【感想・ネタバレ】プラスチック汚染とは何かのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年07月03日

最近レジ袋有料化で関心が高まっている(はず)のプラスチック問題。
根強く反対する人たちへの反論も含みつつ、更なる問題解決策も提示。
何がどのように問題なのかを丁寧に説明してあり、なんとなく問題だけど、反論されるとモヤモヤしてしまう人にマッチした本。
レジ袋を減らすための声がけとして、デフォルトを「レ...続きを読むジ袋が必要な方はお申し出ください」としている薬局の例などを挙げ、80%の削減を達成したと報告する。
私もデフォルトをそうすべきだと家族と話し合っていたところだったので、タイムリーだった。

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Posted by ブクログ 2022年01月31日

「レジ袋をやめれば大丈夫と思っていませんか?」という表紙の言葉に強く惹かれて読んだ。

ブックレットだからページ数は少ないが、中身はとても濃い!
今やプラスチックは、環境問題の「元凶」と言われてしまっているけれど、プラスチックが登場して多用されるようになったきっかけは「環境保護のため」だったという冒...続きを読む頭のお話にびっくり!

プラスチックのすべてを「悪」にしてはいけない。何に必要で、何はプラスチックでなくてもいいのかということをよくよく吟味していく必要があるのだろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月04日

勉強になった。プラスチックは悪とは限らず、食品を密閉するなど食品ロス削減になったり、ガラス瓶のかわりに用いられることで軽量化して運搬の二酸化炭素を減らす、など…海洋のプラスチックのゴミは漁具が多いとか、それがゴースト化して海洋生物に害を与えているとか、マイクロプラスチックは化繊とか剥離したタイヤとか...続きを読む化粧品とかから出てきて、魚介類の体内にあるだけでなく人間も摂取してるとか。日本が対策してなさすぎることもよく分かった。23区とかプラスチック製容器包装も分別せず燃やしてるし。スタバの影響力はすごい。使い捨てプラスチック、できるだけ減らそう。

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Posted by ブクログ 2020年01月05日

表題のテーマを5章に分けてわかりやすく解説。最新のデータと取材により、日本と世界の汚染の現状、その問題に対する取り組みを紹介する。
第1章プラスチックとはどんな物質なのか……増える消費と廃棄
第2章海洋プラスチック汚染――その現状と影響
第3章プラスチック汚染を減らすために――世界の取り組みの動向
...続きを読む第4章プラスチックごみ問題を考える視点と枠組み
第5章日本の課題
このハンディな冊子、岩波ブックレットの刊行の言葉にある「正確な情報とその分析、明確な主張を端的に伝え、解決のための見直しを読者と共に持ち、歴史の正しい方向付けをはかること」の手本のような1冊と言える。

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Posted by ブクログ 2021年07月10日

 買い物袋やストロー、ペットボトル、包装容器等様々なプラスチック製品が溢れているが、昨今特に海洋ゴミのプラスチックゴミが世界中で問題となっている事は耳目を集めているが、そもそもプラスチックはガラス瓶の代替として軽量化で運搬時等のCo2削減に寄与して来た面も有る。

 プラスチックは一旦製造されると何...続きを読む千年も完全に分解される事無く地球上に存在する。海洋中では生物が体内に吸収する事も多く食物連鎖の最上位である我々人間の体内にそれら汚染された水産物が食品として取り込まれている。

 中でも包装容器はプラスチック生産量の約三分の一を占め、更に短期使い捨て商品である。また海洋中に漂流する物としてはマイクロプラスチックで5㎜以下の大きさで元は大きなプラスチックが海洋中で破砕や紫外線で細かく砕かれる。また最初からマイクロの物も有り、洗顔や歯磨きのスクラブや紙おむつの吸収剤にも含まれている。更には合成繊維の洋服等を洗濯する事によって繊維屑がマイクロプラスチックとなる

 驚く事に海洋中のマイクロプラスチックの約6割は合成繊維の洗濯による汚染で、自動車のタイヤが摩耗で発生させるタイヤカスや道路標識のペイントも摩耗や経年劣化でクズが発生し、雨等によって道路を伝って河川経由で海に流れ出す事は、目から鱗だ。

 現在のままだと、2050年には海洋中のプラスチックゴミと生息する魚の重量が同じになるという悲しい試算もされている。

 また環境配慮として、生分解性プラスチックが話題を呼んでいるがこれには要注意で、これらはプラスチック分子いくつかに生物植物由来の分子が繋がっていてバクテリア等がバイオ由来部分を食い尽くすとプラスチックは分子レベルになり分解されたと喧伝してますが、それは目視出来ないだけで自然環境に吸収される事はなくプラスチック同様に半永久的に地球上に存在する。

 温暖化問題同様に地球、国、自治体規模で考えると経済的な観点から一気に対策や規制強化にはならないだろうが、一人一人が出来る事をなすべきだと思います。マイクロビーズ入りの製品は購入しない、エコバッグを使う、プラスチックストローやカトラリーは使用しない。ゴミは分別リサイクルする。小さな事だけど皆んなが意識すれば大きな事になる。
 合成繊維製品が洗濯によって排出されるマイクロプラスチック(合成繊維屑)ですが洗濯機にマイクロフィルター等を取付け下水に流出しない様に出来ないんでしょうかね、、

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Posted by ブクログ 2021年04月17日

マイバッグ持参は、30年近く前に暮らしたドイツ在住時代からだが、本当にこれで環境に良いのかと疑問に感じていた点について明確になった。
日本の環境教育はまだまだ。大人も子どもももっと学ぶ機会を。

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