えすとえむのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
個人的には全作品「何がダメなのか」分からないけど、商業的にダメな理由を読むとそれなりに理解できる。理解はできるけど、でもあまり納得はいかない。書きたいもの書きたいなら同人誌でやってね、ってことなんだろう。
商業作家は「書きたいもの」だけでなく「読まれるもの」もちゃんと追究しなければならないんだという面が垣間見える、そういう点でも面白いアンソロジー。
これを読むと、BLという世界は意外にも(それともやはり?)保守的なんだと思わされるけど、世の中そんなに王道好きな人が圧倒的多数なの?と私自身は思ってしまう。受は受らしく、攻受絶対固定、登場人物は共感しやすい日本人で、死にネタなんて言語道断!っていうのは、ともすればあまりにも定型化し過ぎていて、かえって創作の幅を極端に狭めているように思えてならないわけだけど、それでもそれが「商業」という枠だというなら、世の中それを求めている人が多くいる、ということなんだろうか。本当に?
たとえどんな設定でも、それが作品として、一つの読み物として完成していて面白ければ、読者は必ずいると思うんだけどなぁ。それに、そういった作品を書き上げてみせる作者の技量、みたいなのにも、今後のBL世界に期待してみたいところ。既に意欲的な作品を描く作家さんもみえるわけだし。 -
Posted by ブクログ
eroticaというタイトルがふさわしいエロス満載の一冊。
6作の短編が収録されている今作だが、どれもアブノーマルで背徳的なお話がつめこまれている。
「剃毛」「リバ」「3P」「玩具」「ガチムチ女装攻め」「放尿プレイ」・・
以上の単語にひっかかる方は十分楽しめるのではないだろうか。
短編集ながらも随所に盛り込まれている内容の濃さに驚くばかりである。
しかしノーマルエッチ大好き人間としては些か1話ごとに小休止をいれたいほどハードな内容であった気がする。
もうすこし経験を積んで再読したい。
今回の本の中で、ネットからの投票でお題を決めるという企画から書かれたお話がある。
いくつかの選択肢から、そのなかで最も人気が高かったお題が「リバ」である。これには少し驚いた。(かくいう私は「ひとりH」に入れた)
榎田作品はいつも私に新しい世界を見せてくれるなあ。 -
Posted by ブクログ
表紙買い。名前は知ってたけどはじめて読みました。えすとえむさんの本
内容は、簡単にまとめると
同性の恋人に裏切られるような形で失恋した女の子(チカ)が自殺をしようとするが失敗し、アントニオという中年の男に保護される。チカはアントニオの「お前が男だったら闘牛士にでもしようかと」、という冗談を聞き、闘牛士になって、元恋人の目の前で牛にさされて死ぬ、と言い出す。諸々あってアントニオにみとめられたチカはアントニオから闘牛の手ほどきをうけはじめる。
みたいな感じ。
1巻だからこの先の展開次第というのは大きいけれど、チカが闘牛士になる決意をするまでがちょっといきなり過ぎるような気がする。チカとマリア(元恋人)との関係がもうすこし書かれないと、チカの心境ははかりかねるかなあ。
でも絵は綺麗だし、闘牛の話とかは勉強になる。
続きを買いたいと思えるけど、人に薦めたい作品になるかどうかはまだわからないので☆3つで! -
Posted by ブクログ
あらすじ…サッカー欧州選手権で自国の優勝が決まったその夜。
国中が歓喜に溢れる中、レオンも飲み、騒ぎ、そして「絶対にしてはいけない相手」と一夜を共にしてしまう。
アルと名乗ったその男は、宿敵チーム「リベルタ」のULTRASだった。
ハマっちゃダメだとわかっているのに、惹かれ合う心はとめられず…
ULTRAS版ロミジュリ愛に加え、詐欺師・映画監督・覗き屋など魅惑のキャラクターで送るえすとえむ最新刊。
えすとえむさんの独特なタッチが好きです。
アルは軽いノリのニーチャンかと思いきや、真面目に学校で先生やってたり、レオンの奔放で艶っぽい所が素敵です。
なかなか読ませるお話で、
「大切な人が自分と違うものを好きだったとして、それでその人を嫌いになるか?」というのが印象的でした。
作品のテーマや空気等とても良かったです。
表題作以外に4作品収録されています。巻末には表題作の短編が2つ。
4作品とも面白かったですが、
特に「セイハロー トゥ Mr.スミス」「The Onlooker」「Local Visitante」が良かった…!
「セイハロー トゥ Mr.スミス」は最後のドンデン返しが素晴らしい。
「The Onlooker」もオチは似ていますが、妄想でアイス…?まみれになる男が大変いやらしく素敵です!笑)
「Local Visitante」、ツンデレな男の子が最高ですね~笑)
表題作の短編も楽しく読めました。
えすとえむさんの作品の中でも読みやすいと思われます。
あらすじ等興味を持たれた方はぜひ読んでみて下さい。