畑村洋太郎のレビュー一覧
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日本のものづくりを「もの」=思い、考え方、アイデア。「つくり」=プロセス。とわけて考えた時、日本の製造業の多くは「つくり」によって市場を席巻した。しかしデジタルに移行したことで、製造方法の大展開がおき、熟練した技術が不要になったことが、現在日本の製造業が弱くなった原因と指摘している。
「経営者は孤独」、「他社がやるから」という横並び思想、設備の減価償却の税制がライフサイクルの現在にあっていない事、「考えたくないことは考えない」と言う雰囲気。を批判している。
TTP,FTAは今後の標準を決める役割を担っている。知らない所でルールが決まることは、現在のグローバル社会では大きなハンデだと言う話は、輸出入しやすくなるという表面的な事よりも重要であり、日本も早期に参加するべきだと感じた。
また日本は基本技術や生産技術はまだ底力があるので、組織全体が、ひとつの戦略のもとで動いたり、情報を一元管理できるようハブ化するなどの改革を進め、組織の動きを統一しムダを省くことで経営効率化、組織力向上が測れるという話は、まだまだ悲観するのは早い。と思う反面、残された選択肢は少なく、時間は短いということを感じた。 -
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ご恵贈頂いておきながら、読んでいなかった。
不覚。
大変に興味深い。
「死んだ人が見た光景」(62ページ)、「信玄堤」(72ページ)、完全な高台移転は今回も実現しない(77ページ)、原子力の専門家は「想定する」のが責務だということ(91ページ)、「問題設定」と「問題解決」について前者が圧倒的に難しいということ(96ページ)などなど。
また、山の「崩れ」について言及されているが(162ページ)、思わず幸田文の「崩れ」を思い出した。そうしたところ、その数ページ後できちんと触れられている。
これは、やられました。
こういうところで、作者に対する信頼性がぐっと増すわけですね。 -
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『失敗学』の著者として有名な畑中教授。今回の東日本大震災を、「失敗学」の観点から考えるとどうなるのか。本作品では以下の3つが特に主要なポイントであると考える。
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(1)「未曾有」「想定外」という言葉に隠された本音
教授は「未曾有」「想定外」という言葉に潜む危険性を指摘している。つまり、それらの言葉を用いることで曖昧さの中に物事の本質をすべて覆い隠してしまう危険性である、ということだ。
これらの言葉を繰り返し用いることで、「未曾有のことが起きたんだから仕方ない」、「考えても意味がない」と人々の思考停止を招き、本来行うべき原因調査とそこから得られるはずの教訓に備えることが出来なくなる、と述べている。
専門家は、起こり得る事すべてを想定することが専門家たる所以であり責務である。原子力技術を扱う仕事は、想定外という言葉ですべて免罪になるような軽いものでは決してない。それは、想定外という言葉を繰り返し使う専門家にも同様に当てはまる。
「想定外のことを想定して、初めて専門家は専門家としての責務を全うする。」
以上の責務を全うしている真の専門家は国内に果たしてどれだけいるのだろうか?
(2)「コンプライアンス」の意図的語釈
コンプライアンスは通常、「法令遵守」という言葉に訳される。実際、「コンプライアンス=法令順守」という図式は社会で広く浸透しているのではないだろうか。
実は、コンプライアンスは「社会の要求に柔軟に対応する」というのが本来の意味らしい。ここにコンプライアンスの意図的語釈がある、と著者は指摘する。つまり、「法令さえ守っていればいい」という誤ったメッセージを与え、その結果、事の本質を矮小化し、日本の組織から危機管理能力を削ぐことにつながってしまう、と危惧している。
(3)「見たくないものは見えない」「聞きたくないことは聞こえない」という人間の本質
人は自分にとって都合のいい思考をするという性質を有している。これらの性質は記憶の忘れっぽさと同様に、事故や失敗を引き起こす要因である、と著者は述べている。
しかし、これらの人間の本質を逆手に利用すれば事故や失敗を防ぐ有用な手段に成り得るのではないかという指摘は大変興味深い。つまり、従来の発想を転換し、「見たい」とか「聞きたい」という姿勢を持てば想定を変える必要性に気付くのはそれほど難しいことではないのだ、と言う。
「危険が見たい」という意識で色々な物事を注意深く観察すれば、どこにどんな危険が潜んでいるか分かってくるようになる。物事の見方をひとつ変えるだけで、想定外を想定内に取り組むことが可能となる。
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人間の歴史とはすなわち被災の歴史でもある。
日本という国で暮らす以上、私たちは歴史から学ばなくてはいけない。今回の震災でも、私たちはそこから何らかの学びを引き出さないといけない、それは同じ時代に同じ日本で生きている者の務めではないだろうか。
自然災害という人智では計り得ない事態に直面したとき、最後に頼りになるのは自分自身である。最後は自分の眼で見て、自分の頭で考え、判断し、行動するしかない。
私たちは今回の災害を転換点にできるのだろうか?
それはこれからの私たち自身の行動に懸かっている。
文末の締めとして、本書で取り上げている寺田寅彦の言葉を引用したい。
「わが国のようにこういう災禍の頻繁であるということは一面から見ればわが国の国民性の上に良い影響を及ぼしていることも否定し難いことであって、数千年来の災禍の試練によって日本国民特有のすぐれた諸相が作り上げられたことも事実である」
今回の大震災で事を発した一連の問題から私たちは学ばなくてはいけない。そして同じ過ちを二度と繰り返さないようにしなくてはいけない。それが今を生きる私たちの責務であり、これから生まれてくる子供たちの未来を守ることにつながるのだから。 -
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これはよく考えれば
開発された場所と違う場所で用いる場合は
使い方も違うということがわかるはず。
しかしこれが欠如していたがために
痛ましい事件が発覚してしまったのです。
一部の人には親が悪いという意見が
ありますが、それはこの結果を見れば
到底防ぎようのないことがわかるはずです。
被害にあわれたお子さんは
どれだけ苦しんだことか…
そのほかにも
子供を囲む危険として
シャッターの問題も取り上げられています。
これはずさんさがよくわかるはずです。
古き時代の悪い面が露呈しますので。
こういう人がいなければ
何もわからずに今を迎えたんだろうなぁ。 -
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前作、「直観でわかる数学」を読んだ上で購入した。
依然、「数学なんてキライだし、わからない」と思っている人に向いているかどうかはわからない。
しかしながら、数学が好きで、微分積分についてある程度(高校レベルで十分)やった人が、「微分積分とは結局どういうものだったんだろう」と少しでも思ったことがあるならば、是非とも本書をオススメする。
本書では微分積分について教科書や参考書では考えもしなかったさまざまな視点を提供してくれる。
特に歴史的な観点は興味深く、やはり当時微分積分法を発明した偉大な人物たちの視点にたって考えてみることは、曖昧だった理解をすっきり明快にしてくれるのである。
また今回は付録が非常に面白く、ここだけでも一読の価値がある。 -
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ネタバレ・グローバル市場ではまじめに良い製品を作るだけで戦略がない多くの日本企業がある。
・市場が求めている技術の領域はゆっくり上がるが実際の技術は一気に上がる。
・サムスンには記録の文化がなかったが記録の徹底を根付かせるために何でもかんでも書類に残すことが行われた。かつては、相互不信、集団利己主義、日和見、無責任といったことが普通だった。
・日本ではチームで仕事をしているが韓国は個人主義が強い。
・韓国では定期的な異動がないため、上司が替わったときに自分が損をしないように常に考えている人が多い。上司の異動の噂が出るととたんに仕事をしなくなり、その部門の動きが留まってしまうことがよくあった。
・サムスンは技術のキャッチアップがうまいが、それはプロセスイノベーションやプロダクトイノベーションによる戦略づくりとインフラ整備のおかげ。これを支えているのが地域専門家。
・CAD,CAMを使いプロセスイノベーションを行った。設計や開発に関わる全ての情報を一元管理すること。行程の効率化、工期単色を図る。利点は情報にアクセスする全ての人が情報を共有でき別々に行っている作業を同時並列系に進めることが出来る。PDMはものづくりの世界では必須のシステムになっている。
・ある韓国の営業マンは開発途上で品質に自身がないといって先行する日系メーカーに売り込みをかけてアドバイスを得て改良していく。
・もともと本社が強いのが韓国文化だがサムスンは徹底していて企画から設計まで細かい部分を本社主導で行っている。
・トップの役割は戦略を考えてそれを価値付けして組織全体に示すこと。
・材料費削減運動で 購買に一任するコストダウンではなく一律20%ダウンといった大目標を過剰品質になっていないか検討するなどして部品メーカーと一緒に行うなど。
・サムスンは基本的に技術開発と開発設計は日本メーカーに任せているので行っていない。
日本は図学の知識が圧倒的に勝っていたのでアナログの時代は有利だった。3Dcadの登場により状況が大きく変わった。部品の基準値である公差を独自で決められた。それが品質を決める一つのノウハウだった。デジタルによって変わった。 -
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失敗はなぜ起こるのか。どうしたら再発を防げるのか。失敗の経験を社会の共有財産にすべく「勝手連事故調」に奔走する畑村先生の発想と行動力に頭が下がる。本書で扱われている事例は以下の通り。
第1講 想定され得ることは必ず起こる(六本木ヒルズの大型回転ドア事故)
第2講 人の注意力には限界がある(日本航空の連続トラブル)
第3講 追いつかなかった企業改革のスピード(JR福知山線脱線事故)
第4講 ゼロからつくり直すことの大切さ(金融システムの失敗)
第5講 見たくないものは見えない(リコール隠し)
第6講 起こる前に起こった後のことを考える(火災に学ぶ)
第7講 それぞれの立場から見える風景(JCO臨界事故)
第8講 トップの孤独(ロケットの打ち上げ失敗)
第9講 「現地・現物・現人」が理解の基本(JR羽越線脱線事故)
文庫版増補ではこれに加えてJALの破綻とトヨタのリコール問題についても触れられている。
失敗をしないためにどうするかを考えるだけでなく、失敗した場合にどう対処するかを考えること、そこから教訓を引き出していくことの重要さを痛感させられる。組織が失敗を忘れて社内文化が外の社会と乖離していく時間がだいたい30年、という指摘が妙にリアルだった。「駆け込み乗車がなぜ危険か」の説明にも超納得。
「現地・現物・現人」の重要さを説く第9講では著者が『数に強くなる』で説いていた、数字をおおざっぱに推定して把握する作業を見ることができて、これも面白い。
十九歳以下の子供の死因のうち最も多いのは「不慮の事故」であるという。「不審者」の排除に躍起になる前に、「失敗学」「危険学」の知見を皆で共有する方が、多くの命を守ることになるのではないだろうか。
いずれの事例もわかりやすくまとめてあり、記憶に残る事例についての具体的な話なので非常に面白い。更なる分析や違う見方も可能だと思うが、ここを出発点に「三現主義」で考えていきたい。おすすめ。 -
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今日、読み終わった本。
仕事場で本棚を整理してたら出てきて、「かつて誰かが読んだんだろな」なんて思って読んでみた本。
どこのプロジェクトでも、形として文書は残っていてもそれを作った人の思いは残ってないんだよねぇ。そんな誰かの思いを継承してみたくて。
この本、全員1回読んだ方がいいと思います。
失敗は誰にでもある。
その失敗をしない為に、仕事の上では手順書やマニュアルを作る作業が発生する。
それはそれで結構なことですよね。
でも、手順書やマニュアルを見ながら作業を行っている人が、手順書に載ってない場面に出くわしたら、どーなるんだろう。また、手順書に記載されている手順に沿わない場合にどんなリスクが待ってるか、理解できてるのかな。
大事なのは失敗から学んだことを次にちゃんと活かすこと。
人生失敗だらけなんで、この本の言ってることは骨身にしみました。。。^^;
顔も知らない先輩だけど、この本を残してくれてありがとうございました。
俺も誰かに引き継ぎます。 -
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『はじめに』
・日本の自動車産業は,すでに1990年代から市場の飽和で国内で稼ぐことが難しくなっていた.そこで国外輸出と生産拠点を海外に移す,いわゆる「グローバル化」で対応するようになった.
・成功は欧米など先進国の市場に限定されていました.新興国を含む,本当の意味でのグローバルな市場で成功している産業は,じつは「皆無である」というのがいまの日本のものづくりでの実態です.
・技術力が高いことを売りにしているはずの日本の製品が,「世界のどこの市場でももっとも選ばれているわけではない」という現実が浮かび上がってくる.
『プロローグ サムスンの躍進と日本企業の自信喪失』
・サムスン・グループ.売上が,韓国のGDPの15%を超えるといわれる韓国最大の財閥です.
・日本の技術力が勧告や中国といった国にキャッチアップされたことを意味するわけではない.実際,技術力に関していえば,日本はいまでも世界のトップレベルにあります.けでども日本の企業が世界市場でシェアを低下させているのかというと,「ここ10年のものづくりの世界における環境の変化に対応できていないこと」にあると私は考えます.
①「グローバル化」「海外進出」自体は,日本企業も積極的に行っている.しかし,コスト削減の生産移管程度の意味合いしかない.また,マーケティング手法や管理手法を海外に持ち出すだけの「日本流の移行」になっている.その国の文化に合った地域密着型の戦略が必要だ.
『第1章 李健照会長の危機管理』
『第2章 IMF危機』
・アジア通貨危機.ヘッジファンドの仕掛けによって発生した,人為的に引き起こされた危機.当時,韓国を含むアジアのほとんどの国々は,世界の基軸通貨であるアメリカドルと時刻の通過の為替レートを固定する「ドルペッグ製」を採用していました.そのためアメリカの経済政策によって世界の為替市場でドルが高めに推移していた1995年以降は,これらの国々の通貨の価値は「高いドル」に引っ張られて高められていた.これをヘッジファンドは「過大評価」と考えて,為替市場で差益狙いの大がかりの空売りを仕掛けた.その結果,時刻の通過を買い支えることができなかったアジアの国々は変動相場制への移行を余儀なくされて,通貨価値を急激に下落させる深刻な危機に直面することになった.韓国ウォンはドルに対して半値,GDPは4割減になった.外貨準備がないと,通貨危機の時には悲惨な状態を招く.外国からものが買えなくなるから.
・厳しいリストラも行われた.従業員はグループ全体で16万人から11万5千人にまで縮小された.また,交際費,消耗品のコストは完全にカットされた.
『第3章 組織と人のイノベーション』
・すばやい技術のキャッチアップと効果的な利用ができるのは,プロセス・イノベーションやプロダクト・イノベーションによる優れた戦略作りとインフラ整備のお陰です.「地域専門家」.世界各国に散らばって情報のキャッチアップや戦略的マーケティングのための活動を行っている人たちのことです.
彼らは自分が活動している国の文化について,そこに住む人と同じか,それ以上に深く精通しています.
・まさしく情報収集のスペシャリストで,常に最新のトレンドを追いかけながらそれを吸収したり,こうした情報を利用して地域のニーズに合った製品を提供するという戦略的マーケティングを可能にしているのです.
『第4章 プロセスのイノベーション』
『第5章 製品のイノベーション』
・先行メーカーの製品をその製品の持つ機能まで遡って分析(リバースエンジニアリング)し,そこから新たな機能,新機能にあった機構をもった製品を設計・開発(フォワードエンジニアリング)しているのです.たとえば,インド向きの製品をつくる場合,インドの消費者があまり求めていない機能を先行製品からマイナスしたり,逆にインドの消費者が欲しがっている機能をプラスする.
・礼拝の時間になると自動的ににコーランが流れるイスラム圏のLG製のテレビ,ワイングラス型のサムスンのテレビ.
『第6章 日本が生きる道』
・先進国の市場が飽和状態にある状態で生き残るには,先進国市場に変わる新しい市場に出て行くか,革新的なイノベーションで新しい需要を喚起するしかありません.
・BRICsで販売されている家電品の9割程度は,サムスンやLGなど勧告メーカーによって占められています.これらの国々にはソニーやパナソニックなど「名前も知らない」消費者がたくさんいます.
・日本の企業に求められているのは,多様化している市場の要求から企画立案を行うことです. -
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組織と人、プロセス、製品以上3つのイノベーションがサムスンを
どう変えたのか?を10年間サムスン電子常務として働き
内部で見てきた著者が書いた本。
読んだ直後、もっと本質を理解したいから読み返したいと
思う内容。
会社の社費留学制度でアメリカのサンダーバードでMBAを
取得した後輩にも貸したが、
日本のサラリーマンは全員読むべきですよ!と言って
すごいと感動していた。
個人的にはあとがきにあった、
「卵の殻を自ら割れば生命を持った鳥になるが、
他人が割れば目玉焼きにしかならない」
という韓国のことわざを見て、
自分はどっちだ?と考えてしまった。 -
Posted by ブクログ
失敗学がベースになっているが、序盤はうつ状態になる原因と簡単な対策が、実体験を通じて述べられている。現在、自分も同じような状態にいるので、うつから脱するための手がかりになりそうだと期待している。
その後は、自分が失敗したとき、どうすればいいのかが書かれているが、
失敗とうつを絡めて読んでみると、うつ脱出やうつになりにくいメンタルの作り方の手がかりが少し見えてきた。
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○エネルギーが戻ってくると人は必ず自発的に行動したくなります。(p40)
○失敗によって自分が失ったエネルギーを、まず回復する方向にいかに向かわせるか、それが失敗にうまく対処するための、はじめの重要なポイントになるのです。(p51)
○なぜほとんどの人は、失敗直後に「しまった」と感じるのでしょうか。それ
はこうした事態になるということを考えて行動していればよかったのに、自分は何もしなかったからこんなことが起こってしまったということを瞬間的に感じるのです。(p54-55)
○一般的には、柔軟さがなく、社会をきちんと観察していない人ほど正論を好みます。(p61-62)
○失敗を見るときの「絶対基準」は、お天道様に向かって堂々と話ができるかどうか。(p76-77)
○あらかじめ失敗が起こらないように考えていたり、きちんとした策を講じていたのがわかると、人々は以前ほど過剰な反応を見せないようになってきた。(p82)
○キリギリスの時代は終わった(p158)
こうした時代に必要なのは、仮説を立てたり自分の経験を通じて考えを作っていく能力だと私は考えています。(p160)
○辛い時必要なのは「励ましの言葉」ではありません。本当に必要なのは、そのものと正対していくエネルギーを作り出すための考え方。(p188)