えすとえむのレビュー一覧

  • Golondrina-ゴロンドリーナ- 4
    フランシスコ・ファリャが立っていた場所は「生と死の境目だ」というヴィセンテ。
    「ファリャの死は不幸な事故でしょ」と言い放つ女闘牛士ルナ。
    そのセリフに込められた深い意味は理解できないけれど、とても印象に残った。
  • その男、甘党につき
    チョコレートがおいしい漫画としてはいまいちでしたが、チョコレートが宝石やアクセサリーのような魅力を放つ漫画としてはすてきです。
  • Golondrina-ゴロンドリーナ- 4
    表紙に描かれるヴィセンテが物語の主軸だが、その背後にフランチェスコの影がちらつく。
    フランチェスコの生前の渾名は体を指すものだった。
    アントニオだけでなくファン・ペドロでさえ、フランチェスコの亡霊に囚われていた。
    死んだ英雄は迷宮のミノタウルスの如く暗い影を落としている。

    チカはフランチェスコの死...続きを読む
  • うどんの女
    毎日うどんを作り続ける学食のおばちゃん(美人)と、毎日うどんを食べ続ける美大生。二人の縁はうどんのように絡み合い…って言うとエロいような気もするけど中身はけっこう健全です。
    運命の赤い糸、ならぬ赤いうどん…笑 その妙な健康さ・素朴さが面白かったかもしれない。
  • やがて、藍になる
    藍職人の義兄弟の話。
    好きだ嫌いだというはっきりしたやり取りはなく、流れる静かな空気がたまらないです。

    えすとえむさんの著作を初めて読んだのは「うどんの女」でしたが、絵は本当にとても大好きなのに話が入ってこなかった記憶があります。
    この話も絵も雰囲気も好きだし、そこそこ盛り上がりもあるのですが、何...続きを読む
  • equus
    内容は薄いです
    良い物語もあればありがちのもあり「は?」ってのもある(良い物語のほうが少ないのが残念)
    個人的にはどれも深い話はなく、綺麗なだけの話ばかりだった
    同じ短編集でも「甘党につき」ほどの心地いい余韻はなかった
    装丁がよいので棚に置くにはいいけれど読み返すかどうかは疑問
    この中身でこの値段は...続きを読む
  • やがて、藍になる
    藍染め職人の作業とか細部がわりとしっかりと描かれていて、世界観にリアルな感触があります。
    だからなのか、BLファンタジーが馴染まないような気がしました。
    同じ家で育った義兄弟に恋愛感情を抱くとか、性的指向を簡単に乗り越えて肉体関係を持つとか。
    それとも兄弟両者ともゲイ、もしくはバイセクシュアルなのか...続きを読む
  • ダメBL
    ダメじゃない!ちっともダメじゃないです!! 
    じじぃBLなんてもうグッときちゃったじゃないですか!!ロボットBLだって萌えましたよ?ワタシ。  
    王道も大事だけれどちゃんとベースがある外道(ダメBL)もきちんと萌えられると実証されたんじゃないかしら?w
  • equus
    装丁が美しく、神話的な世界観。
    ケンタウロスと人間が共にいる世界。
    種族も超えて、それはプラトニックな愛でもある。
    時代、人(馬?)種が異なるそれぞれの関係はどれももどかしく、深い愛の繋がりがある。
  • Golondrina-ゴロンドリーナ- 1
    チカは死ぬためにこの道を選ぶわけなんだけれど、皮肉にもこの道を歩こうとするには「生きる」ということが一番大事だという事実。この先彼女はどんな道を歩いていくのか、とても気になる1冊。
  • Golondrina-ゴロンドリーナ- 2
    チカの闇。求めていたこと、与えられなかったモノ。縛られていた思い。それらと向き合う巻。
    この先ゴロンドリーナは何にも縛られず高く飛ぶことはできるのだろうか。
  • やがて、藍になる
    映画的と評される通り画が綺麗でアングルや画面の構成を通した心理表現が巧みだなと思った。
    ただ作品をの評価基準が笑えるか笑えないかと萌えるか萌えないかに重きを置く俗的な私には少し物足りなかった。
  • その男、甘党につき
    ショコラを愛するフランス紳士の日常。
    本そのものの装丁も含め、全体に漂う雰囲気がとてもきれいです。
    あとジャン=ルイは本当においしそうにショコラを食べるよね。

    読みながら、bassoさんのイタリア男シリーズを思い出したりして。
  • その男、甘党につき
    ナイスミドルとショコラ。
    どの話も良かったけれど、もう少し掘り下げた話しがあっても良いかなぁと。
    ショコラが題材だけれど、もうちょっとそれぞれの特徴が分かりやすく欲しかったかな…。
  • equus
    ケンタウロスーーギリシア神話に登場する、上半身が人間で下半身が馬の種族。

    「お前ってほんとは歳いくつ?」
    「…50くらい?」
    一緒にレポートを書いていた大学の友人のケンタウロス。
    思ったよりも年上だったみたいだ…!
    同じ時間を生きてない彼らと、〝俺〟が
    キャンプ先の星空で語る気持ちとはーーー。

    ...続きを読む
  • ハッピーエンドアパートメント
    同棲相手に追い出されたルカは部屋探しへ。入居募集の張り紙を見つけ行ってみると部屋は空いておらず大家が「俺と一緒に住まないか?」と誘ってきた。超不審だが背に腹は変えられず住むことを決める。さらにそのアパートは奇妙な住人ばかりで・・・。
    (出版社より)
  • 恋のしっぽをつかまえて
    アニメイトで、注目商品として売り出されていたので、友達とともに購入。
    お国柄の違いか、かなり直接的な用語も多く、表現も翻訳物らしくやや癖があった。
    しかし、かけぬけるような爽快感があり、なかなか面白かった。
    カタカナ語の名前の人物が、三人以上出てくるだけで混乱してしまう私が言うのだ。多分、世間的から...続きを読む
  • 恋のしっぽをつかまえて
    海外のBLものってことで期待して。
    面白かったし本の厚さもあったしで楽しかった。
    ただ、カプ的には少々好みと外れていたのが残念。
  • Golondrina-ゴロンドリーナ- 2
    正直キツい…牛は「闘牛」と言うものを行っていると言う自覚を持ってるかどうか確かめられないから辛い。食用の牛や豚が、屠殺場で自分の死の恐怖に気が狂って泣く、と言う事を聞いてから、こう言うのは本当に駄目なんだ…。死の恐怖を動物は持ってないと思い込むもうとする人間の幻想だよなぁ…。人間世界の伝統や形式美に...続きを読む
  • erotica【イラスト入り】
    SSなので積本にしてました。やっと読めた。それぞれのストーリー面白かったです。ちょっと苦手なのもありましたがそれなり愛を感じたので嫌な感じはしませんでした。あとがきを読んでなるほどと感心しました。私のbestはあとがきです。榎田先生スイマセン