枝廣淳子のレビュー一覧
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表題のテーマを5章に分けてわかりやすく解説。最新のデータと取材により、日本と世界の汚染の現状、その問題に対する取り組みを紹介する。
第1章プラスチックとはどんな物質なのか……増える消費と廃棄
第2章海洋プラスチック汚染――その現状と影響
第3章プラスチック汚染を減らすために――世界の取り組みの動向
第4章プラスチックごみ問題を考える視点と枠組み
第5章日本の課題
このハンディな冊子、岩波ブックレットの刊行の言葉にある「正確な情報とその分析、明確な主張を端的に伝え、解決のための見直しを読者と共に持ち、歴史の正しい方向付けをはかること」の手本のような1冊と言える。 -
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経営の名著ということで購入。
複雑に構成される主張を一方向に流れる「文章」という体裁で解説しているため、論理と論旨を追うには行ったり来たりする必要があった。それはまるで本書で紹介されるシステム思考を彷彿とさせる。
内容は一言でいうと、「いかに自立した組織を創造するか」である。主張はすばらしく、途中で紹介されているように京セラのアメーバ経営のような組織をワークさせるのは本書のディシプリンを身に着けたメンバーのなせるわざなのだろう。
ここまで壮大になると「会社文化」の世界なので、大きな会社が後段適用することを考えるのは非現実的なように思えてしまう。中小の組織のうちに文化として根付かせることが肝要である。ベンチャー企業に関わりがある方、もしくはそれに匹敵するぐらい柔軟な組織構造をもつ会社の経営者なら活かせるかも。 -
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ネタバレシステムとはどのようなインプットに対してどのようなアウトプットを出すのか。
システムは複雑化してが、インとアウトをしっかり構造化すれば、そのシステムの効果が理解できる。やはりここでも構造化が重要である。
実際の経済の長期モデルは全て人口と資本の二つの構造をつなげ、それらが互いにどのように影響を与え合うかを占める必要がある。
複雑なシステムの挙動のあらゆる可能性と同じく、ここでのアートは「どの構造が、どのような潜在的な挙動を含んでいるか」、そして「どの条件が、それらの挙動を顕在化させるか」を認識すること。そして、可能であれば、構造と条件を調整することによって、破壊的な挙動が生じる確率を減らし、有益な挙動が生じる可能性を高めること。
システムが機能する要因:
レジリエンス
自己組織化
ヒエラルキー -
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年間で10冊まで読まないビジネス書。簡単にメモだけ。
・「システム思考」がベース。
・「1個人は全体に影響を及ぼすことはない」と考えない。
・行動の結果は、ロールのビューから見えない、時間軸上でずれた所で意外な形で出ることが多い。
・ボトム(全社員)の個々人のビジョンが企業のビジョンに結び付くと強い組織になる。
・トップダウンのビジョンが共有(共感・同意)されることなど有り得ない!
・ビジョンを描くのには練習が必要。間違いを許容できる心理的安全の確保が必須前提。
・全員が個人のビジョンを持つとは限らない。他人のビジョンへの相乗りも有り得る。
・改善のつもりでも、負のループが作用している場合も。自身を分析し、思考に影響しているループ構成を描き出すと良い。 -
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大企業のほとんどは、人間の寿命の半分も生きられない。なぜ組織運営は失敗するのか。その考察と対策。まず、フィードバックのプロセスを、自己強化型とバランス型に分けての説明。広告費を増やしていけば売上は増えていくが、対象顧客層にリーチしつくしたところで平衡する。研究開発費を増やしていけば新商品の開発を進んでいくが、技術の限界、マネジメントの限界、設備の限界、すなわち組織の限界に到達したところで成長は止まり、平衡する。それならばと1人だけ現状維持を貫いたって、社会は進む。社会が進めば生活が変わる。生活が変われば、平衡は崩れる。それを破るのが、イノベーション。イノベーションは稀であり、さも"偉業"かのように語られるが、組織が存続し続けるには絶対に必要な条件なのだ。"偉業"がなければ存続できないというのであれば、会社の平均寿命が短いのも頷ける。よって、組織に必要とされるのは、限界が決定されている状況下での"成長"ではなく、限界の原因を見極め、対処し続けていく力を養う"学習"なのだ。
そして提示される5つのディシプリン。個人の成長、チームでの成長、既成概念の把握、共有ビジョン、全体指向。どれについても納得できるだけの構造が解説されているのだが、どうにも受け入れ難いところがある。どれも正論がすぎるのだ。確かに個人の成長には理想と現実の創造的緊張が必要だし、チームで成長するためには議論する"ディスカッション"でなく、協働するための"ダイアログ"が重要だろう。考えの妨げになっている既成概念を把握し、より広い視点で物事を捉える全体指向がなければ、その場しのぎでない根本解決は果たせない。…しかし、やる気がなければ何もできない。みんなが正論が正しいと分かっているのに従えないのは、やる気になれないのは何故だろうか。
『モチベーション』について勉強するやる気がでてきたので、次はこちらを勉強してみよう。 -
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タイトル通り、地元経済を活性化させるためのコンセプトや取り組みを紹介する一冊。地域からカネが流出することを「漏れバケツ」に例え、いかに漏れを少なくするのか考える、という発想は面白い。
最大の流出源がエネルギーというのは盲点だった。再生可能エネルギーでカネの流出を阻止できるなら、それに如くは無いだろう。再生可能エネルギーが自給自足できて、電気自動車も導入できれば、地域の姿は一変するかもしれない。
カネの循環については、地元の信用金庫の活用なども紹介していて、地域に根ざした金融のあり方を考えるヒントになる。その点では、頼母子や無尽のような地域の相互扶助金融が脚光を浴びる時も来るかもしれない。
一方、地域にカネを蓄積するには本書冒頭でも触れている「地産外商」が欠かせないと思う。カネの流出を防ぐのは当然として、カネの流入を増やす必要もあるはず。その点についてはあまり触れられておらず、詳しく知りたかった。 -
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ネタバレ著者が、とても前向きで軽快に生きているのが文体からも伝わってきます。直観が優れているのでしょうね。本能で生きているみたいな。2時起きになったお話は始めの方で説明されてますが、それよりも彼女の半生が興味深い。本人にとってはただ目の前のことに一生懸命生きてきただけなのだろうけれど、すごくドラマチックというか、勇気づけられるエピソードが詰まっています。彼女が本能で導き出した夢を実現させる方法などはとても参考になり、自分も早速取り入れよう!と思いました。それから感じたのは、自分と上手に向き合っているなあということ。自分の性質をよく理解し、客観視できているからいろんなことを乗り越えて来られたのかなあと。自分自身と深く向き合っている気がしました。
とてもさらっと読めます。読み終えた後、楽しくて前向きな気持ちになりました。 -
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この世の中で1番変わらないことは、この世の中全ては変わり続けているということ。
そんな変化する世の中で1番の変化を拒むもので、拒んでいることすら意識していないものは自分の思い込みです。
原因まで解決策も全ては繋がっている。
そのつながりを考えていくのがシステム思考である。
つまり目に見えている背後にある構造を広く深くありのままにみること。
自分の思い込みに気づくこと= システム思考。
気づくためには他者からのフィードバックが必要です。
成功者はさらに成功するシステムそのものは公平でなく悪循環ですという下りは目から鱗でした。
努力しているものや結果を出しているものがさらに良くなることは全てからく善であるという個人的な思い込みがその一言で意識できました。
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「成長の限界」の30年後のアップデート版。
途中で20年後のアップデート版「限界を超えて」というのもあったので、シミュレーション・モデルが示すシナリオ自体は、そんなに新しいものではない。
というか、こういうシナリオは、いまやIPCCの報告書やら、なんやらで日常的にでてくるようになっていて、かなり一般化したということかな。
と、今や、ある意味、当たり前に属することがかかれているのだが、では、現実的に必要なことが出来ているかというと、出来ていないわけである。
それどころか、ますます持続可能性から遠ざかり、限界を超えて崩壊するシナリオが現実化していく、そして、それを避けるためのアクションをとる時間とオプションはなくなりつつある、というのが悲しい現実。
という認識すら、もしかすると、共有化されておらず、おそらく多くの人は、未だ温暖化を信じておらず、成長というメンタルモデルのなかにあることすら気付いていない、のかもしれない。
と読めば読むほど、人類の未来は暗いものに思えてくる。
それでも、人類の未来を信じる、という強固なポジティブさには頭が下がる。少しでも、そこに可能性があるのなら、それに賭けてみるという戦略的な楽観主義というべきかな。
なかなか自分は、そこまでポジティブにはなれないのだが、なんかしなきゃ、という気にはなった。