枝廣淳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ■内容
システム思考の考え方を、色々な事例を挙げながら説明している教科書的な本。
■システム思考とは?
ものごとが複雑な世界では、あっちを立てればこっちが立たず、単純に問題を解消しようとしてもうまくいかないことがある。
自分も含めて全体をシステムとして捉え、システム全体に最も作用するレバレッジポイント(てこの力点、つぼ)を見つけることがシステム思考のアプローチ。
システム思考のツールには①時系列変化パターングラフと②ループ図があり、これらを使ってシステムを表現することができる。
ループ図は人によって異なってOK。「正しいループ図の完成品」というものは存在せず、対話のためのコミュニケーションツールであると考えよう。
■感想
・比較的読みやすく、システム思考の入門書として理解に役立った。
・システム思考は単純な1つのフレームワークに非ず。その種類やパターンは思ったよりもたくさんあって、なかなかの深さがあるなと感じた。ただ、パターン化することで違う場で起きている似ている問題には使えそう。
・何を問題として見立てるのかがものすごく難しい。これは正直慣れるしかないらしいし、因果関係のある要素を見極めるのも難しい。むしろこの本に載ってる事例なんてたまたま上手くいった例で、上手くいったからこそ後付けで都合のいいように因果関係を解釈しているような気がする。埋もれている上手くいかなった例なんて山程あるでしょって思ってしまう。結果が上手くいくかどうかはシステム思考だけではダメで、P231~にある通り、「志」を持って「これはこうに違いないんだ!」と信じて突き進み続けることが意外ととっても大事なのかもしれない。もちろん「内省・探求型コミュニケーション」を繰り返しながら。 -
Posted by ブクログ
翻訳者・枝廣淳子の生涯とともに勉強法、思考法を学べる。
朝2時起きでってのは翻訳者にはぴったりの時間帯らしく、その時間に海外からのメールが届くそうだ。
22:00から2:00は成長ホルモンが出る時間帯なので
我々も真似するのもいいかもしれない。
ただその場合はやりたいことをもっていなければ無駄な時間となる。
【学び】
・対話ノート
ノートを媒体として、過去の自分や将来のなりたい自分と対話しながら進める。
過去から未来への連続線の上で、自分の現在地をとらえることができる。
・バックキャスティング
将来から現在を振り返る
すべてがうまく思い通りにいったら、と最大の理想像を描く
自己啓発本に書いてあるようなことを
エッセイ本から学べる、そんな1冊。 -
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システム思考とは、物事の見えている部分だけでなく、要素のつながりをたどって、全体構造を見ること。そのことによって、真の解決策を見つけるための考え方。
物事がうまくいかないのは、自分が悪い、あの人が悪いではなく、構造に問題がある。構造を見抜き、構造を変えることで、それぞれの役割が、よい影響をもたらし、価値連鎖で総合的により良い方向に向かうことができる。この考え方は、会社や、組織の運営や戦略だけでなく、個人の生き方や、社会のあり方にも取り入れることができる。
まずは、視点を変えるというのが第一歩であり、全てでもあるシステム思考。そのための、さまざまなケーススタディーが、わかりやすい例で挙げられています。
ありかたを整理できる考え方です。これは、今月の会社からの課題図書のひとつ。この考え方をしてみると、現状の棚卸しになりました。見えてきたのは、全体構造とつながり、好循環でまわる夢あるシナリオと、逆に、そのためのあらたな(見えていなかった、というのか、本当に必要な)課題。試行錯誤、今年もがんばらねば。
視点を変えるってなかなか難しい。最大の敵は自分、て、誰かがいってたけどその通り。見えてないものって多いな。 -
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翻訳者として仕事をしているが、さらに稼ぎを安定させようと奮闘中の今、思わず手に取った本。
書いていることのいちいちが、納得のいく本です。
例えば、出版翻訳をしたいが、「経験がないとね~」といわれて、じゃあ最初の経験をどうやって作ったらいーねん!!ってとことかです。
ただ、作者が東京大学出身だからか、トライアルを受けさせてもらうまでの大変さが抜けています。
一般人は、翻訳会社のエージェントから名刺をいただいたり、登録したところで、美辞麗句を真に受けて連絡しても、トライアルを受けさせてもらうことさえできません。
ここでもまず、経験が要求されます。
私は、ボランティアでまずトライアルをうけさせていただく窓口を開きました。
ただ、業界の現実を、とってもリアルに描き出していて、翻訳者を目指しているけどどうしたら?という方に、非常にいい本だと思います。
P98の「いい翻訳家は締め切り直前まで考える」は救われました。私もいつもうーんと思って、提出します。もっと努力が必要なのは重々承知ですが、実際、TOEICなどが満点近くとれても、実際の現場では、どう逆立ちしてもみたことない文法の文章やらもでてくるのです。
それで、心残りの箇所をいくつかのこしたまま提出という文章には、少しホッとしてしまいました。
翻訳の手順を順々に書いて、語学力の上昇には絶え間ぬ努力が必要で、その参考になる英語のほんやらブックフェアなども紹介しており、近年多い、これだけ読めば英語ができるなどと非現実的なことを書いていない点にも共感しました。 -
Posted by ブクログ
【本からの抜粋】
・違いのわかる夫婦
① 無視する・・・・違っていてもべつにかまわないときは、気にしません。
② 自分に引き寄せる・・・・相手を自分の色に染めようとします。
③ 相手に溶ける・・・・自分を相手に色に染めようとします。
④ どちらかの色に合わせるのではなく、それぞれの色を保ちつつ、
いっしょにやっていこうとします。
(略)
夫婦に限りありませんが、人間関係は、お互いの相対的な距離や
違いが基本ですから(距離も違いもゼロだったら、どんなにつまらない
人間関係でしょう!)、自分で動かせる軸(自分の軸の方)を
動かすだけで、相手との関係がラクになります。
・ 「三点主義」ならうまくいく
三角測量というものがあります。点がひとつだと点、二つになると
線になり、三つになると初めて面になる。三角になって初めて
測量が出来るのですね。(略)
いつもできるとはかぎりませんが、問題に対応するときなど、
できるだけ、「三点対応」を考えるようにしています。
・ 自分の規制緩和をしてみる
① 無意識のうちに自分を縛っている規制(~ねばならない)
を明らかにする。
② その規制はどこから来たものなのか、いまでも自分に合って
いるのか、考えてみる。
③ いまの自分に合わない不要な規制なら、緩和または撤廃する。
・ 「暗黙の一人取引」をしない
ほしいものはほしいという。あげたいものはただあげる。
シンプルです。
・「事実レベル」vs「感情レベル」
感情レベルを受け取って、そこへの対応も含めて、事実レベルで
答えられるとラクだなぁ、と思います。
・ 「世間」っていったいだれのこと?
自分は「だれ」のことを「世間」と思って気にしているのか、
具体的に「世間住民リスト」を書き出してみるといいかも
しれません。
・天職の公式
「好き X 得意 X 大事」。
自分が好き(やっていて楽しい)で、得意なこと(苦労なく
できること)を活かして、自分が大事だと心から思っている
ことのために働けたら、これでよかった、いい人生だったと
最後につぶやけるのではないかな、と思うのです。
・ トイレットペーパーの来し方行く末
ひとつのものが効率や競争のために細分化されたとき、
傷つくのは人の心も地球の環境も同じではないのかと
思うのです。成長や勝つことばかりを求め、何かに
追われるように、大切なものとのつながりを断ってしまう。
そんなときに、人の心も地球環境も、すさむのでは
ないでしょうか。
家族とのつながりも、近所や知り合い、自然、大地や地球、
そして、自分自身とのつながりも同じだと思うのです。
分断され、バラバラになってしまったつながりを、もう一度
思い出し、取り戻すためのひとつのきっかけが「地球環境」
だと、私は思っています。
「読後の感想」
枝廣さんの本はこれで2冊目。最初の本も刺激的で、私の
朝4時起床の大きな原動力になった。
英語のこともとても刺激になっている。そして、環境問題。
自分に出来ることを模索する機会を与えてくれている。