あらすじ
お金のとれる翻訳にはコツがある。『不都合な真実』『ライオンボーイ』など超売れっ子翻訳家の著者がその勉強法と実践的トレーニング、出版社への売り込み方、編集者とのつきあい方を一挙公開。英語を生かして翻訳の仕事をしたいと思っているOLや主婦の方に向けて分かりやすく教える。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
プロの翻訳家が実践しているテクニックや学習法について、非常に詳しく書かれているところが魅力。
「どのようにして翻訳家になるか」もそうですが、自分にとっては、どのように仕事や学習を進めるかについての自分マネージメントが興味深かった。
やるべきことがいくつか見つかり、モチベーションが上がった。
Posted by ブクログ
翻訳家ってどうやってなるんだろう?どんな能力が必要で、どうやって仕事をもらうんだろう?という疑問を著者の経験をもとに解説。必要な能力、翻訳の仕事の現実などについて知ることができた。読んで思ったことは、「こりゃ普通の人には無理じゃないか?」で、読み進むほど「私も翻訳家になれる!」とは思えなくなった…
翻訳家として生きていくには、英語力だけでなく、特定分野に関する知識、人脈、マネジメント力、自己管理能力など様々な力が必要で、どれが欠けていてもプロとして生きるのは難しいらしい。
ただ、この著者が目指したのは「自分の名前を訳者として本に載せる」出版翻訳なので、よくある無名の産業翻訳であればまた別の生き方がありそうだと思った。
翻訳する際のやり方や思考のプロセスなどはとても参考になったので、また折を見て読み返したい。
Posted by ブクログ
語学が好きなのでさらっと、、
わかりやすく、エダヒロさんの歩んできた道といいますか、が述べられており翻訳家を目指す人は具体的な考えができるのではないかな、と思う。
語学を活かせる仕事、いいなあと思います。
Posted by ブクログ
翻訳者として仕事をしているが、さらに稼ぎを安定させようと奮闘中の今、思わず手に取った本。
書いていることのいちいちが、納得のいく本です。
例えば、出版翻訳をしたいが、「経験がないとね~」といわれて、じゃあ最初の経験をどうやって作ったらいーねん!!ってとことかです。
ただ、作者が東京大学出身だからか、トライアルを受けさせてもらうまでの大変さが抜けています。
一般人は、翻訳会社のエージェントから名刺をいただいたり、登録したところで、美辞麗句を真に受けて連絡しても、トライアルを受けさせてもらうことさえできません。
ここでもまず、経験が要求されます。
私は、ボランティアでまずトライアルをうけさせていただく窓口を開きました。
ただ、業界の現実を、とってもリアルに描き出していて、翻訳者を目指しているけどどうしたら?という方に、非常にいい本だと思います。
P98の「いい翻訳家は締め切り直前まで考える」は救われました。私もいつもうーんと思って、提出します。もっと努力が必要なのは重々承知ですが、実際、TOEICなどが満点近くとれても、実際の現場では、どう逆立ちしてもみたことない文法の文章やらもでてくるのです。
それで、心残りの箇所をいくつかのこしたまま提出という文章には、少しホッとしてしまいました。
翻訳の手順を順々に書いて、語学力の上昇には絶え間ぬ努力が必要で、その参考になる英語のほんやらブックフェアなども紹介しており、近年多い、これだけ読めば英語ができるなどと非現実的なことを書いていない点にも共感しました。
Posted by ブクログ
初めてエダヒロさんの著書を読みましたが、非常に読み易いです。私は漠然と翻訳者になりたいと思っていたのですが、この本を読んで夢により近づいた気がしました。翻訳者を目指している多くの人にとって、「どうすれば仕事をもらえるのか」という不安が一番大きいと思います。本書ではそこの部分を著者の体験を含めじっくり説明してあります。また、勉強の進め方、翻訳のやり方、自分マネージメント等、為になる情報が満載の本なのでこれから何度も読み返そうと思っています。