沢木耕太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画評です。
いや、著者は「批評ではないのは無論のこと、・・・感想文ですらない」と書いているので、普通に映画評ではないですね。
映画を題材にして、まあ、大げさに言えば彼の哲学(?)、人生観(?)を語るような内容でしょうか。
取り上げられている映画は多種多様、ほとんど観たことのないものばかりでしたが、彼独自の視点で解きほぐされていて面白かった。
学生時代には毎日のように観ていた映画。
この本を読んで、またいろいろな映画を観たくなりました。
そう・・・行ったことも、行くこともないかもしれない国に触れ、旅をするように。
そして、使われなかった人生を辿り・・・ありえたかもしれない人生を追憶するよう -
Posted by ブクログ
東北地方を中心とした、著者の国内旅行記。
十代のころの旅と今を比較して思うことや感じることをつらつらと書き連ねている。文学的聖地巡礼を私もやってみたくなる。日本語の美しさ、風景のトーンが頁の上に浮かび上がってくるような旅ばかり。
長期休暇に何をしようかと考えると、つい海外旅行に目が行ってしまうが、著者の旅は日本ならではの良さがある旅ばかりで、特に東北地方は魅力的に思えた。ぜひ行ってみたい。青森、岩手、秋田。
記憶に新しいだけかもしれないが、終わりの方に収録されていた「雪」「夜のベンチ」の2編が、たいへんお気に入り。詩と性善説。
井上靖さんの詩である「雪」の二行を初めて読んだ。そしてたちまち