枝廣淳子のレビュー一覧

  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する

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    大企業のほとんどは、人間の寿命の半分も生きられない。なぜ組織運営は失敗するのか。その考察と対策。まず、フィードバックのプロセスを、自己強化型とバランス型に分けての説明。広告費を増やしていけば売上は増えていくが、対象顧客層にリーチしつくしたところで平衡する。研究開発費を増やしていけば新商品の開発を進んでいくが、技術の限界、マネジメントの限界、設備の限界、すなわち組織の限界に到達したところで成長は止まり、平衡する。それならばと1人だけ現状維持を貫いたって、社会は進む。社会が進めば生活が変わる。生活が変われば、平衡は崩れる。それを破るのが、イノベーション。イノベーションは稀であり、さも"偉

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    2018年10月20日
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

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    題名が長い・・・枝廣さんの本だと思って手にとった。物事は決して単純ではなく、因果関係があり、ある法則に沿って循環していたりする。そのシステムを考えながら、問題解決にあたってみると見えてくるものがありますよ~という本。

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    2018年10月17日
  • 朝2時起きで、なんでもできる!

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    "普通の??主婦が朝2時起きで同時通訳になってしまった体験談。夫の2年間の留学が決まり、渡米で英語をマスターすることを思いつき、最高の目標を設定する。同時通訳に2年間でなる。という大胆なゴールを設定してひたむきにやり抜く。しっかりと戦略を練って取り組むところがすごい。
    1.英語が聞こえる(知っている、スピードになれる)
    2.文章の意味を理解する(読む訓練)
    3.日本語にする(英語にする、シャドイング)
    4.同時にしゃべる"

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    2018年10月14日
  • 地元経済を創りなおす 分析・診断・対策

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    タイトル通り、地元経済を活性化させるためのコンセプトや取り組みを紹介する一冊。地域からカネが流出することを「漏れバケツ」に例え、いかに漏れを少なくするのか考える、という発想は面白い。

    最大の流出源がエネルギーというのは盲点だった。再生可能エネルギーでカネの流出を阻止できるなら、それに如くは無いだろう。再生可能エネルギーが自給自足できて、電気自動車も導入できれば、地域の姿は一変するかもしれない。

    カネの循環については、地元の信用金庫の活用なども紹介していて、地域に根ざした金融のあり方を考えるヒントになる。その点では、頼母子や無尽のような地域の相互扶助金融が脚光を浴びる時も来るかもしれない。

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    2018年07月31日
  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する

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    学習するする組織構築のための基本概念が書かれた本.
    実行は容易ではなさそう.
    一度読んだだけは租借しきれなかったので,再度読み直したい.

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    2018年05月25日
  • 地元経済を創りなおす 分析・診断・対策

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    筆者の主張は、「今はグローバルや東京一極集中に行き過ぎなので、少し修正しよう」なのか、「スモール社会での自給自足経済こそ、本来のあり方」といっているのか、不明。農業に関する部分などは、旧ソ連の共同体農場的ななにかをイメージさせる不気味さもある。

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    2018年10月14日
  • 朝2時起きで、なんでもできる!

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    著者が、とても前向きで軽快に生きているのが文体からも伝わってきます。直観が優れているのでしょうね。本能で生きているみたいな。2時起きになったお話は始めの方で説明されてますが、それよりも彼女の半生が興味深い。本人にとってはただ目の前のことに一生懸命生きてきただけなのだろうけれど、すごくドラマチックというか、勇気づけられるエピソードが詰まっています。彼女が本能で導き出した夢を実現させる方法などはとても参考になり、自分も早速取り入れよう!と思いました。それから感じたのは、自分と上手に向き合っているなあということ。自分の性質をよく理解し、客観視できているからいろんなことを乗り越えて来られたのかなあと。

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    2018年04月02日
  • 朝2時起きで、なんでもできる!

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    学生の頃通訳に憧れていたので、枝廣さんの本は憧れの眼差しで手に取ったのだけど、やはり勉強方法からしてすごい。
    2時起きはまずできなさそうだけど、朝の時間を有効活用することはできそう。
    通訳やってたら私どうなっていたんだろうなぁ。

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    2018年02月17日
  • レジリエンスとは何か―何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる

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    少なくとも、読むのに足かけ3年かかりました。
    読みやすい部分と、読みにくい部分が混在していて、スムーズに読めませんでした。
    何なんだろう、この感覚…。

    とりあえず、「レジリエンス」の概念はよくわかりました。
    また、その方向性は、自分の考えとも一致します。
    が、行動に移すとなると、ちょっと壁がありそうなので、自分に合ったやり方を考えます。
    まずは、この本にも書かれているように、何らかのアクションを起こすときに「レジリエンス的な視点でも考えてみる」からスタートですね。

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    2018年02月12日
  • システム思考をはじめてみよう

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    この世の中で1番変わらないことは、この世の中全ては変わり続けているということ。

    そんな変化する世の中で1番の変化を拒むもので、拒んでいることすら意識していないものは自分の思い込みです。

    原因まで解決策も全ては繋がっている。

    そのつながりを考えていくのがシステム思考である。

    つまり目に見えている背後にある構造を広く深くありのままにみること。

    自分の思い込みに気づくこと= システム思考。

    気づくためには他者からのフィードバックが必要です。

    成功者はさらに成功するシステムそのものは公平でなく悪循環ですという下りは目から鱗でした。

    努力しているものや結果を出しているものがさらに良くなる

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    2017年10月12日
  • 成長の限界 人類の選択

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    「成長の限界」の30年後のアップデート版。

    途中で20年後のアップデート版「限界を超えて」というのもあったので、シミュレーション・モデルが示すシナリオ自体は、そんなに新しいものではない。

    というか、こういうシナリオは、いまやIPCCの報告書やら、なんやらで日常的にでてくるようになっていて、かなり一般化したということかな。

    と、今や、ある意味、当たり前に属することがかかれているのだが、では、現実的に必要なことが出来ているかというと、出来ていないわけである。

    それどころか、ますます持続可能性から遠ざかり、限界を超えて崩壊するシナリオが現実化していく、そして、それを避けるためのアクシ

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    2017年04月30日
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

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    ネタバレ

    ■内容
    システム思考の考え方を、色々な事例を挙げながら説明している教科書的な本。

    ■システム思考とは?
    ものごとが複雑な世界では、あっちを立てればこっちが立たず、単純に問題を解消しようとしてもうまくいかないことがある。
    自分も含めて全体をシステムとして捉え、システム全体に最も作用するレバレッジポイント(てこの力点、つぼ)を見つけることがシステム思考のアプローチ。
    システム思考のツールには①時系列変化パターングラフと②ループ図があり、これらを使ってシステムを表現することができる。
    ループ図は人によって異なってOK。「正しいループ図の完成品」というものは存在せず、対話のためのコミュニケーションツ

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    2016年08月25日
  • 「定常経済」は可能だ!

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    付箋をペタペタ貼りながら、そうだよねーそうだよそうだよ、と共感を持って読み進めていたが、Ⅲ章になって少々違和感が発生。広告を「『必要ないものを、持ってもいないお金で、知りもしない人に対する見栄のために買う』のがよいと人々を説得するための」支出とするのは、どうなのか。その定義がまず違うのでは?人口数を安定させるのに「出生数+移入者数=死亡者数+移出者数」とするって、そりゃそうかもしれないけど、出生数や死亡数を管理するの?どうやって?結局移民を制限するってこと?…などなど、どうもね、最終的には腑に落ちずに終わった。

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    2016年04月27日
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

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    「大金持ちをランチに誘え!(大量行動の原則)」、著者枝廣淳子さんが書いているとのことで興味を持ち手に取りました。
    出版されてから10年近く経ちますが、ご紹介されている手法・システム思考は色あせずわかりやすく簡単で興味深い事象ばかりでした。
    すぐにでも実践できること、訓練づけることで身のためになるのではと感じました。
    自分の為だけでなく、周りの人達と環境を良くしていくために使える素晴らしい考え方だと思います。

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    2016年03月09日
  • データでわかる 世界と日本のエネルギー大転換

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    2015年7月に出版された『大逆転』をもとに、古いエネルギーから新しいエネルギーへの転換をわかりやすく構成しなおし、日本の現状と課題を加え、コンパクトなブックレットにまとめたもの。いまだに原発再稼働にこだわり、一向に本腰を入れて再生可能エネルギーに取り組む姿勢を見せない日本政府に向かって、これでもかと波状攻撃をかける枝廣淳子女史の執念ともいえる強い苛立ちが感じられる。

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    2016年02月19日
  • 「定常経済」は可能だ!

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    ジョン・スチュアート・ミル
    「資本や人口が定常状態にあってもそれが人間の進歩
     向上をも停止状態におくことを意味しないのは言う
     までもない。あらゆる種類の精神的教養や道徳的
     社会的進歩の余地は従来と変わらず大いにあり
     「生活の技術」を改善する余地は大きい。
     したがって人類の心が経済的成功の術策の熱中する
     ことがなくなればいっそう向上するだろう」

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    2015年07月27日
  • 朝2時起きで、なんでもできる!

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    山本さんに借りた。
    早起きだけでなく、英語苦手な人が同時通訳になる話で、自分とかぶるとこいっぱいでおもしろかった!

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    2015年06月12日
  • あなたも翻訳家になれる!

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    語学が好きなのでさらっと、、

    わかりやすく、エダヒロさんの歩んできた道といいますか、が述べられており翻訳家を目指す人は具体的な考えができるのではないかな、と思う。
    語学を活かせる仕事、いいなあと思います。

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    2015年05月01日
  • レジリエンスとは何か―何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる

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    教育学的知見が欲しくて読んだら、思いがけず今の仕事のモヤモヤの原因も判明してしまった感。

    レジリエンスとは、困難な状況に陥ってもそれを踏まえて立ち直る力。言い換えると『しなやかさ』かな、と思う。
    個々人の人生も、企業の事業継続も、環境保全も、かならず困難(ストレス)に直面する場面があって、それにどう立ち向かうか。

    予防はもちろん大切だが、起きてしまったことに対する対処療法について、企業の経営層はもっと大局的に考えてほしい…なんて愚痴になりそう笑

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    2015年04月18日
  • レジリエンスとは何か―何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる

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    今まで枝廣さんのメールニュースで断片的に読んできたことが、とても分かりやすく1冊の本になって嬉しい。全体的な概念のフレームワークとともに紹介されている、世界各地での具体的な実践事例はどれも興味深い。

    以前の私は断然、環境系の取組ばかりに関心が向いていたけれど、この本を読んで改めて、今は教育というか心のあり方に興味が増しているな、とも実感した。

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    2015年03月20日