えすとえむのレビュー一覧
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フランシスコ・ファリャが立っていた場所は「生と死の境目だ」というヴィセンテ。
「ファリャの死は不幸な事故でしょ」と言い放つ女闘牛士ルナ。
そのセリフに込められた深い意味は理解できないけれど、とても印象に残った。Posted by ブクログ -
表紙に描かれるヴィセンテが物語の主軸だが、その背後にフランチェスコの影がちらつく。
フランチェスコの生前の渾名は体を指すものだった。
アントニオだけでなくファン・ペドロでさえ、フランチェスコの亡霊に囚われていた。
死んだ英雄は迷宮のミノタウルスの如く暗い影を落としている。
チカはフランチェスコの死...続きを読むPosted by ブクログ -
毎日うどんを作り続ける学食のおばちゃん(美人)と、毎日うどんを食べ続ける美大生。二人の縁はうどんのように絡み合い…って言うとエロいような気もするけど中身はけっこう健全です。
運命の赤い糸、ならぬ赤いうどん…笑 その妙な健康さ・素朴さが面白かったかもしれない。Posted by ブクログ -
ダメじゃない!ちっともダメじゃないです!!
じじぃBLなんてもうグッときちゃったじゃないですか!!ロボットBLだって萌えましたよ?ワタシ。
王道も大事だけれどちゃんとベースがある外道(ダメBL)もきちんと萌えられると実証されたんじゃないかしら?wPosted by ブクログ -
装丁が美しく、神話的な世界観。
ケンタウロスと人間が共にいる世界。
種族も超えて、それはプラトニックな愛でもある。
時代、人(馬?)種が異なるそれぞれの関係はどれももどかしく、深い愛の繋がりがある。Posted by ブクログ -
チカは死ぬためにこの道を選ぶわけなんだけれど、皮肉にもこの道を歩こうとするには「生きる」ということが一番大事だという事実。この先彼女はどんな道を歩いていくのか、とても気になる1冊。Posted by ブクログ
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チカの闇。求めていたこと、与えられなかったモノ。縛られていた思い。それらと向き合う巻。
この先ゴロンドリーナは何にも縛られず高く飛ぶことはできるのだろうか。Posted by ブクログ -
映画的と評される通り画が綺麗でアングルや画面の構成を通した心理表現が巧みだなと思った。
ただ作品をの評価基準が笑えるか笑えないかと萌えるか萌えないかに重きを置く俗的な私には少し物足りなかった。Posted by ブクログ -
ショコラを愛するフランス紳士の日常。
本そのものの装丁も含め、全体に漂う雰囲気がとてもきれいです。
あとジャン=ルイは本当においしそうにショコラを食べるよね。
読みながら、bassoさんのイタリア男シリーズを思い出したりして。Posted by ブクログ -
ナイスミドルとショコラ。
どの話も良かったけれど、もう少し掘り下げた話しがあっても良いかなぁと。
ショコラが題材だけれど、もうちょっとそれぞれの特徴が分かりやすく欲しかったかな…。Posted by ブクログ -
同棲相手に追い出されたルカは部屋探しへ。入居募集の張り紙を見つけ行ってみると部屋は空いておらず大家が「俺と一緒に住まないか?」と誘ってきた。超不審だが背に腹は変えられず住むことを決める。さらにそのアパートは奇妙な住人ばかりで・・・。
(出版社より)Posted by ブクログ -
アニメイトで、注目商品として売り出されていたので、友達とともに購入。
お国柄の違いか、かなり直接的な用語も多く、表現も翻訳物らしくやや癖があった。
しかし、かけぬけるような爽快感があり、なかなか面白かった。
カタカナ語の名前の人物が、三人以上出てくるだけで混乱してしまう私が言うのだ。多分、世間的から...続きを読むPosted by ブクログ -
正直キツい…牛は「闘牛」と言うものを行っていると言う自覚を持ってるかどうか確かめられないから辛い。食用の牛や豚が、屠殺場で自分の死の恐怖に気が狂って泣く、と言う事を聞いてから、こう言うのは本当に駄目なんだ…。死の恐怖を動物は持ってないと思い込むもうとする人間の幻想だよなぁ…。人間世界の伝統や形式美に...続きを読むPosted by ブクログ
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SSなので積本にしてました。やっと読めた。それぞれのストーリー面白かったです。ちょっと苦手なのもありましたがそれなり愛を感じたので嫌な感じはしませんでした。あとがきを読んでなるほどと感心しました。私のbestはあとがきです。榎田先生スイマセンPosted by ブクログ