枝廣淳子のレビュー一覧
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内容が広く深く、一回読んだだけだと理解も覚束ない。再読しよう。でも、内容を理解すると間違いなく目の前で起きている事象について自身の捉え方が変わる。
端的には、目の前の事象を自身も含めた相互作用の構造として理解することの重要性を述べている。
その他にも色々と重要な気付きがある。が、実践で取り組まないと...続きを読むPosted by ブクログ -
根本課題を特定するにはイシューツリーを作るより事象とそれに関係する要因を繋ぎ合わせたループを作って整理した方が良いですよ、と言う本。
イシューツリーだと枝葉間の関係性が必ずしも書ききれなくて、物事の因果関係を図にしていくのが良いアプローチと言っている。
そしてその中で、どこに対して解決策を作用させた...続きを読むPosted by ブクログ -
人はとかく、局所解に陥りがちである。
ある場面では是とされた行動であっても、視点を上げシステム全体から俯瞰してみると機能不全のボトルネックになっていることもある。
本書「学習する組織」では視野狭窄によるシステム破局事例を紹介しつつ、
「システム思考」で全体をあるべき姿にしていくためのディシプリンが語...続きを読むPosted by ブクログ -
「システム屋」と呼ばれる方々がいらっしゃることがわかりました。
世の中で起きている出来事をシステム化してみると、科学的なこと、ITでおきていること、政治行政でおきていること、家庭の問題、など、実は統一したシステムで起きていることがわかった。
「お風呂の栓をしないまま水をためていってもたまらない」と...続きを読むPosted by ブクログ -
組織に関する内容ですが、その前提として、既に完成度が高い個の集まりを立脚点として、述べている印象です。
もちろん、その完成度を高めた個として、”自己マスタリー” ”メンタル・モデル” が定義付けられています。
その点は西洋流ですね。 あと個人主義的なメンタリティーを持つ中国も含まれるかな。
逆にいう...続きを読むPosted by ブクログ -
メドウズらの「成長の限界 人類の選択」をシステム思考の解説を絡めながら、構成しなおしたもの。
最近、温暖化や持続可能性関係の本を続けて読んでいるのだが、分かりやすさ、そして思想的な深さという意味で、もっとも優れている、と思う。
問題は、温暖化だけではなく、全体的なシステムの問題なんだな〜。まさにポス...続きを読むPosted by ブクログ -
「学習する組織」の原典ともいえる"the fifth discipline"の2nd editionの完訳版。
原書の2nd editionは、1st editionから100ページくらい増えていて、これまでの翻訳「最強組織の法則」は1st editionからの抄訳だった。
まずは、ざっと一読...続きを読むPosted by ブクログ -
近頃、本を読むスピードが落ちたな〜、と思っていたけど、これは3日間で読んでしまった。
単に、最近、それほど面白い本に出会っていなかったということだね。
これは、本当に面白い、エキサイティングな本です。
システム思考については、ある程度、知っているつもりだったけど、なるほど〜、な話しが満載です。目...続きを読むPosted by ブクログ -
一つ一つの問題や個別の事象に着目するのではなく、システム全体としての構造に注目する。木を見て森もみる視点を前提に持つこと。自己学習のサイクルを自覚すること。また、個人それぞれが自らの経験と知識によって形作られるメンタルモデル、つまり思い込みや認知バイアスがあることをわかった上で、全員が共有できるビジ...続きを読むPosted by ブクログ
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大変な名著ですので、ぜひ多くの人に読んで頂きたいと思います。
多くの人が「読みづらい」と言っていて、「あ、そういうものなのか」と思いました。
ぼくが「システムのモデリング」や「ダイナミクスの分析」というアイデアをすんなり理解できたのは、もともとシステム制御工学を専攻していたり、バージニア・アンダ...続きを読むPosted by ブクログ -
システムとして仕事、世界、日常をとらえる考え方が私には新鮮であり、考え方をまとめるのに非常に参考になり、モデル部分を中心に、まとめるために積読するPosted by ブクログ
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・実験室で新しいアイディアがうまくいくことがわかったとき、アイディアが「発明された」という。そのアイディアが、現実的なコストで本格的な規模の複製を行えたときに初めて「イノベーション」になる。
・学習する組織の核心にあるのは、認識の変容である。自分自身が世界から切り離されているとする見方から、つながっ...続きを読むPosted by ブクログ -
【関口】システム思考についての1冊。自分が成功するためには、他の人も成功させなければ結局うまくいかない、ビール・ゲームの話や、勤勉さがより仕事を増やしていく相殺フィードバックの話など、課題解決の新しい視点を得ることができた。Posted by ブクログ
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内容濃すぎる。
システム思考の3パターンを押さえ、環状で問題解決することを学んだ。後で、1つ1つ咀嚼する。
・チームの中核的な学習能力
①複雑性の理解(システム思考)
②内省的な会話の展開(メンタル・モデル、ダイアログ)
③志の育成(自己マスタリー、共有ビジョン)
・問題を細かくわけよ。世界を断...続きを読むPosted by ブクログ -
学習組織の日本語番。システム思考、自己マスタリー、メンタルモデル、共有ビジョン、チーム学習など今後の組織のあり方、考え方の基礎となる。
具体的な進め方は、個別に別簡易な本を読むことを勧めます。
例えば、システム思考なら、「システム思考教本」など。Posted by ブクログ -
プロの翻訳家が実践しているテクニックや学習法について、非常に詳しく書かれているところが魅力。
「どのようにして翻訳家になるか」もそうですが、自分にとっては、どのように仕事や学習を進めるかについての自分マネージメントが興味深かった。
やるべきことがいくつか見つかり、モチベーションが上がった。Posted by ブクログ -
内容が難しく、読み進めるのに時間がかかってしまったが、仕事生活を通じてのテーマとして「学習する組織」に出会えたのが大きな収穫だった。Posted by ブクログ
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齋藤孝さんオススメの本、とは違うけど「システム思考」の何たるかやその意義を知るにはとても読みやすい一冊。
あるある、と思う事例を使った基本ツールの使い方や流れがよくわかります。
また、合間合間には複雑性が増した現代における組織論やリーダー論にも触れることができ、平易な文章の割にはいろいろ考えさせられ...続きを読むPosted by ブクログ -
システム思考を学ぶために読んだ一冊。仮説と、そのシステムの回り方が文章でわかる。環境問題のデータももりだくさんなので、環境プロジェクトに関わるときに再読したい。Posted by ブクログ
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元世銀のエコノミストで、経済学者のハーマン・デイリー氏が主張する「定常経済」について、枝廣淳子氏がインタビューしたのをブックレットにしたもの。
定常経済とは、成長に必要な自然資本の利用が限界に達しつつある現在、人類の持続可能性のためには、成長神話ではなく、現状に見合った仕組みに変更すべきであるといっ...続きを読むPosted by ブクログ