ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
ものづくりの世界を熟知するふたりが探る再生の道。「こう考えなければ生き残れない!」大胆な投資で業績を伸ばす中韓、ものづくりに回帰しようとする米国、伸びない内需、厳しい状況変化の中で日本企業の生き残る道を探る。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
日本のものづくりを「もの」=思い、考え方、アイデア。「つくり」=プロセス。とわけて考えた時、日本の製造業の多くは「つくり」によって市場を席巻した。しかしデジタルに移行したことで、製造方法の大展開がおき、熟練した技術が不要になったことが、現在日本の製造業が弱くなった原因と指摘している。 「経営者は孤独...続きを読む」、「他社がやるから」という横並び思想、設備の減価償却の税制がライフサイクルの現在にあっていない事、「考えたくないことは考えない」と言う雰囲気。を批判している。 TTP,FTAは今後の標準を決める役割を担っている。知らない所でルールが決まることは、現在のグローバル社会では大きなハンデだと言う話は、輸出入しやすくなるという表面的な事よりも重要であり、日本も早期に参加するべきだと感じた。 また日本は基本技術や生産技術はまだ底力があるので、組織全体が、ひとつの戦略のもとで動いたり、情報を一元管理できるようハブ化するなどの改革を進め、組織の動きを統一しムダを省くことで経営効率化、組織力向上が測れるという話は、まだまだ悲観するのは早い。と思う反面、残された選択肢は少なく、時間は短いということを感じた。
"物づくり、製造業がグローバル競争でいかに生き残るかを、サムソン電子の常務を経験した著者が喝破する。円高、社会インフラコストのせいだと言い訳を言っている場合ではないと。 日本の技術流種が大規模に行われている現状に、驚く。 とはいえ、まだまだ日本が世界に秀でる技術もある。各企業が世界中で...続きを読む社会貢献ができるはず。政治や経済動向に左右されずに。"
畑村さんは「失敗学」の権威、吉川さんは元サムスン電子常務という経歴の方。 凋落している国内のデジタル家電業界と、躍進しているサムスンなど韓国メーカを比較しながら、今後の国内メーカの方向性が示されています。 やはりというか最後は、必ず"戦略" "人・組織" と...続きを読むいうキーワードが出てきます! 自分の会社もそうですが、"変革、変革"といいながら、なかなか行動に結びつかず…というのが、日本人というか人間の本質的な性。 ただ、"勝つ"という意味を自分なりに再構成しておきたいと感じました。
し失敗学でお馴染みの畑村先生とサムソン成長の功労者でもある吉村先生の共同著書。 技術的に優れたよい物をつくれば売れる時代は、終わった。基礎技術を組み合わせ、顧客のニーズにあったものをつくることが大事と本著は、語っている。 Appleやサムソンのように既存の基礎技術の組み合わせで画期的な商品が作られる...続きを読む。 今の日本企業にそうしたものを生み出す土壌はあるが、問題がある。 日本企業は、組織の問題(意思決定に時間がかかる、決断しない経営者)、制度の問題(税制)、考え方の問題(技術のおごり)がある。 いかにこの問題をクリアして、顧客のニーズに迅速に答える商品、サービスを提供できるかが今後の日本企業の鍵。 今の私は一企業のマーケティング担当であるが、だからころできる変えていけることがあることを認識することができた一冊でした。
日本復活のためには、「負けていることを一度きちんと認めること」 ものづくりニッポンの厳しい現況がわかった。 「つくり」より、「もの」 外の世界としっかり繋がって、自分自身で状況を把握できる人材を育て、組織化しなければならない。 現在負けてはいるが、日本の優位性はまだまだある。
技術偏重経営への継承。 デジタルモノづくりの時代の到来。“つくり”よりも“もの”へ集中し、“つくり“の優位性を生かせ。
畑村先生シリーズ。工学的見地から今後の国内企業の進路への提言。内需拡大は見込めない等、国内ベースでは未来はないと断言。世界とはどこか?を考える。個人レベルで継続して提案を続けるしか、企業全体での価値観転換はない?トップダウンがありそうでないのが今の日本中、大企業かもしれないと再認識。
昨今の韓国とは打って変わって、もう一息の日本製造業。 いつの間にか、韓国の皆さんの地道さと熱意に追い抜かれていたのね。 個々の企業が持つ(あるいは潜在的に持っている)秘伝のタレをどうやって使い、これから伸びていくのかを考えされられた。
これも平積みされていたので、思わず題名にひかれて買ってしまった。技術者として考えさせられる内容。提供できる機能ばかりを気にして使う側から見た提供出来る価値にあまり気にしていなかったつけか?本書でいう"つくり"にこだわり、どの様な"もの"であるべきかを考えていな...続きを読むかったのが日本企業の敗因と分析している。 気になったところを揚げてみた。 1.ものつくり ・「もの」:思い、考え、アイディア 「つくり」:具体的な形にすること (生産活動) ・デジタルものづり 誰でも、どこでも、簡単に ・サムソンはものに重きを置く ・ものづくりでの勝ち方 1)先行開発の力でまったく新しい革新 的な製品 2)市場のニーズを的確にとらえて、 顧客が欲しがる製品を生み出す ・技術流出 価値ある技術は人を介して。 技術者の使い捨ては問題。 ・生産性を上げるための情報の共有(ハブ化)とプロセスの短縮(オーバーラップ) 2.日本企業の三つの枷 1)企業組織 ・経営者が思い切った判断できない。・企業組織上(官僚主義)の問題 形式主義(社内だけの書・体裁)、数量主義、管理主義(マニュアルへの過度の依存)で硬直化 2)社会制度上の問題 ・2重課税(海外での売り上げ金を国内に持ち込むとき) 2009年法律改正 ・独占禁止法(海外に出ていくときには、企業同士合併しないと、戦えない) ・設備の減価償却(韓国のシリコンサイクルに合わせた期間3,4年に対して日本は8-10年)。台湾はすべて経費扱い 3)人々の考え方 ・見たくない・聞きたくない・考えたくない ことはしたくない ・過剰なコンプライアンス遵守 3.これからの世界 1)新興国の市場 ・世帯年間可処分所得5000ドル 年間1億人づつ増加 ・15000~35000ドル(上位中間層) 2.5億人(2010)->7.7億人(2020) 2)世界の動き;日本企業はずし(不安による) ・情報発信に対する不安 ・サプライチェーンにおける日本企業への頼りすぎ 4.ではどうするのか ・2つに一つ ①レーンを変更して後発組との競争を回避 ②レーンを変更せず、従来とやり方を変えて、後発組に勝つ ・つくりである生産技術はいまでも世界の先頭 ・新興国の市場をきちんと押さえる。製品がどのように消費されているか実際に見てくる。 ・マザー工場は日本に(R&Dから試作まで) ・開発+基礎技術という会社間の組み合わせ(ex ユニクロ+東レによるヒートテック) ・秘伝のたれ(レシピに書いていない技術)を生かす。 ・中小企業の道 ①秘伝のたれを使って売る ②大企業の海外進出についていき、 部品を売る ③自ら海外に出ていき、海外メーカ ーに部品を売る ・情報をマネージメント ex) GPS付きシャベルカーの盗難防止サービス ・インフラ輸出 鉄道・道路・水道 ・独立した個の必要性 「与えられた役割の中で思考を巡らせながらマニュアルを自分自身で作ることができる人」 自分で行動基準を決めて、最適解を導き、迅速に行動できる ・「つくり」はうまい日本 どうような「もの」を作るかがカギ
「ものつくり」は「もの」と「つくり」に分かれると。日本企業がこれから生き残るための戦略の肝がそのにあると説く。成功したサムスンにいた著者が間近でみた、彼らのやり方は、日本企業にもできるし、その原点は日本企業にあると。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
新刊情報をお知らせします。
畑村洋太郎
吉川良三
フォロー機能について
「講談社現代新書」の最新刊一覧へ
「雑学・エンタメ」無料一覧へ
「雑学・エンタメ」ランキングの一覧へ
老いの失敗学 80歳からの人生をそれなりに楽しむ
回復力 失敗からの復活
数に強くなる
試し読み
考える力をつける本
危機の経営 サムスンを世界一企業に変えた3つのイノベーション
危険学のすすめ――ドアプロジェクトに学ぶ
技術大国幻想の終わり これが日本の生きる道
決定版 失敗学の法則
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略 ページトップヘ