あらすじ
「動物たちは、その動物本来の行動をとれる幸福な状態でなければならない」――欧米で畜産動物にも取り入れられているアニマルウェルフェアの考え方とその取組みを紹介、日本の畜産の現状を報告し、東京五輪を迎える日本でも対応が急務であることを説く。
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Posted by ブクログ
まさに「アニマルウェルフェアとは何か」を知りたくて手に取った本。
具体的事例や海外と日本の比較について紹介されており、本書一冊で十分にタイトルを果たす内容だと思う。
時間はかかるだろうが、アニマルウェルフェアに配慮した畜産が当たり前になることを願ってやまない。
微力ながら、卵は平飼いのものを買うようになった。
Posted by ブクログ
アニマルウェルフェアについて端的にわかった。
根拠がしっかり示されてて納得できる。
私たちは命をいただかないと生きていけないから、いただく命のことを真剣に考えないといけないと思う。
Posted by ブクログ
なんとなく耳にはしているけど、よくはわかっていない「アニマルウェルフェア」。直訳では動物福祉となる。畜産が動物福祉に沿ったやり方で行われているか、屠殺も含めての法律が世界で整備されている中、日本では実に具体性のない文言の法的強制力のないガイドラインしかないということがわかった。
また、海外からのお客さんのニーズもオリンピックに向けて考えると、アニマルウェルフェアに適った方法での飼育や商品表示が求められることになるだろう。こんなこと言い出したらキリがない、という人もいるかもしれないが、本来持続可能な方法で食べられるだけのものをいただくのが、人間がこれからも生き延びていくための道ではないだろうか。
Posted by ブクログ
食に関するアニマルウェルフェア(動物福祉)について書かれた本。
我々が日々食べている肉や卵が、どのように「効率的に」作られているのかを解説する。
ページ数は少ないが、内容は充実している。
食材の価格を抑えるために、どれだけ残酷なシステムが構築されているかがよく分かる。
この本が出版されたのは10年近く前だ。
だがざっと調べた所、今でも状況はあまり変わっていないらしい。
暗澹たる気持ちになる。
とは言え、もちろん生産者を手放しに批判することは出来ない。
なんせ安い商品を喜び、それを選んでいるのは、我々消費者なのだから。
またアニマルウェルフェアに関しては、当然一つの根本的な疑問が思い浮かぶ。
「でも結局殺すんでしょ?」
これについての答えは、人それぞれあっていいだろう。
ただしそれでも、まずは知る所から始めるべきだと思う。
現代の、便利で快適で物が満ち溢れている生活は、どのようにして維持されているのか。
その一旦を知るために、本書はきっと役に立つだろう。