似鳥昭雄のレビュー一覧
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「私の履歴書」は、日経新聞の朝刊の最終面に掲載されている連載シリーズ。経営者ばかりではなく、学者や文化人やスポーツ選手なども登場する。毎月1人が交代で書いていく。私は好きな連載で、毎朝読んでいる。
本書の筆者、似鳥昭雄さんは、ニトリグループの創業者にして経営者。似鳥さんが、日経新聞に書いていたのは2015年のこと。本書は、連載時のものに更に手を加えたもの。似鳥さんの「私の履歴書」は、破天荒で面白い。連載時に楽しく読んだことを覚えているが、今回も改めて楽しく読んだ。
似鳥さんの経営は、直感的であり、誰もが真似のできるものではない。計画も緻密ではなく、まずは実行を重視する。実行する中で不具合を修正 -
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ネタバレ1.この本を選んだ目的
ニトリはよく行きますし、何度も買い物をしたことがあります。そんなニトリを成長させた社長の本ということで手にしました。
2.あらすじ
似鳥さんがニトリを成功に導いた取り組みや考え方を綴っています。
成功の5原則を中心として、いろいろな話がでてきます。
・成功の5原則
①ロマン(志)
②ビジョン(中長期計画)
③意欲
④執念
⑤好奇心
①ロマン
ロマンを抱くとは、人のため、世のために、人生をかけて貢献したいという気持ちを持つこと。ロマンとは大志と言い換えてもいい。
②ビジョン
ビジョンとは20年以上先に達成すべき長期の目標です。目標とする数字とそれを達成するま -
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ネタバレ気がついた不合理をいかに本質的なところまで掘り下げられるかが重要。その能力は、もともとある才能ではなく、経験で磨かれています。
「観察・分析・判断」を行ううえで、ひとつ視点としてもつといいと感じているのは、判断として出てきた改善改革が「続けられるか」「やめられるか」ということです。「続けられるか」は、変えたことが定着し、その後は説明などしなくとも当たり前に運用されるような改善改革か、ということです。「やめられるか」は、どんなに降下がある改善改革でも、環境の変化によってやめる必要が発生したときに、どのような手順でどの程度の費用でやめることができるか、そのやめどきはいつごろと想定できるか、という -
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4C主義で自己成長したい人が集まる会社を目指してきたからこそ、ニトリは成長・発展し続けている。
チェンジ(変化)、チャレンジ(挑戦)、コンペティション(競争)、コミュニケーション(対話)
ニトリでは、好調なときでも現状に満足せず、常により良いものを求め「変化」し続けることを信条にしている。
「挑戦」とは、今までと同じことをしていたら達成しえない目標に対し、リスクを取ってでも前向きに挑むということ。それには常識や慣例を捨て、ゼロベースで学び、考えて行動していく、その覚悟と執念が必要。
会社を自己成長のために使いなさい
まずは与えられた仕事を完全に果たし、期待に応える
交渉事の際、2,3 -
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本の構成については、以下のようになっている。
・似鳥会長のビジネスについての考え方
・ニトリの企業文化や理念をベースとした社員一人一人の経験談や考え方
ニトリという企業が大切にしているものに以下の4つのCが挙げられる。
チェンジ change
チャレンジ challenge
コンペティション competition
コミュニケーション communication
いくつか印象に残った部分をピックアップします。
4C の コミュニケーション
一度や二度断られて、引き下がるのは甘い。
三度目以降が本当の勝負。
似鳥会長のこの言葉が非常に突き刺さった。
一度相手に拒否や拒絶反応を示されると -
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日本を代表する家具販売店ニトリの代表取締役似鳥昭雄氏が自身の経験などから得た知恵をまとめた一冊。
今や日本国内の家具業界ではトップクラスの実績を上げるニトリの代表取締役似鳥昭雄氏が同社をここまで築き上げてきた哲学の数々が本書では紹介されており、非常に刺激を受け勉強になりました。
提案はした人が責任を持つことや挑戦と改善を続けていくこと、顧客目線に立って考えることなど同社がここまでの地位を築くために実践してきたことを知り、読んでいて身の引き締まる思いがしました。
また、同社について知らなかった長所を引き出すための「配転教育」やアメリカセミナーなどの人事制度など同社の取り組みとともに商品づく -
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ネタバレ社長の本を読んだのはサイバーエージェントの藤田晋さんに続く2人目。
本作品は社長になってからではなく、生まれた頃から振り返っており、まさに生涯を振り返っている。
私のイメージでは社長とは少年時代から優秀で多くの知恵を持っている人だった。
そのため、私の想像の社長像とは真逆の似鳥氏がそこいて衝撃だった。
同時に(失礼な言い方だが)こういう過ごし方をしても道は切り拓けるものだと思った。
著者は人の言葉をよく聞く人物のようで、幼少期の頃には影響を受けた言葉が書かれている。
人生において大切なことは、重要だと思われる刺激を外部から受信し、自分の中で落とし込めるかということなのではないかと感じた。
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似鳥さんの若かりし頃のダメっぷりが良いですね。天才経営者の話をきくと、私には無理だわと思うけれど、これを読んでいると私にも何かを成し遂げられるかも、と思います。
ーー以下抜粋ーー
1944年 樺太生まれ
・両親はヤミ米、
・クラスでひとり、名前を書けなかった子供
1966年 北海学園大学卒
・家出
・バス広告の営業
・花札が支店長よりつよい、貸し
1967年 似鳥家具(まわりになかったから)
1973年 3号店 倒産品の買い付け(3~5割安い)
直の買い付けは問屋ににらまれる
・ペガサスクラブ、渥美先生との出会い
・100~200店、バイイングパワー獲得、
・メーカーで -
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◯米国のような豊かな生活を日本で実現したい。そのための企業に育てようという明確なロマンが芽生えたのだ。帰りの機内でこれからの自分の決意表明を決めて、実行することをメモ書きした。(123p)
◯交渉事は断られてからがスタートだと考えている。大半は3回断られたらやめてしまう。私は4回目からが本番だと考えるようにしている。もっともしつこいだけじゃダメ。愛嬌と執念が大事。(128p)
◯最初に経験でものを語らない。まずは顧客にとって必要なことは何かを突き詰める。その上で自分の経験で判断し、決断する。(137p)
★一話一話が短いのでさらっと書いてあるが大変なご苦労をされていると思う。やはりすごい