良書 わかりやすくて、おもしろい1冊でした。
いろいろエピソードをお持ちの方ですが、それはそれとして、内容は納得がいくものでした。
心にのこったものは以下です。
・現状維持に精いっぱいでは、成長は止まってしまいます。
・成長するための原点は、過去と現在とを徹底して否定することにあります。
・人材
...続きを読むの成長なくして企業の成長は実現しません。
・問題意識を持ってお客様や従業員と接していれば、日々小さなことであっても必ず課題に気が付く。
・次に気がついた不合理をいかに本質的なところまで掘り下げられるかが重要です。
・観察・分析・判断 これを総して、「観分判」とニトリではよんでいる。
観察とは 問題点を発見すること
分析とは 「なぜ」を重ね、問題点の原因となった事実を推定すること
判断とは 観察分析を正しく行うことで具体的で正しい改善案を立てること
・今やろう、すぐやろう、できるまでやろう 走りながらやってみよう、うまくいかなかったら元にもどせばいい
・三現主義 現場・現物・現実
・数字をもとに仮説を立て、三現主義で検証し、「もしかしてこうなのでは」という方向性が見えたとき、問題の大部分は解決する
・表面的ですぐできる対策を「改善」といい、物事の根本を見て打つ対策を「改革」といいます。
・改革を行うためには、①全体を正しく把握すること、②物事を多面的に見ること
・途中で問題が起きた時、①方向が正しいか、②効率のよい方法をとっているか、③手順はまちがっていないか。もっとも重要なのは、方向です。
・基礎学力の大切さ、自分たちの技術力、管理力が取引先以上でないと現場で説明ができないだけでなく、納得して仕事をしてもらえない
・チャンスが来たと思ったら、即断、即決、即行 で挑戦 そのためには、PDCAを高速で回し続ける
・考えて動き出せないのであれば、50%でもいいから走り出す、素早く形にして上司に確認をする
・世の中が変わっても、お客様が求めるものはひとつ。それは値段が安いことがいちばんうれしいこと
・儲けたいという重いを捨てることで、儲かってしまう状態をつける
・不平・不満・不便から、不をとることがお客様に喜んでいただける商品やサービスを生み出すことにつながる
・仕事のできる人とは、成果を上げる人。成果を上げる人は、目標と実行した結果を一致させることの周知徹底ができる人
・難易度の高い課題から取り組むこと、そうすれば、難易度の低い課題はラクにできるようになる。
・世界で一番をめざし、他社では実現困難なレベルを妥協しないで追求し続けなければ新しいものを生み出すことはできない
・会社は自己成長をするためにある。
・自分が目指す姿を明確にし、そこから逆算して今何をすべきかを決める。
・上司と仕事は選べない。だから、今置かれた環境・仕事で何を目標とするのか、どう自分の成長につなげるのかを自分できめる。
・新しい価値ある商品・サービスを生み出す続けるためには、①既存の知識の範囲を超えた新たな知識を得ようと幅広く探求すること、②得意とする専門分野を継続して深堀して磨き込んでいくこと
・いいと思ったことは、素直に認め、どんどん取り入れていく、今のやり方をすっぱり切り捨ててしまうこと
・重要課題を見極めて、優先度を決めて仕事をすること、手当たり次第仕事をしてはいけない
・短所を直すよりも、長所を伸ばすこと
・進捗や相手に伝わりないのは自分が悪い。「目的・道具・動作・手順・期限」を必ず含めて伝えること。ちゃんと伝わったかどうか、理解をしたかをそのうえで確認すること
・交渉の鉄則 ①あきらめないこと ②相手との信頼関係を築くこと
・相手を知るには、相手の悩みを知ること、そのためには、まず自分自身の悩みを相手に打ち明ける
・相手を動かすには、誠心誠意、熱意。ゼロのコミュニケーションから出発していることを意識しよう
・仕事は「数字で語る」。数字に強い人は、全体最適で利益を見ている。
・新しい提案は、松竹梅ではなく、方向性がことなる、3つの松を提案する
・自分を守るためにその場限りのごまかしをしてはいけない
・論理的思考でないと人を動かすことができない
・ギャップは埋めなければならないが、一人ひとりの違いは、価値があり尊重する。ギャップと混同してはいけない。
目次は次の通りです。
はじめに
序章 志で変わる仕事と人生の結果
第1章 チェンジ Change 現状に満足せず、より良いものを求め続ける
第2章 チャレンジ Challenge 前人未踏なことに挑戦していく
第3章 コンペティション Competition 常に自分を成長させることを考える
第4章 コミュニケーション Communication 右手にそろばん、左手に義理人情
おわりに 「世のため、人のため」に終わりはない