枝廣淳子のレビュー一覧

  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    2020.37

    ・自己強化とバランスの二つのループ。遅れの存在。
    ・レジリエンス、自己組織化、ヒエラルキーがシステムを機能させる上では大切。
    ・実行プロセスが存在する。

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    2020年07月09日
  • ぶれない軸をつくる東洋思想の力

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    東洋思想の興味への入門書と言える一冊。
    最後の極右政権への批判は、少し懐古主義にも感じた。

    しかし、
    「四経五書」「陽陰論」などの東洋思想に興味を持てた。
    二律背反の答えを導く方法は、東洋思想なのかもしれない。

    本、全体は4章構成。
    人生を春、夏、秋、冬と捉えていた。
    春の章はよくわからなかったが
    夏の章以降頭に入ってきた。
    とても興味深く読めた一冊でした。

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    2020年06月18日
  • レジリエンスとは何か―何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる

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    近年、地震、津波、台風、大雨、伝染病などの、思いもかけない災害が頻発するようになったこともあり、「何があってもまた立ち直れる力」を意味するレジリエンスという言葉は、耳目に触れることも多くなった。
    本書は、序章の「レジリエンスとは何か」に続く、「レジリエンスの基礎を知る」「折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる」「自分と家族のレジリエンスを高める」の三部構成からなり、生態系、教育、家庭、地域、自治体、企業、国家など、多岐にわたってレジリエンスを高めるためのヒントを紹介している。「「レジリエンス」に出会って日本に広く伝えたい! と思ってから10年、やとこの入門書をお届けで、とてもうれしく思いま

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    2020年06月13日
  • 地元経済を創りなおす 分析・診断・対策

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    2020.29

    ・地域の消費実態を把握した上で、生産計画を作ることでギャップがなくなる。
    ・トットネスが前進し続ける2つの前提と3つのポイントがある。
    ・地方からの新たな物語が必要。

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    2020年05月28日
  • あなたも翻訳家になれる!

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    翻訳家ってどうやってなるんだろう?どんな能力が必要で、どうやって仕事をもらうんだろう?という疑問を著者の経験をもとに解説。必要な能力、翻訳の仕事の現実などについて知ることができた。読んで思ったことは、「こりゃ普通の人には無理じゃないか?」で、読み進むほど「私も翻訳家になれる!」とは思えなくなった…
    翻訳家として生きていくには、英語力だけでなく、特定分野に関する知識、人脈、マネジメント力、自己管理能力など様々な力が必要で、どれが欠けていてもプロとして生きるのは難しいらしい。
    ただ、この著者が目指したのは「自分の名前を訳者として本に載せる」出版翻訳なので、よくある無名の産業翻訳であればまた別の生き

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    2020年05月17日
  • アニマルウェルフェアとは何か 倫理的消費と食の安全

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    わかりやすかった。アニマルウェルフェアとは、食肉や採卵用の家畜を、その本来の動物らしさや尊厳を大切にして扱うこと。日本の家畜の扱いがひどすぎるし、そのことが知られていないために消費者側もエシカルな選択ができないのが問題。バタリーケージや妊娠ストールで飼育されるのではなく、食べられる運命にある家畜たちがせめてのびのびとして生きられるといい。それを促進するために多少高いお金を払うのは構わない、と思っていたい。

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    2020年05月05日
  • プラスチック汚染とは何か

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    ネタバレ

    勉強になった。プラスチックは悪とは限らず、食品を密閉するなど食品ロス削減になったり、ガラス瓶のかわりに用いられることで軽量化して運搬の二酸化炭素を減らす、など…海洋のプラスチックのゴミは漁具が多いとか、それがゴースト化して海洋生物に害を与えているとか、マイクロプラスチックは化繊とか剥離したタイヤとか化粧品とかから出てきて、魚介類の体内にあるだけでなく人間も摂取してるとか。日本が対策してなさすぎることもよく分かった。23区とかプラスチック製容器包装も分別せず燃やしてるし。スタバの影響力はすごい。使い捨てプラスチック、できるだけ減らそう。

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    2020年05月04日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    課題が顕在化したときに、それは何が原因なのか、その課題は今後どのような影響を与えるのかについて構造的に分析し、どこにどのように手を入れるのが有効なのかを広く長い視野で捉える重要性が書かれていた。

    「思いやりの境界線を拡大する」という表現がしっくりきた。

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    2020年04月05日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    システム思考はこれからのリーダーに必須のスキルだと強く感じた。目の前の課題に対して対症療法をいくら行っても構造自体にアプローチしなければ根本解決にならない。

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    2020年02月29日
  • 地元経済を創りなおす 分析・診断・対策

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     生産年齢人口の減少が顕著な地方都市において、地域一体となって取り組むべきコンパクトシティの在り方のヒント。

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    2020年02月12日
  • プラスチック汚染とは何か

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    表題のテーマを5章に分けてわかりやすく解説。最新のデータと取材により、日本と世界の汚染の現状、その問題に対する取り組みを紹介する。
    第1章プラスチックとはどんな物質なのか……増える消費と廃棄
    第2章海洋プラスチック汚染――その現状と影響
    第3章プラスチック汚染を減らすために――世界の取り組みの動向
    第4章プラスチックごみ問題を考える視点と枠組み
    第5章日本の課題
    このハンディな冊子、岩波ブックレットの刊行の言葉にある「正確な情報とその分析、明確な主張を端的に伝え、解決のための見直しを読者と共に持ち、歴史の正しい方向付けをはかること」の手本のような1冊と言える。

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    2020年01月05日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    課題解決のための視野を広げるために役に立ちそう。もっと関連書籍を読んで理解を深めたい。地球温暖化とか、貧富の差とか、解決すべき課題の捉え方が分かる。

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    2019年12月16日
  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する

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    経営の名著ということで購入。

     複雑に構成される主張を一方向に流れる「文章」という体裁で解説しているため、論理と論旨を追うには行ったり来たりする必要があった。それはまるで本書で紹介されるシステム思考を彷彿とさせる。
     
     内容は一言でいうと、「いかに自立した組織を創造するか」である。主張はすばらしく、途中で紹介されているように京セラのアメーバ経営のような組織をワークさせるのは本書のディシプリンを身に着けたメンバーのなせるわざなのだろう。

     ここまで壮大になると「会社文化」の世界なので、大きな会社が後段適用することを考えるのは非現実的なように思えてしまう。中小の組織のうちに文化として根付かせ

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    2019年12月13日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    ネタバレ

    システムとはどのようなインプットに対してどのようなアウトプットを出すのか。
    システムは複雑化してが、インとアウトをしっかり構造化すれば、そのシステムの効果が理解できる。やはりここでも構造化が重要である。

    実際の経済の長期モデルは全て人口と資本の二つの構造をつなげ、それらが互いにどのように影響を与え合うかを占める必要がある。

    複雑なシステムの挙動のあらゆる可能性と同じく、ここでのアートは「どの構造が、どのような潜在的な挙動を含んでいるか」、そして「どの条件が、それらの挙動を顕在化させるか」を認識すること。そして、可能であれば、構造と条件を調整することによって、破壊的な挙動が生じる確率を減らし

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    2019年10月13日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    様々な均衡から成り立つシステムとその捉え方、事例、落とし穴とその対策がきさいされており、参考になる。
    システムというなのもと汎用的な概念がうまく抽象化されており、良著

    レバレッジポイントという発想。小さな変化が挙動の大きなシフトをもたらす場所をいかに見つけ、介入すべきか。アンディグローブのハイアウトプットマネジメント にも同種の記載があり、改めての認識となった。

    付録にシステム思考に関する考え方、定義がまとめられてるのも非常によかった。

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    2019年09月24日
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

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    ループの作り方や,改善に向けたポイントなどについて,解説だけでなく具体例も用いて説明している.ループ図を使うための良い書籍だと思う.

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    2019年05月20日
  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する

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    年間で10冊まで読まないビジネス書。簡単にメモだけ。
    ・「システム思考」がベース。
    ・「1個人は全体に影響を及ぼすことはない」と考えない。
    ・行動の結果は、ロールのビューから見えない、時間軸上でずれた所で意外な形で出ることが多い。
    ・ボトム(全社員)の個々人のビジョンが企業のビジョンに結び付くと強い組織になる。
    ・トップダウンのビジョンが共有(共感・同意)されることなど有り得ない!
    ・ビジョンを描くのには練習が必要。間違いを許容できる心理的安全の確保が必須前提。
    ・全員が個人のビジョンを持つとは限らない。他人のビジョンへの相乗りも有り得る。
    ・改善のつもりでも、負のループが作用している場合も。

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    2019年03月12日
  • 地元経済を創りなおす 分析・診断・対策

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    本書では産業連関分析をキー概念として、地域経済における「漏れ」を如何になくしていくか、について理論と事例から説明している。
    地域の人々による問題把握と課題設定、そして具体的な行動に移していくことが重要だ。そのためのノウハウは…自分たちで自分たちに合うようにしなければならないということが重要だ。

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    2018年12月28日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    システム・ダイナミクス学派に属する米学者によるシステム思考の解説書。政治、経済などの社会現象や政策について、システム的にはどのように考えるべきかをわかりやすく説明している。参考になる考え方だと思った。
    「「成功者はさらに成功する」は、生態学の分野ではよく知られた概念であり、「競争的排除の原則」と呼ばれている」p208
    「「成功者はさらに成功する」原型から抜け出すための最も明確な方法は、定期的に「条件を変更する」ことです」p211
    「金持ちがより金持ちに、貧乏人がより貧乏になるというループを断ち切るために、さまざまな仕組みがあります。累進課税、慈善活動、公共福祉、労働組合。平等な国民皆保険と教

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    2018年10月24日
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

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    著者は、小田理一郎さん。一度彼のセミナーを受講したがすばらしい内容だった。この本も、さすがシステム思考の日本での第一人者というかエバンジャリストという感じの内容で、難解なシステム思考をわかりやすく解説。 木を見て森を見ずとなりがちな、おっちょこちょいな人や、大きな組織の長は読むべき本だと思う。

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    2018年10月23日