【感想・ネタバレ】ニトリの働き方のレビュー

あらすじ

増収増益日本一! これがニトリの仕事の基本!

現状を否定するところから仕事は始まる
「観察・分析・判断」をする力を磨き上げる
「現場・現物・現実」三現主義を徹底する
「即断・即決・即行」でなければ、成功はつかめない
優れたアイデアは「不平・不満・不便」の発見から生まれる

……ニトリ創業者が社員に語り続けた33の「仕事の原理原則、商売の心得」を大公開!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

気がついた不合理をいかに本質的なところまで掘り下げられるかが重要。その能力は、もともとある才能ではなく、経験で磨かれています。

「観察・分析・判断」を行ううえで、ひとつ視点としてもつといいと感じているのは、判断として出てきた改善改革が「続けられるか」「やめられるか」ということです。「続けられるか」は、変えたことが定着し、その後は説明などしなくとも当たり前に運用されるような改善改革か、ということです。「やめられるか」は、どんなに降下がある改善改革でも、環境の変化によってやめる必要が発生したときに、どのような手順でどの程度の費用でやめることができるか、そのやめどきはいつごろと想定できるか、ということが考えられていることです。特に「やめられるか」という視点は、非常に難しいです。

新しいものを作り出す、新しい問題解決の方法を見つけるには、結局は自分の経験してきたことのなかから導きだすしかないと私は思います。

意外に思われるかもしれませんが、システム開発に必要なのはコミュニケーション能力です。今は影も形もない、これから作り上げるシステムを、どんな人が、どんなときに使うのか、どうすれば便利になるのか。それをイメージして、自分のなかでどのくらい鮮明に表現できるかということが重要で、そのためにはいろいろな人への聞き取りが不可欠です。

根拠ある判断をするには、7回の「なぜ?」が必要

先に難しい課題に挑戦し、経験値を高めていくと、難度の低い課題はラクにできるようになります。また、さらに難度の高い課題に挑戦するチャンスが舞い込むようになるのです。

コスト削減は「業務が以前よりラクになる」ことを念頭において進めると良い結果が生まれます。

会社を自己成長のために使いなさい

そもそも、上司と仕事は選べない、というのが私の結論です。今、長い店舗経験を経て、商品部で本来やりたかったバイヤーをしています。今だからこそわかることは、今までの経験が、すべて活きてきているということです。

やりたい、やりたくないにかかわらず目の前の仕事に対して前向きに、自分で目標を決めて取組む。

商品開発を希望する社員を、物流部門に異動させる。一見、希望を配慮していない異動のように見えますが、商品の外梱の形状を知っていて、100個発注することの物量を実際にイメージできるからこそ、物流の面からみても無駄のない商品開発ができるのです。

人間には大きく3つのタイプがあります。第一に、自ら仕事に積極的に取り組む力のある人。第二は、他人に刺激されて積極的になる人。第三が消極的で変化のない人です。チャンスが与えられる人は、第一の積極的なタイプ。

会社は、一見つまらないと思われるような仕事の上に成り立っています。その基本的な(本当はとても重要な)仕事を満足にできない人に、それ以上の仕事をさせるわけにはいきません。

最も大切なのは、スケジュールのなかに差し込まれてくるイレギュラーなことも含めて、いかに優先事項が先になるように折り合いをつけていくか、というスケジュール管理です。

まず何を優先させるかは、期日が迫っているかの「緊急度」と、どれだけ大切なことかの「重要度」とを見極めることだと思います。秘書の場合、それにプラスして「上司の思い」という判断基準が加わります。

自分が仕事を進めるなかで困ったときに、こうした対応をしてくださる方に助けられた経験があり、ありがたいと感じたからです。

すごいと思える人に出会ったら、その人から得たことをすぐに実行する。そうした素直さ、謙虚さが大事。

具体的な数字の入らない会話は趣味、遊びと一緒である

その人が信用に値するかどうかは、求められる数字や、求められていることに対して、自分のなかで消化したものを自分の言葉で説明できるかどうかが重要だ。

数字を把握し、理解している人間が別の部署に入り込むと、その部署のレベルが一挙に上がります。

人はそれぞれ性格が違うので、性格が合う、合わないといった相性が存在します。しかし私は、相性とは、お互いで「創る」ものだとおもいます。友人関係でも、恋愛関係にしても、最初から完全に相性がぴったりという相手など、まずいません。

論理的な思考でないと人を動かすことはできない、ということを実感しています。「店長である私がこう思うからやってほしい」ではなくて、論理的に、全員が共通して理解できる数字を使って、目的や根拠を示せば、全員が賛同し、意見を出してくれます。

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2021年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ニトリおよび似鳥さんの33の仕事論とそれに紐づく社員のエピソードという構成の書籍。現状の否定、観察・分析・判断、現場・現物・現実、即断・即決・即実行、お客様が第一、不平・不満・不便からアイデアは浮かぶ、具体の数字を入れ込むなど、どこかで聞いたことがあることばかり。再読する際は似鳥さん教訓パートのみをさらさら読むのがよさそう。

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2020年10月05日

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