沢木耕太郎のレビュー一覧

  • 一瞬の夏(下)

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    やっぱりノンフィクションでした。
    こんなに心の優しいボクサーが実在していたなんて。
    男の友情とロマンと優しさを感じたいいお話でした。

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    2009年10月04日
  • 一瞬の夏(上)

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    ボクサー、カシアス内藤についての小説。
    小説というか、ドキュメントに近いですね。
    優しい内藤が、どのようなボクサー人生を辿ったかを綴ったもの。
    格闘技、あんまり好きじゃないけど、ボクシングは好きなんで。
    なんか、ちょっと悲しくて切ない感じの話です。(アホ友文庫よりもらったもの)

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    2009年10月04日
  • 一瞬の夏(上)

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    私が進路に悩んでいたときに後輩が突然貸してくれた本がこれ。最初なんか読み辛かったけど、だんだん引き込まれました。そして考えさせられました。うん、今できるベストを尽くそう、何事も。後から言い訳や後悔しても仕方ないんだよね。

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    2009年10月04日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

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    イタリア、スペイン、ポルトガル、フランス、最後にイギリスまで
    以前に比べると安全だったのかな?!
    イギリス入りのところはドキドキだったのだろうと思います

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    2025年12月16日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    他の賞よりも物悲しさを感じる章だった。
    老いと旅、寝込む青年を置き去りにした時の気持ち、物乞いにお金をあげた時の気がつき、等々。出来事は他の章と同じように色々起こっているけど、旅の中で感じ方が変わったりしたのかなと思った

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    2025年11月28日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    舞台がアジアからヨーロッパへと移り、いよいよ旅の佳境を迎える第5巻。
    作中でも、ギリシャに入ってから沢木氏は繰り返し、なぜ旅をするのか、そしてこの旅をどうやって終えるのかといったことを考える。
    いつからか見聞きするものに目新しさを感じなくなり、自らの旅が青年期を終えた事に気づくのだ。

    そして身も蓋もないことを言ってしまえば、読者である僕も同じ。
    バスでジプシーを見かけた話や、パトラスで誕生日パーティーに呼ばれる話など、個々のエピソードとしては興味深いものも多い巻なのだが、そのどれもが1巻の香港編ほどに、自分も旅に出たいという思いを湧き立たせるものではなかった。

    特に、バスで乗り合わせたギリ

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    2025年11月29日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

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    筆者の体力にびっくりしながら読んだ。自分だったら体力的に取れない行動をしてくれるから、読んでて楽しい。ネパールのカトマンズの描写が、他のところと違いすぎて、本当に陰鬱としている雰囲気を感じた

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    2025年11月26日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    娼婦たちと野郎どもの章が1番好きだった。自分も男だったらこういうのに飛び込めたのかな。
    筆者が旅のことを考えた時の「属することで何かが決まってしまうことを恐れ、回避したのだ」という一文が、知り合いの就職してない友達と重なった

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    2025年11月25日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    ネタバレ

    トルコは親日の国のせいか安心できるのかと思いきや、熊に脅かされたり、ペルポネソス半島で美景に出会ったり
    私は、有名観光地に立ち寄らずに通り過ぎてしまうのは理解できないなぁと感じてしまう
    読み終えた本が、中古本として他人に譲られていくのはなかなか良いことだと思う

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    2025年11月23日
  • 天路の旅人(上)(新潮文庫)

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    西川一三は日中戦争末期の1943年、26歳で諜報員となり密偵として内蒙古から寧夏省や青海省など中国大陸の奥深くまで潜入し、モンゴル、チベット、ネパールからインド亞大陸まで足を延ばす長期の探索を行った。敗戦の報を聞いても修行僧に身をやつし調査の旅を続け、1949年インドで逮捕され帰国した。

    彼は福岡の修猷館中学を出て満州鉄道に入社し各地で働いた後辞めて諜報員養成の興亜義塾に入る。
    『吉田松陰』全12巻をもって歩く愛国の士であった。未知の世界に惹かれ中国大陸の奥地やその先の地へ
    興味や憧れを膨らまし、ラマ教の蒙古人巡礼僧になりすまし辺境への諜報活動を始めた。

    ・寧夏省のアラシャン地方で広大な砂

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    2025年11月16日
  • 旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

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    ネタバレ

    「『旅の長者』になるためには『面白がる精神』が必要なのだ」

    上記のセリフは「旅」を「人生」に変えても成り立つと思います。「面白がる」そうできる余白を心に持っていることが人生においても大切なのだと思いました。

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    2025年11月08日
  • 一瞬の夏(下)

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    深夜特急以来30年ぶり位の沢木耕太郎。
    ボクシングという全く知らない世界の話で、最後まで読み切れるか不安だったけれど、あっという間に読み終わった。
    ボクシングだけではなく、深夜特急のような紀行文の部分や契約の駆け引きも面白かった。

    プロボクシングはスポーツではない、食うか食われるかの闘いであるとつくづく感じた。
    興行においてはもう尚更。

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    2025年11月02日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

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    やはり読んでると眠くなってくる。ページがなかなか進まない。旅をする辛さが伝わってくる。何も予定や目的がないからこそ、読めていると思った。

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    2025年10月30日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    ネタバレ

    インドを抜けて、パキスタン、アフガニスタン、イランあたりの旅
    バスの運転の恐ろしさなどが印象的
    シラーズの宿の無口な少年がよくわからなくて、後からも気になる

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    2025年10月29日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

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    沢木耕太郎さんといえば、東北新幹線のトランヴェールの巻頭エッセイ。
    名前は知っているけど今まで読んだことがなかった。

    本当に若い頃しかできないような危なっかしい旅。
    スマホもないのによくこんな無茶な旅をできたもんだな、と今の人なら思うだろうな。
    だけどそのぶん冒険があったんじゃないかと思う。

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    2025年10月19日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    トルコを経てヨーロッパ、旅も終盤です。
    最初は見るもの聞くものあらゆる体験が新鮮だったものが、デリー辺りからだんだんと疲労が蓄積して鈍感になり、中東に入ってそれがひどくなっていきます。目的を失った長旅の中で命を落とす若者もいる中で、ヨーロッパまでたどり着いた主人公は、そうした旅を経て自分が変わり、二度とそうした旅をすることのないことに喪失感を憶えるようです。
    しかし、この変わった先に主人公がどんな新しい地平を見るのか、次の最終巻が楽しみです。

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    2025年10月12日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    インドを出発して、パキスタンを一気に通り抜け、アフガニスタン、イランへ。
    ソ連の侵略でめちゃくちゃになる前のカブールや革命前のイランなど、既に失われた世界を旅していく様子に感慨を覚えました。
    この本の終わりで、ペルシャ説話集の一節として、若いうちは若者らしく、年を取ったら年寄りらしくせよ、という言葉が出てきます。これが正しいかは別として、その時々にしか感じられず経験できないことがあるのは確かなことに思われます。
    ある世界が失われるのと同じように、自分の時間もまた失われていく、というつもりで日々過ごさないといけませんね。

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    2025年10月11日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

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    【20年前に読んでいたら】

    ことあるごとに深夜特急はおもしろいという情報を見聞きし読んでみたいとは思いつつ、機会がなく気が付けば20年前という年月が経ってしまいました。
    しかし香港に旅行へ行くことになったので、ついに手に取って読みました。

    出版された当時、こんなに携帯電話とインターネットが普及していない時代に読んでいたらもっと未開の土地にわくわくしただろうと想像に難くなかったです。今読んで香港に行くと、本で受けた印象とはまた異なり、沢木さんが訪れた香港とはどのくらい変化したのだろうと考えながら旅をすることになりました。

    「人のためにもならず、学問の進歩に役立つわけでもなく、真実をきわめる

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    2025年10月10日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    やっぱり旅行に行きたくなる!

    このシリーズは絶妙なボリュームで分割されてますので最後まで飽きずに読めますね。

    今回は中東ということで日本とは文化も気候も大きく違うシルクロード編でしたが、相変わらず刺激に溢れた旅路だったようですね。

    特に印象だったのはペルシャ商人の時計屋との値引き勝負、難しいですよね、向こうの言い値とこちらの値踏みが合致しないと上手く購入できないとは…定価がありふれている日本の社会ではなかなかできない体験ですよね!

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    2025年10月08日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

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    いよいよこの旅の本番、インド、ネパールです。
    私も学生、社会人成り立ての頃、何度かに分けて、ですが、バングラデシュ、ネパール、ビルマ、インドを旅したので、出てくるエピソードに覚えのあるものも多くて懐かしい気持ちでした。特に主人公が体調を崩していく場面、私も熱で寝込んだこともありましたが、どの国でも一晩に10回以上トイレに行くようなひどい下痢になって、そのたびに薬が効かなくて絶食して治してました。今ではとてもできないことですが、インドの病気にはインドの薬、というセリフは私も同じことを聞かされたなと思いました。
    電車が時間通りに来ないという話も、私は主人公とは反対方向でデリーからアグラ、ベナレス経

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    2025年10月05日