あらすじ
31期連続増収増益を続けるニトリの創業者・似鳥昭雄会長。自らを落ちこぼれと語る似鳥会長が、ニトリ創業50年の波乱万丈の経営者人生で培った哲学、人材育成の秘訣を55に絞ってまとめた。部下とどう接していけばいいのか、リーダーを育てるにはどうすればいいのかと自問自答している管理職から、これからの人生をどう切り開いていけばいいのか思案している中堅社員まで、役職・立場に関係なく、仕事人必読の1冊。経営陣・管理職には「前任者を否定しろ」「不景気こそチャンス!」と説き、若手・新入社員には「短所は直すな、長所を伸ばせ」「仕事は選ぶな」「劣等感をプラスに変えれば、誰でも結果は出せる」と熱い想いを伝える!
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Posted by ブクログ
●一番主義、集中主義(特化した能力を)、先制主義、経験主義(配置転換)、ビジョン主義(ロマンを共有)
●「現状を永久に否定して再構築せよ」前任者の否定から始めることが、現状打破の一歩目。
●「具体的に語る力」5whys。なぜを5回繰り返す。つねに数字で語らせる。
●与えられた時間から逆算すれば「時間がない」ことはない。今できる範囲を全力でする人は言い訳がない
●上座に座る宴席に行くな。常に下座で先人から学べ。
Posted by ブクログ
ニトリ操業者の似鳥昭雄さんによる本書。
本書はリーダー論や人材育成に留まらず、経営全体について書かれている。
経営者や管理職に限らず、新人などにもおすすめ。
中には、やっぱあそこまで大きい企業はやってることも厳しいな‥と思うこともあるけど、タメになる内容も多い。
意外なことに、コミュニケーションが苦手だったり、夜逃げ寸前まで陥ったり、師匠の教えに背いたり…そんな人でも売上を伸ばし続けている経営力は学ぶべきところが多いです。
Posted by ブクログ
圧倒的な前向きな似鳥会長のこれまでの経営方針が記載されています。この10年でニトリは本当に身近になりました。20年前には地方にある、安い家具屋さんと言うイメージでしたが、今となっては自宅の棚や椅子など、ニトリに囲まれて生活しています。数字を大切にする、経営は科学、五年で世界は変わる、ロマンを持って仕事に取り組む、自分の仕事にも活かすことができる内容でした。とても興味深い内容で、勉強になりました。
Posted by ブクログ
日本を代表する家具販売店ニトリの代表取締役似鳥昭雄氏が自身の経験などから得た知恵をまとめた一冊。
今や日本国内の家具業界ではトップクラスの実績を上げるニトリの代表取締役似鳥昭雄氏が同社をここまで築き上げてきた哲学の数々が本書では紹介されており、非常に刺激を受け勉強になりました。
提案はした人が責任を持つことや挑戦と改善を続けていくこと、顧客目線に立って考えることなど同社がここまでの地位を築くために実践してきたことを知り、読んでいて身の引き締まる思いがしました。
また、同社について知らなかった長所を引き出すための「配転教育」やアメリカセミナーなどの人事制度など同社の取り組みとともに商品づくりやキャッチコピーなどへのこだわりも知ることができました。
そして、改革を個々人に促すための週間単位での目標管理や経験を重視していること、会社を成長のための舞台と考えているなど氏の組織論や仕事観について触れることができたことも好感が持てました。
氏の抱くロマンとビジョンを共有しここまで成長してきた同社の今後について楽しみとなるとともに社会人として訓示となる金言の詰まった一冊でした。