【感想・ネタバレ】ニトリの働き方のレビュー

あらすじ

増収増益日本一! これがニトリの仕事の基本!

現状を否定するところから仕事は始まる
「観察・分析・判断」をする力を磨き上げる
「現場・現物・現実」三現主義を徹底する
「即断・即決・即行」でなければ、成功はつかめない
優れたアイデアは「不平・不満・不便」の発見から生まれる

……ニトリ創業者が社員に語り続けた33の「仕事の原理原則、商売の心得」を大公開!

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Posted by ブクログ

良書 わかりやすくて、おもしろい1冊でした。
いろいろエピソードをお持ちの方ですが、それはそれとして、内容は納得がいくものでした。

心にのこったものは以下です。

・現状維持に精いっぱいでは、成長は止まってしまいます。
・成長するための原点は、過去と現在とを徹底して否定することにあります。
・人材の成長なくして企業の成長は実現しません。
・問題意識を持ってお客様や従業員と接していれば、日々小さなことであっても必ず課題に気が付く。
・次に気がついた不合理をいかに本質的なところまで掘り下げられるかが重要です。

・観察・分析・判断 これを総して、「観分判」とニトリではよんでいる。
  観察とは  問題点を発見すること
  分析とは  「なぜ」を重ね、問題点の原因となった事実を推定すること
  判断とは  観察分析を正しく行うことで具体的で正しい改善案を立てること

・今やろう、すぐやろう、できるまでやろう 走りながらやってみよう、うまくいかなかったら元にもどせばいい
・三現主義 現場・現物・現実
・数字をもとに仮説を立て、三現主義で検証し、「もしかしてこうなのでは」という方向性が見えたとき、問題の大部分は解決する
・表面的ですぐできる対策を「改善」といい、物事の根本を見て打つ対策を「改革」といいます。
・改革を行うためには、①全体を正しく把握すること、②物事を多面的に見ること
・途中で問題が起きた時、①方向が正しいか、②効率のよい方法をとっているか、③手順はまちがっていないか。もっとも重要なのは、方向です。
・基礎学力の大切さ、自分たちの技術力、管理力が取引先以上でないと現場で説明ができないだけでなく、納得して仕事をしてもらえない

・チャンスが来たと思ったら、即断、即決、即行 で挑戦 そのためには、PDCAを高速で回し続ける
・考えて動き出せないのであれば、50%でもいいから走り出す、素早く形にして上司に確認をする
・世の中が変わっても、お客様が求めるものはひとつ。それは値段が安いことがいちばんうれしいこと
・儲けたいという重いを捨てることで、儲かってしまう状態をつける
・不平・不満・不便から、不をとることがお客様に喜んでいただける商品やサービスを生み出すことにつながる
・仕事のできる人とは、成果を上げる人。成果を上げる人は、目標と実行した結果を一致させることの周知徹底ができる人
・難易度の高い課題から取り組むこと、そうすれば、難易度の低い課題はラクにできるようになる。
・世界で一番をめざし、他社では実現困難なレベルを妥協しないで追求し続けなければ新しいものを生み出すことはできない

・会社は自己成長をするためにある。
・自分が目指す姿を明確にし、そこから逆算して今何をすべきかを決める。
・上司と仕事は選べない。だから、今置かれた環境・仕事で何を目標とするのか、どう自分の成長につなげるのかを自分できめる。
・新しい価値ある商品・サービスを生み出す続けるためには、①既存の知識の範囲を超えた新たな知識を得ようと幅広く探求すること、②得意とする専門分野を継続して深堀して磨き込んでいくこと
・いいと思ったことは、素直に認め、どんどん取り入れていく、今のやり方をすっぱり切り捨ててしまうこと
・重要課題を見極めて、優先度を決めて仕事をすること、手当たり次第仕事をしてはいけない
・短所を直すよりも、長所を伸ばすこと

・進捗や相手に伝わりないのは自分が悪い。「目的・道具・動作・手順・期限」を必ず含めて伝えること。ちゃんと伝わったかどうか、理解をしたかをそのうえで確認すること
・交渉の鉄則 ①あきらめないこと ②相手との信頼関係を築くこと
・相手を知るには、相手の悩みを知ること、そのためには、まず自分自身の悩みを相手に打ち明ける
・相手を動かすには、誠心誠意、熱意。ゼロのコミュニケーションから出発していることを意識しよう
・仕事は「数字で語る」。数字に強い人は、全体最適で利益を見ている。
・新しい提案は、松竹梅ではなく、方向性がことなる、3つの松を提案する
・自分を守るためにその場限りのごまかしをしてはいけない
・論理的思考でないと人を動かすことができない
・ギャップは埋めなければならないが、一人ひとりの違いは、価値があり尊重する。ギャップと混同してはいけない。

目次は次の通りです。

はじめに
序章 志で変わる仕事と人生の結果
第1章 チェンジ Change 現状に満足せず、より良いものを求め続ける
第2章 チャレンジ Challenge 前人未踏なことに挑戦していく
第3章 コンペティション Competition 常に自分を成長させることを考える
第4章 コミュニケーション Communication 右手にそろばん、左手に義理人情
おわりに 「世のため、人のため」に終わりはない

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2022年07月25日

Posted by ブクログ

1.最近引越しをしてニトリに行く機会が増えたのでぶらぶらと店内を歩いてみるととても楽しかった。なんでこんなに楽しいんだろうと考えていた矢先にこの本を目にしたので購入しました。

2.4C主義を掲げ、30年プランでビジョンを掲げ、ロマンを追い求める、ということを前提に本書が始まります。著者がニトリを創業しようとしたきっかけから仕事の上での大切さ、仕事をする上での姿勢が書かれています。また、実際の社員の意見も取り入れ、ニトリという会社がどのような会社なのかを分かりやすく説明してくれている本でもあります。
仕事をする上で大切なことはビジネススキルを身に着ける前に、自分が会社でどのようなロマンを掲げるのか、そのためにはどんな挑戦をしていきたいのかを明確に掲げることから始めます。その大切さを教えてくれるのが本書の一番の目的だと思います。

3.今の自分に足りない全てが詰まっていました。愚直に自分の想いとロマンを求めて日々行動していく。これだ出来ている日本人がどのくらいの割合でいるでしょうか。小手先だけのビジネススキルを身に着け、本当の「心」「夢」を掲げて仕事をしている人はおそらく3割満たないと思います。ここが今の自分の課題であり、日本の危うさでもあると思います。人間本来の喜怒哀楽を素直に表現することが「かっこ悪い」と捉えられることが主流となった世界でこの本を読んで心が動く人がどれだけいるでしょうか。少なくとも3か月前の私はそちら側の人間でした。だけど、夢を追っていい、素直になっていいとある方から教えていただいたので、その後押しをしてくれるのがこの本だと気づき、読んだ価値はあったと思います。結局のところ、技術だけでは成り立たず、メンタルが先になければビジネスを継続することができないということなのかなと思いました。



この手のジャンルの本に弱いんだよな...すごい感動してしまうし、自分のできてない部分が可視化されて劣等感に陥ってしまう...

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2021年05月09日

Posted by ブクログ

タイトル通りニトリの働き方を著した本ですが、その構成がユニークで、似鳥会長が考え方を示した後に多くの社員が自分の経験を交えてその裏付けを書いていく流れになっています。これが説得力抜群で、社員の皆さんの一言にもキラーフレーズがあってレベルが高く、ニトリという会社が人に重点的な投資をしてきたことがよく分かりました。
管理職も、若い人にもぜひ読んでほしい一冊です。

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2021年04月12日

Posted by ブクログ

ニトリの創業者である似鳥会長が、その考えを述べた本。ニトリが大切にしている4C(Change、Challenge、Competition、Communication)の各項目を章立てし、似鳥会長が考えを述べた後、それに関連する社員の体験談があり、理解を深める形式をとっている。右肩上がりで業績を伸ばしてきた大会社の創業者としてのブレない考え方を理解できた。面白い。

「(ニトリの成長)その原動力は何かと問われたら、私は「何より大切なのは人だ」と答えます」p2
「刻々と変化する環境の中、ピンチに陥ることがあろうとも、それを急成長のチャンスととらえ、大胆な挑戦をともなう改革で乗り越えるのです」p3
「常識や慣例を捨て、ゼロベースで学び、考えて行動していく、その覚悟と執念が必要です」p4
「運命的な転換点となったのが1972年、アメリカへの視察旅行でした。この視察旅行が、私と会社の運命を大きく変えることになります」p20
「会社である以上、利益を追求するのは当然です。しかし、それだけでは必ず限界が訪れます。利益優先になると会社本位になり、お客様の視点を忘れてしまうからです。会社にとって何よりも大切なのは「世のため、人のため」というロマンなのです。そして、なんとしてもロマンを実現するという強い覚悟です」p21
「企業は存在する限り、常に成長し続けなければなりません」p30
「人は、安定志向に陥りやすいものです。不調なときは、状況を変えるために失敗してもいいからやってみよう、と現状否定に目が向きやすいのですが、好調なときは現状肯定になりがちです」p31
「似鳥会長は今でも店舗に行くと必ず、「困っていることはありますか?」と従業員に訊ねます。そこで「ありません」と答えることは、ニトリではありえないことです。なぜなら、問題意識を持ってお客様や従業員と接していれば、日々小さなことであっても必ず課題に気がつくはずです。困りごとがないということは、本当は多々存在する不合理を見過ごしていることに他なりません。そうした日々の意識の鈍化こそ問題です」p34
「ニトリでは売れている商品でも、品質、機能を向上させるために入れ替えます」p37
「高い目標に挑戦するのを妨げる最大の敵が常識です。現状を疑い、常識にとらわれないで物事を考える習慣をもつようにしなければなりません」p62
「方向が間違っていたら、それを正さなくてはいけません。お客様の利益に適う方向を向いているか、自分や会社ばかりに都合のいい考えになっていないかを検証するのです」p65
「新しい仕事、新しい計画には常に失敗がつきまとうものです。しかし、失敗を恐れていては、人が成長することはないでしょう。失敗を厭わず、とにかく挑戦することです。1勝9敗で負けの方がはるかに多かったとしても、挑戦したことで得られた1勝は大きな収穫となります」p82
「本来であれば時間をかけ、100%の準備をして進める方が良いのですが、そんなことをしていては、変化についていくことはできません。ですから、新しいアイデアの完成度は4割でも5割でもいい。大事なのは、方向を決め、計画を立て、進み始めること。「確実さ」より「速度」が大切な場合もあるのです」p83
「決めたら即、行動に移します。誰よりも素早く取りかかるのです。もし、計画がうまく進まなければ、朝令暮改で変えます。私は、もっとスピーディに「朝令昼改」でもいいと思います。必要に応じて変えることが大切です」p83
「ニトリには「考えすぎて動き出せないくらいなら、100%の状態でスタートするのではなく、まだ50%でもいいから走り出す。やって駄目だったら、またやり直せばいい」という企業文化があります」p86
「「何よりもお客様のために尽くす」というその一念を胸に、「儲けたい」という思いを捨て去ることで、逆に「儲かってしまう」。そういう状況を作り出すことこそが、理想なのです」p96
「急成長する会社では、会社が大きくなってくると、まるで海底にいて上ばかり見ているヒラメのように、常に上の人ばかり気にしている「ヒラメ人間」が増えてきます。守りに入ってじっとしていて、視野も狭い。そうした人間は、「やるリスク」を挙げて、ひたすら反対してきます」p121
「世界で一番を目指し、他社では実現困難なレベルを妥協しないで追及し続けなければ新しいものを生み出すことはできません」p137
「私の一番好きな似鳥会長の言葉は、「何かで一番になりなさい」というものです」p142
「同じ部署に5年いると化石になる。これはニトリで語られている言葉です」p160
「私は短所を直すよりも、長所を伸ばせばいいと思っています」p191
「交渉の鉄則は2つあります。まず「あきらめないこと」、そして「相手との信頼関係を築くこと」、これに尽きると思います」p204
「大きな改革であればあるほど、反対意見は次々と現れます。そんなときに、重要なのはコミュニケーションです」p211
「(数字の重要性)数字に注目すれば、今実行している仕事への向き合い方、たとえば必要な情報収集を十分にしているかなどが、顕著にわかります。報告の中に数字を入れるということは、ウソがつけないということです」p219
「基本的な情報を押さえつつ、自分の業務の説明に必要な数字と、相手が判断するにあたり求めるであろう数字を押さえて、すぐ答えられるようにしておく。大事なところが抜けていると、仕事で信用ができない人だとマイナス評価されてしまいます」p222
「現場では見えにくい会社の危機が、数字上では見えていることがあります(黒字なのにキャッシュがないなど)」p225
「数字を把握し、理解している人間が別の部署に入り込むと、その部署のレベルが一挙に上がります」p227
「ニトリでは以前から「3案出す」のが決まりです。1つしか出さないと、「他にはないの?」となる」p230
「多くの管理者に見受けられるのが、いい加減な仕事をしている部下を厳しく指導できない、叱れないという点です。理由は、叱れば関係がささくれ立って、雰囲気もギスギスしてしまう。その後のケアに、叱った数倍のエネルギーが必要になるので、それを避けるために放棄しているのです」p246
「外国籍社員からSOSが出る組織では、実は日本国籍社員も同じ問題に悩んでいることが多いのです」p259
「(優秀さ)一時的に「優秀だ」という評価が得られることはあっても、褒められたいばかりに失敗することを恐れ、小さくまとまってしまえば、「器用な人」で終わってしまいます」p267

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

気がついた不合理をいかに本質的なところまで掘り下げられるかが重要。その能力は、もともとある才能ではなく、経験で磨かれています。

「観察・分析・判断」を行ううえで、ひとつ視点としてもつといいと感じているのは、判断として出てきた改善改革が「続けられるか」「やめられるか」ということです。「続けられるか」は、変えたことが定着し、その後は説明などしなくとも当たり前に運用されるような改善改革か、ということです。「やめられるか」は、どんなに降下がある改善改革でも、環境の変化によってやめる必要が発生したときに、どのような手順でどの程度の費用でやめることができるか、そのやめどきはいつごろと想定できるか、ということが考えられていることです。特に「やめられるか」という視点は、非常に難しいです。

新しいものを作り出す、新しい問題解決の方法を見つけるには、結局は自分の経験してきたことのなかから導きだすしかないと私は思います。

意外に思われるかもしれませんが、システム開発に必要なのはコミュニケーション能力です。今は影も形もない、これから作り上げるシステムを、どんな人が、どんなときに使うのか、どうすれば便利になるのか。それをイメージして、自分のなかでどのくらい鮮明に表現できるかということが重要で、そのためにはいろいろな人への聞き取りが不可欠です。

根拠ある判断をするには、7回の「なぜ?」が必要

先に難しい課題に挑戦し、経験値を高めていくと、難度の低い課題はラクにできるようになります。また、さらに難度の高い課題に挑戦するチャンスが舞い込むようになるのです。

コスト削減は「業務が以前よりラクになる」ことを念頭において進めると良い結果が生まれます。

会社を自己成長のために使いなさい

そもそも、上司と仕事は選べない、というのが私の結論です。今、長い店舗経験を経て、商品部で本来やりたかったバイヤーをしています。今だからこそわかることは、今までの経験が、すべて活きてきているということです。

やりたい、やりたくないにかかわらず目の前の仕事に対して前向きに、自分で目標を決めて取組む。

商品開発を希望する社員を、物流部門に異動させる。一見、希望を配慮していない異動のように見えますが、商品の外梱の形状を知っていて、100個発注することの物量を実際にイメージできるからこそ、物流の面からみても無駄のない商品開発ができるのです。

人間には大きく3つのタイプがあります。第一に、自ら仕事に積極的に取り組む力のある人。第二は、他人に刺激されて積極的になる人。第三が消極的で変化のない人です。チャンスが与えられる人は、第一の積極的なタイプ。

会社は、一見つまらないと思われるような仕事の上に成り立っています。その基本的な(本当はとても重要な)仕事を満足にできない人に、それ以上の仕事をさせるわけにはいきません。

最も大切なのは、スケジュールのなかに差し込まれてくるイレギュラーなことも含めて、いかに優先事項が先になるように折り合いをつけていくか、というスケジュール管理です。

まず何を優先させるかは、期日が迫っているかの「緊急度」と、どれだけ大切なことかの「重要度」とを見極めることだと思います。秘書の場合、それにプラスして「上司の思い」という判断基準が加わります。

自分が仕事を進めるなかで困ったときに、こうした対応をしてくださる方に助けられた経験があり、ありがたいと感じたからです。

すごいと思える人に出会ったら、その人から得たことをすぐに実行する。そうした素直さ、謙虚さが大事。

具体的な数字の入らない会話は趣味、遊びと一緒である

その人が信用に値するかどうかは、求められる数字や、求められていることに対して、自分のなかで消化したものを自分の言葉で説明できるかどうかが重要だ。

数字を把握し、理解している人間が別の部署に入り込むと、その部署のレベルが一挙に上がります。

人はそれぞれ性格が違うので、性格が合う、合わないといった相性が存在します。しかし私は、相性とは、お互いで「創る」ものだとおもいます。友人関係でも、恋愛関係にしても、最初から完全に相性がぴったりという相手など、まずいません。

論理的な思考でないと人を動かすことはできない、ということを実感しています。「店長である私がこう思うからやってほしい」ではなくて、論理的に、全員が共通して理解できる数字を使って、目的や根拠を示せば、全員が賛同し、意見を出してくれます。

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2021年05月26日

Posted by ブクログ

ニトリの仕事に関する考え方(4C:Change,Challenge,Competition,Communication)がまとめられた内容で、各見出しに社員のエピソードもまとめられているので、会社方針に従い仕事を改善した結果上手くいく様子が分かりやすかった。
「観察・分析・判断」「現場・現物・現実」「即断・即決・即行」のように3つの行動理念にまとめられていて、考え方の軸にするには良いと感じた。
数年後や数十年後の将来を見据えて、ステップアップするための仕事術がまとめられているので、現状の仕事に不満や悩みがある人におすすめだと思う。

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2021年03月03日

Posted by ブクログ

■徹底した
・お客さま志向
・スピード感
・高い目標意識(チャレンジ精神)
・現場主義
・成長意欲
そんな印象を持てる会社と理解

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2021年02月18日

Posted by ブクログ

4C主義で自己成長したい人が集まる会社を目指してきたからこそ、ニトリは成長・発展し続けている。
チェンジ(変化)、チャレンジ(挑戦)、コンペティション(競争)、コミュニケーション(対話)

ニトリでは、好調なときでも現状に満足せず、常により良いものを求め「変化」し続けることを信条にしている。

「挑戦」とは、今までと同じことをしていたら達成しえない目標に対し、リスクを取ってでも前向きに挑むということ。それには常識や慣例を捨て、ゼロベースで学び、考えて行動していく、その覚悟と執念が必要。

会社を自己成長のために使いなさい

まずは与えられた仕事を完全に果たし、期待に応える

交渉事の際、2,3回断られたら、脈なしと判断して止めてしまうでしょう。しかし、4回目からがスタート。3回目までは自分という人間を知ってもらうための挨拶にすぎない。

相性はお互いで「創る」もの。
相性が悪い相手ということは、別の視点で見れば、自分にとって新しい価値観やものの見方を教えてくれる存在でもある。
お互いの個性を認め合って、自ら努力して相性を創っていく。

指示を出しても効果が出てこないとき、無能な上司ほど、すぐに自分でやりたがる。部下にトライアンドエラーを数多く経験させ、成功するよう指導することで成長の下支えをする。

「企業は人なり」。人材こそが企業にとっての宝であり、人が育てば成果は後からついてくる。

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2020年10月05日

Posted by ブクログ

似鳥様の仕事哲学、仕事の進め方、人生の考え方がよくわかる本であった。マーケティングについても詳しく書かれている。何より大事なのは人、原因の掘り下げ、ニトリのワークチェアー、将来社会に対して自分がどんな貢献をできる人になりたいか、ロマンから逆算して自分のキャリアを考える、与えられた物事を一つ一つに全力で取り組む、という仕事の基本を教えてくれる本だと思う。

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2020年10月04日

Posted by ブクログ

本の構成については、以下のようになっている。
・似鳥会長のビジネスについての考え方
・ニトリの企業文化や理念をベースとした社員一人一人の経験談や考え方

ニトリという企業が大切にしているものに以下の4つのCが挙げられる。
チェンジ change
チャレンジ challenge
コンペティション competition
コミュニケーション communication

いくつか印象に残った部分をピックアップします。

4C の コミュニケーション
一度や二度断られて、引き下がるのは甘い。
三度目以降が本当の勝負。

似鳥会長のこの言葉が非常に突き刺さった。

一度相手に拒否や拒絶反応を示されると、どうしてもリトライし辛いのが人間だと思う。

私自身人目を気にし過ぎて、必要な事を質問できなかったり、聞いて分からない部分を再度聞き直す事が非常に苦手だ。

これは本質として、自分の無能さや、嫌な顔されて傷つきたく無いという心理が大きい。

相手に断られてからが、本当の勝負
私にとっては本当に耳が痛い言葉です。

その気持ちは今の自分に足りていない部分かなと感じました。

本書を読んで感じたとは、実際に企業理念を高らかに掲げる企業は履いて捨てる程あるが、現場の社員まで浸透しているケースは非常に稀だと思う。

ニトリが小売業にして30年以上も増収・増益を出来ているのは、企業理念を徹底して社員に浸透させるための教育と、業務の中で常にアウトプットして、PDCAサイクルを回す習慣が根付いてる事

常にユーザーの事を考えて、商品展開、輸送、人員配置を全部署で行い最適解を追い求める文化がニトリの強みであると分かった。

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2020年09月30日

Posted by ブクログ

ニトリは個人的に応援している企業の1つではありますが、正直言ってニトリを、「お、値段以上」と思った事はなく、「お、値段相応」だなと思っています。
小物に関しては良い品もあります。
ニトリで推してるカーテンやシーツなどのファブリック系は買った事がありません。
家具なんかは、あまり建て付けがよくなく、買って組み立てた時点でガタついてる事も少なくありません。
なので大きな物はニトリでは買わないようにしていますし、私の周りでも同じような声が多いです。
この本を読む限り、ニトリはまだまだ伸びる素晴らしい会社だと感じましたので、これらの改善にも期待しています。

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2021年12月29日

Posted by ブクログ

ニトリはもちろん行ったことはあるが、会社として考えたこともなかった。気づけば急に店舗が増えていたような感じで、急成長してるんだなぁ、という感じだけはあった。

しかし、このニトリ創業者が書いた本をよむとそうではなかった。中長期のビジョンとしてそれこそ創業時から10年きざみくらいで店舗開店目標があった

この企業に共感したのは、配転の多さだ。多過ぎるくらい多い。それでも色々な部署に行く事で、会社の事、業界の事、他業界の事などへの理解が深まり、その結果、優秀な人材が多数いる会社になっている。

それと、顧客ファーストの徹底がなされた会社である事もよくわかる。

ウチの会社が見習わないといけない部分が多々出てきた。

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2021年03月07日

Posted by ブクログ

ニトリで人が育つ環境・文化について書かれている。
会長の似鳥さんの方針や考え方だけでなく、従業員の成功体験も散りばめられている。
従業員の体験談は、若い社員に向けて書かれた内容も多く、社内向けなのかと思うような部分もあった。
また、体験談はどの会社でも取り組んでいるような内容だと感じた。
だが、従業員が常に自身のロマンとビジョンを持って行動したり、変化を起こそうとする思考を持っていたりする部分は、似鳥会長の考えがしっかりと従業員に浸透しているからだと感じた。

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2021年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ニトリおよび似鳥さんの33の仕事論とそれに紐づく社員のエピソードという構成の書籍。現状の否定、観察・分析・判断、現場・現物・現実、即断・即決・即実行、お客様が第一、不平・不満・不便からアイデアは浮かぶ、具体の数字を入れ込むなど、どこかで聞いたことがあることばかり。再読する際は似鳥さん教訓パートのみをさらさら読むのがよさそう。

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2020年10月05日

Posted by ブクログ

ニトリ創業者の似鳥昭雄さんが、自らニトリについて語った一冊。ニトリが大事にしている4C主義(チェンジ、チャレンジ、コンペティション、コミュニケーション)について、似鳥さんが仕事の原理・原則を語り、その原理・原則が社員のインタビューで深堀りされる構成となっており、ニトリという会社の理念を深く知ることができた。たびだび人事異動があるようで大変そうだが、一般の企業よりの社員の教育コストをかけていたり、比較的フラットの組織だったりと、短期間で成長できる土壌が備わっていると思った。

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2020年09月06日

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