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Posted by ブクログ 2012年04月29日
高度経済成長とは何だったのか・・・
所得倍増とは何だったのか・・・
この閉塞感漂ういま、日本が輝いていたと思われる時代が、
いったいどういったものなのかを知りたかった。
それにあたり、本書を読んでみたのだが、
やはり、60年代というのは、輝いていたのだと思った。
もちろん、テーマは政治であるが...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月07日
「沢木耕太郎」が、「池田勇人(はやと)」の経済成長テーマだった「所得倍増」を巡るプロセスを描いたルポルタージュ作品『危機の宰相』を読みました。
「城山三郎」が78歳で国鉄総裁になった「石田礼助」の人生を描いた作品『粗にして野だが卑ではない―石田礼助の生涯』を読んだのですが、「石田礼助」を国鉄総裁に...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月09日
▼1960年の安保闘争の終盤。首相だった岸信介さんは、私邸をデモ隊に何重にも包囲されてしまいました。そして、防衛庁長官の赤城宗徳さんを呼びつけ、自衛隊の出動を要請。しかし、赤城さんがこれを断固拒否。「日本人同士を戦わせて、流血するわけにいかない」。▼沢木耕太郎さんは、この時に自衛隊が首相を守るため、...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月08日
池田勇人、田村敏雄、そして下村治。三人の人生が交差して戦後最大のキャッチーな政策「所得倍増」が誕生した。旧大蔵省という超エリート組織のLoserである三人が不思議な縁で結びつき、高度経済成長という経済主導の「新しい形の『強い国家像』」を牽引することになったのは歴史的必然なのだろう。池田内閣が組閣され...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月18日
安保危機のなか経済成長を遂げた1960年代の政治経済を 軽くまとめた本。危機を成長に変えたのは、池田勇人総理と そのブレーン達による「所得倍増」というスローガンにあるとした
池田勇人が 魅力的に描かれている。次は 吉田茂→池田勇人→田中角栄を中心とした現代史や政治比較の本を読みたい
「所得倍増」...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月15日
タイトルの危機の宰相とは、池田勇人のことである。
本作は、彼とそのブレーンであった下村治、田村敏雄の3人に焦点を当てた物語である。
池田勇人といえば「所得倍増」である。
著者が戦後最大のコピーというこのキャッチーなコピーもさることながら、実現不可能と言われた経済成長率を彼らは見事に実現させた。
紆余...続きを読む
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