把握
三ナイ思考
見ない、考えない、歩かない
三現
現地、現物、現人
逆演算の思考
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Posted by ブクログ
●感想
「わかる」とはどういう状態なのかが書かれている。
同じような内容をどこかで読んだので、理解しやすかったが、はじめて読む場合だと理解しづらいかもしれない。
●なぜ読んだか
・「わかる」メカニズムを知りたかった
●学んだこと
・「わかる」とは、自分の知っている「要素」と「構造」の新しい組み合わせ
・直観=飛躍思考は、過去に深く考えたことがある状態で起こる
・前提条件に気をつけないと「わかったつもり」になる
・日常生活でも定量化を意識的にするとよい
・話し上手や聞き上手は、話に立体感を持たせている
●今後やること
・「要素」と「構造」を意識してメモする=「具体」と「抽象」
・成功事例は前提条件がどうかチェックする
・相槌は相手の興味に沿って強弱をつける -
Posted by ブクログ
ちょっと思うところあって読んでみた。
誰でも失敗しうる。それが思いがけず大きな被害をもたらすこともある。人命が関わったり、巨額の損失が発生したり、信用を失ったり。レベルは様々、日々失敗しているとも言える。
実は先日、某ショッピングサイト利用時にクレジットカード情報が盗取されるという被害にあい、お店からお詫び文書が届いたところなのだが、仕事柄、店側(及びその店のシステム作った会社)の対応を思うと、他人事じゃないなあと苦い気持ちに。
(脱線:盗取はされたものの、クレジットカード会社の方にはこちらはこちらでちゃんと不正使用パターンを検知するシステムがあるそうで、それのおかげで実害はなしで済んだ。それがわかったときは、そのシステム作った人ありがとうと思った!)
で、そりゃ失敗したらリカバリーのためにやらなゃいけないこと、受けねばならない制裁などもちろんあるが、失敗を苦に思いすぎてひとりの人間が死んでしまうなんていうことは絶対にあってはいけない。そうならないためにどうしたらいいか、という観点の本なので、「正論は聞き流せ」とか「逃げてもいい」とか「お叱りを真摯に受け止めすぎるな(鈍感であれ)」とかいったことが強く言われている。
人は弱く、失敗の直後なんてショックでエネルギーが無くなっている状態なので、事態をよくさせるための思考力や判断力や行動力はない。そういうときに下手に動いてもいいことはないから、とにかくエネルギーが回復するまで待つのが良いのだ、ということだ。なかなか難しいが、エネルギーが戻ってくれば自然と動き出せるようになるし、その時は必ず来る。だからそんなときこそ、美味しいものを食べたり、聞き上手な友人に愚痴を聞いてもらったりなどして自分に優しく過ごしなさいと。
失敗した人があまりのんきにしてると、ちょっとは反省の色を見せろや~と思ってしまうこともあるけれど、【失敗を苦に思いすぎてひとりの人間が死んでしまうなんていうことは絶対にあってはいけない】この思いひとつのためにこの筆者さんはこういう本を書いたんだろうなあと思うと、そこは諸手をあげて賛成賛成。 -
Posted by ブクログ
考えるとは何か、が気になって借りた本。
最低限の知識から
フェルミ推定などで確からしい論理を組み立てるが
最後は根拠のない自信でエイヤで決めることが必要。
答えは一つではない。
その中でより正解と呼ばれるものに近づくために
考えをつくることが重要である。
以下は内容で気になった点。
・客観的な視点より主観的な視点
ビックデータのように客観的なデータは使えない。
視点を持つことが重要
視点は人、モノ、カネ、時間、雰囲気
・最低限の知識は必要
ある事象を理解することが全くできないため
理解できないと、考えを作ることもできない
・頭の中に知識の引き出しを持つ
頭の中にある知識は多ければ多いほど考えを作る作業がスムーズにできる
・わかる、というのは頭の中のテンプレートと目の前の事象とのマッチングできた
ということ。
・思い付きノートを付ける。どんなことでも文字や絵にする
それらを包括する「上位概念」を作る
・日記や業務報告書なども
思いついたものを書き出す→共通項でくくる→構造化する
観察もアウトプットを意識するようになる
・考えを作る作業
1.タネ出し
2.タネを括る
3.思考関連図として構造化する(マインドマップのようなもの。中心が課題群)
4.思考展開図を作る
実現したい事柄→実現するための手段を
ロジカルツリーのようなもので発散→収束させる
(実現したい課題→課題→課題要素→解決策→具体策→全体計画)
・論理よりもエイヤが重要
とにかく決めることが有効
・頭に浮かんだことはすべて吐き出す
・実際のシーンを想像する
・100回聞くより3回の実践
・どんなことでも自分自身の頭で考えることが大切 -
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1.この本をひと言でまとめると
日本の製造業企業再生の道
2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
・人を通じた情報流出は、日本の企業が長年にわたって行ってきた「技術者の使い捨て」のツケという側面もあります。「義理堅く誠実」という日本人のメンタリティを考えると、企業が大切な技術情報を扱ってきた人たちをそれなりに優遇するとか、定年後も彼らの力をどこかで生かすような扱いをしていたら、おそらくこのようなことは起こらなかったでしょう。(p73)
→会社の姿勢そのものが原因。ここまでの視点を持ち合わせた経営者がいなかったのが残念。
・デジタルものづくりの本質とは、組織の在り方、動き方の変革を伴うもの(p95)
→うちの会社はまだアナログものづくり。危機感をもちました。
・自由で柔軟な発想の芽を摘む話(p136あたり)
→地元の公園でも遊具の撤去がありました。。。マニュアル通りで責任を取らない人を増やさない教育を考えないといけない。
・サムスン電子が大飛躍を遂げた秘密は、松下幸之助の理念を愚直に実行してきたことにあった(p214)
→これを聞くとなんだかうれしい。日本もまだ可能性があるような気持ちになれる。
・いまの日本がまずやるべきことは、『負けている』ことを一度きちんと認めることだ(p215)
→変なプライドはいい加減捨てたほうがいい。現状を受け入れ、再出発して成功すればいいのだから。
3.突っ込みどころ
・日本の法人税の高さは、海外で活動している競争力のある他国の企業の日本進出を阻む防波堤(p46)
→TPPに賛成するなど、グローバル化の立場からはこの考え方はおかしいのでは?製造業を政策で保護しているだけのように思える。
・元サムスン電子常務の吉川氏がほとんど書いたのでは?サムソン電子の事例が多すぎる。
4.自分語り
・この本の内容は大部分が以前から指摘されていた内容だと思うが、それでも日本の大手企業(パナソニックやシャープ等)がなぜ赤字なのか、なぜ変れないのか本当のところを知りたい。
5.類書
・空洞化のウソ――日本企業の「現地化」戦略 (講談社現代新書) 松島 大輔 (著) -
Posted by ブクログ
「失敗学」の人、と思っていたけど、本書(震災の直後に発刊)に関しては、エッセイというか、地震津波についての小話集か。
防潮堤高のこと(6m位がいいとか)や、ボックス型の避難ボックスを400mおきに海岸に設けるとか(※海岸景観への配慮まるでなし)、あるいはスーパー堤防や大ダムの必要性をゲリラ豪雨と結び付けて説こうとするなど、一部に科学的な意味での怪しさもみられる。
ただところどころ考えさせられる記述も多く、ハードが備わる故のひとびとの危機感の薄れのことや、コンプライアンスとは法令遵守ではないということ等、印象に残った。
個人的には、様々なリスクファクターについて横断的に考察してみたいとも思ったし、甚大なリスクがあるからといって必ず対策を事前にとるべきとも言い切れないんだよなぁとも思った。
なお、幸田文『崩れ』と、寺田寅彦『天災と国防』はぜひ読みたい!と思った。こういう、読みたい本を知れる本はいい。 -
Posted by ブクログ
課題図書。
「おわりに」で『博士の愛した数式』を出して、自分なりの数への近づき方をこの本で表現したかったとある。
確かに、全体を通して楽しませようとしてくれる文章で、縦書きであることにも、好感を持つ。
では数に強くなれたかは……として、数をどのようにイメージするか、ということには幾つかの視点を得られたように思うのだ。
面白かったのは、日本とヨーロッパのお釣りの渡し方の違い。
日本は、大きな単位のお金から引き算をするが、ヨーロッパはモノの値段に足していくことで、お釣りを作っていく。
これ、やりにくい!って思うのだ(笑)
でも、ヨーロッパの人には反対に日本のお釣りの渡し方や考え方がやりにくいと思うかもしれない。
どう数を考えるかということは生活に結び付いている、案外侮れないことなのではないかと感じた。
もう一つ、「17×18」を計算するときに、筆者は「17×20」を作って計算する。
この人には(というか数に強い人は)そう見えているんだろうなぁーと思うし、羨ましい。
こういう見え方が出来ると、アプローチの方法が増える。
感覚的に近いものが浮かんできたりするのだろう。
それには書かれてある通り、ある種の訓練は必要なのかもしれない。
ただ、残念なことにはそのトレーニングをするだけの根性が私にはないのであった……。
そんな訳で、読み終えた私の手元には偶然呼び寄せたらしい『失敗学のすすめ』が……!
しばらく畑村さんから逃れられないらしい。 -
Posted by ブクログ
失敗学で有名な畑村洋太郎さんの本。
考えるとはどういうことか
考える力をつける準備
考える力をつける訓練
考えるを作る作業
考える力を高める
など考える力を要素分析しているので非常にわかりやすい
三現の重要性や知識は広く浅くよりも、狭く深くを意識して掘り下げたほうが横展開しやすいなど、実践から出た含蓄のある話が多かった。
特にAIの話で、AI搭載のミニカーに「衝突しないで走れ」と指令を与えても、最初はよく衝突をするようだが、うまく走れればプラス評価、衝突するとマイナス評価を与えているうちにジタバタしながらもAIは自ら学び、衝突せずにすいすいとコースを走るようになるという話があり、また一度うまく走れるとコースを変えても同じようにうまく走れる事が出来るらしい。
そもそもAIは人間の脳の研究から生まれたという話は初めて聞いたが、人間もジタバタして失敗を糧に思考回路を頭の中で作っていくという話は実践の大切さを伝える良い話だと思った。
気に入った言葉
・100回聞くよりも3回の実践