似鳥昭雄のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ最近メディア(NewsPicksなど)に出るようになったと思っていたら、なるほど。そのような理由だったのですね。本人曰く、遺言のようなものとのこと。一代で、しかも50歳を越えてから急激に成長させ、今や2兆円ほどの売上を誇る事業ならびに企業グループをつくりあげた手腕を、余す所なく公開しています。経営者や組織づくりを担っている人向けの内容が多いですが、「運は自分で引き寄せるもの」。「主語の転換」や「信用性の積み重ねが一番大事」など、個人が人生を歩んでいく上で重要なキーワードも、たくさん盛り込まれていて、大いに参考になりました。対談相手も含め、このような書籍を企画した文藝春秋さんは、さすがだと感心しました。※もう一冊の著書『運』の内容も含めてのレビューです。
-
Posted by ブクログ
良書 わかりやすくて、おもしろい1冊でした。
いろいろエピソードをお持ちの方ですが、それはそれとして、内容は納得がいくものでした。
心にのこったものは以下です。
・現状維持に精いっぱいでは、成長は止まってしまいます。
・成長するための原点は、過去と現在とを徹底して否定することにあります。
・人材の成長なくして企業の成長は実現しません。
・問題意識を持ってお客様や従業員と接していれば、日々小さなことであっても必ず課題に気が付く。
・次に気がついた不合理をいかに本質的なところまで掘り下げられるかが重要です。
・観察・分析・判断 これを総して、「観分判」とニトリではよんでいる。
観察とは 問題点を発見すること
分析とは 「なぜ」を重ね、問題点の原因となった事実を推定すること
判断とは 観察分析を正しく行うことで具体的で正しい改善案を立てること
・今やろう、すぐやろう、できるまでやろう 走りながらやってみよう、うまくいかなかったら元にもどせばいい
・三現主義 現場・現物・現実
・数字をもとに仮説を立て、三現主義で検証し、「もしかしてこうなのでは」という方向性が見えたとき、問題の大部分は解決する
・表面的ですぐできる対策を「改善」といい、物事の根本を見て打つ対策を「改革」といいます。
・改革を行うためには、①全体を正しく把握すること、②物事を多面的に見ること
・途中で問題が起きた時、①方向が正しいか、②効率のよい方法をとっているか、③手順はまちがっていないか。もっとも重要なのは、方向です。
・基礎学力の大切さ、自分たちの技術力、管理力が取引先以上でないと現場で説明ができないだけでなく、納得して仕事をしてもらえない
・チャンスが来たと思ったら、即断、即決、即行 で挑戦 そのためには、PDCAを高速で回し続ける
・考えて動き出せないのであれば、50%でもいいから走り出す、素早く形にして上司に確認をする
・世の中が変わっても、お客様が求めるものはひとつ。それは値段が安いことがいちばんうれしいこと
・儲けたいという重いを捨てることで、儲かってしまう状態をつける
・不平・不満・不便から、不をとることがお客様に喜んでいただける商品やサービスを生み出すことにつながる
・仕事のできる人とは、成果を上げる人。成果を上げる人は、目標と実行した結果を一致させることの周知徹底ができる人
・難易度の高い課題から取り組むこと、そうすれば、難易度の低い課題はラクにできるようになる。
・世界で一番をめざし、他社では実現困難なレベルを妥協しないで追求し続けなければ新しいものを生み出すことはできない
・会社は自己成長をするためにある。
・自分が目指す姿を明確にし、そこから逆算して今何をすべきかを決める。
・上司と仕事は選べない。だから、今置かれた環境・仕事で何を目標とするのか、どう自分の成長につなげるのかを自分できめる。
・新しい価値ある商品・サービスを生み出す続けるためには、①既存の知識の範囲を超えた新たな知識を得ようと幅広く探求すること、②得意とする専門分野を継続して深堀して磨き込んでいくこと
・いいと思ったことは、素直に認め、どんどん取り入れていく、今のやり方をすっぱり切り捨ててしまうこと
・重要課題を見極めて、優先度を決めて仕事をすること、手当たり次第仕事をしてはいけない
・短所を直すよりも、長所を伸ばすこと
・進捗や相手に伝わりないのは自分が悪い。「目的・道具・動作・手順・期限」を必ず含めて伝えること。ちゃんと伝わったかどうか、理解をしたかをそのうえで確認すること
・交渉の鉄則 ①あきらめないこと ②相手との信頼関係を築くこと
・相手を知るには、相手の悩みを知ること、そのためには、まず自分自身の悩みを相手に打ち明ける
・相手を動かすには、誠心誠意、熱意。ゼロのコミュニケーションから出発していることを意識しよう
・仕事は「数字で語る」。数字に強い人は、全体最適で利益を見ている。
・新しい提案は、松竹梅ではなく、方向性がことなる、3つの松を提案する
・自分を守るためにその場限りのごまかしをしてはいけない
・論理的思考でないと人を動かすことができない
・ギャップは埋めなければならないが、一人ひとりの違いは、価値があり尊重する。ギャップと混同してはいけない。
目次は次の通りです。
はじめに
序章 志で変わる仕事と人生の結果
第1章 チェンジ Change 現状に満足せず、より良いものを求め続ける
第2章 チャレンジ Challenge 前人未踏なことに挑戦していく
第3章 コンペティション Competition 常に自分を成長させることを考える
第4章 コミュニケーション Communication 右手にそろばん、左手に義理人情
おわりに 「世のため、人のため」に終わりはない -
Posted by ブクログ
1.最近引越しをしてニトリに行く機会が増えたのでぶらぶらと店内を歩いてみるととても楽しかった。なんでこんなに楽しいんだろうと考えていた矢先にこの本を目にしたので購入しました。
2.4C主義を掲げ、30年プランでビジョンを掲げ、ロマンを追い求める、ということを前提に本書が始まります。著者がニトリを創業しようとしたきっかけから仕事の上での大切さ、仕事をする上での姿勢が書かれています。また、実際の社員の意見も取り入れ、ニトリという会社がどのような会社なのかを分かりやすく説明してくれている本でもあります。
仕事をする上で大切なことはビジネススキルを身に着ける前に、自分が会社でどのようなロマンを掲げるのか、そのためにはどんな挑戦をしていきたいのかを明確に掲げることから始めます。その大切さを教えてくれるのが本書の一番の目的だと思います。
3.今の自分に足りない全てが詰まっていました。愚直に自分の想いとロマンを求めて日々行動していく。これだ出来ている日本人がどのくらいの割合でいるでしょうか。小手先だけのビジネススキルを身に着け、本当の「心」「夢」を掲げて仕事をしている人はおそらく3割満たないと思います。ここが今の自分の課題であり、日本の危うさでもあると思います。人間本来の喜怒哀楽を素直に表現することが「かっこ悪い」と捉えられることが主流となった世界でこの本を読んで心が動く人がどれだけいるでしょうか。少なくとも3か月前の私はそちら側の人間でした。だけど、夢を追っていい、素直になっていいとある方から教えていただいたので、その後押しをしてくれるのがこの本だと気づき、読んだ価値はあったと思います。結局のところ、技術だけでは成り立たず、メンタルが先になければビジネスを継続することができないということなのかなと思いました。
この手のジャンルの本に弱いんだよな...すごい感動してしまうし、自分のできてない部分が可視化されて劣等感に陥ってしまう... -
Posted by ブクログ
似鳥社長の幼少期~大学時代が、本当に過酷すぎて、
自分のどんな辛い仕事もそんなに大したことないと感じました。
今までニトリはIKEAのパクリだと思ってちょっと見下してしまったことがありましたが、考え直すことにします。
<一部抜粋>
・交渉事は断られてからがスタートだと考えている。・・・(中略)・・・愛嬌と執念が大事。
・まずはゴールから考える。今でもわが社の大事な企業文化となっている。
・渥美先生の教え・・・(中略)・・・「上座に座るような宴席には行くな。常に下座で自らついで回り、先人から学べ」「誰よりも早く新聞読み、頭に入れて、その情報を誰よりも早く発信しろ。」「乗り物は他社より先に運転できるようにしろ。歩きから自転車、バイク、自動車、飛行機、ロケット。同じことをやったら先行者に勝てない」
・「企業に必要なのは3C(チェンジ、チャレンジ、コンペティション)だ」というのも先生の遺訓だ。
・プロの150訓およびプロフェッショナル心得帳・・・(中略)・・・
12.商売の上で迷ったら、お客様という原点に戻って考えれば、すぐ解決する。
14.変化を誰よりも早く、先取りするのが、プロ中のプロである。
15.プロは、よろず簡単明瞭が好き。
26.目標を設定せよ。年間の大目標、3か月の中目標、週間の小目標、そして今日の目標をはっきり決めて、それに向かってばく進せよ。
27.どんなつまらないと思われる仕事でも、全力で書面から取り組め。会社の仕事はすべて一見つまらないと思われるような仕事の上に成り立っている。
37.スケジュールを決めてから行動せよ。そして、たえずスケジュール修正せよ。
38.書くのは苦手、話し下手、数字は大嫌い、おまけにグズでは、馬鹿と思われても仕方がない。
48.欠点あるを喜び、長所なきを悲しめ。欠点を直しても伸びない、長所を伸ばしてこそよくなる。 -
Posted by ブクログ
ニトリホールディングスの創業者、似鳥昭雄さんの自伝。ニトリといえば、28期連続増益を達成した超優良企業。私も一消費者として大好きなお店なので(うちの家具は半分以上、ニトリです)、社長を「マジリスペクト」!そんな似鳥社長による日経新聞の「私の履歴書」の連載が書籍になったということで、すぐに購入しました。実際のところかなり脚色が入っているらしいですが、それも含めて、さいごまで面白く読めます。
なかでも、ニトリ成長のキーとなる鬼の(笑)渥美俊一先生とのエピソードが面白い。
「札幌視察で先生に叱られる」「(先生が主催する)ペガサスクラブから逃げ出す」といった美談とは決して言えない内容が赤裸々に描かれているのです。
ほかにも、家具メーカーの買収の際、「怖いのでしばらく先生には報告しなかった」という描写もあり、カリスマ経営者であっても、一般の人と同じような感覚を持っているのだなと親近感がわきます。
渥美先生は日本にチェーンストア理論を広め、ニトリはもちろんのことイオンやイトーヨーカ堂などのビッグチェーン創業者に大きな影響を与えた人物。私自身、渥美先生にお会いしたこともありますが、人物像は泣く子もだまる、という表現がふさわしく、書籍でも「怖い」という言葉が何度もでてきます。そして、そんなふうに経営の師を表す似鳥社長が、いっそう好きになりました。
一方、「サラリーマンもダメで土木もダメで、仕方なくやった家具がうまくいっただけ」という尊敬するカリスマ経営者の言葉は、会社を点々とした末、現在の自営業に行きついた私にとっては勇気づけられるものでした。そういう意味で、おもしろく読めるだけでなく、読むと元気になる本とも言えます。おすすめです。 -
Posted by ブクログ
総じるとリクルートの江副さんが言うように、自ら機会を創り出すことが充実した人生を送るには大事だということ。
圧勝の美学ということで、ついてない時は大人しくし、運がいい時はとことん張る。幸運を最大化し、不運を最小化すれば少しの不運があっても幸運で相殺できるという運がいいか悪いかではなく、運にグラデーションをつけて考えられていた。
人生は死ぬまで終わりがないので、この哲学を一生つかってみよう。
社長業を楽しむような奴はダメだと言ってて、仕事で辛いことがあってもある意味当たり前。辛くなければ仕事でないということで元気をもらえた。
若いうちに無茶苦茶な子会社の社長を経験させるというのも今後の自分のチャレンジにいかしたいお言葉。
真のリーダーやキャプテンは、無私であり、顧客第一主義であるということも改めて学べたので腹落ちさせたい。
顧客を考えることで売上があがり、どの程度粗利を増やせば給料を上げることができるのか、そんな話も参考になった。
その他にも、木を見て森を見ず(虫の目、鳥の目)にならないようにすべきであること、任せる力が大事であることも学ばせてもらった。
名著『運』を読んでみたくなった。 -
Posted by ブクログ
北尾さんも似鳥さんも藤田さんも、日本を代表する現代の大、創業者!
運は結果じゃなくて、原因!
俺が、俺が!というタイプには、子供の頃からスターだった人が多い。基本的な能力が高く、学校の成績が良くて、一流の大学を出ている。彼らはずっと個人の成績で勝負をしてきたから、多くの人と協力して一つの目標に向かう方法を知らない「上位1%の悲劇」が起きる。
「私の幸せ」ではなく、「私たちの幸せ」と複数形で考えられる人が必要!
暴走族のリーダーや、キャバクラの店長みたいな人が、大企業には必要!
入山先生、意外と理論だけじゃなくて「義理、人情」にも理解があって、とても好感が持てた!
確率の法則を信じない人が多く、それによる機会損失が目立つ。ごくたまに起きるアンラッキーなことをことさら強調して、これを防ぐにはどうすべきかというネガティブな議論に終始してしまいがち。
今は、失敗しても命を落とすことはない、再出発が可能な日本、チャレンジしないのは損!!! -
Posted by ブクログ
所々に出る名言は名言というより血反吐を吐きながら掴み取った経験からでるものと感じる。努力を努力と思わずファクトを最優先に本能と能力を総動員して課題をこなしてきたタイプ。厳しい時代を生き抜いてきたんだなと感じる。
読んでいる本の数も挑戦したビジネスの数も学び続ける気持ちも同じ人間とは思えないくらい違う。
安田さんは76歳、北尾さんは74歳、似鳥さんは81歳。戦争が終わったまもなく食糧難と貧困時代を生き抜き、法律もまともに機能してないところからスタートし、高度経済成長で経済大国になり良い景気も経験しながらそこから経済が停滞という激動の時代を生き抜いてきた方々。
厳しい時代の中で生き抜いた戦士と感じる。
しかし故に自分と同じような人物の育成には限界を感じそこまで力を入れれなかったのしかもしれない。そこは藤田さんが気づいてる点。
そしてそこの欠点を補完できるよう仕組みを作り上げようとしている。
本能や能力で限られた人しか生き残れなかった時代➡︎透明化。情報や能力をシェアして仕組み化しみんなで補い合う時代に変化していると感じる。
メモ
北尾さんは中国の古典や哲学、歴史から学んだことが支柱となっていた。
森信三さんの「最善観」という思想を初めて知った。
我が身に降りかかる一切の出来事は必然であり絶対最善であると信じる事。
しかし、中国は虐殺の歴史である。そこから何を学ぶというのだろう?