藤田晋のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
平成を代表するトップ経営者(我ながら変な言葉だな)として、お名前は存じていたけれど、CAさんの具体的な事業内容もご本人のお人柄も全く知らずに購入。「THE 社長の金言集」的典型的なカッチリした本を勝手に想像していましたが良い意味で全く異なりました。本当に大企業の社長さんがそんなこと書いていいのか!?と不安になってしまうような赤裸々なお話から、日々の生活における雑多な愚痴まで、藤田さんのお人柄を一般人目線で体験できるとても面白い本でした!読んでいるとインターネット黎明期からひたすらにブログを書き続けてきた方のようで、なんだか親近感すら感じてしまう素朴な文体はその辺も影響しているのかなと関心。とは
-
Posted by ブクログ
多くの同世代が似たようなことを述べているが、渋谷で働く社長の告白に始まり、憂鬱でなければ仕事じゃないとか、常に自分の社会人としての歩みと共に隣で寄り添ってくれてかつ大きな影響を与えてくれたのは藤田さんの本だった。
間も無く社長の座を退き還暦に向かおうとする一回りほど先輩の彼の背中の大きさ、遠さは2007年頃に本を読んで感じた時のそれよりもさらに大きく先を行っている。
藤田さんの受け売りなのか、それともどこかで内発的に湧き上がったのかわからない、物事を捉えるいくつかの眼線。
読んでいて、そうそうよくわかってるな、自分が感じてたこととすごく一致してるな、と思わされる内容が多いのは長年同じビジネ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「人が最もやる気を出すのは、自らが考えたアイデアを形にしていい時である」。今や社員数8000名だから色んな人がいるけど、いまだにサイバーエージェントはやる気に満ち溢れた人がかなり多い会社だと思う。それが外にも伝わるのか、私はよく他社の経営者から「どうやって社員のモチベーションを上げているんですか?」と質問される。
でも、この質問に答えるのは難しい。なぜなら、採用基準から人事制度、社内の活性化、どの事業に参入するかに至るまで、社員のやる気を引き出すため、我々はありとあらゆることをやっているからだ。だけど、なぜそこに至ったか、思想の源流を端的に言い表すなら冒頭の言葉だ。人は、誰かに指図された仕事で -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近メディア(NewsPicksなど)に出るようになったと思っていたら、なるほど。そのような理由だったのですね。本人曰く、遺言のようなものとのこと。一代で、しかも50歳を越えてから急激に成長させ、今や2兆円ほどの売上を誇る事業ならびに企業グループをつくりあげた手腕を、余す所なく公開しています。経営者や組織づくりを担っている人向けの内容が多いですが、「運は自分で引き寄せるもの」。「主語の転換」や「信用性の積み重ねが一番大事」など、個人が人生を歩んでいく上で重要なキーワードも、たくさん盛り込まれていて、大いに参考になりました。対談相手も含め、このような書籍を企画した文藝春秋さんは、さすがだと感心し
-
Posted by ブクログ
見城徹とは、不器用な漢である。考え、考え抜いて、また、考える。
自分で考えて、考えたことを徹底的に実直に、そして、用心深く実行していく。
生きている時、人生に圧倒的努力と情熱を注ぎ、熱狂しなければならない。
力の限り戦わなければ、絶望しきって死ぬことはできない。
ほどほどの人生を送った人間は、絶望しきれない。ただ絶望してして死ぬだけである。
結論 生きることは死ぬことと見つけたり
人間にとって最大の恐怖は死である。それを克服すれば、もう怖いものはなくなる。
死という最大の恐怖と折り合いがついた時、腹はどっしりと据わる。死んでもいと、心が定まれば、仕事での失敗、失恋、病気や借金、肉親との死別